各話あらすじ
第1話 2021年9月6日
志望校に合格し、4月から新たに高校生となった只野仁人(増田貴久)は、波風立たない3年間を送ると固く決心し、初登校の朝を迎える。昇降口で靴を履き替えているとそこで、美しい女子・古見硝子(池田エライザ)と出会う。すかさずあいさつをする只野くん。しかし、古見さんは無言のまま返事をしない。自分に落ち度があったのかと落ち込む只野くんだったが、古見さんのその態度には切ない理由があった…
第2話 2021年9月13日
只野(増田貴久)は旧友の長名なじみ(ゆうたろう)からの告げ口で、校内の生徒たちが古見(池田エライザ)と親密なことを理由に只野を敵視していることを知ってがく然とする。さらに只野は、ヤンキーキャラで校内から恐れられている片居誠(溝端淳平)から何かにつけて付きまとわれる。そして、マンバメイクの同級生・万場木留美子(吉川愛)が、只野と古見の前でちょっとした粗相をくり広げてしまうのだが…
第3話 2021年9月20日
初めての携帯電話に只野くん(増田貴久)の電話番号を入力できてうれしい古見さん(池田エライザ)だが、使い方に迷って、まさかの振舞いをしてしまう。さらに、只野くんへの思いを募らせる片居くん(溝端淳平)は、ついに大きな夢をかなえる。万場木さん(吉川愛)は只野くんと古見さんからの進言で彼女にとっての大転換を図る。そして、只野くんはなじみ(ゆうたろう)に連れてこられた掲示板で驚がくの落書きを目の当たりにする。
第4話 2021年9月27日
転校が決まった片居くん(溝端淳平)の望みがかない、只野くん(増田貴久)と古見さん(池田エライザ)と万場木さん(吉川愛)は4人で海へ行くことになったのだが、ワクワクが空回りして道中の車内はぎこちない空気に包まれる。さらに、浜辺では古見さんが悲しいアクシデントに見舞われる。そして、片居くんが去ってしまった2学期の校内では、早くも新しい生徒会長を選出する選挙戦が本格化し、古見さんたちも巻き込まれる。
第5話 2021年10月4日
会長選で潔さん(大西礼芳)を応援することにした古見さん(池田エライザ)。ところが潔さんは、古見さんの人気を利用するかっこうになることがどうしても許せない。おまけに潔さんは、昔から仲の良かった阿瀬さん(筧美和子)が応援を買って出たのに、とげのある言葉で拒絶する始末。見かねた只野くん(増田貴久)は、万場木さん(吉川愛)も誘って5人での昼食に誘うのだが…
第6話 2021年10月11日
下校時に強引なナンパの危機から万場木さん(吉川愛)を華麗に救った只野くん(増田貴久)と、それを目撃した古見さん(池田エライザ)。万場木さんからは好意を寄せる異性の存在を質され、古見さんは戸惑ってしまう。そして、学校には超絶ナルシストの転校生・成瀬詩守斗(城田優)が現れて、只野くんと一緒に文化祭の出し物を企画していくことになるが、出し物の発案をめぐって古見さんがまさかの「ヤル気」を示し物議をかもす。
第7話 2021年10月18日
文化祭の出し物で只野くん(増田貴久)のクラスではメイドカフェを営業することになり、古見さん(池田エライザ)たちは衣装の準備に追われる。そんななか、只野くんと古見さんの間には思いのすれ違いが起きていてもどかしい時間がつづく。一方で万場木さん(吉川愛)は只野くんの本心を探ろうと彼女なりにぐいぐいと只野くんに迫っていく。そして文化祭の前夜、みんなの前でナルシストの成瀬くん(城田優)が意外な面を見せる。
最終話 2021年11月1日
只野くん(増田貴久)を文化祭デートに誘いたいと思っている古見さん(池田エライザ)。それを知った万場木さん(吉川愛)は自分が取り付けた先約を取り消して古見さんの背中を押したが、古見さんはそれを素直に聞き入れない。口論になるふたりをよそに只野くんはメイド喫茶の準備にまい進。メイド喫茶における古見さんの扱いをめぐって成瀬くん(城田優)が暴走するが、すったもんだのあげく、クラスは喫茶開店にこぎつける。
原作概要
『古見さんは、コミュ症です。』は、オダトモヒトによる漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2016年25号から連載中。2021年8月時点でコミックスの累計発行部数は550万部を突破している。
ドラマ概要
小学館・週刊少年サンデーにて連載中のオダトモヒトの同名漫画を、増田貴久と池田エライザの共演で連続ドラマ化。人付き合いが苦手で、相手の顔を見て話すことが思うようにできない“コミュ症”の古見硝子(池田)が、入学した高校でごく普通の男子生徒・只野仁人(増田)に声を掛けられたことから友達になり、自身の苦悩としなやかに向き合っていく癒やしの物語。
ストーリー
志望校に合格し、4月から新たに高校1年生になった只野仁人(増田貴久)は、入学式の朝、高校の昇降口でファッショングラビアから飛び出してきたかのように美しい女子・古見硝子(池田エライザ)と出会う。緊張しながらも声を掛けてみる只野。ところが、返されたのはまさかの無言のリアクション。それには、なかなか打ち明けられない深い訳があった。
キャスト
只野仁人(ただの ひとひと)
演 - 増田貴久
何事も「フツーに」をモットーにする高校生。「空気を読むことが得意」と自認しており、人の長所を見つける天才。男女の機微には疎いが、人間観察力は担任教師も舌を巻くほど高い。
古見硝子(こみ しょうこ)
演 - 池田エライザ
只野のクラスメート。美少女で校内のマドンナ的存在だが、人付き合いが苦手。日常的な会話はほとんどできないが、それを克服して友達と高校生活を楽しみたいと強く思っている。
万場木留美子(まんばぎ るみこ)
演 - 吉川愛
派手なヤマンバメークとギャル語のために周囲から浮いているマンバギャル。一見活発で気が強そうに見えるが、孤独によるストレスで体調が優れない。「本当は誰かと一緒にご飯が食べたい」という本音が言えず、昼休みになると1人で教室を出て行ってしまう。
長名なじみ(おさな なじみ)
演 - ゆうたろう
只野の幼なじみ。驚異的なコミュニケーション能力を有する。只野の記憶では男子だったが、高校で再会するとなぜか女子の制服を着ていて、性別ははっきりしない。実は、古見とも小学校時代からの顔なじみ。
阿瀬志吹(あせ しぶき)
演 - 筧美和子
只野、古見のクラスメート。人一倍汗かきという悩みがあり、常に大量の制汗スプレーを吹きかけている。大量の汗で人に不快な思いをさせたくないという思いから、深い人付き合いを避けながら生活している。
潔清子(いさぎ きよこ)
演 - 大西礼芳
只野、古見のクラスメート。極度の潔癖性。生徒会の会長選挙で、古見の人気を利用したくないと、応援を買って出た古見の申し出を断る。阿瀬とは小・中学校の同級生だったが、疎遠になっている。
成瀬詩守斗(なるせ しすと)
演 - 城田優
片居誠(かたい まこと)
演 - 溝端淳平
只野の同級生。大きな体格に金髪のオールバック。見た目のいかつさは、不登校になった中学時代の経験から、なめられない方法としてたどりついた切ないよろいである。登校初日に只野に異常なまでの執着心を抱く。
語り
演 - 高橋克実
スタッフ
原作 - オダトモヒト『古見さんは、コミュ症です。』
脚本 - 水橋文美江
音楽 - 瀬川英史
主題歌 - aiko(ポニーキャニオン)
演出 - 岡下慶仁(テレビマンユニオン)、石井永二(テレビマンユニオン)
総合演出 - 瑠東東一郎(メディアプルポ)
製作統括 - 樋口俊一(NHK)、高城朝子(テレビマンユニオン)
プロデューサー - 大沼宏行(テレビマンユニオン)
制作・著作 - NHK
番組公式サイト
古見さんは、コミュ症です。 - Wikipedia