各話あらすじ(2022年1月15日 - 3月19日)全10話
第1話 2022年1月15日「癒やしの鮭いくら茶漬け&濃厚抹茶白玉パフェ」
仕事の電話をしながら、カツカツとヒールの音を響かせて歩く女性・つばさ(ファーストサマーウイカ)。ふと足を止めると、目の前に趣のある古民家風の和風喫茶『鹿楓堂』が現れる。吸い寄せられるようにつばさが店に足を踏み入れると、着流し姿のスイ(小瀧望)が優しくほほ笑んでいた。
「いらっしゃいませ、鹿楓堂へようこそ――」
そんなある日、中学生の女の子・天神小鶴(田畑志真)がひとりでお店にやって来る。注文したわらび餅を食べ、とんでもなく幸せそうな笑顔を浮かべる小鶴だが、なぜかスイのお茶を飲んだ瞬間、表情を曇らせてしまう。理由がわからずモヤモヤしたスイは、思わず小鶴に声を掛け、買い出しついでに家まで送っていくことに…。すると到着した小鶴の家の奥から天神猛彦(伊武雅刀)の怒鳴り声が聞こえてきて…!?
第2話 2022年1月22日「サクふわ鳥天丼&まかない冬野菜カレー」
愛する看板猫・きなこの誕生祝いに秋刀魚を焼いているスイ(小瀧望)の肩に、優しく羽織をかけるときたか(葉山奨之)。美味しそうな匂いにつられて、パジャマ姿の椿(大西流星)やぐれ(佐伯大地)もやってきて、4人の平和な朝が始まる――。
そんなある日、ボロボロに疲れきった新人サラリーマン・柴野亮平(ゆうたろう)が、鹿楓堂に現れる。開口一番「天丼ください!」と叫ぶ柴野だが、店のメニューに天丼がないことが発覚し絶望。うちひしがれるその姿を見た料理担当ときたかは、一念発起。たすきをかけ、いつにない真剣な形相で作り上げたのは、サクふわジューシーな特製の「とり天丼」で…?
第3話 2022年1月29日「ご褒美ナポリタン&思い出のいちごクリーム大福」
鹿楓堂にやってきた謎の男・角崎英介(白洲迅)。抹茶のロールケーキを食べ、満足そうなほほ笑みを浮かべた角崎は、スイーツ担当の椿(大西流星)に「これなら合格点かなぁ」と意味深な言葉を投げ掛ける。その後、自分はパティシエ2人がテーマに沿ったスイーツ作りで対決するテレビ番組『スイーツコレクション』の仲介役をしていると告白した角崎は、椿に出演を持ち掛ける。
それを聞いた店主のスイ(小瀧望)、料理担当のときたか(葉山奨之)、珈琲担当のぐれ(佐伯大地)は、店の宣伝になると大喜び! しかし、当の本人・椿は、ひとり浮かない表情で…?
第4話 2022年2月5日「ふわとろカツ丼&恋するチョコレートラテ」
「…好きです」
とある定休日の朝―。鹿楓堂メンバーが共に暮らすシェアハウスで、スイ(小瀧望)に愛を告白するぐれ(佐伯大地)。1歩、そして1歩近づき、あわや2人はキスを…とその瞬間を、目撃したときたか(葉山奨之)は衝撃を受ける。
一方、スイーツ大好きボーイ・椿(大西流星)は、趣味のカフェ巡りの真っ最中!女性だらけのカフェでも気おくれすることなく、超堂々と山盛りのスイーツを堪能していた。そんな中、怪しい視線を感じた椿が、窓の外に目をやると…?
第5話 2022年2月12日「幸せふわふわパンケーキ&とろ〜り和風オムライス」
鹿楓堂で相対する双子の兄弟、スイ(小瀧望)と八京(藤井流星)―。
数年ぶりの再会を迎える2人の間には、どこか緊迫した空気が流れていた。
そんな気まずい雰囲気はお構いなしに、いちごクリーム大福と抹茶シフォンを注文するパティシエの角崎(白洲迅)。スイに双子の兄がいたことに驚きを隠せない椿(大西流星)、ぐれ(佐伯大地)、そして兄弟の過去を知るときたか(葉山奨之)が固唾をのんで見守る中、更に角崎は無邪気にも「で、2人は昔からこんなに仲が悪かったんですか?」と核心めいた質問を投げかける。
第6話 2022年2月19日「トロトロ豚角煮&魅惑の和栗モンブラン」
とある日の鹿楓堂――。店内では、リュウジ(曽田陵介)らヤンキー軍団が、“アニキ”と慕うぐれ(佐伯大地)が生み出す奇怪なラテアートを見て大はしゃぎ! さらに、トロトロ豚角煮定食のおいしさにテンション爆上がりのリュウジらは、スイ(小瀧望)やときたか(葉山奨之)を、ぐれが会長を務めるアヒルボート同好会の活動に誘うのだが…?
翌日、公園をランニングしていたぐれは、昼間だというのに学生服姿でベンチに座り込む渡辺洋(翔)を見かける。以前からいつもひとりぼっちで本を読んでいる洋のことが気になっていたぐれは、椿(大西流星)の作ったバターどら焼きを差し出し、アヒルボート同好会に誘う。ぐれの圧を断り切れず、活動に参加する洋だが、リュウジら不良軍団のテンションの高さに慄き、逃げるように走り去ってしまい…。
第7話 2022年2月26日「肉汁溢れるハンバーグ&たこ焼きパーティー」
いつになく若い女性客でにぎわう鹿楓堂――。
「いつもと客層が違う…」と戸惑う面々だが、ときたか(葉山奨之)が配膳した途端、店中の女性客が一斉にスマホで写真を撮り始める!どうやら、陶芸教室の送別会で撮影したときたかの写真が“尊すぎる喫茶店店員”としてSNSでバズッているらしい。
更に、陶芸雑誌記者と名乗る男もやってきて「あの天才陶芸少年に生で会えるなんて」「当時は大変でしたよねお金のために利用されて」「叔父さんとの関係は今は…」などと、ときたかに矢継ぎ早に質問を浴びせる。困惑するときたかをかばうため、スイ(小瀧望)は話に割って入るのだが…。
第8話 2022年3月5日「濃厚チーズグラタン&とろけるサバの味噌煮」 ※スペシャルドラマ「津田梅子〜お札になった留学生〜」放送による特別編成のため40分繰り下げ、3月6日(日曜日、5日深夜)0:10 - 0:40に放送。
鹿楓堂のライバル店の見習いシェフ・花岡千利(西垣匠)は、今日も今日とて鹿楓堂を偵察中!しかし、いつになく元気のない様子が気になったスイ(小瀧望)は、半ば強引に千利に一日店員としてスカウトすることに。
鹿楓堂の和服を身にまとった千利に、敵意むき出しの椿(大西流星)。相変わらずガルガルもめる子供たち2人だが、千利は調理するときたか(葉山奨之)の手さばきには興味津々な様子…。そんな千利を微笑ましく見守るときたかは、ふと「千利くんはシェフになりたいんですか?」と優しく問いかける。
すると千利は、就職がうまくいかず、コンビニでバイトしていた頃に偶然出会った神子洸一郎(戸次重幸)への思い出を語り始め…?
第9話 2022年3月12日「生クリームたっぷり贅沢フルーツサンド」
休日にみんなでスイーツビュッフェに行くことになり、ウキウキと4人で歩くスイ(小瀧望)、ときたか(葉山奨之)、椿(大西流星)、ぐれ(佐伯大地)。しかし、到着したのは、双子の兄・東極八京(藤井流星)が経営するホテル・イーストサイドグランデだった。思わず黙り込むスイだが、背中を押され、ついに初めて八京のホテルに足を踏み入れる…。
その夜、庭で物思いにふけるスイを気遣い、毛布を肩にかけるときたか。素敵なホテルでしたねと声をかけるも煮え切らない態度のスイに、「うじうじするんですね…」と突如毒を吐き、「バカバカバカ!」とほうきで攻撃をはじめるときたか。いつも優しく温厚なときたかの豹変にたまげるスイだが、スイと八京の兄弟関係の修復を願う仲間たちの想いを受けとめ、ついに意を決して八京のもとへ向かうことに。
最終話 2022年3月19日「みんなで食べる、大人のお子様ランチ」
あれから時が流れ2022年3月―。
時代に波に飲み込まれ、休業を余儀なくされた鹿楓堂では、店主のスイ(小瀧望)がひとり掃除に精を出していた。
一方、ときたか(葉山奨之)はお弁当屋さんに、椿(大西流星)はホテルイーストサイドグランデで角崎英介(白洲迅)と共にパティシエに、ぐれ(佐伯大地)はフードデリバリー宅配員に…と別々の“新しい日常”を歩み始めていた。
ようやく再オープンの日が決まり、スイはその前の週末にみんなで出掛けようと3人を誘うのだが、仕事が忙しい3人からあっさり断られてしまう。シェアハウスで一緒に暮らしてはいるものの、生活サイクルが異なるため、ひとりで食事する日々が増えていたスイ。長い時間閉まっていた鹿楓堂に、お客さんも、そして仲間たちも、果たして戻って来てくれるのだろうか…と一抹の不安と寂しさを抱えるスイ。
原作概要
『鹿楓堂よついろ日和』は、清水ユウによる漫画作品。『ゴーゴーバンチ』(新潮社)にて、2013年10月発売のvol.1号からvol.20号まで連載。同誌の休刊に伴い、同社の『月刊コミック@バンチ』に移籍して2018年3月号から連載を再開。同誌がリニューアルして『月刊コミックバンチ』となってからも、引き続いて創刊号の2018年6月号から連載中。2021年12月時点で累計部数は150万部を突破している。同じ設定・同じキャラが登場する前作として『甘美男子茶房』『甘美男子』(共にマッグガーデン)があるが、設定など細かいところで違いがあり、別軸の新たなストーリーとなっている。
ドラマ概要
清水ユウの同名漫画をジャニーズWEST・小瀧望の主演で連続ドラマ化。和風喫茶「鹿楓堂」を舞台に、そこで働く4人の着物男子が、悩みや寂しさを抱えてやって来る人々との交流を通して自らの課題と向き合い、成長していく姿を描く。亡き祖父の跡を継いで店長となった、お茶担当の主人公・スイ(東極京水)を小瀧が演じる。
ストーリー
大手ホテルチェーン・東極グループの御曹司でありながら、亡き祖父の跡を継いで古民家風喫茶店「鹿楓堂」の店主となったお茶担当のスイ/東極京水(小瀧望)は、昔からの友人で料理担当のときたか/永江ときたか(葉山奨之)と、ツンデレで毒舌なスイーツ担当・椿/中尾椿(大西流星)、そしてイタリア人と日本人のハーフでムードメーカーのぐれ/グレゴーリオ・ヴァレンティノ(佐伯大地)とシェアハウスをしながら暮らしている。
優しい時間が流れる「鹿楓堂」には、忙し過ぎて食べることを忘れた会社員、恋をしているのに自信が持てないスイーツ大好きなこわもてのおじさんなど、悩みを抱え、ちょっぴり人生に傷ついた客がやって来る。
キャスト
鹿楓堂
スイ / 東極京水(とうごく きょうすい)
演 - 小瀧望(ジャニーズWEST)(幼少期:後藤成貴)
「鹿楓堂」の店主。リーダー的存在のお茶担当。物腰柔らかくめったに声を荒げない明るい性格。一方で天然な一面もあり、どこか放っておけない存在。店とメンバーを何よりも大切に思っている。実は大手ホテルチェーン・東極グループの御曹司だが、その若社長であり双子の兄・八京とは疎遠になっている。看板ネコのきなこを溺愛しており、モフる際はデレデレとして変態ぶりを発揮する。
ときたか / 永江ときたか(ながえ ときたか)
演 - 葉山奨之(幼少期:嶺岸煌桜)
「鹿楓堂」の料理担当。スイとは昔からの友人。おっとりと静かな口調で、基本的には誰に対しても敬語で話す。陶芸教室を開いており、店の食器の多くはときたかの作品。裏庭では野菜も栽培している。趣味が渋く、“中身がおじいちゃん”と周りにいじられている。両親が事故死しており、幼少期に預けられた叔父と疎遠になっている。
ぐれ / グレゴーリオ・ヴァレンティノ
演 - 佐伯大地
「鹿楓堂」のコーヒー担当。イタリア人と日本人のハーフで、最年長にしてムードメーカー。おぞましく奇怪なラテアートで周囲を惑わせるが、本人は自信満々。陽気で器の大きな性格のため、知り合いも多く、男性客からも人気。ヤンキーにも慕われている。地元の活動にも積極的に参加している。
椿 / 中尾椿(なかお つばき)
演 - 大西流星(なにわ男子)
「鹿楓堂」のスイーツ担当。照れ屋でツンデレだが負けず嫌いの、毒舌な最年少メンバー。職人としての腕はあるが、コミュニケーションが苦手で、接客はあまりせず厨房にこもっている。根っからのお菓子マニア。同じパティシエの角崎のことは、人としては苦手ながら職人としては尊敬している。
角崎英介(つのざき えいすけ)
演 - 白洲迅
「ホテルイーストサイドグランデ」の鬼才パティシエ。「鹿楓堂」に近づいてくる。いつもヘラヘラしているように見えるが、フランスで修業した実力者。スイの双子の兄・京極八京とは親密な関係の様子。椿のことも、よきライバルとして認めている!?
東極八京(とうごく やきょう)
演 - 藤井流星(ジャニーズWEST)(幼少期:小林優太)
スイの双子の兄。ホテルイーストサイドグランデの社長。
神子洸一郎(かみこ こういちろう)
演 - 戸次重幸(準レギュラー、第5話 - 第8話)
鹿楓堂のライバル店に勤めるシェフ。天然でポンコツな一面も持つ。
神子まり(かみこ まり)
演 - 加藤柚凪(準レギュラー、第5話 - 第8話)
洸一郎の娘。
花岡千利(はなおか せんり)
演 - 西垣匠(準レギュラー、第5話 - 第8話)
洸一郎の見習いシェフ。椿にライバル心を持つ。
ゲスト
第1話
桜田つばさ
演 - ファーストサマーウイカ(第2話)
仕事に追われて休むことを忘れた女性。
天神猛彦(あまがみ たけひこ)
演 - 伊武雅刀
お茶屋の店主。廃業を決意している。
天神小鶴(あまがみ こつる)
演 - 田畑志真
猛彦の孫。中学生の女子。
天神サエ(あまがみ サエ)
演 - 勝倉けい子
猛彦の妻。
東極京之介
演 - 藏内秀樹
第2話
柴野亮平(しばの りょうへい)
演 - ゆうたろう
ボロボロに疲れきった新人サラリーマン。
桜田文彦(さくらだ ふみひこ)
演 - 津田寛治
妻を亡くし無気力な日々を過ごすつばさの父。
第4話
砂金宏和(いさご ひろかず)
演 - 脇知弘
林に片思いをするゴツい男性記者。
林朝子(はやし あさこ)
演 - 織田梨沙
砂金と同じ職場で働く女性記者。
第6話
渡辺洋(わたなべ よう)
演 - 翔
ぐれがジョギングコースで出会う高校生。
リュウジ
演 - 曽田陵介
アヒルボート同好会メンバーの一人。
マスター
演 - アルベルト・リカンドロ
第7話
北沢青爾(きたざわ せいじ)
演 - 光石研
ときたかの叔父。
スタッフ
原作 - 清水ユウ『鹿楓堂よついろ日和』(新潮社『月刊コミックバンチ』連載中)
脚本 - 泉澤陽子
監督 - Yuki Saito、柴田啓佑、佐藤恵梨子
音楽 - 未知瑠
主題歌 - ジャニーズWEST「黎明」(Johnny's Entertainment Record)
カフェ監修 - アオヤマ エドモンズ(青山清和)、小山美光
日本茶監修 - 奥村静二(NPO法人日本茶インストラクター協会)
ロケ協力 - カフェえどもんず、カフェギャラリー澤記念館、千葉県フィルムコミッション
ゼネラルプロデューサー - 三輪祐見子(テレビ朝日)
アソシエイトプロデューサー - 都志修平(ジェイ・ストーム)
プロデューサー - 貴島彩理(テレビ朝日)、新野安行(ザフール)、疋田理紗(ザフール)
制作協力 - ザフール
制作著作 - テレビ朝日、ジェイ・ストーム
番組公式サイト
鹿楓堂よついろ日和 - Wikipedia