前作
『探偵が早すぎる』は。2018年7月19日から同年9月20日まで、読売テレビの制作により、日本テレビ系列『木曜ドラマF』枠(毎週木曜 23:59〜24:54)にて放送された。全10話。
各話あらすじ(2022年4月14日 - 6月16日)全10話
第1話 2022年4月14日「2000億円を巡る遺産バトル開幕!」
犯罪を未然に防ぐ探偵の千曲川(滝藤賢一)は、夫の遺産を巡り実子から命を狙われている美津山財閥の会長・秋菜(宮崎美子)の依頼を受ける。依頼は子らの遺産相続の権利を奪う「相続廃除」の条件を満たす証拠を探すというもの。一方、化粧品会社で働く一華(広瀬アリス)は、同居する家政婦の橋田(水野美紀)に「会わせたい人がいる」と告げられる。連れられた先は美津山邸で…。
第2話 2022年4月21日「最強刺客の(秘)殺害計画激化する遺産バトル!」
千曲川(滝藤賢一)と再び関わることになり、橋田(水野美紀)にこぼす一華(広瀬アリス)。千曲川は一華の職場にも出入りし、一華は同僚の真央(新條由芽)らの目をごまかすのに必死だ。その夜、真央や営業部員の大谷(塩野瑛久)と食事に出掛けた一華は、秋菜(宮崎美子)の孫・宗介(萩原利久)が営むバーへ。同じ頃、秋菜の子の明日香(ソニン)と純三郎(永野宗典)が一華を狙う計画を進め…。
第3話 2022年4月28日「危険だらけのキャンプ動き出す恋の三角関係」
一華(広瀬アリス)の要望で目立たぬよう警護する千曲川(滝藤賢一)。それでも一華は千曲川が邪魔で仕方がない。橋田(水野美紀)は秋菜(宮崎美子)から、宗介(萩原利久)と葉子(木下彩音)の父で、5年前に失踪した長男・宗太(和田聰宏)の話を聞く。そんな中、一華は大谷(塩野瑛久)と真央(新條由芽)、宗介と葉子とキャンプへ行くことに。そこに従業員を装った明日香(ソニン)が潜み、一華殺害を狙う。
第4話 2022年5月5日「忍び寄る正体不明の影誰が味方で敵なのか!?」
大谷(塩野瑛久)との恋の予感に浮かれる一華(広瀬アリス)。様子のおかしい一華を橋田(水野美紀)は不審に思い、千曲川(滝藤賢一)はあきれる。一華は大谷の先輩で製薬会社に勤めている江本に頼まれ、入浴剤の商品開発に協力することに。江本から開発中のバスボムをもらった一華は自宅で試そうとするが、それは秋菜(宮崎美子)の次男・二郎(和田正人)が仕掛けた殺害計画だった。
第5話 2022年5月12日「驚愕トリック返し発動今夜ついに犠牲者が!?」
千曲川(滝藤賢一)から投げ掛けられた疑念がぬぐえない一華(広瀬アリス)。そんな中、宗介(萩原利久)のバーでサッカーの観戦イベントが開かれることになり、一華は大谷(塩野瑛久)から一緒に行こうと誘われる。一方、秋菜(宮崎美子)の長女の成美(MEGUMI)は毒物を生成していた。イベント当日、千曲川や橋田(水野美紀)もバーに集まる中、迷いつつやって来た一華に大谷が近づく。
第6話 2022年5月19日「最速探偵初めての敗北遺産バトルついに決着」
秋菜(宮崎美子)のことを思う宗介(萩原利久)と葉子(木下彩音)と、そんな2人を気遣う一華(広瀬アリス)。一方、二郎(和田正人)らきょうだいは、一華だけではなく宗介と葉子の命も奪おうと計画する。二郎らのことが許せない一華を橋田(水野美紀)がなだめる中、純三郎(永野宗典)は宗介に毒を盛ろうと画策。それを見破ったはずの千曲川(滝藤賢一)が、なぜか倒れてしまい…。
第7話 2022年5月26日「黒幕編開幕!迫り来る正体不明の刺客たち!」
千曲川(滝藤賢一)の警護の必要がなくなり晴れ晴れする一華(広瀬アリス)は、宗介(萩原利久)のバーで彼の婚約者の奈々(堀未央奈)と顔を合わせる。宗介と親しげな奈々に動揺し、自分が宗介と大谷(塩野瑛久)のどちらが好きなのか、悩み始める一華。そんなある日、橋田(水野美紀)が忘れ物を届けに職場を訪れる中、恋愛に気を取られ仕事に集中できずにいる一華のそばで火の手が上がる。
第8話 2022年6月2日「闇に隠れた刺客たち!真犯人はこの中にいる!?」
一華(広瀬アリス)は研究所での騒動で休職を命じられ、千曲川(滝藤賢一)のせいで解雇されるかもしれないと憤る。そんな中、葉子(木下彩音)が階段から突き落とされた。軽傷で済んだものの犯人は不明で、千曲川は葉子が一華と間違えられた可能性があると指摘。すると、橋田(水野美紀)が秋菜(宮崎美子)の家で葉子らを守ると言い出し、一華は代わりに千曲川と同居することになる。
第9話 2022年6月9日「ついに黒幕の正体判明 探偵不在で最大の危機」
千曲川(滝藤賢一)の‘トリック返し’に巻き込まれ、宗介(萩原利久)が病院に運ばれた。怒った一華(広瀬アリス)は千曲川に契約破棄を突き付ける一方、宗介を心配するが、奈々(堀未央奈)に病院から追い返される。橋田(水野美紀)は、千曲川と一華の仲たがいに気をもんでいた。後日、一華は退院した宗介に誘われ、食材の仕入れに同行。寺好きの宗介と訪れた寺で、危機に見舞われる。
最終話 2022年6月16日「全てを操る本当の黒幕!最後に笑うのは誰だ!?」
想いが通じ合った一華(広瀬アリス)と宗介(萩原利久)が結婚。千曲川(滝藤賢一)は秋菜(宮崎美子)から報酬を受け取り、海外へ旅立つことに。橋田(水野美紀)は、妻になる一華に家事の猛特訓をする。厳しく指導され、いつものように文句を言う一華だが、こんなやりとりも、これからはできなくなる。一華は、ずっと面倒を見てくれた橋田に感謝を伝える。橋田と離れるのが寂しくなり、泣いてしまう一華。橋田は母親のように、一華の幸せを願うのだった。
原作概要
『探偵が早すぎる』(たんていがはやすぎる)は、日本の作家である井上真偽による推理小説。講談社〈講談社タイガ〉より、2017年5月19日に上巻が、7月21日に下巻が、書き下ろしで刊行された。
2018年と2022年に連続ドラマ化、2019年に単発ドラマ化されている。
ドラマ概要
滝藤賢一と広瀬アリスがダブル主演を務め、連続ドラマ(2018年)、SPドラマ(19年)が制作された人気コメディー・ミステリーの続編。Season2では、ほんのわずかな違和感やミスを察知し未然に殺人計画を防いでしまう“早すぎる探偵”こと千曲川光(滝藤)と、千曲川の活躍により父の遺産5兆円を相続した十川一華(広瀬)が、別の財閥の遺産2000億円も相続することになり、一族からまたも命を狙われることになる。
ストーリー
ほんのわずかな違和感やミスを察知し、未然に殺人計画を防いでしまう“早すぎる探偵”こと千曲川光(滝藤賢一)は、夫から相続した2000億円を巡って息子たちに命を狙われているという財閥会長の美津山秋菜(宮崎美子)の依頼を受ける。
一方、大学を卒業して化粧品会社の研究員をしている十川一華(広瀬アリス)は、家政婦の橋田政子(水野美紀)に「会わせたい人がいる」と言われ、大豪邸へ。するとそこには、“トリック返し”で事件を未然に防いだ千曲川と、かつて一華の母に命を救われ、一華に財産を相続してほしいという秋菜が待っていた。
キャスト
千曲川光(ちくまがわ ひかる)
演 - 滝藤賢一
探偵。大陀羅一族(に雇われた人物)から狙われている十川一華のことを守り、事あるごとに彼女への被害を未然に防いでいる。”神のものは神に、カエサルのものはカエサルに”が決め台詞。
十川一華(そがわ いちか)〈21〉
演 - 広瀬アリス(幼少期:中島琴音)
化粧品会社の研究員。父親の死により、5兆円の遺産を引き継いだ。勝気な性格だが、繊細なところもある。千曲川に何度も命を助けられるが、いつも言い争いばかりしている。
橋田政子(はしだ まさこ)
演 - 水野美紀
一華の家政婦。常にひっつめ髪に白のブラウス、黒のリボンタイ、黒のロングスカートという出で立ち。家事全般を完璧にこなし、常に冷静沈着。感情を表に出すことがなく冷たい印象だが、一華を大切に思う優しさも垣間見える。
第2シリーズ
美津山一族
美津山秋菜〈68〉
演 - 宮崎美子
美津山財閥の会長。
美津山宗介〈26〉
演 - 萩原利久
秋菜の孫。バーの店長。
美津山葉子〈22〉
演 - 木下彩音
秋菜の孫娘。
美津山宗太〈47〉
演 - 和田聰宏
美津山家の長男。宗介と葉子の父親。5年前から行方不明。
美津山二郎〈43〉
演 - 和田正人
美津山家の次男。
美津山成美〈42〉
演 - MEGUMI
美津山家の長女。
美津山明日香〈39〉
演 - ソニン
美津山家の次女。
美津山純三郎〈38〉
演 - 永野宗典
美津山家の三男。
美津山正太郎
演 ‐ 遠藤たつお
一華の職場
大谷和馬〈30〉
演 - 塩野瑛久
一華の会社の先輩。
中村真央〈26〉
演 - 新條由芽
一華の同僚。
その他
綾藤奈々
演 - 堀未央奈
宗介の婚約者。
ゲスト
第1話
スナックのママ - 山口紗弥加
第4話
江本(えもと) - 飛永翼(第5話)
第7話
林田(はやしだ) - 阿部亮平
森本(もりもと) - 山根和馬
第8話
所長 - 松尾貴史
最終話
店主 - 光石研
スタッフ
原作 - 井上真偽『探偵が早すぎる』(講談社タイガ刊)
脚本 - 宇田学、藤平久子
監督 - 湯浅弘章、瑠東東一郎、本田隆一
音楽 - イケガミキヨシ
主題歌
第1シリーズ:edda「フラワーステップ」(Colourful Records)
SP:KEYTALK「アカネ・ワルツ」(Virgin Music)
第2シリーズ:BE:FIRST「Betrayal Game」(B-ME)
チーフプロデューサー - 前西和成(S1、SP)、沼田賢治(S2)
プロデューサー - 中山喬詞(S1、SP)、白石裕菜(S1、ホリプロ)、河野美里(S1 - 、ホリプロ)、中山利彦(S2)
制作協力 - ホリプロ
制作著作 - 読売テレビ
番組公式サイト
探偵が早すぎる - Wikipedia