各話あらすじ
第1話 2021年10月15日「消えるDNAの謎」 ※54分拡大放送(20.:00〜21:48) 視聴率 7.2%
都内で、遺体に「X」の痕跡を遺す殺人事件が発生する。事件を担当するはずだった刑事・安堂源次(安田顕)は捜査から外された。かつて自身の妻が被害者となった連続殺人と同じ犯人の可能性が高いからだ。そこで捜査本部には内密に、天才科学者と云われる神保仁(田中圭)に捜査の協力を要請する。事件の解決に全く興味を示さない神保。何よりその奇想天外な行動と言動に源次は振り回される。しかし徐々に息の合い始める二人。そして二人の孤独なDNA捜査は、捜査本部も気づかなかった「ある痕跡」を見出す。そんな中、「殺人鬼X」による更なる殺人が起きてしまう…。
第2話 2021年10月22日「恋愛遺伝子が暴く資産家殺人事件」
安堂源次(安田顕)は娘の瑞希(古川凛)に「DNA婚活パーティ」を勧められ、嫌々ながらも乱原流奈(倉科カナ)と参加することに。会場にはなぜか神保仁(田中圭)の姿が。恋愛遺伝子の研究のために特別に見学させてもらっているという。パーティではDNA分析がきっかけで結婚した相性98%の遠山友蔵(笹野高史)・鮎子(中越典子)夫妻がゲストとして登場。仲の良さを見せつけるが、数時間後、鮎子は何者かに殺害されてしまう――。
第3話 2021年10月29日「死体が消える二つの殺人事件!?」
安堂源次(安田顕)は公園で「人が死んでいた」という目撃情報から、警察官・松木宏(須賀健太)と現場へ向かうがそこに死体はなく、酔っぱらいの見間違いと判断。翌日、血の海と化したアパートの一室が発見される。しかし死体も、運び出した痕跡もない…。死体が消える難事件に困った源次は神保仁(田中圭)に助けを求める。被害者は赤島典子(徳永えり)。髪の毛と血液のDNAが一致した。しかし神保は出血量が多過ぎる点に目を付け…。
第4話 2021年11月5日「天才遺伝子が暴く少女誘拐事件!」
神保仁(田中圭)は病院で患者・白石美雪(稲垣来泉)と出会う。有名ピアニストの父・涼平(松尾諭)と美人の母・由紀子(紺野まひる)の一人娘で幸せそうに見えたが、「天才の遺伝子」という言葉で落ち込んでしまい…。一方、安堂源次(安田顕)は、花屋の店主・斎藤正弘(東根作寿英)の刺殺事件現場で「娘を誘拐した。1億円を出せ」と書かれた脅迫状を発見。誘拐されたのは美雪で、神保と源次が誘拐犯を追うと、衝撃事実が…⁉
第5話 2021年11月12日「白骨の遺言〜VS天才研究者!」
雑木林で死後3年が経過した白骨遺体が発見される。中から極小のチューブが見つかり、そこに3滴の血痕がついた布片が!安堂源次(安田顕)は白骨に遺された奇妙なダイイングメッセージの謎を解明して欲しいと、神保仁(田中圭)に協力を依頼。源次は、犯人にバレないように飲み込んだ“白骨の遺言”ではないかと考えていた。白骨遺体は失踪した澤井百合子(若月佑美)と判明し、捜査線上に天才女性科学者(矢田亜希子)が上がる。
第6話 2021年11月19日「密室の研究所!未解決殺人事件の謎」
神保仁(田中圭)は恩師・静原博史(山田明郷)の誘いで安堂源次(安田顕)と研究所を訪れる。そこには大学の同窓生の科学者、槇村明良(高橋光臣)、山富高明(小松利昌)、田丸哲也(柏原収史)、緋山香菜子(橋本マナミ)の姿も…。突然、彼らはフグ毒を打たれ密室に監禁されてしまう。静原の狙いは、8年前の娘・沙也香(朝倉あき)殺害事件の犯人を見つけることにあった。裏切り者は誰!?生死を掛けた天才達のDNA捜査が始まる!
最終話 2021年11月26日「消えた容疑者VS2つのDNAを持つ死体」
静原博史(山田明郷)は槇村明良(高橋光臣)を殺そうと研究室を爆破。発見された焼死体のDNA鑑定と防犯カメラの映像から、遺体は槇村で静原が逃亡したと判明。静原の逃亡先を探して神保仁(田中圭)と安堂源次(安田顕)はある場所を訪ねる。そこへ静原から神保に「世界終焉の研究」の協力要請が入り、神保は源次と袂を分かち単独行動に出る!!源次は乱原から死体からもう一つ、2つのDNAが検出されたと衝撃の報告を受け…!?
原作概要
『らせんの迷宮-遺伝子捜査-』(らせんのめいきゅう いでんしそうさ)は、夏緑の原作、菊田洋之の作画による漫画。『ビッグコミック増刊号』(小学館)にて2012年6月17日号から2015年10月17日号まで連載された。数億桁の遺伝子配列を記憶する天才遺伝子科学者が、熱血刑事や科捜研の女性研究員とともに未解決事件や難事件を解き明かし、遺伝子捜査を通じてその裏に潜む人間の業に迫るさまを描く。
ドラマ概要
人気漫画を原作に、「DNAはうそをつかない」が口癖で32億もの遺伝子配列を記憶するという天才遺伝子科学者が、熱血刑事や科学捜査研究所の美女と共に難事件や未解決事件を解き明かし遺伝子捜査の裏にある人間の業に迫るヒューマンミステリー。
ストーリー
遺体に「X」の痕跡を遺す殺人事件が都内で発生するが、担当するはずだった刑事・安堂源次(安田顕)は捜査から外された。かつて自身の妻が被害者となった連続殺人と同じ犯人の可能性が高いからだ。そこで安堂は、捜査本部には内密に、DNAゲノム解析の天才科学者といわれる准教授・神保仁(田中圭)に捜査協力を要請する。
だが、事件の解決に全く興味を示さないばかりか奇想天外な言動をとる神保に、安堂は振り回される。そんな2人だけの孤独なDNA捜査が、捜査本部も気付かなかった“痕跡”を見つける中、さらなる殺人が起きてしまう。
キャスト
聖ヘリックス大学
神保仁(じんぼ じん)〈35〉
演 - 田中圭
聖ヘリックス大学医学部・細胞医療学科ゲノム解析学研究室准教授。
DNA解析の世界的権威で、32億あるDNAの配列を全て記憶している。甘いもの好きで、趣味は個人的なDNAデータベースを作成すること。周りからは奇人と思われている。
安堂から捜査への協力を依頼され、1度は断るも、安堂が自らの妻が殺されたことを告白すると協力を承諾した。
警視庁
安堂源次(あんどう げんじ)〈45〉
演 - 安田顕
警視庁捜査一課七係 安堂班主任・警部補。
直情型の熱血刑事で涙もろいことから、「泣きの源次」と言われる。科学捜査より刑事の経験と勘を頼ることが一番だと思っている。
妻の亜希(当時35歳)は10年前に殺されており、男手ひとつで娘を育てている。
乱原流奈(らんばら るな)〈30〉
演 - 倉科カナ
警視庁科学捜査研究所法医第一係・所員。
神保のことを研究者として非常に尊敬し、源次のことを「ゲンちゃん」と呼んでいる。
瓜生夏樹(うりゅう なつき)〈26〉
演 - 中田圭祐
警視庁捜査一課七係安堂班・巡査。安堂の部下。
栗原四郎(くりはら しろう)〈53〉
演 - 渡辺いっけい
警視庁捜査一課・課長。安堂の上司。
その他
馬場ゆかり(ばば ゆかり)〈60〉
演 - 松坂慶子
カフェ「ゲ呑ム」のママ。
神保に「ゲ呑ム」の上の階にある部屋を借し、面倒をみている。
静原博史の実験助手をしていたが、母の介護のために退職。3年前に母が亡くなった後、店を開いた。
次回予告のナレーションも担当。
安堂瑞希(あんどう みずき)〈11〉
演 - 古川凛(1歳:大野琴音〈第1話〉)
源次と亜希の娘。小学生。
安堂亜希〈35(死亡当時)〉
演 - 長尾純子
源次の妻。10年前の第3の被害者。2011年10月25日、連続殺人犯Xに刃物で腹部を刺され死亡。
ゲスト
第1話
弓塚明紀(明夫の息子・連続殺人犯X) - 平岡祐太
楠田綾香(医療機器メーカー「薬師寺ケミカル」営業社員) - 小野ゆり子
鹿島浩司(失踪中の森信夫〈通称:信長〉になりすましている男) - じゅんいちダビッドソン
山村聡美(キャバ嬢) - 倉河奈央
弓塚明夫(10年前の第1の被害者・タクシードライバー) - 古川真司
菊池聡(10年前の第2の被害者・美容師) - 萩原龍汰
風間優里奈(10年前の第4の被害者・女子大生) - 松本結愛
野村透(第1の被害者・会社員) - 佐久間一禎
中山博(第2の被害者・タクシードライバー) - 矢嶋俊作
第2話
遠山友蔵(DNA分析による相性で鮎子と結婚・遠山パルプ 社長・鮎子を殺害) - 笹野高史
遠山鮎子(友蔵の3番目の妻・後妻業の女) - 中越典子
遠山静夫(友蔵と1番目の妻との息子・遠山パルプ 常務) - 小松和重
清水春江(遠山家の家政婦) - 池谷のぶえ
西原敏弘(婚活パーティーイベンター・鮎子と共犯して後妻業を計画) - 六角慎司
遠山香織(友蔵と2番目の妻との娘) - 吉田芽吹
第3話
松木宏(緑木交番警察官・2つの事件の殺人犯) - 須賀健太
赤島典子(2つ目の事件現場となった部屋の居住者) - 徳永えり
赤島真次朗(典子の夫) - 村上新悟
木元亮二 - 福澤重文
新城拓也 - 黄地裕樹
第4話
白石涼平(有名ピアニスト) - 松尾諭
白石由紀子(白石の妻) - 紺野まひる
斎藤正弘(刺殺された花屋の店主・涼平の大学のサークル仲間) - 東根作寿英
根本慎二(美雪の誘拐犯) - 増田修一朗
白石美雪(誘拐された白石の娘) - 稲垣来泉
第5話
下村まどか(大手製薬会社であるカンノウケミカルの研究員・新薬開発チームリーダー) - 矢田亜希子
澤井百合子(まどかと同僚の研究員・まどかに殺害される) - 若月佑美
下村亮二(まどかの弟・高輪製薬研究所研究員) - 古屋呂敏
澤井綾子(百合子の母) - 立枝歩
守山晋(厚生労働省公務員・まどかに殺害される) - 友松栄
第6話・最終話
槇村明良(神保の大学時代の研究パートナー・静原細胞再生医療研究所所員) - 高橋光臣
静原博史(神保の恩師・静原細胞再生医療研究所所長) - 山田明郷
山富高明(神保の同窓生・万能細胞開発研究者) - 小松利昌
田丸哲也(神保の同窓生・ミステリー作家) - 柏原収史
緋山香菜子(神保の同窓生・美容再生医療研究者) - 橋本マナミ
静原沙也香(博史の娘・神保の友人・8年前に槇村に殺害される) - 朝倉あき
警察官 - ゾフィー(最終話)
スタッフ
原作 - 夏緑(原作)・ 菊田洋之(漫画) 『らせんの迷宮-遺伝子捜査-』(小学館「ビッグコミックス」刊)
脚本 - 黒岩勉、酒井雅秋、福田哲平
監督 - 岩本仁志、西村了、松永洋一
オープニングテーマ - TOMORROW X TOGETHER「Ito」(Republic Records)
主題歌 - BTS 「Stay Gold」(Def Jam Recordings)
音楽 - 福島祐子、橋口佳奈
警察監修 - 石坂隆昌
DNA監修 - 夏緑、法科学鑑定研究所
アクションコーディネート - 森崎えいじ
音楽協力 - テレビ東京ミュージック
制作協力 - R.I.S Enterprise
チーフプロデューサー - 濱谷晃一(テレビ東京)
プロデューサー - 山鹿達也(テレビ東京)、北川俊樹(テレビ東京)、尾上貴洋(AX-ON)、柴田裕基(AX-ON)
製作 - テレビ東京、AX-ON
番組公式サイト
らせんの迷宮-遺伝子捜査- - Wikipedia