2021年05月31日

イチケイのカラス 第10話

2021.6.7 放送 第10話「最終回につづく物語切ない真実」

 みちお(竹野内豊)は、弁護士時代の同僚でもある青山(板谷由夏)と、彼女の母親の多恵(銀粉蝶)に会いに行く。愛犬みちこの弟妹が生まれたからだった。帰り道、青山は、独立して事務所を立ち上げるにあたって、得意の企業法務だけでなく国選弁護もやっていくつもりだとみちおに告げる。青山は、その国選弁護である案件を担当するため、またイチケイに通うことになる、と続けた。

 あくる日、駒沢(小日向文世)は、レアケースの案件が上がってきたので合議制で審理する、とみちおや坂間(黒木華)たちに伝える。それは傷害事件だったが、被告人が『名無しの権兵衛』なのだという。青山が弁護人を引き受けた案件だった。

 第1回公判。どこか飄々とした雰囲気を持つ被告人(板尾創路)は、名前はもちろん、自らの素性を明かすことを拒む。事件は、当時17歳だった被害者の朝倉純(小野寺晃良)の胸部を工具で殴打し、ケガをさせたというものだ。この事件の背景にあるのは、路上生活者に対する少年たちの投石事件だった。河川敷で路上生活者仲間とバーベキューをしていた被告人は、被害者の純を含む5名の少年たちから石を投げつけられた。少年たちを追いかけた被告人は、純を捕まえて注意をした。

 すると、そのことに腹を立てた少年たちは再び投石行為に及び、路上生活者のひとりにケガをさせてしまう。純を探し出した被告人は、もみ合いになった際に彼が持っていたスパナを奪って殴りつけたという。純は肋骨が折れるほどの大ケガだった。だが、みちおから、起訴事実について間違いはないか、と問われた被告人は、間違っている、嘘だと答えた。そして、自分は嘘が嫌いだ、と言い放ち……。

第1話 2021年4月5日「型破りの裁判官VS堅物エリート裁判官! バディ誕生」
第2話 2021年4月12日「幼きわが子を虐待!SNSで人気の母親に下す判決!」
第3話 2021年4月19日「伝説の裁判官が暴走凶悪犯の愛」
第4話 2021年4月26日「17歳の少年が5千万円を強奪」
第5話 2021年5月3日「初恋のバレリーナが容疑者…」
第6話 2021年5月10日「令和の大泥棒が法廷に登場!」
第7話 2021年5月17日「司法VS型破り裁判官決戦のとき」
第8話 2021年5月24日「万引き犯VS万引き犯真実は!?」
第9話 2021年5月31日「いったいどうなる!?裁判員裁判」
最終話 2021年6月14日「型破り裁判官最後の裁判!?真実を翻ろうする黒幕…さよなら、入間みちお」

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