第1シリーズ
『ボイス 110緊急指令室』(ボイス 110きんきゅうしれいしつ)は、2019年7月13日から同年9月21日まで、日本テレビ「土曜ドラマ」(毎週土曜 22:00〜22:54)で放送された。主演は唐沢寿明。
各話あらすじ(2021年7月10日 - 9月25日)全10話 平均視聴率 8.87%
第1話 2021年7月10日「「怖いよ、助けて…」最凶最悪の敵による、衝撃の『同時拉致事件』発生 決死のタイムリミットサスペンスが、再び幕を開ける!」 視聴率 11.3%
港東署緊急指令室の直轄チーム「ECU」は通報後10分以内の初動捜査に特化した部署。室長のひかり(真木よう子)はその聴力と分析力を駆使し、緊急出動班班長・重藤(増田昇太)らと共に被害者救出に当たっている。一方、元刑事の樋口(唐沢寿明)は病の治療を終えた息子・大樹(鳥越壮真)と出掛けた先で男に襲われた女性を救助。だが、犯人は逃走し、大樹と連絡が取れなくなる。
第2話 2021年7月17日「「ようこそ、こちら側に」襲い来る、白塗りの男の罠!大切な人を狙われた樋口とひかり、そして石川が迫られる『選択』とは…!」 ※『キリンチャレンジカップ2021 U-24日本vsU-24スペイン』の放送(19:00 - 21:24)のため30分繰り下げ(22:30 - 23:24) 視聴率 7.6%
‘白塗りの男’と共犯だった純名(片山友希)は、樋口(唐沢寿明)の息子・大樹(鳥越壮真)を連れて逃走。ECUのひかり(真木よう子)は、重藤(増田昇太)が殺害された時の映像を見直し、犯人の足音の特徴に気付く。一方、樋口らは乗り捨てられた犯行車両を発見。ひかりの力を借りて、石川(増田貴久)は純名を追い詰め、樋口は雑居ビルの地下で目隠しされた大樹を発見するが…。
第3話 2021年7月24日「「弟を助けて下さい」事件は終わっていなかった…!新たな被害者に迫る『ピエロ』の恐怖…。試される、家族の絆!」 視聴率 9.3%
薫の幼い弟・優太の連れ去り事件が発生!9歳の頃、塚田の性犯罪被害に遭っていた薫は、弟の残した絵に描かれた“ある物”を見て、犯人が塚田であることを直感する。樋口(唐沢寿明)は塚田の自宅にあった手がかりから、塚田がセメントを扱う工場を犯行場所として下見していたと推測。ECUのひかり(真木よう子)たちと協力し、塚田と優太の足跡を辿る!
第4話 2021年7月31日「「あいつを殺せてよかった」浮上した内通者の存在、暗躍する白塗りの男の恐怖の中、ECU室員が『DV事件』の連鎖に巻き込まれる…!」 視聴率 8.3%
ECU室員の知里(藤間爽子)が元交際相手の前薗(大野瑞生)に拉致され、樋口(唐沢寿明)と石川(増田貴久)が追跡を急ぐ。前薗が大型リゾート施設を開発する会社の御曹司と分かり、ひかり(真木よう子)は施設近くの別荘に知里を連れ込むと推察。別荘では、知里に命の危機が迫っていた。事件発生から44分。別荘に着いた樋口らが発見したのは腹部を刺された前薗で、知里の姿はなかった。
※2021年8月7日は『東京オリンピック2020』中継(6:30 - 23:00・途中ニュース中断あり)を放送のため、休止。
第5話 2021年8月14日「「ここは、枯れた井戸の底だ」ついに樋口を襲う、白塗りの男の魔の手!絶対絶命の樋口、そして明かされる、『ハマの狂犬』の真実とは――!」 視聴率 9.6%
白塗りの男に拉致された樋口(唐沢寿明)が目を覚ましたのは、枯れた井戸の底。そこには、4体の人骨が転がっていた!必死に冷静さを保ち、投げ込まれていた無線で助けを呼ぶ樋口。かろうじてECUと通信が繋がるも、妨害電波のせいで樋口の正確な位置が特定できない。ひかり(真木よう子)たちは無線の発信圏内にある廃止された井戸の捜索を急ぐ!
※2021年8月21日は『24時間テレビ44「愛は地球を救う」 想い〜世界はきっと変わる。』(18:30 - 翌20:54)を放送のため、休止。
第6話 2021年8月28日「「血まみれの少女に襲われた!!」心霊生配信中に事件発生!加害者は…亡くなったはずの少女!?白塗りの男と樋口の関係が、解き明かされる…!」 視聴率 9.0%
樋口(唐沢寿明)は、親子の絆を壊すことが‘白塗りの男’の目的だと確信。25年前の虐待事件に思い至る。その頃、白塗りの男こと久遠(安藤政信)は母親に意味深長な言葉を掛けていた。翌日、井戸の4遺体が本部長の小野田(大河内浩)らと同い年で同郷と判明。そして精神的な症状を隠す石川(増田貴久)の手元にはあと1回分の薬しかない。そんな中、インターネットの生配信中に配信者の成瀬(松岡広大)が襲われたと通報が入る。映像には少女が成瀬らにかみつく姿があり、ひかり(真木よう子)は‘やらせ’ではなく本物だと聞き分ける。
第7話 2021年9月4日「「マル被は、石川巡査部長」石川が殺人事件の容疑者に!?逃亡する石川を追う樋口!窮地の石川が見た、衝撃の真実とは――!」 視聴率 8.6%
意識が戻った石川(増田貴久)は目の前の光景に驚く。小野田(大河内浩)の遺体と逃げ去る石川を目撃した作業員から110番通報を受けたECUは、樋口(唐沢寿明)らを派遣。石川が被疑者として手配される中、樋口は無実を信じ、ひかり(真木よう子)は早紀(宮本茉由)に、小野田と連絡を取っていた理由を問う。さらに、樋口は薬剤師の久子(宍戸美和公)から石川の症状を聞く。
第8話 2021年9月11日「「重藤雄二は生きていた!」 俺が――奴を殺す。ひかりの前に現れた、変わり果てたその姿とは…!そして、石川の運命は如何に――。」 視聴率 9.4%
石川(増田貴久)が目の前で銃撃され、樋口(唐沢寿明)は必死で止血する。逃走した狙撃犯と久遠(安藤政信)を追うひかり(真木よう子)の耳が捉えたのは、‘聞き慣れた足音’だった。その先にいたのは死んだはずの重藤(増田昇太)で、驚くひかりをけん制すると、その場から走り去る。重藤が久遠とつながっている可能性に言葉を失う一同。そんな中、ECUに久遠から110番通報が入る
第9話 2021年9月18日「「あの時、生まれたのが、私だ」ついに、白塗り男・久遠京介の『過去』と『目的』が明らかに!樋口の反撃が始まる!」 視聴率 7.9%
久遠(安藤政信)と内通し石川(増田貴久)を殺害した片桐(中川大輔)は、樋口(唐沢寿明)が銃を向けるとすかさず通孝(藤本隆宏)に銃を突き付けた。樋口は通孝の解放を条件に逃亡を許す。一方で、樋口やひかり(真木よう子)らは、久遠が殺した被害者達が、久遠の母親と同学年で同地区に住んでいたことをつかむ。ECUの緒方(田村健太郎)は、片桐のパソコンを持ち帰り、解析を進めるが…。
最終話 2021年9月25日「「高層マンションに108個の爆弾を仕掛けた…!!」白塗り男・久遠京介が最後に仕掛ける最凶最悪の事件、勃発!樋口彰吾の『選択』とは。」 視聴率 7.7%
マスコミの注目が集まる中、港東署に出頭した久遠(安藤政信)!取り調べにあたった樋口(唐沢寿明)とひかり(真木よう子)に、久遠は自分が送ってきた人生について語り出す。初めて明かされるその“物語”とは……! 一方、緊急指令室では、自殺した本部長・小野田が生前に久遠と交わした電話の内容が、インターネット上に公開されていることが判明。県警トップが久遠に協力していたことが公になり、世間では警察に対する激しいバッシングが巻き起こる。
概要
2019年7月期に唐沢寿明主演で放送された、緊急指令室・ECUを舞台にしたタイムリミットサスペンスの続編。敏腕刑事・樋口彰吾(唐沢)と真木よう子演じる声紋分析官・橘ひかりが、110番通報の“声”を手掛かりに、危険が迫った人々を救い出す。樋口を“兄貴”と慕う後輩・石川透役で増田貴久も続投。
今作では単なる悪役ではない“ダークヒーロー”が2人に対峙。若者が社会に持つ不満や怒りを代弁するかのような、苦悩、鬱憤を爆発させる魅力的な悪の権化が立ちはだかる。電話での通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」という緊迫した展開の中に、それぞれが抱える闇や葛藤も描く。
ストーリー
妻を正体不明の暴漢に撲殺された過去がある刑事・樋口彰吾(唐沢寿明)は、2年前、緊急指令室の中に新たに発足したECU(Emergency Call Unit)の緊急出動班の班長に就任。室長の橘ひかり(真木よう子)と共に、自身の妻・未希と、ひかりの父親を殺害した連続殺人犯・本郷雫の正体を突き止め、逮捕した。以降、病を抱える息子・大樹の治療のため現場を離れていた。
一方、樋口と共に父を殺害した本郷を逮捕したひかりは、現在もECUで室長を務め、樋口に代わって班長になった重藤雄二と交際、プロポーズされていた。そんな折、息子・大樹の治療が終わり横浜に帰ってきた樋口が、新たな事件に巻き込まれる。
キャスト
唐沢寿明 /樋口彰吾 役
港東署ECU(Emergency Call Unit)緊急出勤班・班長。勘と行動力で突き進む情熱的な敏腕刑事。ひかりの声紋分析を手掛かりに現場で被害者を救う。2年前、妻の未希を撲殺し、ひかりの父親を殺害した連続殺人犯・本郷雫の正体を突き止め、逮捕した。
真木よう子 /橘ひかり 役
港東署ECU・室長でボイスプロファイラー(声紋分析官)。どんなかすかな音でも聞き分けることができる絶対聴感能力の持ち主。助けを求める被害者の声と、その後ろから聞こえてくる小さな環境音をヒントに被害者の場所を迅速に特定し、現場の刑事に指示を出す。
増田貴久 /石川透 役
港東署ECU緊急出動班・捜査員。樋口のことを“兄貴”と慕う、腕っぷしの強い現場のムードメーカー。2年前、図らずも父を脅した犯人の命を奪ってしまったことを連続殺人鬼に利用され、樋口を裏切ることに。事件後、警察官を辞職しようと決めたが、ひかりに慰留され港東署生活安全課に勤務。樋口の帰還に伴い、再びECUの一員として共に捜査にあたる。
スタッフ
脚本:浜田秀哉
演出:大谷太郎、久保田充、西村了、:茂山佳則
プロデューサー:三上絵里子、尾上貴洋、能勢荘志、戸倉亮爾
主題歌:囮囚/BLUE ENCOUNT
番組公式サイト
ボイス (テレビドラマ) - Wikipedia