清野原作のテレ東ドラマは『山田孝之の東京都北区赤羽』『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』に続く3作目となるが、過去の2作同様、進行役は俳優が実名で担当する。
各話あらすじ
第1話 2021年2月19日「白い服を着た幽霊のいる霊穴アパート」
俳優の杉野遥亮は、自身のビビリを克服するために“怪奇酒”を始めることに。怪奇酒とは、実際に心霊現象のあった現場に出向き、お酒を飲み霊と向き合うという行為。杉野が話を聞きにいったのは、今話題のカルト芸人のチャンス大城。昔住んでいたアパートには、白い服を着た女性の霊がいて、しかもそこは“霊穴”で霊がたくさんいるという。
第2話 2021年2月26日「可愛い声が聞こえる猫塚」
今回、杉野が向かったのは、オカルト研究家に聞いた東京都S区にある“猫塚”。怪談マニアの間では有名で“この世のものとは思えないほど可愛い猫の声”がするという。杉野は軽い気持ちで猫塚に行くが、いきなり怨念のこもった立ち札にビビると、ペットボトルが突然、草むらに転がってくる。すると、どこかからとんでもなく可愛い猫の声がしはじめた。そこに猫がいると確信した杉野は、エアで猫と戯れはじめると、とんでもない結末に…。
第3話 2021年3月5日「醜態と哀愁が渦巻く事故物件」
「事故物件住みます芸人」の松原タニシに勧められて杉野が向かったのは、孤独死した男性の住むアパート。マジメな人だったが、遺品整理にきた娘にHな本のコレクションが見られてしまったという。そのためか成仏できず、未だにその場所にいるという。杉野が怪奇酒をはじめても、お父さんの霊は出てこない。しかし杉野がHな本を見せると、「カーン」という金属音が…。Hな本をめくるとさらに激しい金属音が!お父さんの霊が現れたのだった。
第4話 2021年3月12日「不穏なノートがある、ラブホテル」
今回、杉野はOKAMOTO’Sから紹介してもらった怪談好きミュージシャン、Creepy NutsのR-指定に話を聞く。R-指定は元カノと昔訪れたラブホで強烈な心霊体験をしたという。そのホテルに杉野が行くと、山盛りの塩で清められていて、4階は封鎖され、女性の笑い声が突然聞こえてきた。部屋に入ると、不気味な絵、大音量のお経、消えない電気…そしてR-指定が話していた不気味なノートもあった。ノートをめくると、心霊現象が立て続けに起き始める…。
第5話 2021年3月19日「霊が密集するお笑い劇場」
杉野は岡山天音と一緒に、ヨシモト∞ホールへ。人気怪談家芸人・ありがとうぁみや、生き霊が見える芸人・シークエンスはやともに怪談話を聞くと、その日の深夜、劇場で怪奇酒を始める。怪奇酒初心者の岡山天音は、子どもの霊がいたという舞台で酒を飲み始めると、ありえない現象が起こり続け、恐怖のどん底へ。一方、怪奇酒上級者となった杉野は、霊相手にしてはいけないことを全てして、霊を呼び寄せようとする…。
最終話 2021年3月26日「大島てるオススメ 事故物件の聖地」 ※1:07 〜 1:38
普通の怪奇酒では満たされなくなった杉野は、さらに強い刺激を求め、事故物件サイトの管理人「大島てる」のもとへ。そこで紹介されたのは“事故物件の聖地”ともいえる全階いわくつきのアパートだった。今までとは桁違いの霊の気配を感じ興奮する杉野。1階は殺人、2階は自殺した犯人が住んでおり、3階は友人同士の喧嘩からその片方が殺されたという。憑りつかれたように足を進める杉野が屋上へ辿り着くと…とんでもない景色をみることに…。
原作概要
『東京怪奇酒』は、清野とおるによるコミックエッセイ。2020年1月31日にKADOKAWAから刊行された。著者の清野が知人や友人から聞いた怪談話の場所を実際に訪れて飲酒した体験を描く。
ドラマ概要
同局で放送の「直ちゃんは小学三年生」と同枠で杉野遥亮が連続主演を務めるドラマの2作目。原作は、知人から心霊話を聞きそのスポットにわざわざ出向き飲酒するという実体験を描いた清野とおるの同名漫画。同局と清野のタッグは、「山田孝之の東京都北区赤羽」、「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」に続いて3度目となる。
ストーリー
俳優・杉野遥亮(本人)に、海外ホラー映画主演のオファーがくる。しかし杉野はホラーが大の苦手。そんなある日、杉野は自身のラジオ番組「杉野遥亮の今度は長ズボン」にゲスト出演した漫画家・清野とおるから、心霊現象の起きた場所に1人で行って恐怖心や高揚感の中で酒を飲む「怪奇酒」の話を聞く。怖がりな人ほど向いていると言われ、勧められるままに怪奇酒を体験することになる杉野。すると毎回、怪談マスターが登場して杉野にホラー話を吹き込んでいく。
キャスト
杉野遥亮(本人) - 杉野遥亮
ゲスト
全話
清野とおる
各話ゲスト
チャンス大城
松原タニシ
オカモトショウ(OKAMOTO'S)
R-指定(Creepy Nuts)
大島てる
三上丈晴(雑誌『ムー』編集長)
吉田悠軌
ボルサリーノ関
岡山天音
スタッフ
原作 - 清野とおる 『東京怪奇酒』(KADOKAWA刊)
監督 - 太田勇(テレビ東京)、広瀬陽一、山口将幸
脚本 - 山田能龍、辻健一、福田昌平、太田勇(テレビ東京)
音楽 - 遠藤浩二
オープニングテーマ - さユり『かみさま』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
エンディングテーマ - OKAMOTO'S 『Complication』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
プロデューサー - 太田勇、青野華生子(テレビ東京)、向井達矢(ラインパック)
制作 - テレビ東京
番組公式サイト
東京怪奇酒 - Wikipedia