各話あらすじ(2021年10月15日 - 12月24日 )全10話
第1話 2021年10月15日
キム・ジュニは挫折した過去を持つが、ピアノの超絶技法を武器にロックバンドのメンバーとなった。今や、ファン公認の恋人でボーカルの陽樹と共に憧れの存在。しかし陽樹は、ハリウッドデビューを果たした女優と親密になり、そのうえ世界配信のオンラインフェスで突然の脱退宣言をする。恋が終わっても、二人の間には音楽の絆があると信じていたジュニだが、SNSの標的になる。力をなくしたジュニは海へ逃げるが、そこには…
※2021年10月22日は放送休止。
第2話 2021年10月29日
海へ落ちたジュニ(シム・ウンギョン)を助けた男は、荷物も流されたジュニを自分の下宿に連れていく。熱を出したジュニは布団の中で目覚める。何も聞かず朝ご飯を出し、畑仕事など手伝わせるのは下宿の主で年老いた、たえだった。男はただ一人の下宿人の蓮(若葉竜也)。素性を明かさず、ピアノのない穏やかな普通の暮らしのなかで、自分を責めるジュニをたえは「そのままのあんたでいい」とその手を優しく包む。が、たえは倒れ…
第3話 2021年11月5日
ジュニ(シム・ウンギョン)は蓮(若葉竜也)と手分けして、入院中のたえの世話をする。持ち物すべて海でなくしたジュニは、近くのスーパーのパート従業員でシングルマザーのつぐみに誘われ、働くことに。ピアノ以外何もした事のないジュニは奮闘しながら、それぞれに事情を抱えながら笑顔で働く姿に触れる。つぐみなど弱い立場の従業員にハラスメントを繰り返す店長の根にある差別意識に、ジュニは我慢できずついに…
第4話 2021年11月12日
バイト先の店長を糾弾し、Indigo AREAのジュニだと名乗ったキム・ジュニ(シム・ウンギョン)。下宿の蓮に別れを告げ東京へ戻る。一週間の失踪についての投稿で再び話題の人となったジュニたちメンバーに、音楽番組への出演依頼がくる。ボーカルの抜けたIndigo AREAを存続させるには、その生中継での演奏を受けざる得ない。しかしピアノの前に座ることさえ出来ずにいたジュニは、弾けるのか決断を迫られ…
第5話 2021年11月19日
生放送中に演奏出来なくなったジュニ(シム・ウンギョン)は、再びどん底を味わう。メンバーたちもジュニの心の傷の深さに愕(がく)然とする。一方海辺の町では、下宿の主のたえが危篤状態に。ジュニの到着を待っていたかのように、たえは息を引き取る。その夜、たえの亡骸(なきがら)の前で、蓮(若葉竜也)は下宿に来た時のことを初めてジュニに話す。5年前の海での出来事に絶望を味わった蓮の心に触れたジュニは…
第6話 2021年11月26日
「送る会」の最中に、たえの遺言が届けられ、青木荘を蓮に遺(のこ)していたことが明かされる。下宿を相続するも、手放すも、蓮に託された。スーパーでジュニと一緒に働いたひとりで息子を育てるつぐみや、ある事情から声が出せず話すことが困難な少女、映里など、居場所を奪われた人たちとの出会いが、ジュニにも変化をもたらす。ジュニと蓮のこれからは…
第7話 2021年12月3日
つぐみは、元夫から養育費が払われず、仕事もなくして、息子を一人で育てていた。そして夜間高校に通う映里は、家族との暮らしを拒んでいた。彼女たちや蓮との暮らしがジュニを癒やす一方で、バンドは再び存続の危機に。メンバーのレイジは、同棲していたパートナーの裕介の暴露を発端に、隠し続けていた秘密のすべてが公表されてしまい、自分を見失う。レイジを救うため、ジュニは東京に戻ろうとするのだが…
第8話 2021年12月10日
ひたすら自分を責めるレイジに、ジュニは優しく語り掛ける。蓮(若葉竜也)やつぐみも寄り添うなか、何気ない一言がレイジの心をとらえる。もう一人の下宿人、映里は、ある時から声が出ず話が出来ない。しかし、そんな映里がかすかな声で歌う姿をジュニは見かける。秘密を打ち明ける映里に、ジュニにある記憶がよみがえる。そんななか、平和な青木荘に不穏な情報がもたらされる。この場所を守るためジュニは…
第9話 2021年12月17日
ジュニも、そして下宿人となったレイジも買い物や保育園の送り迎えなど分担し、この海辺の町で堂々と生活することに。そんな日常を破るように、青木荘に来訪者が。蓮(若葉竜也)にはかつての同僚が。ジュニとレイジには、拓真とヤナが、Indigo AREAのこれからを話し合いに。少しずつ心のほどけてきたジュニだが、まだピアノには向かえない。そんな時、映里がいなくなり……
最終話 2021年12月24日
これからどう生きていこうか。ジュニが考え始めた時、蓮(若葉竜也)にも変化の時が訪れていた。仲間の死を乗り越え、かつてのように水中カメラマンとして、海に戻ることを考え始める。青木荘は守るからと、旅立ちの背中を押すジュニ。この場所があるから旅立てる。ジュニもまた、新たなスタートを切ろうとしていた。
概要
傷つき、すべてを投げ出し海辺の町へとやって来た主人公が、狭い価値観の世界を脱出して1人の人間として力強く羽ばたいていく過程と、生きていくのに欠かせないつながりをつかむまでを描く癒やしと勇気のニューライフストーリー。
ストーリー
超絶的な人気を誇る5ピースバンド・Indigo AREAのメンバーであるキム・ジュニ(シム・ウンギョン)。彼女には挫折した過去があったが、ピアノの超絶技法を武器にバンドメンバーとなり、今やファン公認の恋人でボーカルの河西陽樹(柿澤勇人)とともに憧れの存在だ。
しかし陽樹は、ハリウッドデビューを果たした女優と親密になり、そのうえ世界配信のオンラインフェスで突然、脱退を宣言。恋が終わっても2人の間には音楽の絆があると信じていたジュニは傷つき、SNSの標的にもなる。音楽さえも怖くなり、すべて投げ出し海へ逃げたジュニは、やって来た海辺の町で今まで知らなかった世界の扉を開ける。
キャスト
Indigo AREA
元々はインストバンドとして活動していたが、メジャーデビュー時にボーカルとして河西陽樹を迎え入れ、5人組で活動していく。
キム・ジュニ
演 - シム・ウンギョン
キーボード担当
河西陽樹(かさい はるき)
演 - 柿澤勇人
ボーカル担当
一時期、ジュニと交際していた。ソロ活動に注力したいとして、バンドからの脱退宣言を行う。
望月玲二(もちづき れいじ)
演 - 細田善彦
ギター担当
バンドの楽曲の作曲も手掛けている。
五十嵐拓真(いがらし たくま)
演 - 落合モトキ
ドラム担当
ジュニをバンドに誘った張本人。
柳原充(やなぎはら みつる)
演 - 田中俊介
ベース担当
リーダーも務めている。
宮野悦子(みやの えつこ)
演 - 板谷由夏
バンドの人気を底上げさせた、敏腕マネージャー。
川市信一
演 - 大谷亮介
事務所社長
インストバンドだったIndigo AREAにボーカリスト陽樹を加入させた。
ジュニが海辺の町で出会う人々
小木曽蓮(おぎそ れん)
演 - 若葉竜也
町の下宿「青木荘」の住人
近くの水族館でスタッフとして働いている
元・水中カメラマン。
青木たえ(あおき たえ)
演 - 樫山文枝
「青木荘」の大家
夫を亡くしてからも、一人で宿を続けている。
藤崎つぐみ(ふじさき つぐみ)
演 - 徳永えり
シングルマザー
町内のスーパーでパートタイマーとして働いている。
藤崎将大(ふじさき まさひろ)
演 - 小川和真
つぐみの息子。
小森征司(こもり せいじ)
演 - 阪田マサノブ
ジュニとつぐみが働くスーパーの店長。
花山満代(はなやま みつよ)
演 - 広岡由里子
ジュニとつぐみが働くスーパーの従業員。
島谷奈央(しまたに なお)
演 - 臼田あさ美
「青木荘」の元住人
青木荘で生まれ、その後18歳まで暮らしていた。
高嶋映里(たかしま えり)
演 - 伊東蒼
声を失った高校生
昼間は奈央が勤務する町工場で働いており、夜は夜間高校に通っている
その他
緋山恵(ひやま めぐみ)
演 - SUMIRE
女優
陽樹の現在の恋人。
ジュニの母
演 - みょんふぁ
韓国でジュニにピアノの英才教育を受けさせる。
火野裕介(ひの ゆうすけ)
演 - 井上祐貴
ジュニの大学時代のサークルの後輩
現在はレイジと暮らしている。
津田尚史
演 - 山路和弘
陽樹が新たに所属する音楽事務所「グローバルアーティストプロダクション」の社長。
ゲスト
第5話
ビッケブランカ
演 - ビッケブランカ(本人役)
第9話
木村隼人
演 - 小久保寿人
スタッフ
脚本 - 長田育恵、詩森ろば
演出 - 植田尚、塚本連平
音楽 - 橋口佳奈
主題歌 - ビッケブランカ「北斗七星」
劇中歌 - 片岡麻沙斗
制作統括 - 清水真由美(MMJ)、小松昌代(NHKエンタープライズ)、岡本幸江(NHK)
制作 - NHKエンタープライズ
製作・著作 - NHK、MMJ
番組公式サイト
群青領域 - Wikipedia