2022年04月02日

汝の名 TOP

『汝の名』(なんじのな)は、2022年4月6日(5日深夜)から同年5月25日(24日深夜)まで、毎週水曜(火曜深夜)の0時30分 - 1時にテレビ東京系列で放送された。全8話。山崎紘菜と北乃きいのダブル主演。


各話あらすじ(2022年4月5日 - 5月24日)全8話
第1話 2022年4月5日「汝、演ずる」
美貌と才能を兼ね揃えた若き社長・麻生陶子(山崎紘菜)。女としての魅力を利用し、犯罪に近い行為も行いながら会社を大きくしてきた、いわゆる“勝ち組”の女。一方、妹の久恵(北乃きい)は姉とは真逆の性格で、失恋を機に陶子の家で引きこもる“負け組”だった。陶子は久恵のことを都合のいい存在として扱うが、久恵は陶子の役に立てることに喜びを感じ、姉妹にして「女王様」と「奴隷」のような奇妙な共存関係を築いていた。

ある日、陶子の秘密を握る謎の女(長井短)が現れ、金をせびるようになる。気にも留めない陶子だったが、久恵は彼女を心配してある行動を起こすことに。一方、陶子は壱岐亮介(EXILE NAOTO)と運命の出会いを果たす。亮介に感化されて変わっていく陶子。やがて姉妹の関係にひびが入り、次第に陶子と久恵の立場が逆転していく。


第2話 2022年4月12日「偽りの女」
麻生陶子(山崎紘菜)の家にやってきた謎の女(長井短)。彼女は陶子のことを“里矢子”と呼び、金に困っていると伝える。この謎の女こそが本物の麻生陶子であり、3年前、河島(眞島秀和)に借金を肩代わりしてもらう代わりに、名義と戸籍を渡していた。その名義を譲り受けたのが、負け犬からの脱却を目指していた当時の三上里矢子であった。里矢子改め現在の陶子は、女に金を渡し、住所を書いたメモを受け取る。

女がやってきたことを聞いた久恵(北乃きい)は不安がるが、陶子は一笑に付し、人生は勝つか負けるかしかないと説く。久恵は後日、女の住所のメモを辿っている最中、道端に蹲る松谷継子(茅島成美)と出会う。一方、陶子は仕事で訪れたカフェで、オーナーの壱岐亮介(EXILE NAOTO)と運命の出会いを果たす。


第3話 2022年4月19日「偽物から真実へ」
ホテルグループ経営の御曹司・壱岐亮介(EXILE NAOTO)と出会い、ご機嫌で帰宅する陶子(山崎紘菜)。その日の夕刊に、名義を譲り受けた本物の麻生陶子(長井短)が薬物による急性中毒で死亡した記事を見つける。不安がる陶子を久恵(北乃きい)は、これは良いことだと勇気づける。後日、亮介は紫の薔薇の花束を持って陶子のオフィスに訪れる。人に夢を与える仕事をする自分と陶子は似ていると告げ、強引に口説いていく。

花束を抱えて帰宅する陶子。普段と異なり嬉しそうな様子に、久恵は陶子との関係性が壊れ、捨てられてしまうのではないかと恐れる。さらに、元同僚からの手紙で元カレの結婚と子供が生まれることや、自分を馬鹿にしていた元同僚も結婚することを知った久恵は、不安に苛まれて陶子と亮介のデート現場に向かうが、陶子に無視されてしまう。


第4話 2022年4月26日「裏切りの運命」
亮介(EXILE NAOTO)とのデート後、陶子(山崎紘菜)は帰宅したところを伊庭(植木祥平)に襲われる。伊庭は、自分を騙して家族を崩壊させた陶子に復讐しようとしていた。間一髪のところで亮介が現れ、伊庭を追い払う。怪我をした陶子を亮介が手当てしていると、久恵(北乃きい)が帰宅する。初対面の亮介に、陶子の妹だと自己紹介する久恵。しかし亮介が去ると、陶子は久恵を平手打ちし、妹のふりをするなと叫ぶ。

実は陶子と久恵は姉妹ではなく、高校の同級生だった。亮介とは麻生陶子ではなく本名の三上里矢子として向き合いたいという陶子。高校生のころから強い陶子に心酔していた久恵は、陶子のことを理解しているのは自分だけと独り言つ。一方、継子(茅島成美)は貯金が抜き取られているのではないかと久恵を疑うようになり……。


第5話 2022年5月3日「汝、堕ちる」
継子(茅島成美)が亡くなったと聞き、涙する久恵(北乃きい)。しかし、実は久恵が継子の飲み物に薬を投与し、意図的に心臓に負担をかけていたのだった。

久恵が家に戻ると、陶子(山崎紘菜)は本名の三上里矢子に戻ると言い出す。亮介(EXILE NAOTO)と出会い、麻生陶子を演じることに飽きたという陶子に戸惑う久恵。陶子から近況を聞かれた久恵は、とっさにハローワークに行っていると嘘をついてしまう。

久恵が前向きになっていることを喜び、明日祝おうという陶子だが、久恵は表情を曇らせる。翌日、亮介に誘われて彼の家を訪れた陶子は、これまで嘘をついていたことを謝り、本名や、久恵が妹ではなく同級生であることを伝える。一方、陶子のお祝いしようという言葉を信じ、豪勢な料理を作って待っていた久恵だったが、陶子が帰ってこず自棄を起こして……。


第6話 2022年5月10日「入れ替わる仮面」
亮介(EXILE NAOTO)が週末に家にやってくると知った久恵(北乃きい)は、張り切って毎日豪華な料理を作るようになる。一方、陶子(山崎紘菜)は疲労のせいか体調を崩しがちだった。心配してオフィスに訪れた亮介に、陶子は本名に戻ることと、本物の麻生陶子は亡くなっていることを伝える。亮介は警察からの連絡はあったのかと尋ねるが、陶子には覚えがない。

実は久恵が本物の陶子の身元確認をしており、そのことを陶子に伝えずにいたのだった。大したことじゃないという久恵に、これまでの久恵と違和感を覚える陶子。そして週末、亮介が訪れて豪華な食卓を囲み、和やかなひと時を過ごす。亮介を送り出した後、陶子の体調が悪化。ベッドに倒れこむとそのまま気を失ってしまう。目を覚ますと声も出ず、体も動かない。そこに久恵が現れ、陶子ちゃんは病気になった、とにこやかに告げる


第7話 2022年5月17日「騙されし女」
ベッドから動けない陶子(山崎紘菜)に、嬉しそうに食事を持ってくる久恵(北乃きい)。意識が朦朧としている陶子に、久恵は自分が薬を盛って陶子を病気にさせたこと、陶子のために本物の陶子(長井短)や継子(茅島成美)を殺めたことを語りだす。陶子が三上里矢子に戻ろうとしたから二人の関係性が壊れたとする久恵は、何もできない陶子の世話をする新しい関係性に喜びを見出していた。

一方で、久恵は陶子の服を着てエステに行くなど、陶子に成りすまして派手な生活をするようになる。次第に久恵は自らを勝ち組、陶子は負け組といい、陶子に対してきつく当たるようになる。ある日、街行く人や店員から嘲笑われているように感じた久恵は、陶子の下の世話をしている時に、陶子との関係がこれまでと何も変わらないことを悟る。そしてエステから自宅に帰ってきた久恵は、驚きの光景を目にする。


最終話 2022年5月24日「汝、蘇りし」
久恵(北乃きい)は洗面所の鏡に口紅で書かれた「お馬鹿さん(ハートマーク)」の文字を見て膝から崩れ落ちる。その頃、陶子(山崎紘菜)はホテルの一室で、久恵の無様な姿を思い、笑いが止まらなくなっていた。食事の中に薬を盛られていることに気づいた陶子は、久恵への反撃と亮介(EXILE NAOTO)への想いを胸に、薬の摂取量を減らして体力を回復させ、逃げ出す機会を探っていたのだ。

偶然、恭平(京典和玖)からの電話に出た陶子は、恭平に指示して久恵を出し抜くことに成功する。それから三か月後、元の美貌を取り戻した陶子は、“思い出の場所”に久恵を呼び出す。恐る恐る現れた久恵に、陶子は邪魔者扱いしたことを詫び、今後は関りを持たないことを伝え、亮介の元に帰っていく。久恵もまた自らの人生を歩きだし、婚約者と共に幸せな生活を送るようになるのだが……。


概要
「輪(RINKAI)廻」で第7回松本清張賞を受賞した明野照葉の同名小説を原作に、「女王様」と「奴隷」のような関係を築き上げてきた姉と妹が、憎しみ合いながらも心の奥底で依存し合う、新感覚のホラーサスペンス。

誰もがうらやむ美貌と才能を持つ若き人材派遣会社社長の麻生陶子を山崎紘菜が、口数が少なく陰気で、輝く姉に必要とされることでのみ存在意義を感じる妹・久恵を北乃きいが演じる。少しずつ2人の過去が明らかになり、さらなる成功と輝きを求める陶子に捨てられることを恐れた久恵が狂気に走り、息つく暇も与えないノンストップの物語が展開する。


ストーリー
麻生陶子(山崎紘菜)は、誰もがうらやむ美貌と才能を持ち、自信に満ちあふれた“勝ち組”の若き人材派遣会社社長。自分がのし上がるためには手段を選ばず、犯罪すれすれの行為も平然と行う。一方、妹の久恵(北乃きい)は、口数が少なく陰気で、自分に自信が持てない完全なる“負け組”。しかし、自分の前でだけは本心をさらしてくれる姉を崇拝し、その人生を捧げるかのように尽くすことで存在意義を感じていた。

そんな中、陶子がある男性へ思いを寄せ始めた日から、姉妹の関係に狂いが生じる。少しずつ明らかになる陶子と久恵の過去。2人の生きざまとその闘いは、まさにモンスターVSモンスターの様相を呈していく。


キャスト
麻生陶子
演 - 山崎紘菜
完璧な容姿と頭脳を持つ、“勝ち組”の人材派遣会社社長。自分にとって有意義な男性を見つけると、女優のごとく人格を変えて接触して相手の心を操る。“完璧”を演じるが、自分のことを無条件に崇める妹の久恵には唯一自分をさらけ出すことができる。久恵を家政婦同然に扱う。

麻生久恵
演 - 北乃きい
陶子の妹。気が弱く口下手で自分に自信が持てない。抜けているところが多く陶子に怒鳴られることもある。自分の前では本心をさらしてくれる陶子を崇拝し、自分の人生を捧げるかのように尽くすことで存在意義を感じている。製薬会社に勤務していたが、現在は引きこもり。

壱岐亮介
演 - NAOTO(EXILE)
ホテルグループ経営の御曹司。

伊藤恭平
演 - 京典和玖
若手ウェブデザイナー。

謎の女
演 - 長井短

河島宏治
演 - 眞島秀和
人材派遣会社のオーナー。

伊庭久二(1話-4話)
演 - 植木祥平

松谷継子
演 - 茅島成美

不明
演 - 藤井武美

山口添美
演 - 工藤美桜

スタッフ
原作 - 明野照葉「新装版 汝の名」(中公文庫 / 中央公論新社刊)
脚本 - 鈴木裕那、丸山智、河原瑶
監督 - 河原瑶
主題歌 - みゆな「秘密」(A.S.A.B)
プロデューサー - 森田昇(テレビ東京)、滝山直史(テレビ東京)、河原瑶(テレパック)、近見哲平(テレパック)
製作著作 - テレビ東京
制作協力 - テレパック


番組公式サイト
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