『相棒』(あいぼう)は、2000年からテレビ朝日・東映の制作で放送されている刑事ドラマシリーズ。
2000年6月から2001年11月にかけてテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で単発ドラマとして放送され、2002年10月から連続ドラマとしてシリーズ放送されている。派生作品として劇場版4作とスピンオフ映画2作が公開されている。
各話あらすじ 平均視聴率 13.34%
第1話 2021年10月13日「復活〜口封じの死」 ※初回15分拡大(21:00〜22:09) 視聴率 15.2%
警視庁特命係の右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、元内閣官房長官・朱雀(本田博太郎)の異例の仮出所を知る。一方でIT長者殺害容疑で逮捕された庸子(遠山景織子)が接見禁止に。さらに、朱雀を師と仰ぐ内閣官房長官の鶴田(相島一之)が右京らの前に突然現れ、庸子が自殺したと告げる。右京らは鶴田による口封じを疑い調べ始めるが、亘が逮捕される事態に発展してしまう。
第2話 2021年10月20日「復活〜死者の反撃」 ※10分拡大(21:00〜22:04) 視聴率 14.5%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が、自室で死んでいる都々子(織田梨沙)を発見。不可解な点もあったが、捜査一課は自殺として処理。納得のいかない2人は捜査を続行しようとするが、これまでの経緯から、亘が免職の危機にさらされる。加西(石丸幹二)が残した“鍵”が、一連の出来事の真相解明の足掛かりになると推理した右京は、亘と青木(浅利陽介)と共に鍵が示す“ある場所”を訪れる。
第3話 2021年10月27日「復活〜最終決戦」 視聴率 12.6%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、青木(浅利陽介)を伴い、加西(石丸幹二)が生前に準備していた仮想現実の世界に足を踏み入れる。一方、元内閣情報官の栗橋(陰山泰)は、庸子 (遠山景織子) の一件を巡って捜査一課から厳しい追及を受けるが、関与が疑われる鶴田(相島一之)をかばってか、完全黙秘を貫いていた。同じ頃、警視庁では広報課長を務める美彌子(仲間由紀恵)に辞令が下り、思わぬポストに異動することになる。
第4話 2021年11月3日「贈る言葉」 視聴率 13.3%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、元特命係の陣川(原田龍二)の友人で人気ゲームクリエーターの鴫野(黒田大輔)の殺人容疑を調べることに。新作ゲームの発売が延期される中、鴫野の勤務先の元社員・相島(金子鈴幸)が、鴫野へ脅迫文を送った後に殺されていた。陣川が友人を救うと息巻く一方、右京らは鴫野のスピーチライターを務める由佳(瀬戸カトリーヌ)から話を聞く。
第5話 2021年11月10日「光射す」 視聴率 13.3%
首をつった遺体で発見された警備員の紅林(西野太盛)について調べる右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。施錠された室内にはペットの亀を見守るカメラが設置されていた。隣人の富士子(草村礼子)を訪ねた右京らは、ひきこもりの息子の存在を知る。一方で、失踪した娘を捜す所轄署の元刑事・水木(伊藤洋三郎)が、インターネットの書き込みを基に紅林を調べていたと判明する。
第6話 2021年11月17日「マイルール」 視聴率 11.0%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)はベストセラー作家の福山(菅原大吉)が殺害された現場の自宅へ。連載するミステリーの最終回原稿がなくなっており、‘扱いにくい作家’として知られる福山が連載する出版社を直前で変更していたことが判明。そんな中、福山が連載の完結で「失われた事実があぶり出される」と言及していたと知った右京と亘は、過去のある事件にたどり着く。
第7話 2021年11月24日「かわおとこ」 視聴率 15.0%
川辺で行方不明になった男児が意識不明の状態で見つかり、小学生の姉・百花(米村莉子)が父親ともめるのを目撃していた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は関連を調べ始める。現場では過去に工場排水による水質汚染問題が起き、また、釣り中のガラス工場の社員が事故死していた。そんな中、右京らは百花が近隣住民達に「弟は‘川男’に引っ張られた」と主張するのを聞く。
※2021年12月1日は「ビートたけしの超常現象!?不思議だなニュース」(19:00 〜 21:48)放送のため、休止。
第8話 2021年12月8日「操り人形」 視聴率 11.2%
大学で白骨遺体が見つかり、学園紛争があった48年前の活動家・岡田(名村辰)と判明。時効が成立していたが、抗争の結果とは思えない状況が気になる右京(水谷豊)は亘(反町隆史)と当時を調べ始め、岡田の幼なじみ・藤島(下條アトム)に会う。藤島は大学の同級生・美鈴(白川和子)と人形劇団を続けていた。一方、物流会社社長・梶原(ベンガル)の殺害事件が起きる。
第9話 2021年12月15日「生まれ変わった男」 視聴率 12.2%
20年前の未解決殺人事件の押収品返却を任された右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、被害者の妻・園子(中込佐知子)から‘夫の生まれ変わり’を名乗る大学陸上部員・翼(今井悠貴)の話を聞く。殺された記憶があるという翼は、子どもの頃からスーパーの駐車場で刺される夢を見ており、それが捜査資料と合致すると判明。さらに、翼は現場で聞いた叫び声を思い出す。
第10話 2021年12月22日「紅茶の美味しい喫茶店」 視聴率 13.4%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、捜査2課と共に詐欺グループを捜査する角田(山西惇)に頼まれて張り込みの応援に駆り出される。その詐欺の手口は、マッチングアプリで知り合った男性を、仮想通貨に投資させてお金をだまし取るというもの。組織には50人ほどメンバーがいるようだが、誰もリーダーの顔を知らないという。右京と亘は、お金の隠し場所の一つとして疑われる輸入家具の倉庫を張り込むために、近くの喫茶店で店員として働きながら監視をする。
※2021年12月29日は年末特番のため、放送休止。
第11話 2022年1月1日「二人」 ※21:00〜23:15 視聴率 14.5%
年の瀬も押し迫った夜、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は峯秋(石坂浩二)と出掛けたレストランで、与党政調会長の袴田(片岡孝太郎)らの姿を見掛ける。翌日、右京と亘は教会でボランティアをしている亘の姉・由梨(飯島直子)の依頼で、昨晩遅くに教会にやって来た湊(イッセー尾形)という記憶喪失の男性の身元について調べることに。湊を発見したのは小学校6年生の新(西山蓮都)と聡(川口和空)だが、2人が何かしらのうそをついていると右京らは感じる。
第12話 2021年1月19日「お宝探し」 視聴率 12.4%
元所轄署刑事の安岡(小宮孝泰)が殺され、彼が‘徳川埋蔵金ハンター’として動画を投稿していると知った右京(水谷豊)は埋蔵金に関連があるとにらむ。ハンター仲間の新井(山本龍二)と竹内(ぎたろー)を見つけた右京が発掘に加わる一方で、亘(反町隆史)は安岡が警備員として勤務した不動産会社の会長・東堂(目黒祐樹)を訪問。その会社では過去に発掘をしており…。
第13話 2022年1月26日「死者の結婚」 視聴率 12.8%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、死者を結婚させる風習‘冥婚’の絵を描く元似顔絵捜査官・黒瀬(勝部演之)から、13年前の失踪事件に絡む妙な話を聞く。失踪した娘を思う愛子(宮田早苗)と直樹(筒井巧)の依頼で描いた冥婚絵に似た女性が、愛子の家にいたという。それが娘のいとこの遥香(山本舞香)だと主張する愛子を右京らが怪しむ一方で、同じ絵が殺人事件現場で見つかる。
第14話 2022年2月2日「ディアボロス」 視聴率 12.1%
右京(水谷豊)は、小手鞠(森口瑤子)の誘いで、氷室聖矢(渡部豪太)というフラワーアーティストの展覧会を見学する。氷室は、婚約者の女性と仲睦まじい姿を見せていたが、その後、女性が氷室のオフィスで殺されているのが発見される。捜査一課が氷室を疑ういっぽう、右京と亘(反町隆史)は、氷室と十年来の仕事仲間だという生花の卸売業者・一之瀬(冨田佳輔)から話を聞く。
第15話 2022年2月9日「食わせもの」 視聴率 12.7%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は転落死が起きたマンションを訪ねる。過去に捕まった詐欺師の平井(風間杜夫)が、出所後に管理人として働いていたが、その平井はマンションで薬物の受け渡しを行う昔なじみの詐欺師・工藤(玉置孝匡)らに脅され、空き室宛てに送られ消えた薬物を捜す羽目に陥っていた。平井から転落死について聞いた右京は、何かが起きていると感づく。
※2022年2月16日は『ニッポン視察団!3時間SP』(19:00 〜 21:54)放送のため、休止。
第16話 2022年2月23日「ある晴れた日の殺人」 視聴率 13.6%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、ビルの屋上テラスで広告会社社員・中松(高橋和也)の遺体が見つかった事件を調べる。同じ部署の山村(成田瑛基)によると、その部署は‘追い出し部屋’で、伊丹(川原和久)らは中松と出世争いをした同期で現部長の田川(白畑真逸)に疑いを抱く。一方の右京らは、遺留品の企画書から中松が不正を告発しようとしていた可能性をつかむが…。
第17話 2022年3月2日「米沢守再びの事件」 視聴率 13.3%
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、警察学校教官で鉄道愛好家の米沢(六角精児)から連絡を受け、線路脇の他殺体について調べることに。被害者は菓子工場経営者で、地元ローカル鉄道との関連が浮上する。災害で全線不通となった同鉄道の廃線と復旧を巡り、沿線住民にはあつれきが生じていた。右京らが、鉄道運営会社に脅迫メールが届いていると知る中、鉄道マニアの今泉(松浦祐也)が取り調べを受け…。
第18話 2022年3月9日「詩集を売る女」 視聴率 13..5%
踏切で今にも自殺しそうな女性(太田莉菜)に遭遇した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。手作りの詩集を売るその女性に話し掛けた右京は、彼女が雑誌に掲載されたファッションデザイナーのKAZHO(篠原真衣)に怒りを向けていると知る。不穏な気配を察した右京が詩集から手掛かりをつかむ一方で、亘は彼女を尾行。それがやがて、亘が襲われる事態に発展してしまう。
第19話 2022年3月16日「冠城亘最後の事件―仇敵」 ※21:00 〜 22:04 視聴率 14.9%
国家公安委員長の鑓鞍(柄本明)を襲撃した京(本宮泰風)が出所。王隠堂家書生の京は、同家長男・鷹児(青戸昭憲)が8年前の衆院選で落選し、後に無念の死を遂げたことで鑓鞍を恨み、獄中で再襲撃を宣言していた。総選挙を控え、王隠堂家当主・鷹春(勝野洋)も動き出す中、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は事件を未然に防ごうと京に接触。すると亘に関する‘怪文書’が警視庁内に出回り…。
最終話 2022年3月23日「冠城亘最後の事件―特命係との別離」 ※21:00 〜 22:04 視聴率 15.2%
京(本宮泰風)が投稿した告発動画によって、伊丹(川原和久)ら捜査一課の行動が問題に。一方、怪文書によって‘パパ活’の疑惑を掛けられた亘(反町隆史)は、右京(水谷豊)の追及で観念し騒動の収拾に動き出す。そんな中、右京は捜査一課を巻き込み意外な方法で美馬 (酒井美紀)たちが暮らす王隠堂家に接近する。同じ頃、一連の騒動の火の粉は、青木(浅利陽介)や美彌子(仲間由紀恵)にも降りかかっていた。
概要
大人気刑事ドラマシリーズの記念すべき20作目。season14以来7シーズン目に突入し、ますます信頼感を増す水谷豊と反町隆史演じる杉下右京&冠城亘のコンビが、これまでの歴史を胸に新たな扉を開く。長年シリーズを彩ってきた名キャラクターたちも健在。石坂浩二、杉本哲太、仲間由紀恵など、特命係存続の鍵を握る上層部の面々が暗躍。昨シーズンに加入した森口瑤子と篠原ゆき子も続投する。
新シーズンの幕開けでは、昨シーズンに4話に連なる物語を展開した一連の事件の黒幕・内閣官房長官の鶴田翁助(相島一之)と、さらにスケールの大きな戦いを繰り広げることに。また、冠城が逮捕されてしまう衝撃展開も待ち受ける。
ストーリー
IT長者・加西周明(石丸幹二)の殺害容疑で逮捕送検され、判決確定までの間、東京拘置所に拘禁されていた元内閣情報調査室職員・柾庸子(遠山景織子)の接見が突然禁止となった。不審に思った特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)が探り始めた直後、内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)が突如、杉下の行きつけの小料理店「こてまり」に現れる。そして鶴田は、庸子が拘置所内で自殺したと告げる。
鶴田による“口封じ”を疑った特命係は、庸子の死の真相を突き止めるべく捜査を開始。しかし、この事件には、想像以上に複雑な思惑と陰謀が絡み合っていることが発覚。そして、ついには冠城が逮捕されてしまう。
キャスト
水谷豊 /杉下右京 役
警視庁特命係の係長。警部。明晰な頭脳で数々の事件を解決してきたが、切れ者であるが故に上層部から疎まれ特命係という閑職に追いやられている。どんな時でも冷静沈着、誰にでもいんぎんな態度で接するため、無礼に感じられることも。そうした性格から、特命係に配属された者はことごとく辞めていき「人材の墓場」と呼ばれている。
反町隆史 /冠城亘 役
巡査。法務省から警視庁に出向してきたキャリア官僚だったが、事件捜査に興味を持ち、紆余曲折あった末に法務省から警視庁へ天下りのような形で異動。特命係の配属となる。元キャリア官僚らしく明晰な頭脳を持ち、軽口や芝居がかった態度で人をけむに巻く。杉下とは息の合ったコンビネーションを見せることもあるが、どこか信用しきっていない素振りも見せる。
スタッフ
脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
エグゼクティブプロデューサー:桑田潔
チーフプロデューサー:佐藤凉一
プロデューサー:高野渉、西平敦郎、土田真通
番組公式サイト
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各シーズンあらすじ
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