開始から9月中は、毎週木曜日の1時10分 - 1時40分(水曜深夜)に放送されているが、2021年10月改編により、同月からは放送時間が10分前倒しされ木曜日の1時00分 - 1時30分(水曜深夜)に繰り上げ。
各話あらすじ
第1話 2021年9月15日
人を裁くことに疲れて東京を出た元裁判官の主人公・真野日出子(片桐はいり)がやってきたのは、東京から120キロ南の太平洋に位置する「大島」。そこで日出子は、島で生まれ育った小宮山渚(工藤綾乃)と出会い、ひょんなことから、渚が祖父から受け継いだ、居酒屋『風待屋』を手伝うことに。水曜深夜にじんわりと優しく繰り広げられる人情味あふれる島の物語がはじまる。
第2話 2021年9月22日
大島の見晴台で六法全書を読む日出子(片桐はいり)。そこにやってきたのは、何かから逃げるように必死に走る、有名アイドルの美織であった。日出子は、美緒を連れて「風待屋」で話を聞くことに。 いつも笑顔で夢と希望を与えるアイドルの仕事をやっているが、理想とはかけ離れた自分の性格のせいで、心が苦しくなり、サイン会から逃げて島にやってきたのだ。悩みを日出子に打ち明けると、その話を横で聞いていた渚(工藤綾乃)は美緒をにらんでいる。すると、渚は思わぬ行動に…?!
第3話 2021年9月29日
六法全書を読む日出子(片桐はいり)に男の子が近づいてくる。男の子は、日出子に「裁判官だったから、悪いヤツに恨まれてない?」と尋ねられる。その言葉を聞いたせいか、夕方、渚(工藤綾乃)と歩いているときに、背後にだれかつけてきていないか気になってしまう。そんな予想が的中したのか、大島に山中正平(竹中直人)がやってくる。「女にケジメをつけに来た」という正平。その女とは、まさかの日出子…!?
はたして、二人の間には一体何があったのか…。
第4話 2021年10月6日
大島にやってきたのはウエディングドレス姿の鶴見美咲(前田敦子)。タクシー運転手の南波(与座よしあき)が美咲に声をかけると、大島出身の婚約者とウエディングフォトを撮る予定だが、彼と連絡がつかないと言っている。彼の実家や写真館にも電話をかけるが、繋がらない。南波と一緒に、彼を探しに大島を周っていると、真野日出子(片桐はいり)と遭遇する。日出子が詳しく事情を聴くと、驚きの事実が…。
第5話 2021年10月13日
視察のため大島にやってきたのは、都議会議員の白鳥真澄(濱津隆之)と秘書の久田晶(小宮有紗)。役場の方の代わりに、くさや工場の北野(松川尚瑠輝)が二人を大島の観光地へ案内することに。しかし、白鳥は予定にない視察をいれ、自分勝手に行動してしまう。久田が注意をするも、全く聞く耳を持たない白鳥。白鳥は、地元の人が集まる店で、郷土料理を食べて話を聞きたい、とまた予定にない視察を入れる。北野は、真野日出子(片桐はいり)のいる「風待屋」へ案内するが…。
第6話 2021年10月20日
大島にやってきたのは脚本家の宮田洋子(橋本マナミ)。タクシー運転手の南波(与座よしあき)が、宮田の色気に魅了され、思わず話しかけると、ドラマの取材をしたくて島にやってきた、と答える。有名ドラマの脚本家の宮田が、大島の観光地を案内してもらっていると、海辺で女子高生が二人遊んでいるのを見つける。すると、宮田の目から一筋の涙が…。その後、せっかくだから真野日出子(片桐はいり)のいる「風待屋」によって一杯飲むことになるが…。
第7話 2021年10月27日
買い物帰りの真野日出子(片桐はいり)と小宮山渚(工藤綾乃)。バス停で、明らかに島の人とは思えない、制服姿の女子高生・日高真琴(工藤遥)を見つける。昔、家出をした女子学生が大島の三原山で死んでしまった事件があり、不安になった二人は、観光客のフリをして、日高の後をつけることに。日高が大島にやってきた理由とは一体…。
最終話 2021年11月3日
大島にやってきたのはサラリーマンの東耕太郎(安藤政信)。気付いたら会社をずる休みし、大島にやってきたのだ。東は感情が全く表に出ない性格で、タクシー運転手の南波(与座よしあき)が大島の観光地を案内するが、関心を示さない。東を真野日出子(片桐はいり)のいる「風待屋」へ案内するが…。また、そんな中いつもより明らかに元気のない渚(工藤綾乃)。渚のもとに、母親から手紙が届いたのだ。はたして、いったい何が…。
概要
人を裁くことに疲れた元裁判官が島に渡り、そこでさまざまなものに出合っていく姿を描く連続ドラマ。東京生まれの東京育ちで曲がったことが大嫌いな主人公・真野日出子を、連ドラ初主演の片桐はいりが演じ、魅力的な島グルメ、カルチャー、人間模様が映し出されていく。
ストーリー
人を裁くことに疲れて都会を出た元裁判官の真野日出子(片桐はいり)は、あることをきっかけに、東京から120km南の太平洋に位置する大島にやって来る。そこで日出子は、島で生まれ育った小宮山渚(工藤綾乃)と出会い、ひょんなことから、渚が祖父から受け継いだ居酒屋「風待屋」を手伝うことに。
「風待屋」には人生に悩みを抱える客が顔を出すようになり、そこで日出子は人生の第二の扉を開いていく。
キャスト
真野日出子(まの ひでこ)〈53〉
演 - 片桐はいり
東京生まれ東京育ち。曲がった事が大嫌いで、初志貫徹を生き方とする。裁判官として人を裁くことに疲れ、退官を決意する。その後、大島へ渡って渚と出会い、彼女が営む居酒屋「風待屋」を手伝うことになる。大島の住民たちからは「ヒデさん」と呼ばれている。
小宮山渚(こみやま なぎさ)
演 - 工藤綾乃
大島で祖父から受け継いだ居酒屋「風待屋」を一人で営む寡黙な若い店主。昼間は同じく祖父から受け継いだ水産加工業「くさやの小宮山」の社長として働いている。
大島の住民
南奈一平(みなみ いっぺい)
演 - 与座よしあき
タクシー運転手。島を訪れた乗客を「風待屋」に案内する。
北野康夫(きたの やすお)
演 - 松川尚瑠輝
「くさやの小宮山」の従業員で、「風待屋」の常連。渚に気があり、12年連続フラれ続けても交際を申し込み続けている。
西浦辰彦(にしうら たつひこ)
演 - 梅垣義明
大島の漁師で「風待屋」の常連。
ゲスト
第1話
水科繁
演 - 近藤公園
有名企業の社長。大島まで日出子に会いに来た。島について早々に電話で会社の部下を怒鳴り散らすなど気が短い性格。
第2話
小松原美織
演 - 桜井玲香
有名アイドル。理想と掛け離れた自分の性格に心が苦しくなり、サイン会をドタキャンして大島まで逃げて来た。
第3話
山中正平
演 - 竹中直人
刑期を終えたばかりの元組長。大島まで「女にケジメ」をつけるためにやって来た。
第4話
鶴見美咲
演 - 前田敦子
婚約者とのウェディングフォトを撮るために大島をひとりで訪れるウェディングドレスの女性。
第5話
白鳥真澄
演 - 濱津隆之
都議会議員。
久田晶
演 - 小宮有紗
白鳥の秘書。
第6話
宮田洋子
演 - 橋本マナミ
ドラマの取材のために大島へやってきた脚本家。
第7話
日高真琴
演 - 工藤遥
家族に放置された女子高校生。あるきっかけで大島へとやってきた。
第8話
東耕太郎
演 - 安藤政信
仕事を休み、大島へひとり訪れてきたサラリーマン。
スタッフ
原案- 放置少女〜百花繚乱の萌姫たち〜
監督 - アベラヒデノブ
脚本 - 和田清人、シーズン野田
音楽 - 岩本裕司、辻本梨恵
主題歌 - (元)現役女子高生あたし「碧の宵」(SDR)
プロデューサー - 寺原洋平(テレビ東京)、漆間宏一(テレビ東京)、吉見健士(共テレ)
制作協力 - 宋蔚儒(SomeMightSay)、三宅澄二(アン・エンタテインメント)
制作 - テレビ東京、共テレ
製作著作 - 『東京放置食堂』製作委員会
番組公式サイト
東京放置食堂 - Wikipedia