「オシドラサタデー」の第2弾。
原作漫画では主人公は4歳児のさとうコタローであるが、テレビドラマ化するにあたり、コタローの住むアパートの隣人・狩野進を主役に据え、狩野の視点からコタローを描く物語に再構築されている。
2023年4月15日より、続編となる『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』(かえってきたぞよ コタローはひとりぐらし)が同枠で放送。
各話あらすじ
第1話 2021年4月24日「隣に越してきた訳アリ5歳児!?」
売れない漫画家の狩野(横山裕)が暮らすアパートの隣室に、1人暮らしだという5歳のコタロー(川原瑛都)が引っ越してくる。驚く狩野は、風呂がないと言うコタローに銭湯を教えるが、こわもての住人・田丸(生瀬勝久)の怒鳴り声や不穏な報道を見て心配になり、ついて行くことに。その帰り、住人でキャバクラ嬢の美月(山本舞香)からコタローの父親と勘違いされ…。
第2話 2021年5月1日「1人ぼっちの幼稚園デビュー!?」
『アパートの清水』では、売れない漫画家・狩野(横山裕)が、編集担当の福野(大倉孝二)からモーレツにダメ出しされて自信喪失…。息子から「会いたくない」と言われた田丸(生瀬勝久)は、ぼう然自失…。一方、そんな彼らと同じアパートで1人暮らしを始めたコタロー(川原瑛都)は、幼稚園に入園するという一大イベントを控えていた――!
第3話 2021年5月8日「恩がえしのピクニック」
コタロー(川原瑛都)は、幼稚園に迎えに来た狩野(横山裕)が編集者の駄目出しに緊張していると知り、同席する。お返しのつもりらしい。さらに、弁当作りを頼んだ美月(山本舞香)へのお礼として、一緒に公園へ。そこで一同は迷子に遭遇する。そんな中、‘優しい人’からのお金をコタローに渡す仕事を任された弁護士の綾乃(百田夏菜子)がアパートを訪れる。
第4話 2021年5月15日「波乱の子ども祭り」
銭湯の休業で風呂に入れないコタロー(川原瑛都)は、狩野(横山裕)らと距離をとる。どうも嫌な思い出があるようだ。幼稚園では、お祭りを控え、花輪(西畑大吾)が保護者の手伝いを募集。挙手がなく静まりかえる中、狩野は手を挙げ、1人で全てを引き受ける。そんな折、田丸(生瀬勝久)の元を、息子の勇太(小山蒼海)が訪ねてきた。ところが田丸は勇太に帰るよう告げ…。
第5話 2021年5月22日「謎だらけの新住人」
仕事のため1カ月だけアパートの部屋を借りることになったという青田(間宮祥太朗)から、仲良くしてほしいと頼まれたコタロー(川原瑛都)。銭湯の同行や幼稚園の送迎も青田が担うことになり、狩野(横山裕)は嫉妬心が隠せない。そんな中、狩野はコタローのことを詮索するような青田の言動に怒りを覚え、田丸(生瀬勝久)や美月(山本舞香)らと青田の部屋に乗り込む。
第6話 2021年5月29日「美月殿を指名ぞよ」
「美月どのを指名しに来たぞよ」――。なぜか美月(山本舞香)の働くキャバクラに通い始めるコタロー(川原瑛都)。狩野(横山裕)と美月からお説教されるコタローだが…?そんな中、元カレのことで美月にトラブルが発生!大好きな美月を守るため、5歳のコタローが下した、けなげな決断とは…⁉
第7話 2021年6月5日「甘えん坊期到来!?」
狩野(横山裕)らの部屋の前に深夜、小石が置かれる怪奇現象が。どうもコタロー(川原瑛都)の仕業で、児童養護施設にいた頃にも同様のことがあったという。その夜、狩野の前にいつもと違うコタローが現れる。後日、コタローは綾乃(百田夏菜子)と一緒になぜかメイド喫茶へ。一方、花輪(西畑大吾)は幼稚園ですぐ寝てしまう園児・タクヤ(前多健登)のことが気に掛かる。
第8話 2021年6月12日「狩野はじめての嘘」
家賃が払えず部屋の鍵を没収され、原稿料が入るまでの間、コタロー(川原瑛都)の部屋に転がり込む狩野(横山裕)。居候中、コタローがかつて母・小夜梨(紺野まひる)からされた「なぜママは生まれてきたのか」という質問の答えを聞きたがっていると知るが、何とも言えない。そんな中、狩野の育ての親である伯父・宏(ベンガル)と伯母・多希子(宮地雅子)が訪ねてくる。
第9話 2021年6月19日「ついに…決別の時」
コタロー(川原瑛都)の部屋には児童養護施設仲間でホストの佑(松島聡)が、狩野(横山裕)の部屋には元恋人・あかね(高梨臨)がそれぞれ滞在することになる中、狩野は綾乃(百田夏菜子)から、コタローに金の工面を頼まれたと聞く。それはコタローがアパートを出て佑と暮らすための費用だという。ふに落ちない狩野だが、佑から隣人より自分といる方がいいと言われ…。
最終話 2021年6月26日「さらばコタロー」
売れない漫画家・狩野進(横山裕)は、短期連載というまたとないチャンスを前に、まさに正念場を迎えていた。そんな状況でも、隣室で1人暮らしをする5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)を気に掛ける狩野に、元カノ・新田あかね(高梨臨)はヤキモキ…。コタローに「進ちゃんの重荷になってるのがわからない?」と言い放ち、幼稚園の送り迎えもしばらくは自分が担当すると宣言する。
原作概要
『コタローは1人暮らし』は、津村マミによる日本の漫画作品。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2015年第7号から連載中。「電子コミック大賞 2018」男性部門賞を受賞した。2020年9月時点で累計発行部数は100万部を突破している。
ドラマ概要
累計部数100万部を突破した津村マミの同名コミックを、連続ドラマ初主演となる関ジャニ∞・横山裕を迎えて初映像化。子連れ入居禁止のアパートで自堕落な日々を送る売れない漫画家・狩野進の隣に、訳ありな1人暮らしの5歳児・さとうコタローが引っ越してきたことから巻き起こるハートフル・コメディー。
ストーリー
子連れ入居禁止の「アパートの清水」に住む売れない漫画家・狩野進(横山裕)。インターホンが鳴りドアを開けると、高級ティッシュを差し出す小さな男の子が1人で立っていて「隣に越してきた“さとう”と申す。以後、お見知りおきを」とあいさつ。けげんな表情を浮かべる狩野にさとうコタロー(川原瑛都)は、自分は1人暮らしだとキッパリ宣言する。
大人顔負けの言動でしっかり者だが、アニメ「とのさまん」が大好きで、主人公と同じ“殿様語”を話すなど子どもらしい一面も持つ訳あり5歳児・コタロー。「面倒なヤツが引っ越してきたな…」と思いつつも世話を焼く狩野と、アパートの住人たちの不思議な交流が始まる。
キャスト
狩野進(かりの しん)〈35〉
演 - 横山裕
本作の主人公。「アパートの清水」の住人。漫画家。
子連れ入居禁止「アパートの清水」の住人。出版社の漫画賞を受賞して以降、鳴かず飛ばずの売れない漫画家。1日中家に引きこもって自堕落な生活を送っている。隣の部屋に引っ越してきた大人顔負けの言動をする1人暮らしの5歳児・コタローのことを面倒に思いつつも、何かと世話を焼くようになる。
さとうコタロー〈5〉
演 - 川原瑛都
「アパートの清水」の住人。大家に「家賃が払えるなら別にいーよ」と言われ、1人で越してきた訳あり5歳児。笑顔を見せず、ほぼ無表情。大好きなアニメ「とのさまん」のまねをして、「わらわ」「おぬし」「いってまいる」といった殿様語を話す。新聞を5紙購読、ゴミの分別も完璧と、とても5歳とは思えないしっかり者だが、時に子どもらしい一面も見せる。
「アパートの清水」の住人・関係者
秋友美月(あきとも みずき)〈25〉
演 - 山本舞香
「アパートの清水」の住人。キャバクラ嬢で、源氏名はミキ。コタローを“コタローちゃん”と呼んでかわいがる。いつも明るく元気だが、実はヒモの彼氏に悩まされている。
田丸勇(たまる いさむ)〈52〉
演 - 生瀬勝久
「アパートの清水」の住人。柄の悪さから怖い人に思われがちだが大の子ども好き。コタローを“コタローきゅん”と呼んで溺愛する。離婚した妻に引き取られた息子に会えず、寂しい思いをしているため、コタローに遊んでもらうことが何よりうれしい。
清水のじーさん(しみずの - )
演 - イッセー尾形
「アパートの清水」の大家夫婦の夫。
清水のばーさん(しみずの - )
演 - イッセー尾形
「アパートの清水」の大家夫婦の妻。
鈴野法律事務所
小林綾乃(こばやし あやの)〈28〉
演 - 百田夏菜子
「鈴野法律事務所」の弁護士。真面目で優秀。所長に命じられて、週に1回コタローに“優しい人からの寄付”という名目のお金を届けているが、実は子どもが苦手。
鈴野牧男(すずの まきお)
演 - 光石研
「鈴野法律事務所」の所長。
「幼稚園の清水」
花輪景介(はなわ けいすけ)〈23〉
演 - 西畑大吾(なにわ男子)
「幼稚園の清水」の新任教諭。優しく一生懸命だが、仕事に慣れず、いつもアタフタしている。過去のある経験から子どもたちに寄り添いたいという気持ちが強く、コタローのことも常に気に掛けている。
岡朝子(おか あさこ)
演 - 峯村リエ
「幼稚園の清水」の星組の主任教諭。
二葉透子(ふたば とうこ)
演 - 出口夏希
「幼稚園の清水」の教諭。
小学社
福野一平(ふくの いっぺい)
演 - 大倉孝二
狩野の担当編集。
スタッフ
原作 - 津村マミ『コタローは1人暮らし』(小学館『ビッグコミックス』刊)
脚本 - 衛藤凛
監督 - 松本佳奈
音楽 - 篠田大介
主題歌 - 関ジャニ∞「ひとりにしないよ」(INFINITY RECORDS)
ゼネラルプロデューサー - 三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー - 都築歩(テレビ朝日)、尾花典子(ジェイ・ストーム)、松野千鶴子(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力 - アズバーズ
制作著作 - テレビ朝日、ジェイ・ストーム
番組公式サイト
コタローは1人暮らし - Wikipedia