各話あらすじ(2021年7月31日 - 9月18日)全8話
第1話 2021年7月31日「真赤なヒーロー誕生! 青春逆転ホームラン!!」
今年創立100周年を迎える、小中高一貫教育を行う由緒ある学園・五星学園(いつぼしがくえん)。今日も3年生の真中大成(岩ア大昇)は、ヒーローの存在を夢見ながら学園生活を送っていた。「秘密戦隊ゴレンジャー」をこよなく愛する大成は、学園の平和を守るべく、『学園防衛部』なる部を設立。部長を務めながら、ともにヒーローとなる残り4人の部員を日々勧誘し続けていた。
第2話 2021年8月7日「緑のステップ! 恋の行方は三角関係!?」 ※『東京オリンピック 陸上男子1600mリレー決勝ほか』を中継する特別編成により35分繰り下げ(23:35 - 翌0:35)。
野球部を引退した滝川雄亮(那須雄登)が加入し、部員が増えた『学園防衛部』。部長の真中大成(岩ア大昇)は、この調子で早急に部員を集め、なんとか『学園防衛部』の廃部を回避したいと考える。そんな中、五星学園内で女子生徒の和田梓(栗原桃花)が髪を切りつけられる事件が起きる。「うぬぼれ女に天罰を下す」というSNSの書き込みを実行に移したのは“黒髪の花”という人物。被害に遭った梓の「変なバケモノ」という証言から、大成は魔人の仕業だと確信する。
第3話 2021年8月14日「黄のダンクが宙を舞う! 甘い誘惑は魔人の罠!?」
「あれが大成が言ってた“魔人”なんだとしたら、絶対ヤバいゲームだろ…」と、わかりつつも、貧しい現状から誘惑に抗えない龍平。さっそく翌朝、『報道部顧問・風見文人(長田成哉)の財布に入っているお札は1万5千円より多いか、少ないか?』という問題とともに、ゲームを開始してしまう!
第4話 2021年8月21日「モモの決意 サヨナラ、今までの私」 ※『熱闘甲子園』を放送のため30分繰り下げ(23:30 - 翌 0:30)
日輪魔人に襲われた森村花(箭内夢菜)を守りたい一心からモモヒーローに変身できた桜井一嘉(金指一世)。父・正平(嶋大輔)にも、自分の心の葛藤を打ち明けられずにいた一嘉は、モモヒーローになれたことで本当の自分を解放できたような気持ちに包まれていた。しかし一嘉は、モモヒーローになりたがっていた花を思い、もう変身はしないと決意。
第5話 2021年8月28日「ヒーローが逮捕!? 黄金とアカの悲しき戦い」 ※『熱闘甲子園』を放送のため30分繰り下げ(23:30 - 翌 0:30)
5人そろったヒーローズは戦闘員に襲われた女性を救出。だが、交戦中の大成(岩崎大昇)を魔人にすり替えた動画が出回り、大成が警察に連行されてしまう。雄亮(那須雄登)や直哉(藤井直樹)らは卒業生で事件記者の歩(片岡信和)の協力を得て調査を開始。そんな彼らの前に、学園長・墨友(柳葉敏郎)が望む‘学園の美化’をかなえるべく、生徒会長の飛馬(浮所飛貴)が立ちはだかる。
第6話 2021年9月4日「ギンは黄金より輝く! 六人目のヒーロー爆誕!!」
一年前の事件をきっかけに学園長の墨友団十郎(柳葉敏郎)に弱味を握られ、以来墨友の右腕として働き続けなくてはいけなかった生徒会長の大浦飛馬(浮所飛貴)。その結果、“黄金魔人”となってしまった飛馬は、ある意味では被害者だと知った真中大成(岩ア大昇)は、彼を“救う”ため、ハイスクールヒーローズとして“黄金魔人”を倒すことを決意する。
第7話 2021年9月11日「赤の決意! 友情と団結の⚪︎×クイズ」
2学期に入り、不良生徒の景樹(佐藤新)が突然、優等生に変化。一方で大成(岩崎大昇)は10年前に自分を襲った魔人が再び現れたと知り、学園防衛部への入部を拒んだ飛馬(浮所飛貴)の再勧誘に動く。そんな中、魔人を生む‘魔人アプリ’が、大成の亡父・大志(関智一)が残した‘ヒーローアプリ’と酷似していると判明。大成は母・瑠璃子(中山美穂)から父の過去を聞く。
最終話 2021年9月18日「最後の戦い 6色の友情と団結」
‘黒十字魔人’天利(戸次重幸)の攻撃で、学園防衛部と魔人の記憶を失った大成(岩崎大昇)。雄亮(那須雄登)や飛馬(浮所飛貴)、直哉(藤井直樹)、龍平(佐藤龍我)、一嘉(金指一世)は、かつての大成の熱い勧誘を再現して思い出させようとするが、大成はヒーローなんていないと笑うばかりだ。一方、墨友(柳葉敏郎)は、視察中の文部科学大臣・光石(山下真司)の洗脳を画策。瑠璃子(中山美穂)はその墨友と対峙(たいじ)する。同じ頃、雄亮らは洗脳された生徒達を救うべく奔走していた。だが、真相に近づく彼らの前に天利が立ちはだかる。
概要
ジャニーズJr.・美 少年が主演を務める戦隊ヒーロードラマ。ゴレンジャーオタクの高校生によって集められたメンバーたちが、時に対立しながらも少しずつ友情を深め、学園の平和を守るため団結して巨悪に立ち向かっていく。
劇中にはスーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』の主役ヒーローであるアカレンジャーも登場するほか、戦隊シリーズで戦隊を経験した俳優のゲスト出演や、同シリーズへのオマージュが多く盛り込まれており、オープニングの映像やテロップ、サブタイトルの文言やフォント、魔人の容貌や倒し方なども『ゴレンジャー』におけるそれらを踏襲したものとなっている。また、沢田完が担当するBGMには、彼のアイデアで『ゴレンジャー』のエンディングテーマをアレンジした曲も用いられている。
ストーリー
五星学園は今年創立100周年を迎える小中高一貫教育を行う由緒ある学校。品行方正・学業優秀な優等生がそろっている一方で、SNSや成績、恋愛、部活動など高校生ならではのさまざまな問題も巻き起こっている。
学園長は学園のイメージを守るため、学園内のトラブルを隠匿するが、そこには“魔人”と呼ばれる存在があった。実は学園長はこの10年をかけて、“人が持つ弱い心”から生まれる魔人を利用して、壮大な野望の実現をもくろんでいたのだ。しかし、この学園には、魔人から平和を守る“戦隊ヒーロー”も存在していた。
キャスト
ザ・ハイスクール ヒーローズ
ヒーローシステムを使用して変身する戦隊ヒーロー。フェイスシールドに変身した人物のファーストネームのイニシャルをモチーフとしたデザインが装飾される。
真中大成(まなか たいせい) / アカヒーロー
演 - 岩ア大昇(小学部時代:鈴木奏晴)
本作の主人公。五星学園3年B組。「学園防衛部」と称した部活動の部長。学園一のゴレンジャーオタク。
小学部の頃、黒十字魔人に襲われその存在を知り、ただ一人学園を魔人から守ろうとしていた。
滝川雄亮(たきがわ ゆうすけ) / アオヒーロー
演 - 那須雄登
五星学園3年B組。学園一の偏差値を誇る野球部のエース投手。頭脳明晰、クールな性格の持ち主。野球魔人の騒動で大成に借りができたことから、野球部を引退後「学園防衛部」に入部する。
土門龍平(どもん りゅうへい) / キヒーロー
演 - 佐藤龍我(小学生時代:村上秋峨)
五星学園3年B組。学園一の運動神経を持つバスケットボール部員。スポーツマンで心優しい力持ち。ヨーヨー魔人の騒動で自分のプライドを取り返すために戦った経緯から「学園防衛部」に入部する。
森村直哉(もりむら なおや) / ミドヒーロー
演 - 藤井直樹
五星学園3年B組。学園一の人気者でダンス部部長。妹・花思いのシスコン気味の兄。黒髪魔人の騒動で妹・花を守った経緯から「学園防衛部」に入部する。
桜井一嘉(さくらい いちか) / モモヒーロー
演 - 金指一世(幼少期:吉田大駕)
五星学園2年A組。学園一の美的センスを誇る人気学生イラストレーター。トランスジェンダーで、小学部の頃からの付き合いで仲の良い花には、そのことを打ち明けている。レトロ喫茶ゴンでアルバイトをしている。モモヒーローに変身して花を日輪魔人から守り、自身のジェンダーが肯定された経緯から「学園防衛部」に入部する。
大浦飛馬(おおうら ひゅうま) / ギンヒーロー / 黄金魔人(先代)(おうごんまじん)
演 - 浮所飛貴(幼少期:山田暖絆)
五星学園3年A組。学園で3年連続生徒会長を務める学園一のカリスマ。学園長・墨友の命令で心が弱った生徒を利用して魔人に変貌させ、学園のモットーに反する生徒たちを粛正し、自身も黄金魔人に変貌して生徒の粛正を妨害するハイスクールヒーローズと対峙する。
「学園防衛部」を壊滅させるため、風見を脅して大成が生徒に暴力を振るっている捏造動画を作成、拡散し揺さぶりをかける。
しかし、過去の自分と同様に暴力事件の容疑者となった大成が「仲間」により無実を証明されると、拒絶する「仲間」という存在に対する考えに迷いが生じ、強力な黄金魔人への変貌を維持できなくなるなど不調となる。そして自身が暴力事件の容疑者に学園長の策略で陥れられていたことを知ると、大成に仲間として救われれたことでギンヒーローに覚醒し、部外協力者として学園を守ることを誓い、その後、豪田が変貌した黄金魔人を倒すことをきっかけに正式に「学園防衛部」へ入部する。
ハイスクール ヒーローズの関係者
真中瑠璃子(まなか るりこ)
演 - 中山美穂
大成の母。「まなか とうふ店」を営む。大成のことを全面的に信頼している。大成がヒーローに興味を示さなくなると思い出させるためにアカレンジャーを連想させる赤色を強調した食事を作り、墨友学園長のもとに乗り込み、息子を元に戻すように訴え彼の頬に平手打ちを喰らわせる。
真中大志(まなか たいし)
演 - 関智一(幼少期:菊池爽)
大成の亡父。学園OBでもあり、ヒーローシステムを開発した人物。10年前、山で遭難して亡くなったと思われていたが、マジンシステムを作り出した幼馴染の天利を山に呼び出し咎めた結果、天利がマジンシステムを起動させた際の衝撃で谷底に吹き飛ばされ命を失っていた。
森村花(もりむら はな)
演 - 箭内夢菜
本作のヒロイン。直哉の妹。五星学園2年A組。報道部であったが、憧れの先輩・雄亮が「学園防衛部」に入部したことから、彼の後を追って自身も「学園防衛部」と兼部する。モモヒーローになろうとヒーローシステムを度々試すが、変身できなかった。裁縫が得意でハイスクールヒーローズのマスコットのぬいぐるみを自作する。
土門フミ
演 - 中村玉緒(特別出演)(第3話)
龍平の祖母。家業の洋菓子店が経営不振で税金を滞納、家財が差し押さえされる寸前になるほど極貧で、龍平が貯金していたバスケ部の遠征費を知らずに生活費に回してしまう。後日、雄亮の考案でSNSで宣伝した「ヨーヨーケーキ」が大ヒットして貧困生活を脱する。
土門勇
演 - 古川がん(第3話)
龍平の祖父。「ヨーヨーケーキ」が大ヒットしたことに気を良くし、ネット通販でさらに儲けようと意気込む。
桜井正平(さくらい しょうへい)
演 - 嶋大輔(第4話)
一嘉の父。一嘉がトランスジェンダーとは知らず、女の子向けのランドセルを欲しがる幼少期の一嘉に、男の子向けの黒いランドセルを勧める。
桜井咲絵
演 - 加藤貴子(第4話)
一嘉の母。
大浦舞
演 - 東加奈子(第6話)
飛馬の母。病を患っており体調不良で自宅療養中。飛馬が幼い頃に銀賞を取った際は、負けて悲しみを知った人は優しくなれると銀メダルを金の折り紙で包んで諭している。
大浦冬馬
演 - 松田賢二 (第6話)
飛馬の父。飛馬を一番の人間に育てようとしていたことから、飛馬が幼い頃に銀賞を取った際はそのことが気に入らず、育て方が悪いと妻の舞に暴力を振っており、母を守るために飛馬が一番に強く拘る原因を作り出している。
金井歩
演 - 片岡信和(第5話・第6話・最終話)
週刊誌「週刊文夏」の記者。五星学園OBで演劇部出身。元生徒会長。大成がディープフェイクによる捏造動画で傷害容疑で逮捕されると、大成を陥れた真犯人を捕まえるため、「学園防衛部」が無実の証拠を集めることに協力するが、五星学園の秘密の核心に近づき過ぎたため黒十字仮面に殺害される。
かつて飛馬が起こした過剰防衛事件を記事にしようとしたが、墨友から圧力をかけられ記事を握りつぶされており、また、自身が生徒会長であった頃に墨友の右腕として協力していた当時の記憶も墨友に消されていたが、付けていた日記から辛うじてその事実を留めていた。
中真実翔子
演 - 井頭愛海(第5話・第6話)
中学時代の飛馬の家庭教師。現在は劇団員を兼ねる女子大生。スーパーでアルバイトをしている。
飛馬から金銭を渡され、五星学園でソルジャーに襲われる女性の芝居をしていた。
アカレンジャー
声 - 関智一
大成の前に現れ、ヒーローとして何が大切かについて助言を与える元祖スーパー戦隊ヒーロー。大成以外には見えていないと思われたが、母・瑠璃子にも見えており、瑠璃子は見えないふりをしていた。
最終話ではアカヒーローと共闘して天利が変貌した黒十字魔人(影武者)を退治する。また、ラスボスである墨友学園長が倒され、学園に平和が訪れた祝いの食事を瑠璃子が亡夫・大志の遺影に勧めていた言葉に反応し、押し入れから現れて「頂こうか」と言ったことから、その正体が大志であったことが示唆される。
五星学園の関係者
創立100周年を迎える小中高一貫教育の男女共学の学校。学園のモットーはPure ・Right・Beautiful(清く・正しく・美しく)。
墨友団十郎(すみとも だんじゅうろう)
演 - 柳葉敏郎
学園長。詳しくは、こちらを参照。
鳴沢亜子(なるさわ あこ)
演 - 南彩加
学園長・墨友の秘書。詳しくは、こちらを参照。
永山華音
演 - 大石絵理(第7話・最終話)
墨友学園長の新しい秘書。
野球部顧問
演 - 石原和海(第1話)
夏の大会には全員3年生で編成したチームで出場することを部活のミーティングで告げる。
教師
天利清春(あまり きよはる)
演 - 戸次重幸
国語教師。「学園防衛部」顧問。詳しくは、こちらを参照。
風見文人(かざみ ふみと)
演 - 長田成哉
数学教師。「報道部」顧問。SNSで拡散された生徒に体罰する動画でクビになると飛馬に脅され、墨友への口添えでクビを回避する提案をされたことへの対価として、飛馬が望む大成がソルジャーになった無抵抗の生徒に暴力を振るっているディープフェイクによる捏造動画を作成、拡散してしまう。しかし、花たちに説得され悩んだ末に編集元となった素材映像を「学園防衛部」に提出する。
ラスボスである墨友学園長が倒されると、「報道部」顧問として墨友がマジンアプリで日本を征服する野望をもっていたことを暴露するネット記事を洗脳を解かれた生徒たちにSNSで拡散した。
近杉真一(ちかすぎ しんいち)
演 - 橋本淳
理科教師。詳しくは、こちらを参照。
墨友十和子(すみとも とわこ) / 灰谷十和子(はいたに とわこ)
演 - 小林涼子(第6話)
元五星学園の保健教師。灰谷十和子は偽名で、その正体は金井と同期の五星学園OBで墨友学園長の娘・墨友十和子であり、マジンシステムの開発に関わった人物。飛馬を父・団十郎の言いなりにさせるために彼と恋愛関係となり、男性3人組に襲われる狂言を働き、過剰防衛事件を団十郎に示談に持ち込ませてその恩義から彼に忠誠を誓わせるように誘導していた。
生徒
五星学園の生徒たち。1話のみのゲストとして登場する者が多い。
佐々木武
演 - 後藤田しゅんすけ(第1話・第3話)
野球魔人に襲われて負傷した3年B組の野球部員。夏の大会出場のため、赤点による部活謹慎を免れようと、雄亮からサインを受けてテストでカンニングしていた。後日、ヨーヨー魔人の賭博ゲームに参加している。
中村英太
演 - 丈太郎(第1話・第3話・第4話)
3年B組の野球部員。野球魔人に襲われているところを大成に助けられる。佐々木同様、テストでカンニングしていた。
和田梓(わだ あずさ)
演 - 栗田桃花(第2話)
五星学園3年生。直哉にラブレターを渡した直後、黒髪魔人に襲われておかっぱ頭にされてしまう。
相沢美菜(あいざわ みな)
演 - 吉田伶香(第2話)
五星学園3年生。直哉に告白していたことから黒髪魔人に襲われ、おかっぱ頭にされてしまう。
松倉律子(まつくら りつこ)
演 - 森日菜美(第3話・第4話)
五星学園3年A組。コーラス部 部長。学園ポイントをかけたヨーヨー魔人の賭博ゲーム「ハイスクールヒューマンカジノ」で破産してしまい、大切な歌声を奪われダミ声にされてしまう。
後日、大成からモモヒーローの候補として「学園防衛部」に勧誘されるが、ヨーヨー魔人の件がトラウマとなっており、勧誘を断る。
木下結衣
演 - 鎌田彩樺(第4話)
五星学園の女生徒。風見が体罰を行う動画が拡散されていることを見て「教師人生 終了」と嘲る。
酒井絵里奈
演 - ウルバノ希望(第4話)
五星学園の女生徒。結衣とともに風見のことを嘲る。
美術部の女子生徒
演 - 飯山さな(第4話)
五星学園の美術部員。大成からモモヒーローの候補として「学園防衛部」に勧誘されるが、困惑して勧誘を断る。
不良生徒
演 - 鈴木大菜(第7話)、芳村宗治郎(第7話)
豪田とつるんでいた五星学園の不良学生。豪田と同じく、マジンアプリの洗脳によって墨友に忠誠を誓い、真面目キャラにキャラ変する。
佐戸国子
演 - 山口まゆ(第7話・最終話)
五星学園の生徒。図書委員。大成を学園OBの卒業名簿が保管されている書庫に案内し、後日、卒業名簿に勝手に折り目を付けた大成を注意する。
警視庁鐘守警察署
黒部圭
演 - ワタナベケイスケ(第5話・第6話)
警視庁鐘守警察署の刑事。警部補。SNSに拡散された動画を理由に、傷害容疑で大成を逮捕する。また過去に発生した飛馬が保健教師・灰谷を守ろうとした過剰防衛事件を五星学園を訪れ墨友に報告している。
文部科学省
後藤勤(ごとう つとむ)
演 - 鈴木裕樹(第7話・最終話)
文部科学省秘書官。五星学園OB。墨友に洗脳され操られており、光石文科大臣をマジンアプリを使い洗脳する。
光石太郎
演 - 山下真司(第7話・最終話)
文部科学大臣。国際競争力を失い弱体化した国家を憂い、国を変えようと願う貪欲でタフな国民を育て上げるための教育改革を目論み、自身のヴィジョンに合致する五星学園の教育に注目する。
五星学園を視察に来た際、墨友に操られた部下の後藤によってマジンアプリを使って洗脳されてしまう。
魔人
生徒や教師がマジンシステムを使用して変貌した姿。退治された後には魔人になっていた間の記憶を失う。2人で1体の魔人となるケースもある。
四ノ宮丸雄(しのみや まるお) / 野球魔人(やきゅうまじん)
演 - 田中奏生(第1話)
五星学園2年生の野球部員。スイッチヒッター。赤点をとるような3年生が思い出つくりのためにカンニングしてまで夏の大会に出場し、実力が上の2年生が出場できないことに感じた怒りから、スマホのアプリで野球魔人に変貌して3年生の野球部員を襲っていたが、アオヒーローに変身した雄亮に退治される。
三島純加(みしま じゅんか) / 黒髪魔人(くろかみまじん)
演 - 新條由芽(第1話・第2話)
五星学園3年生。ダンス部。直哉に想いを寄せており、彼に近づく女性たちを黒髪魔人に変貌して髪を切り刻むことにより、遠ざけさせていた。花さえいなければ直哉は自分と交際してくれると思い込んだ果てに花を襲おうとするが、ミドヒーローに変身した直哉に退治される。事件後、直哉から交際申し込みにシスコン過ぎる保留の返事を受け、呆れて彼にビンタを見舞おうとするも先んじて花が兄へのビンタを敢行、呆気に取られている所を花に連れ出される。
榊秀一(さかき しゅういち) / ヨーヨー魔人(ヨーヨーまじん)
演 - 和田優希(Jr.SP / ジャニーズJr.)(第1話 - 第3話)
生徒会役員。賢二の兄。賢二と二人でヨーヨー魔人に変貌する。学園ポイントを欲しがる生徒たちに賭博ゲーム「ハイスクールヒューマンカジノ」を持ちかけ、破産した生徒から大事なモノを奪い取っていたが、キヒーローに変身した龍平に退治された。生徒会長の飛馬に命令される生徒会活動に心が疲弊していた。
榊賢二(さかき けんじ) / ヨーヨー魔人(ヨーヨーまじん)
演 - 檜山光成(少年忍者 / ジャニーズJr.)(第1話 - 第3話)
生徒会役員。秀一の弟。秀一と二人でヨーヨー魔人に変貌する。兄と同じく飛馬に命令される生徒会活動に心が疲弊していた。
近杉真一(ちかすぎ しんいち) / 日輪魔人(にちりんまじん)
演 - 橋本淳(第4話)
五星学園の理科教師。生徒たちからどんなにイジられても笑顔で対応することから「スマイリー」と呼ばれていたが、その裏でイジられることを我慢しており、ストレスを感じていたことから日輪魔人に変貌、多数の生徒たちを無差別に襲撃するが、モモヒーローに変身した一嘉の説得で改心し自爆という形で退治された。
鳴沢亜子(なるさわ あこ) / 三日月魔人(みかづきまじん)
演 - 南彩加(第1話 - 第6話)
学園長・墨友の秘書。顔の右半分を覆うような仮面をつけている。墨友に寵愛される飛馬に嫉妬し、父君と慕い心酔する墨友に褒められようと、大成の暴力疑惑を報道しようと学園の前に押し掛けたマスコミたちを三日月魔人に変貌して心を操り追い払う。
飛馬を「卒業」と称し彼の潜伏先に乗り込み粛正しようとするが、大成に阻止され、次は「卒業」は死であることを元生徒会長の金井を殺害することで飛馬に見せつけて「学園防衛部」を襲わせようとするが、葛藤を経てギンヒーローに変身した飛馬に退治された。
豪田景樹(ごうだ かげき) / 黄金魔人(当代)(おうごんまじん)
演 - 佐藤新(IMPACTors)(第7話)
五星学園の三年生。学園内でも有名な不良生徒だったが、マジンアプリの洗脳によって墨友に忠誠を誓い、真面目キャラにキャラ変、墨友と決別した飛馬に代わり、新たに生徒会長の座に就く。さらに歴代、生徒会長となった者だけが手にする力である黄金魔人に変貌し、飛馬を排除しようと襲いかかる。しかし、飛馬の持ち掛けた一騎打ちの⚪︎×クイズで対決し、敗れ去る。
退治された後も尚も洗脳状態で五星学園の生徒たちを先導して国の改革を訴えるが、洗脳が解かれた天利がアップデートしたヒーローアプリをスマホに送信したことで洗脳が解かれ、洗脳されていた間の記憶を失った。
天利清春(あまり きよはる) / 黒十字魔人(くろじゅうじまじん)(影武者)
演 - 戸次重幸(幼少期:上田琳斗)
国語教師。「学園防衛部」顧問。ゴレンジャー世代だったこともあり、大成の部活を温かく見守っている。しかし、その実体は大成の父・大志の五星学園の同級生で、彼から渡されたヒーローアプリを基に改造してマジンアプリの開発に関わった張本人であり、黒十字魔人の正体でもあった。
大成から父・大志の死に関わっていたことに気付かれると、記憶を操る能力を使って大志が亡くなった際の様子を視覚化し大成に体感させたうえ、「学園防衛部」、ヒーローへの憧れ、小学部の時に魔人に襲われた記憶を全て消し去る。しかし「学園防衛部」の友情と団結の力により大成が改めてアカヒーローに覚醒し記憶を呼び戻すと、アカヒーローとアカレンジャーとの共闘により退治される。
彼自身も真の黒十字魔人である学園長の墨友に大志の過失致死事故の記憶を消し去られた上で洗脳されており、小学部の時の大成を襲った黒十字魔人は彼ではなく、墨友であったことが墨友自身から明かされる。
墨友からの洗脳が解かれると80メートルに巨大化した墨友からの攻撃を黒十字魔人に変貌して体で受け止めて相殺、「学園防衛部」の生徒たちを守り、真の黒十字魔人との最終決戦ではヒーローアプリをアップデートし五星学園の生徒たちのスマホに送信し、彼らの洗脳を解くことに成功する。
幼い頃に大志がゴレンジャーごっこで見せた、まっすぐで自分が世界の中心だと信じて疑わない気持ちをうらやましくも妬ましく感じ、心を屈折させて黒十字総統に憧れを抱く心の闇を抱えてしまっていた。
墨友団十郎(すみとも だんじゅうろう) / 黒十字魔人(くろじゅうじまじん)
演 - 柳葉敏郎
学園長。そのカリスマ性と策略で自身を慕う生徒会長の飛馬や秘書の鳴沢のことを息子や娘と呼び懐柔し、学園のモットーに反する生徒たちを魔人の力で粛正させる。
彼こそが黒十字魔人の真の正体であり、小学部時代の大成を襲い、五星学園OBで記者の金井を殺害し、天利が大成の父・大志を過失で事故死させた記憶を消し去り洗脳した張本人であった。こちらは鉤爪のような武器を右腕に装備している。
その究極の野望はマジンアプリを日本中の学生たちに普及させ洗脳し、「五星チルドレン」を世に送り出すことにより政治を支配して、この国を征服することであったが、ハイスクールヒーローズの「ハイスクールヒーローズ・ファイナルハリケーン」により退治され、天利がヒーローアプリをアップデートして生徒たちのスマホに送信し洗脳を解いたことで、その野望を打ち砕かれる。野望を打ち砕かれると人々の負の感情を取り除き、明るい未来に導こうとしたやり方が誤っていたことを認め、ハイスクールヒーローズに平和を守るよう言い残し、マジンアプリを使って学園のモットーを唱えながら自爆し、自決する。
用語解説
ヒーローシステム
大成の亡父・大志が開発したスマホアプリ。何かを守る覚悟がある者が使用した時だけ、五星学園の校章に反応しハイスクール ヒーローズに変身できる。
マジンシステム
天利清春が友人である真中大志から渡されたヒーローシステムを基に、墨友学園長の娘・十和子が改造・開発した、心が弱って道を踏み外した生徒や教師を魔人に変貌させるスマホアプリ。負の感情がマックスになるとアプリが起動する。退治された後には証拠隠滅のため、飛馬の遠隔操作によってアプリが消去されていた。
ハイスクールヒーローズ ハリケーン
ハイスクールヒーローズの5人が魔人にとどめを刺すときに使用する必殺技。『秘密戦隊ゴレンジャー』に登場した必殺技「ゴレンジャーハリケーン」のオマージュ。但し、この技の存在自体は披露されていたものの、作中で使用されたことは一度もなく、6人目の戦士・ギンヒーローが加わった6人による「ハイスクールヒーローズ・ファイナルハリケーン」としてラスボスの黒十字魔人のとどめを刺す際に初めて使用された。
ソルジャー
飛馬がマジンシステムを遠隔操作して生徒を変貌させた戦闘員。魔人の手下として複数人で立ち回る。
学園ポイント
五星学園における貢献度や成績を数値化したもの。1P=10円として、学園内やレトロ喫茶ゴンで使える。
スタッフ
脚本 - 高橋悠也、吉高寿男、筧昌也
監督 - 及川拓郎、竹園元、筧昌也
音楽 - 沢田完
撮影 - 佐藤陽弐、船橋正成
照明 - 田部谷正俊、西田文彦
美術 - 飛田幸
録音 - 久野貴司、佐藤公章、小池利幸
整音 - 原口崇正
編集 - 大畑英亮、柳澤和子
スクリプター - 吉田純子、愛川由香、万洲田千尋
アクション監督 - 栗田政明(倉田プロモーション)
アプリ音声 - クリス・ペプラー
音響効果 - 桑原秀網
選曲 - 谷川義春
ラインプロデューサー - 青柳夕子
助監督 - 大峯靖弘、葉山康一郎、阿部紋子、関根佑介
スケジュール - 葉山康一郎
進行主任 - 南波健太
制作デスク - 橋本憲、高地宏明、山形明帆
製作担当 - 谷正光、板垣隆弘、小宮伸之、長谷川浩之
VFX - 日本映像クリエイティブ(國米修市、長部恭平、沖満)
キャラクターデザイン - 野中剛
アプリデザイン - 田嶋秀樹
造型 - ブレンドマスター/ブレンドワークス
脚本監修 - 柳沢正和
アシスタントプロデューサー - 高崎壮太(テレビ朝日)、菊地麻里絵(ジェイ・ストーム)、近松知佳(東映)
ゼネラルプロデューサー - 三輪祐見子(テレビ朝日)、原藤一輝(ジェイ・ストーム)、塚田英明(東映)
プロデューサー - 服部宣之、井上千尋、浜田壮瑛(テレビ朝日)、大森敬仁(東映)
制作 - テレビ朝日、ジェイ・ストーム、東映
音楽
主題歌「EUPHORIA」
作詞 - RUCCA / 作曲 - Jovette Rivera, Maiko Kawabe Rivera / 編曲 - Jovette Rivera, Maiko Kawabe Rivera, 立山秋航 / 歌 - KAT-TUN(ジェイ・ストーム)
エンディング曲「ザ・ハイスクール ヒーローズ」
作詩・作曲 - 岩崎貴文 / 歌 - 美 少年
ダンスの振り付けはメンバーの藤井直樹によるもの。TELASAの先行配信版ではカットされている。第3話では同時期に劇場公開中の映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』から仮面ライダーセイバーとゼンカイザーが登場し、ダンスに加わり、最終話では、柳葉敏郎、中山美穂、関智一、鈴木奏晴(小学部時代の大成 役)、戸次重幸、長田成哉、箭内夢菜らもダンスに加わった。
番組公式サイト
ザ・ハイスクール ヒーローズ - Wikipedia