各話あらすじ(2021年7月8日 - 9月9日)全9話
第1話(一回) 2021年7月7日
ある理由から、夏休みの間だけ伯父の幹也(岡田圭右)が経営するバッティングセンターでアルバイトをしている舞(関水渚)は、バッティングを見ればその人の悩みが分かるという謎の男・伊藤(仲村トオル)と出会う。この日、来店したゆりこ(木南晴夏)のスイングを見た伊藤は、仕事関係で悩んでいることを見抜く。
第2話(二回)2021年7月14日
広告会社に勤める天野佳苗(堀田茜)は、男性からの誘いが多数あるが誰のことも相手にしない。人気CMディレクターと接近するチャンスも、モデルと仲睦まじくする様子を見てその場から離れてしまう始末。ある夜、佳苗は夏葉舞(関水渚)と伊藤智弘(仲村トオル)が見守る中でバッターボックスに入るが、ストライクなのにクレームをつけては全て見送り。逃げてばかりの佳苗にしびれを切らした伊藤は、ある決定的な欠点を指摘する。
第3話(三回) 2021年7月21日 ※前夜放送の『追跡LIVE! Sports ウォッチャー』の放送時間拡大(23:55 - 翌0:10)により10分繰り下げ(1:20 - 1:50)
今井果林(武田玲奈)は和食屋で職人として修業を始めて1年経つが、手際が悪く先輩から怒鳴られる毎日。だが和食の可能性を広めるためにこの世界に入った果林は気にも留めない。バッティングセンターでも、最初から一流のフォームを真似しようとするがうまく打てず、イライラを募らせる。夏葉舞(関水渚)と伊藤智弘(仲村トオル)が話を聞くと、「下積みは不要」だの店の文句ばかり…。
考えの甘さに野球論を語り始める。
第4話(四回) 2021年7月28日 ※前夜放送の『追跡LIVE! Sports ウォッチャー』の放送時間拡大(23:55 - 翌0:10)により10分繰り下げ(1:20 - 1:50)
高橋菜々子(深川麻衣)が神妙な面持ちでバッティングセンターの打席に立っている。しかも思い切り振ることができずうまく打てない。様子を見ていた夏葉舞(関水渚)は、ボールを怖がる気持ちがわかると言葉を掛けるが、菜々子はイイ子に見られたいだけだと自分を卑下する。相手を怒ることができず、彼氏に浮気を問い詰めることができないのだ…。そんな菜々子に伊藤智弘(仲村トオル)が説いた野球論とは!?
※8月5日は前夜から『東京五輪プレミアム』(23:00 - 翌2:00)が放送されるため放送休止
第5話(五回) 2021年8月11日
夏葉舞(関水渚)がバッティングセンターに着くと、伊藤智弘(仲村トオル)が困惑していた。常連客・寺本沙織(佐藤仁美)の息子・優斗(中村羽叶)に懐かれてしまったからだ。遅れてやって来た沙織は、到着するなりバッティングエリアへ。打席に立つ優斗を笑顔で応援している。一見幸せそうに見える親子だが、伊藤は問題を抱えていることを見抜く。その読み通り、家では夫婦喧嘩が絶えず、優斗の顔に明るさはなかった――。
第6話(六回) 2021年8月18日
夏葉舞(関水渚)がバッティングセンターで準備をしていると外から女性の大きな声が。しかも電話で激しくやりあった後に1万円を全て両替してバッターボックスへ。その気迫は周囲の子供たちが驚くほどだ。舞はやがて女性が有名企業の社長・元山陽子(山下リオ)だと気づく。ネット記事によると陽子の会社が買収の危機にあるようで――。仲間のためにも譲渡すべきか否か…揺れ動く陽子に伊藤智弘(仲村トオル)がかけた言葉とは?
第7話(七回) 2021年8月25日
武田尚美(板谷由夏)は15年に渡り人気雑誌の編集を担当している。創刊当初からエースだったが今はいい企画が出せず、後輩に出し抜かれることが多い。そんな中バッティングセンターを訪れた尚美は、夏葉舞(関水渚)との会話をきっかけにバッティングセンター特集の企画を思いつく。挽回しようと取材に奔走するが編集長の頭には異動の文字が…。スイングを見た伊藤智弘(仲村トオル)も尚美が心で泣いている事を感じ取っていた。
第8話(八回) 2021年9月1日
夏葉バッティングセンターにテレビ番組のロケ隊が。ロケのゲスト、アイドルグループ『27』新センター神崎ヒナ(山ア夢羽)に共演者やスタッフは苛立っていた。自分が目立つことに精一杯だからだ。グループの人気低迷に焦るマネージャーの注意にも不満げで、「チームとかどうでもいい」と言い放つヒナ。
そんな無責任な言動に、舞は怒りを露わにして…。一方、伊藤智弘(仲村トオル)はヒナが悩みを抱えていることを見抜いていた。
最終話(九回) 2021年9月8日
高校入学後、女子野球部に入部した夏葉舞(関水渚)はエースとして活躍するが、勝ちを求めるためハードな練習を周囲に強要するように。苦言を呈する秋本美希(池田朱那)に舞は反発。そんな関係の中、追い討ちをかけるような事件が起き、野球から離れた舞はボールすら投げられなくなってしまう。一体何が起きたのか?舞の心を修復するため伊藤智弘(仲村トオル)が説く最後の野球論とは! ベースボール・ヒューマンドラマ最終回!
概要
2019年にアニメ化されたことでも知られる人気アプリゲーム「八月のシンデレラナイン」から着想を得た完全オリジナルの新感覚“ベースボール・ヒューマンドラマ”。ドラマ初主演となる関水渚と、実力派俳優・仲村トオルが初共演でダブル主演を務め、都内のバッティングセンターを舞台に、悩める女性たちを解決へと導いていく。
各話に「野球レジェンド」と呼ばれる往年のプロ野球選手たちが登場し、エンディングロールの最後に「このドラマはフィクションです。ただし、レジェンド選手は実在します。」との注釈が付く。
ストーリー
女子高生の夏葉舞(関水渚)が夏休みの間にアルバイトをすることになった「夏葉バッティングセンター」には、夜になるとなぜか悩める女性たちがやって来る。
バッターボックスで球を打つ彼女たちを見つめる謎の男性・伊藤智弘(仲村トオル)は、「スイングを見るだけで、その人がどんな悩みを抱えているのか分かる」と言い、「野球論」で例えた独自の「人生論」で、その悩みを解決に導いていく。果たして今宵はどんな悩める女性が訪れるのか。
キャスト
夏葉舞(なつは まい)〈17〉
演 - 関水渚
明里高校2年生。夏休みの期間だけ伯父が営む「夏葉バッティングセンター」でアルバイトをする。
性格は勝気だが不器用。伊藤のことを「おっさん」と呼びタメ口で話しかける。
1年生の夏休み、練習試合で対戦したチームメイトの未希にデッドボールを投じて右手を骨折させ、長期離脱させた負い目と、自身もイップスに陥ったことで部活に行けなくなっていたが、伊藤の助けで立ち直り野球部に復帰する。
伊藤智弘(いとう ともひろ)〈47〉
演 - 仲村トオル
「夏葉バッティングセンター」で毎晩のようにお客さんのスイングを眺めている記録にも記憶にも残らなかった元プロ野球選手。
親友の幹也の依頼でバッティングセンターを訪れ、そこにやって来る悩める女性たちを「野球論」で解決に導く。
夏葉幹也(なつは みきや)
演 - 岡田圭右(一回・九回)
舞の伯父。「夏葉バッティングセンター」を営んでいる。嫁の父親が入院することになり、看病のため舞と伊藤に夏休みの間だけバッティングセンターの運営を任せる。
伊藤とは大学時代に野球部でバッテリーを組んでいた間柄で、野球と距離を置くようになった姪っ子の舞を心配し、舞の悩みを解決させる目的もあり、伊藤を招聘していた。
夏葉美智子(なつは みちこ)
演 - 藤田朋子(一回・三回・五回)
舞の母。野球少女であった舞が、野球と距離を置くようになってしまったことを心配している。
明里高校 女子硬式野球部
舞が所属する野球部。舞が1年生の時に全国大会の準々決勝まで勝ち進んでいる。(読み:あけり - )
秋本未希(あきもと みき)
演 - 池田朱那(四回 - 六回・八回・九回)
舞と同級生のチームメイト。1年生の夏休み、練習試合でピッチャーの舞と対戦した際、デッドボールで右手を骨折してしまい、長期離脱を強いられる。しかし、負い目から野球部に来なくなってしまった舞に戻ってきてもらうため、まず自分が野球部に復帰しなければいけいないとリハビリに励んでいた。
春菜(はるな)
演 - 田久保夏鈴(六回・八回・九回)
舞と同級生のチームメイト。未希を負傷させた負い目で野球部に来なくなった舞を心配し、バッティングセンターを訪れるなどして舞に野球部への復帰を促す。
ゲスト
一回
坂本ゆりこ(評価されないことに疲弊する化粧品会社の中間管理職) - 木南晴夏(九回)
近藤茜(坂本の同僚) - 奥山かずさ
武田海斗(坂本の後輩) - 坪根悠仁
苅部耕平(坂本の上司) - 福澤重文
後輩1(坂本の後輩) - 竹田由美香
後輩2(坂本の後輩) - 竹内ももこ
屈強なバッター - 北代高士
ウグイス嬢 - 池谷実悠(六回・八回・九回)
岡島秀樹(野球レジェンド・評価に囚われず寡黙に役割を果たす中継ぎ投手)- 岡島秀樹(本人役)
二回
天野佳苗(交際を申し込みフラれることを恐れる広告代理店勤務の中堅社員) - 堀田茜(一回・九回)
小山田敬(天野の先輩) - 照井健仁
渡辺環奈(天野の同僚) - 斉藤千穂
佐川夏美(天野の先輩) - 福田ユミ
高松エリー(モデル) - 瑛茉ジャスミン
青沢陽太(CMディレクター) - 朝井大智
マネージャー(エリーのマネージャー) - 鬼頭真也
吉田(芸能事務所役員) - 柳谷斉
中島(バツイチの経営者) - 吉野斗規
井上(若手の出世頭) - 松田俊平
敵選手1 - 河西剛徳
敵選手2 - 小原卓也
天野の母 - 上田ゆうこ(声の出演)
審判 - 黒澤吉彦
山ア武司(野球レジェンド・三振を恐れないバッター)- 山ア武司(本人役)
三回
今井果林(下積み修行を軽視し上級者のマネをしようとする和食職人見習い) - 武田玲奈(九回)
横山(果林の親方) - 小野塚老
長谷川(果林の先輩) - 守谷周徒
お客さん - トクサン
ノッカー - 加藤次郎
ファースト - 菊富功一
川ア宗則(野球レジェンド・毎日の積み重ねに全力で取り組む遊撃手)- 川ア宗則(本人役)
四回
高橋菜々子(相手に嫌われることを恐れ強気に出れない都内百貨店のコスメ販売店員) - 深川麻衣(九回)
宮本保(浮気している菜々子の交際相手) - 根岸拓哉
茂樹(菜々子の昔の交際相手) - 宮澤佑
後輩(菜々子のコスメ販売店の後輩) - 森谷菜緒子
配達員(菜々子にお寿司を配達したフードデリバリー) - 伊藤悌智
菜々子の友人 - 成瀬美希
エレナ(菜々子から茂樹を略奪した女性) - 武イリヤ
五十嵐亮太(野球レジェンド・強気にインコースを攻めるリリーフ投手)- 五十嵐亮太(本人役)
五回
寺本沙織(夫・雅也の脱サラと息子の教育方針の違いに悩む主婦) - 佐藤仁美(九回)
寺本雅也(沙織の夫) - 与座よしあき
寺本優斗(両親の不仲を自分のせいだと心を痛める沙織と雅也の息子) - 中村羽叶
里崎智也(野球レジェンド・チームの勝利のため長い目で投手と向き合う捕手(女房役)) - 里崎智也(本人役)
六回
元山陽子〈22〉(事業譲渡の件で周囲が見えなくなったIT企業「ヴァジーレ」社長) - 山下リオ(九回)
木澤太一郎(大学時代「ヴァジーレ」を陽子と起業した仲間) - 奥村秀人
矢野秀美(大学時代「ヴァジーレ」を陽子と起業した仲間) - 下垣真香
川野壮馬(大学時代「ヴァジーレ」を陽子と起業した仲間) - 諒太郎
ドン・ソンヨル(事業譲渡の交渉相手「ハードバンク」の社長) - 滝裕二郎
フリオ・スレーダ(「ハードバンク」のファンドマネージャー) - ポップ
コンサルタント(陽子と事業譲渡の件で電話するコンサル) - 砂川禎一郎(声の出演)
吉見一起(野球レジェンド・周囲の仲間を信じるポーカーフェイスの投手) - 吉見一起(本人役)
七回
武田尚美(応談社の人気雑誌「Week Ender」の元エース編集者) - 板谷由夏(九回)
松岡玲子(「Week Ender」の現在のエース編集者・尚美の後輩) - 木月あかり
石川(応談社の編集員・尚美の後輩) - 梅田彩佳
寺島(応談社の編集員・尚美の後輩) - 森一弥
ウグイス嬢 - 森香澄
長島透子(「Week Ender」の15年前の編集長) - 安澤千草
村中和夫(「Week Ender」の現在の編集長) - 中野剛
山本昌(野球レジェンド・引き際を悟り自身の新たな役割を見つけた投手) - 山本昌(本人役)
八回
神崎ヒナ(チームを牽引する重圧から逃れる国民的アイドルグループ「27」の新センター) - 山ア夢羽(BEYOOOOONDS)(九回)
森田哲矢(夏葉バッティングセンターで撮影されたロケ番組の進行役) - 森田哲矢(本人役)
みなみかわ(ロケ番組に出演したお笑い芸人) - みなみかわ(本人役)
監督(明里高校女子硬式野球部監督) - 増田修一朗(九回)
マネージャー(神崎ヒナのマネージャー) - 野川慧
ディレクター(ロケ番組のディレクター) - 宮田幸輝
古田敦也(野球レジェンド・チームの勝利への貢献を第一に考える捕手兼任監督) - 古田敦也(本人役)
九回
悩める女性(伊藤が渡り歩いたバッティングセンターに現れた女性) - 齋藤里菜
上原浩治(野球レジェンド) - 上原浩治(本人役)
スタッフ
原案 - 八月のシンデレラナイン(アカツキ)
監督 - 原廣利、志真健太郎、原田健太郎
脚本 - 山田能龍、矢島弘一
音楽 - 岩本裕司
主題歌 - クリープハイプ(ユニバーサルシグマ)
オープニング:「しょうもな」
エンディング:「こんなに悲しいのに腹が鳴る」
野球技術指導 - 的場寛壱
企画・プロデュース - 畑中翔太
プロデューサー - 寺原洋平(テレビ東京)、漆間宏一(テレビ東京)、山田久人(BABEL LABEL)、山口修平(アカツキ)、後藤ヨシアキ(アカツキ)
制作 - テレビ東京、BABEL LABEL
製作著作 - 『八月は夜のバッティングセンターで。』製作委員会
番組公式サイト
八月は夜のバッティングセンターで。 - Wikipedia