各話あらすじ(2022年4月12日 - 6月28日)全12話
第1話 2022年4月12日
東京で生きる日々。それぞれの葛藤や理想を抱きながら、お金を稼ぐこと、お金を使って誰かと繋がることを求める女性たち―。19歳の女子大生、雪(吉川愛)もそんな女性の一人だ。彼女はお金と引き換えに、誰かのカノジョを演じる“レンタル彼女”として働いていた。顔に残る痕を隠しながら…。
そんなある日、雪はサラリーマンの辻壮太(楽駆)のカノジョとして、壮太の友人とダブルデートをすることに。壮太の友人の彼女から嫌味を言われ、嫌な気持ちになりながらも、なんとか笑顔でやり過ごした雪だったが、後日、素顔で外出した際に、壮太と偶然遭遇し、顔の痕を見られてしまう。
雪に好意を抱く壮太は、雪のことが愛おしいと伝えるが…。果たして2人はどうなるのか―。
第2話 2022年4月19日
彼氏が実は既婚者であったことを知り、別れたことで自暴自棄になった雪(吉川愛)の友人のリナ(横田真悠)は、ナンパしてきた2人組の大学生との行為を終えた後、ラブホテルのベッドで横になっていた。どうしても埋まらない孤独。リナは以前から、その孤独を紛らわすために、肉体関係まで持つパパ活をしている。
寂しさから、しばらく連絡が途絶えていたパパ活相手の飯田(神尾佑)との関係を再開したリナは、飯田に一番の友だちとして雪を紹介する。そして飯田は、誕生日の近いリナへのプレゼント選びに付き合って欲しい、と雪を誘う。
一方でリナは、以前ナンパしてきたうちの1人、雄大(井上想良)と偶然再会する。改めて、雄大とデートをしてみるリナ。誕生日が近づくリナの孤独を埋めてくれるのは…誰?
第3話 2022年4月26日
サークル仲間からの情報で、雪(吉川愛)が風俗のような仕事をしていることを知ったリナ(横田真悠)は、友達なのに隠し事をされていたと、雪に不信感を抱く。一方で、飯田(神尾佑)の誘いを受け、一緒にリナのプレゼントを買いに来ていた雪は、飯田から関係を持つよう誘われる。きっぱりと断る雪に、飯田はリナとの関係も終わらせることを告げる。
雪とは距離を置き、飯田との関係も切れ、孤独を深めるリナ。そんなリナがすがったのは…雄大だった。リナと会った雄大は事情を聞いて、雪と仲直りするようリナを促す。意を決して雪に会うリナ。その時、雪も心に決めていたことがあった。雪との友情、雄大との恋、リナの未来は果たして―。
第4話 2022年5月3日
35歳になる彩(宇垣美里)は、整形を繰り返し、20代とサバを読み、光晴(福山翔大)と付き合っている。そして職業も偽り、実は、雪(吉川愛)と同じ店でレンタル彼女の仕事をしている。彩は異常なほど、見た目の美しさを追求し、内心では客や周りの女性の見た目をけなしながら、整形費用を稼ぐために仕事を続けているのだった。
一方、雪のもとには、メイクに興味があるという翼(ゆうたろう)から、一緒にコスメを選んで欲しいという予約が入る。翼は、親身に買い物に付き合い、話を聞いてくれた雪に心を許す。
光晴との結婚に揺れる彩。結婚するまでに済ませたい整形に必要な金額を計算すると…お金が足りない!お金を求めて彼女が頼ったのは…?嘘に嘘を重ね、自らの美を追求する彩の幸せとは…?
第5話 2022年5月10日
とうとうレンタル彼女の仕事をしていることが、光晴(福山翔大)にバレてしまった彩(宇垣美里)。そんな彩のもとに、以前雪とコスメの買い物デートをした翼から予約が入る。慣れない化粧をして来た翼のメイクの下手さに、うんざりする彩。
しかし、泣きながら可愛くなりたいと言う翼の真っ直ぐな思いに押され、彩はメイクの手ほどきをしてあげる。変身した自分の顔を見て感激する翼。その姿に、初めて整形した時の自分を重ねる彩。
変わらずレンタル彼女の仕事と整形を続ける彩に、光晴は、隠し事をせずに真実を話して欲しいと告げる。光晴を前にした彩はついに―。
第6話 2022年5月17日
レンタル彼女の店をクビになった彩(宇垣美里)は、偶然雪(吉川愛)と会い、2人で居酒屋に行くことに。彼氏も仕事も失ったせいで妙にテンション高く喋り続ける彩は、雪に全てを話し始める。それを聞き、自分の顔の痕のことを打ち明けた雪に、彩は親身なアドバイスを送る。店を出て、砂浜で語り合う2人。彩は、過去を振り返り、自らの思いを話し、自分の信じる生き方を再確認するのだった―。
所は変わって―リナ(横田真悠)のサークル仲間の一人、萌(箭内夢菜)は、自分のルックスや存在に自信が持てずにいたが、自分は周りとは違い“自分”を持っていると思いながら、大学生活を送っていた。萌には、よく通うバーがあり、最近その店で働き始めたのが翼(ゆうたろう)だった。そんな翼に街中で声をかけ、ホストにハマる少女・優愛(齊藤なぎさ)が店にやってくる。優愛と萌は、バーで偶然居合わせて出会い―。
第7話 2022年5月24日
優愛(齊藤なぎさ)に誘われ、初めてホストクラブに来た萌(箭内夢菜)。慣れた様子で過ごす優愛をよそに、萌は初めてのホストクラブに馴染めず、居心地の悪さを感じていた。そこに現れたのが、ホストの楓(高野洸)。萌は楓に他のホストとは違う雰囲気を感じ、少しリラックスした時間を過ごせた。
一方、優愛は自分の担当するホストのハルヒ(藤原樹)を被り客の女性が指名していたことを気にし、ハルヒと険悪なムードになっていた。少し満足した気持ちで行きつけのバーへ帰る萌と、自宅で仕事終わりのハルヒを待つ優愛…ホストを巡る2人の新たなストーリーが始まろうとしていた…。
第8話 2022年5月31日
萌(箭内夢菜)にはガールズバーで働いていると言っていたが、実は風俗で生計を立てている優愛(齊藤なぎさ)。担当ホストのハルヒ(藤原樹)の売上に貢献するため、優愛はこの仕事を続けている。仕事後に優愛の家にいく、という約束をすっぽかされ喧嘩し、ハルヒとの関係はぎくしゃくしながらも、優愛は稼いだお金を貢ぎ続ける。
一方の萌は、ホストの楓(高野洸)からこまめに連絡がくるが、営業メールだと思い、返信せずにいた。そんな中、大学の仲間との飲み会に行った萌は、行きつけのバーに彼らを連れて行くことになる。自分の居場所だったバーでも華やかに振る舞うリナ(横田真悠)を見て、惨めな気持ちになる萌。思わず店を飛び出した萌がスマホを見ると、そこには楓からの着信があり…。
第9話 2022年6月7日
些細なことから、担当ホストのハルヒ(藤原樹)と衝突を繰り返す優愛(齊藤なぎさ)。一方、萌(箭内夢菜)は、楓(高野洸)の優しさに触れ、楓との仲が徐々に縮まっていく。ホストへ行くため、最初は、母親に仕送りを求めていたがお金が足りず、もっとお金を稼げる仕事をするために、萌はリナ(横田真悠)に雪(吉川愛)を紹介してもらう。
レンタル彼女の仕事をする為に、雪とリナに髪型や洋服を選んでもらい、可愛くイメチェンした萌は、その姿を楓に見せに行く。しかし、楓に大金を使う被り客を見てしまう。そして、レンタル彼女の仕事では、すぐには収入が入らないことが分かった萌は…。
第10話 2022年6月14日
萌(箭内夢菜)は、楓(高野洸)に会いにホストクラブへ通うお金を稼ぐ為に、風俗で働き始めていた。実は優愛(齊藤なぎさ)も同じ仕事をしていることを知り、2人はさらに仲を深める。そして一緒にホストクラブへ行った2人は、ハルヒ(藤原樹)と楓との4人でアフターを共にし、ボーリングで楽しい時間を過ごす。
満たされた気持ちになった萌は、さらに稼ぎを得るため、風俗の仕事に力を入れるようになる。そんな中、楓の誕生日が近付き、楓の売上に貢献できるよう高額なボトルを入れようと画策する萌。その反面、大学の仲間とは距離を感じ始め、萌の楓を思う行動はますますエスカレートしていく…。
第11話 2022年6月21日
ハルヒ(藤原樹)との関係が一層こじれながらも、なんとか関係を保っている優愛(齊藤なぎさ)。しかし、下着姿の女性と眠るハルヒの画像が流出してしまい、優愛は、ハルヒへの憎悪を募らせ、ついに口論になってしまう。エスカレートし、罵り合いの末についに2人は―。
一方の萌(箭内夢菜)は、楓(高野洸)にのめり込み、大学を退学し、風俗での稼ぎを増やしていく。楓の誕生日を祝うために目標の額を稼ぐことができ、満足する萌。そして、楓の誕生日を祝うためにホストクラブへと向かうはずだったのだが…。
最終話 2022年6月28日
壮太(楽駆)は雪(吉川愛)を誘って、温泉旅行へ。穏やかで楽しい時を過ごす2人。そして壮太は、雪のことが好きだとはっきり告白する。そんな壮太の思いを受け、自身の過去について話し始める雪。その夜、雪は初めて夢を見る。そして帰京する朝、壮太は、これからも雪と一緒にいたいという思いを伝える。果たして、雪が出した答えとは―。そして、リナ、彩、優愛、萌、カノジョたちのそれぞれの未来は―。
原作概要
『明日、私は誰かのカノジョ』は、をのひなおによる漫画作品。『サイコミ』(Cygames)にて、2019年5月3日から毎週金曜日更新で連載されている。略称は「明日カノ」。悩みやコンプレックスを抱えたいろいろな女性に焦点を当て、章ごとに異なるヒロインが描かれるオムニバス形式で展開されるストーリー。2022年3月時点で単行本の累計発行部数が300万部を突破している。
ドラマ概要
単行本が累計300万部を突破する、をのひなおによる同名漫画を実写ドラマ化。さまざまな思いを持つ5人の女性たちが悩みやコンプレックスを抱きながら、それを克服しようともがき続けるリアルな心理を丁寧に描き出す。主演は吉川愛が務め、1週間に1回誰かの彼女になるレンタル彼女として日々お金を稼ぐ雪を演じる。
ストーリー
1週間に1回誰かの彼女になるレンタル彼女として日々お金を稼ぐ雪(吉川愛)。埋められない孤独を抱え、寂しさを男性で紛らわすリナ(横田真悠)。見た目に固執し、整形を繰り返す30代の彩(宇垣美里)。周りに流されず、“自分”を持っていると語る萌(箭内夢菜)。自由を求め上京し、夜の街で“今”を生きるゆあ(齊藤なぎさ)。さまざまな思いを持つ5人の女性たちが、それぞれに抱えるコンプレックスや悩みを克服しようとした先にあったものとは?
キャスト
白井雪(しらい ゆき)〈19〉
演 - 吉川愛(幼少期:小井圡菫玲)
大学生。誰かの彼女になる「レンタル彼女」として日々お金を稼ぐ。
幼少期に母親から虐待を受け、顔の右側に大きな痕が残っている。
普段は専用のカバーメイクで隠しているが、トラウマとなっている。
リナ
演 - 横田真悠
雪の大学の同級生。唯一の友人。パパ活をしている。
埋められない孤独を抱え、寂しさを男で紛らわせてしまう。
中谷彩(なかたに あや)〈35〉
演 - 宇垣美里
外見の美しさを求めて、整形を繰り返す30代女性。
雪と同じ店でのレンタル彼女の源氏名は「あやな」。
高橋優愛(たかはし ゆあ)〈20〉
演 - 齊藤なぎさ(=LOVE)
自由を求め上京してきた。新宿・歌舞伎町でホストクラブに通う。
真矢萌(まや もえ)〈20〉
演 - 箭内夢菜
雪たちと同じ大学の学生。自分は他の子とは違い、「私」を持っていると信じている。
その他
辻壮太(つじ そうた)
演 - 楽駆
雪の客。新人サラリーマン。雪とは対照的に、親に愛されて育ってきた。
雄大(ゆうだい)
演 - 井上想良
リナをナンパした上慶大の学生。
飯田(いいだ)
演 - 神尾佑
リナのパパ活の相手。
小森翼(こもり つばさ)
演 - ゆうたろう(第4話-)
雪の客。雪が休みの時、彩からメイクを教えてもらっている。
バー「TRAP」で働き始めており、マスターと萌からは「バサやん」と呼ばれる。
光晴(こうせい)
演 - 福山翔大(第4話-)
彩の恋人。サラリーマン。
ハルヒ
演 - 藤原樹(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)
売れっ子ホスト。ゆあに色恋営業を行う。
楓(かえで)
演 - 高野洸
ハルヒの同僚のホスト。萌と出会う。
ゲスト
第1話
前川正之
演 - 西洋亮(第2話)
雪の客。最初は冷やかし半分だったが、すぐに雪に夢中になる。
達也
演 - 佐藤峻輔
壮太の友人。雪を連れた壮太とダブルデートをするが、雪を蔑むような言い方をし、気まずくなる。
麻里
演 - 鈴原ゆりあ
達也の彼女。露出が少し多い雪の服から、雪を根っからのビッチなどと言う。
レンタル彼女の店長
演 - アフロゴトウ(第3話-第6話)
雪たちの働く、レンタル彼女「カノカノ東京。」の店長。
乙女七星
演 - 坪根悠仁
ホスト。
有栖川るぅ
演 - 天羽尚吾
ホスト。
翔平
演 - 大川航(第2話)
雄大とともにリナをナンパした大学生。
書店の店員
演 - 八尋岳美
書店を訪れた雪が壮太と出くわしてしまう。
宅配業者
演 - 奈良原大泰
雪の化粧品の配達をする。
飯田(いいだ)
演 - 神尾佑
リナのパパ活の相手。
雪の客
演 - 岩田知幸
スーツ姿の中年男性。
第2話
克也
演 - 岡野海斗(最終話)
バーベキュー参加者。
瑠美
演 - 新井舞良
バーベキュー参加者。今日は上慶大と合同だとリナに答える。
参加者
演 - 中田圭祐(最終話)、近藤廉(最終話)
バーベキュー参加者。
千枝
演 - 久保寺淳
飯田と食事をしている女性。出会い系アプリで知り合った。
第4話
桧山涼
演 - 岡部たかし(第5話、第6話)
レンタル彼女での彩の客。涼ちゃんと呼ばれている。
彩と付き合ってると思い込んでいる。
第5話
永嶋
演 - 松澤仁晶
整形についてのテレビ番組のコメンテーター。
みいな
演 - 永田凛
整形についてのテレビ番組のコメンテーター。
出演者
演 - スチール哲平
整形についてのテレビ番組のコメンテーター。
整形モデル
演 - 整形アイドル轟ちゃん
番組の中の整形モデル。
第6話
みっこ
演 - 品田誠(第7話-)
バー「TRAP」のマスター。翼も働いている。萌が常連客。
大貴
演 - 島津見(最終話)
ホスト。
最終話
店長
演 - 比佐仁
キャバクラの店長。彩が面接に来るが不採用にしている。
壮太の彼女
演 - 林真帆
壮太が雪に振られて1年後に付き合っている彼女。親に紹介しようとしている。
ホスト
演 - 中原弘貴
ゆあの新担当ホスト。いつぴ。
雪の母
演 - 宮崎京
雪をネグレクトしていた母。誤って熱湯をかぶってしまい泣きじゃくる雪を放置して寝ていた。
スタッフ
原作 - をのひなお『明日、私は誰かのカノジョ』(Cygames『サイコミ』連載中)
監督 - 酒井麻衣、近藤幸子、菅原正登
脚本 - 三浦希紗、川原杏奈、イ・ナウォン
音楽 - フジモトヨシタカ
オープニング主題歌 - Amber's「Desire -欲情本能-」
エンディング主題歌 - DUSTCELL「足りない」(KAMITSUBAKI RECORD)
チーフプロデューサー - 西山剛史
プロデューサー - 高尾沙織、村島亘、小路美智子、植田尚、椋尾由希子
制作 - MMJ
製作 - 毎日放送、「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会
番組公式サイト
明日、私は誰かのカノジョ - Wikipedia