各話あらすじ(2021年10月9日 - 12月18日)全10話
第1話 2021年10月9日「 口は呪いのもと…新感覚ホラー!!」
「前向きな言葉は幸せを運ぶ」という動画配信活動をする売れない‘ビューチューバー’コトハ(西野七瀬)は、友人で作詞家の紗香(三吉彩花)が住むマンションに引っ越し、編集者の瞳(内田理央)ら住人と顔を合わせる。折しも瞳や紗香らの望みがかない喜び合う中、紗香の恨み言が現実のものに。さらに、自称霊能者のレイシ(永山絢斗)が現れ、建物に霊気が宿っていると告げる。
第2話 2021年10月16日「新感覚ホラー 記憶にございません」
歌川言葉=コトハ(西野七瀬)の友人で1号室の住人・阿木紗香(三吉彩花)が、アパート内で謎の死を遂げた…。そのことで、隣の2号室に住む議員秘書・丸山栞(中村ゆりか)に疑いの目を向けたコトハは、栞が外出するのを見届けると、中目零至=レイシ(永山絢斗)を巻き込んで栞の部屋に入り込み、栞のパソコンから思いがけないメールを発見する。
その一方、ジャーナリスト・島谷進次郎(マギー)から、贈収賄の疑いをかけられ執拗に追われていた栞は、「記憶にありません」と政治家の秘書らしく言い逃れるが、やがてその言葉が自分に降りかかり、発した言葉の通り、紗香の一件や、コトハの存在までも記憶からなくなってしまう!そして悲劇の連鎖は止まらず……記憶をなくした栞に、さらなる恐ろしい事態が襲いかかる――!!
第3話 2021年10月23日「新感覚ホラー 美人アナを襲う入浴中の恐怖!!」
1号室・紗香(三吉彩花)の謎の死に続き、2号室の議員秘書・丸山栞(中村ゆりか)までもが意識不明の重体に陥った…。歌川言葉=コトハ(西野七瀬)は、ViewTubeの配信で「嘘は心の麻薬」「三度目の嘘は許されない」と必死に訴えかけていた。
3号室のフリーアナウンサー・小宮山綾子(堀田真由)は、自身が担当するネット配信ニュース番組で、隠された事実を報道したいと報道局長に訴えるが、局長は取り合うどころか、嘘のニュースを読むよう綾子に強要する。さらにあくる日も、今度はメインキャスターの座を見返りに嘘のニュースを読むよう指示され、罪悪感を覚えながらも嬉しさを隠せず従ってしまい、綾子は前回に続いて2度目の嘘をつく。
一方コトハは、これまで中目零至=レイシ(永山絢斗)がいくら、「アパートを襲う一連の怪奇現象の原因は言霊だ」と主張してもその存在を信じてこなかったが、次第に言霊の呪いを信じ始め、嘘のニュースを伝え続ける綾子に「嘘は慎んだ方がいい」と伝えるが…。
綾子は三度目の嘘をついてしまうのか…!? やがて、綾子がついた嘘が恐ろしい事態を招き寄せることになる――!
第4話 2021年10月30日「美人外科医を襲う…呪いのオペ!?」 ※『フィギュアスケートグランプリシリーズカナダ大会 男女ショート』の放送による特別編成のため、放送時間変更(23:30 - 翌0:00)。
歌川言葉=コトハ(西野七瀬)は、2号室の丸山栞(中村ゆりか)が入院する病室を訪れると、栞が再び意識不明に陥っていることに驚く。そこに現れた、4号室の医師・菊川麻美(森田望智)。栞の主治医だという麻美は、栞はずっと脳死に近い状態だったと言い張り、臓器提供を進めようとしていた。
納得のいかないコトハは、中目零至=レイシ(永山絢斗)とともに、麻美の目を盗んで栞をアパートに運び出す。栞をかくまって身を潜めていたコトハは、アパートに戻ってきた麻美が「どんなことをしてでも鈴木さんを助ける」とつぶやいていたことを知る。麻美は恋人の鈴木大輔(竹財輝之助)を救うために、ある恐ろしい計画を企んでいた…。
常軌を逸し始めた麻美に危機感を感じたコトハとレイシは、岩戸志麻(斉藤由貴)に相談すると、志麻は「言霊のパワーが増している」ことが原因だといい、狂暴化した言霊の除霊に200万円を要求。困惑するコトハだったが、レイシは言霊の力を逆手に取ったある提案をする。志麻は危険な方法だと制するが…。
やがて麻美が企んでいた計画は、麻美をも困惑させる事態へと進んでいって――!?
第5話 2021年11月6日「第一章完結!! 壮絶…除霊師VS言霊」
重い病気を患った元カレの鈴木大輔(竹財輝之助)を「どんなことをしてでも助けたい」と、その思いを口にした4号室・菊川麻美(森田望智)。麻美はその強い《言霊》によって、気づいたときには自らの肝臓を鈴木に移植していた…。手術後、麻美の見舞いに訪れた歌川言葉=コトハ(西野七瀬)は、鈴木の病室で親し気に話す5号室・林原早紀(石井杏奈)の姿を見つけ、驚く。早紀は、麻美から鈴木を奪った恋敵だったのだ。
《言霊》の呪いが加速する中、コトハから除霊の依頼を受けた女性宮司・岩戸志麻(斉藤由貴)は、自らの力を解放し、アパートに憑りつく、言霊を操る呪縛霊の除霊を決意。
管理人室で強烈な霊気を感じた志麻が、コトハ、中目零至=レイシ(永山絢斗)、住人女性たちが見守る中お祓いを開始すると、アパート内では恐ろしい現象が起こりはじめる。そして時を同じくして、病院にいた麻美と早紀にも衝撃の事態が襲う――!
第6話 2021年11月13日「再燃!! 言霊の呪い…新住人現る!!」
岩戸志麻(斉藤由貴)の除霊によって《言霊》の呪いを封じ込め、歌川言葉=コトハ(西野七瀬)たち住人女性はアパートに平和が戻ったと安堵する。そんな中、阿木紗香(三吉彩花)亡き後、空室となっていた1号室に女子大生の城崎雪乃(秋田汐梨)が越してくる。コトハたちと挨拶を交わしていると、ミスキャンパスの出場を控えていた雪乃に、ライバルの子が病気で辞退することになったと連絡が入る。
前日の夜、アパートの部屋で願っていたことが現実になったと喜ぶ雪乃に、コトハたちは一抹の不安がよぎる。雪乃は大金持ちになることが夢で、セレブと知り合いになるために絶対にミスキャンに優勝すると意気込み、「大金をつかめない人生なんて死んだ方がマシ」と言い切る。
そんなコトハたちの心配をよそに、雪乃は見事ミスキャンで優勝する。さらに、雪乃は次々と口にした夢を叶えていき、有頂天に。その一方で住人女性たちには、発したことが現実になるという現象が立て続けに起こる…! 《言霊》の呪いは封印したはずなのに、なぜ…!? やがてコトハの不安は現実となり、再び動き出した《言霊》の呪いが、衝撃の事態を招く――!
第7話 2021年11月20日「霊の正体!? 衝撃!! アパートの過去」
《言霊》の呪いの封印が解かれ、1号室に新たに入居した女子大生の城崎雪乃(秋田汐梨)が非業の死と遂げ、阿木紗香(三吉彩花)に続き2人目の犠牲者が出てしまった…。
《言霊》の呪いを操る呪縛霊とふたたび対峙するためには、その正体を知る必要があるという岩戸志麻=トシマ(斉藤由貴)の指示で、歌川言葉=コトハ(西野七瀬)と中目零至=レイシ(永山絢斗)は、アパートの過去を探るためにオーナーの葉鳥久(佐野史郎)のもとを訪ねる。だが葉鳥は「昔のことは覚えていない」と言うだけで、何かを隠している様子だ。
一方コトハは、6号室の編集者・渡邊瞳(内田理央)が、アパートの過去の一端を知っていることを突き止め、瞳を問いただす。そして、かつて1号室に住んでいた人気作家の夏目三葉(藤井美菜)が、アパートの管理人室で殺害されていたことが判明する。
しかしその話を聞いた直後、コトハは原因不明の病魔に侵され、急に体調を崩してしまう。そしてさらに、その身にとんでもない事態が襲いかかる――!
第8話 2021年11月27日「美女を喰う!? 呪いの肉食アパート」
25年前に管理人室=0号室で、女流作家・夏目三葉(藤井美菜)が殺害されていた事実が判明。その直後、三葉と思われる呪縛霊に憑りつかれた歌川言葉=コトハ(西野七瀬)を守るために、《言霊》を利用した中目零至=レイシ(永山絢斗)が管理人室に引きずり込まれてしまう。
一方、6号室の編集者・渡邊瞳(内田理央)は、三葉の霊を鎮めるために開催した企画展が大盛況のうちに終わったことに喜んでいると、突然、瞳の部屋に異変が起こり、三葉の文庫が燃え出す。三葉のために頑張った瞳にさえも、危険が及んでいた。
八方塞がりとなった住人女性たちは次々とある行動をとるが、さらなる恐怖が襲う――!
※2021年12月4日は『今からでも間に合う「言霊荘」最終章直前!話題の新感覚ホラー徹底解剖スペシャル!』を23:30 - 翌0:00に放送。
第9話 2021年12月11日「最終章!! 運命の降霊術!?」
管理人室=0号室に引き込まれた中目零至=レイシ(永山絢斗)に続き、“肉食アパート”と化したレディスコート葉鳥に女性住人たちが次々と飲み込まれ、歌川言葉=コトハ(西野七瀬)と6号室の編集者・渡邊瞳(内田理央)の2人だけが難を逃れる。コトハが、制する瞳を振りほどいて0号室のドアを開けると、そこには驚がくの光景が広がる!
室内はコンクリートブロックで埋め尽くされ、妖しい霊気が漂っていたのだ。さらに背後から女の霊が現れる…。コトハと瞳は岩戸志麻=トシマ(斉藤由貴)の指示のもと、三葉の霊から直接真相を聞くため、降霊術を行うことに。やがて瞳の身に異変が起き始め、三葉の霊が降りた瞳の口から、25年前に起こった衝撃の過去が明かされる――!
最終話 2021年12月18日「美女VS言霊 衝撃ラスト」
須貝空(菜々緒)の怒りを鎮めるために、三葉の遺骨を持って管理人室=0号室を訪れた歌川言葉=コトハ(西野七瀬)は、空の気持ちに寄り添うように霊に語りかけるが、その直後に突如部屋に異変が起き、空の霊は鎮まるどころか、葉鳥久(佐野史郎)とコトハを襲い始める!
一方、25年前にアパートで起きた戦慄の過去が明らかに…! はたして、アパートに飲み込まれてしまった中目零至=レイシ(永山絢斗)や住人女性たちは無事なのか? そして、コトハたちが《言霊》の呪いから解き放たれる日はやってくるのか…!? ラスト27秒、驚愕の結末が待ち受ける――。
概要
テレビ朝日とABEMAが共同制作する、言霊をテーマとしたホラードラマ。女性限定マンションを舞台に、放った言葉が現実となり、「言霊」という“人ならざる者”に住人たちが次々と苛まれていく恐怖をスリリングに描く。西野七瀬が同局ドラマ初出演にして初主演を務め、言葉の力を信じ、人々の幸せを願う底辺ViewTuberの歌川言葉(コトハ)を演じる。コトハは友人の紹介でマンションに移り住んだことで怪奇現象に巻き込まれ、言霊に翻弄されていく。
ストーリー
言葉の力を信じ、人々の幸せを願うViewTuber・歌川言葉(コトハ/西野七瀬)は、「前向きな言葉は幸せを運びます」「ポジティブな言葉で幸運を引き寄せましょう」と、「歌川コトハの引き寄せチャンネル」で生配信をしていた。それを見ていた女性限定マンション「レディスコート葉鳥」の1号室に住むコトハの友人で作詞家の阿木紗香(三吉彩花)は、マンションに空きが出たとコトハに連絡。コトハは前向きな言葉が幸運を呼び寄せたと大喜びでマンションの7号室に入居することに。
引っ越し当日、今度は紗香が作詞した楽曲がヒットチャート入りを果たし盛り上がるコトハ。しかし、紗香は複雑な表情で…。
キャスト
歌川言葉(うたがわ ことは) / コトハ〈25〉
演 - 西野七瀬
本作の主人公。「歌川コトハの引き寄せチャンネル」を運営する底辺ViewTuber。友人・紗香の紹介で「レディスコート葉鳥」の7号室へ移り住む。
中目零至(なかめ れいし) / レイシ〈30〉
演 - 永山絢斗
自称・霊能者。
岩戸志麻(いわと しま) / トシマ〈46〉
演 - 斉藤由貴
零至の叔母。女性宮司。除霊師。
レディスコート葉鳥の住人
コトハが移り住む女性限定のマンション
阿木紗香(あぎ さやか)〈25〉
演 - 三吉彩花
作詞家。1号室の住人。コトハの友人で、彼女をレディスコート葉鳥に招き入れる。歌手・桐嶋漣とは男女の関係にあったものの仲は悪かった模様で、「(蓮は)歌手としては良いけど、人としては最低」とボヤいている。
とあるテレビ番組で、自身が作詞した曲を歌う蓮を見ながら「他の世界に消えてほしい」と呟いた直後に蓮が苦しみだし、突発性の心筋梗塞で亡くなってしまう。その後も"自分にしか聞こえない声"に悩まされるなど不吉な出来事に次々と見舞われる。
トシマの助言でコトハ・レイシと共に除霊に望むも失敗し、不意に「もう楽になりたい」と呟いた直後に胸を押さえながら苦しみだし死亡する。死因は「突発性の心筋梗塞」。
丸山栞(まるやま しおり)〈26〉
演 - 中村ゆりか
都議会議員の私設秘書。2号室の住人。
小宮山綾子(こみやま あやこ)〈24〉
演 - 堀田真由
「Ashita-Net-TV」に勤務するフリーアナウンサー。3号室の住人。
栞が巻き込まれた事件に「六角建設」の贈収賄疑惑が絡んでいることをコトハから聞き、生放送でその事実を報道するべきだとテレビ局の局長に訴えるが、その会社がスポンサーであることを理由にガセネタ扱いされた上に降板を仄めかす発言をされ断念する。その後も「六角建設」を庇う局長から虚偽の報道を何度も強要されるが、嘘をつく度に"言霊の怒り"で自分だけでなく周りの人が命の危険に晒されることへの不安に苛まれる。
そしてメインキャスターとしての初仕事の日に局長から強要された虚偽報道に従おうとした矢先にスタジオの照明が音を立てて揺れていることに気づき、恐怖のあまりキャスター台の下に身を潜めた直後にガシャンと激しい音が鳴り、局長が落下した照明の直撃で瀕死の重傷を負っているのを目撃する。
菊川麻美(きくかわ あさみ)〈29〉
演 - 森田望智
医師。4号室の住人。
林原早紀(はやしばら さき)〈24〉
演 - 石井杏奈
小学校教師。5号室の住人。
渡邊瞳(わたなべ ひとみ)〈31〉
演 - 内田理央
雑誌編集者。6号室の住人。
城崎雪乃(しろさき ゆきの)
演 - 秋田汐梨 (第5話 - )
空室となっていた1号室に越してきた女子大生。しかし、「大金をつかめない人生なんて死んだほうがマシだから」と言って、その言霊の通りになってしまい死亡した。
その他
蝶野繭(ちょうの まゆ)
演 - 内藤理沙
志麻が宮司をする神社の巫女。
葉鳥久(はとり ひさし)
演 - 佐野史郎 (第6話 - )
レディスコート葉鳥のオーナー。
夏目三葉(なつめ みつば)
演 - 藤井美菜 (第7話 - )
かつてレディスコート葉鳥1号室に住んでいた女流作家。
須貝空(すがい そら)
演 - 菜々緒 (第9話 - )
かつてのアパート管理人。夏目三葉がスランプに陥っている時に、精神的な支えとなった。
ゲスト
第1話
桐嶋漣(きりしま れん)
演 - 猪塚健太
歌手であり、“言霊の呪い”の最初の犠牲者。紗香とは男女の関係にあった。
第2話
島谷進次郎(しまたにしんじろう)
演 - マギー (第3話・第8話)
フリーのジャーナリスト。
都議会議員の関与が噂されている「六角建設」の贈収賄疑惑を追っており、栞を訪ねて「レディスコート葉鳥」に来たこともある。
「Ashita-Net-TV」のニュース番組で、綾子が栞の事件と贈収賄疑惑の関連を報道しなかったことに腹を立てて抗議するが、「六角建設」からスポンサー支援を受けている「Ashita-Net-TV」の局長が仕掛けたハニートラップによって不倫疑惑を持たれ、自宅で自殺未遂を図り意識不明の重体に陥ったところを発見され病院に搬送される。
第3話
報道局長
演 - 津村知与支
「Ashita-Net-TV」の局長で、綾子の上司。自らの方針に従わない部下に異動・解雇を仄めかす発言をするなど横暴な言動が目立つ。
栞が巻き込まれた事件に「六角建設」の贈収賄疑惑が絡んでいることを綾子から知らされるが、スポンサーである「六角建設」との関係悪化を恐れてガセネタと否定しつつ、真実を報道すべきだと主張する綾子に「君の代わりは幾らでもいる」と言い放つ。
更に、贈収賄疑惑を追っていた島谷を陥れるためハニートラップを仕掛け、綾子にメインキャスターの地位を約束する条件としてそれを不倫疑惑として報道するよう命令する。綾子がメインキャスターとなった後も、綾子に「六角建設」が優良企業だと報じるよう強要し続けていたが、生放送で嘘の情報を発する罪悪感に耐えきれず拒否しようとする綾子を恫喝した直後に、天井から落下してきた照明の下敷きとなる。
第4話
鈴木大輔(すずきだいすけ)
演 - 竹財輝之助 (第5話・第8話)
麻美の恋人。重い肝臓病を患っている。
スタッフ
脚本 - 橋本裕志
演出 - 落合正幸、日暮謙、松川嵩史
音楽 - 沢田完
医療監修 - 中澤暁雄
医療指導 - 山本昌督、根本千草
技術協力 - ビデオフォーカス
ゼネラルプロデューサー - 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー - 浜田壮瑛(テレビ朝日)、谷口達彦(ABEMA)、木曽貴美子(MMJ)、村山太郎(MMJ)
制作 - テレビ朝日、ABEMA、MMJ
番組公式サイト
言霊荘 - Wikipedia