各話あらすじ
第1話 2021年1月22日「あのコになりたい人生だった」
香菜(山口紗弥加)、優子(財前直見)、茜(桜庭ななみ)は世代は違うが、同じ高校のバスケットボール部の主将だった。香菜は夫・圭吾(前川泰之)の不倫発覚で‘幸せな主婦’の仮面が剥がれ、会社員の優子はパワハラとセクハラ疑惑での左遷が決定。茜はSNSで実生活を偽っている。そんな3人は、元顧問・安東(伊武雅刀)の妻・佳恵(余貴美子)が住むかつての部の寮で共同生活を始める。
第2話 2021年1月29日「気になる あのコは?」
香菜(山口紗弥加)らが共同生活を送る「安東寮」に、母・千尋(ベッキー)の手紙を手にした5歳の幹太(菊池爽)が現れた。安東(伊武雅刀)の隠し子との手紙に香菜らは驚くが、寮で預かることに。その一方で香菜は自立を目指し就職活動を開始。優子(財前直見)は左遷先で仕事に向き合い、茜(桜庭ななみ)は新たな投稿を始める。ある日、千尋が見つかり、安東の謎が明らかになる。
第3話 2021年2月5日「ゼロからのスタートアップ!」
圭吾(前川泰之)は娘・環(根本真陽)の親権を盾に、香菜(山口紗弥加)との離婚に応じない。それを聞いた優子(財前直見)や茜(桜庭ななみ)は憤るが、香菜は環を一人で育てるためにはまずは自立と思い、職探しに励む。しかし職は一向に見つからず、圭吾の元に戻るしかないかと諦め始める香菜。その矢先、茜から得意な料理を仕事にすればいいと提案され、キッチンカーに目をつける。
第4話 2021年2月12日「デリバリーは突然に」
キッチンカーのめどが立った香菜(山口紗弥加)は圭吾(前川泰之)に離婚を申し出る。すると圭吾は、自分がコメンテーターを務めるテレビ番組に出演することを条件に出す。世間に向け、不倫をした圭吾の弁護をしてもらうことが目的だった。優子(財前直見)や茜(桜庭ななみ)は反対するが、香菜は新しい人生のために条件を受け入れる。やがて、番組内で香菜へのインタビューが始まる。
第5話 2021年2月19日「ズルい女たち」
香菜(山口紗弥加)の放送の反響もあり、キッチンカーの滑りだしは上々。そんな時、茜(桜庭ななみ)の元同僚・麻里(大後寿々花)が訪ねてくる。不穏な空気を感じる優子(財前直見)。香菜たちが問い詰めると、麻里は茜のSNSを炎上させた張本人。優子は実力行使とその同僚を寮に連れこみ、対決することに。一方、先生の妻・佳恵(余貴美子)に男性の影がちらつく。そこで香菜たちは、佳恵の思惑に気づくことになり…。
第6話 2021年2月26日「あさき夢みし」
キッチンカーで失敗した香菜(山口紗弥加)は意気消沈。悠一(味方良介)はそんな香菜を励まそうと旅行を提案。優子(財前直見)、茜(桜庭ななみ)、佳恵(余貴美子)らと一緒に行くことに。宿泊先で女将(ふせえり)とタイ人従業員との奇妙なやりとりをきっかけに、香菜は新しい仕事を思いつく。悠一はそんな香菜を女性として意識し始める。一方、茜は旅館の一角で、失踪しているはずの安東(伊武雅刀)らしき人物を見かける。
第7話 2021年3月5日「恋はイノベーション!」
香菜(山口紗弥加)は主婦の隙間時間を活用した仕事紹介アプリを作ろうと奔走。IT企業社長の庄野(村上新悟)や部下の武藤(釈由美子)の協力を得ることになる。事業の成功に躍起になるあまり、本来の目的を見失ってしまう香菜。優子(財前直見)や茜(桜庭ななみ)から、そのことを指摘され、彼女たちの間に大きな溝が生まれてしまう。一方、香菜への恋心に気付いた悠一(味方良介)は庄野に嫉妬するのだが…。
最終話 2021年3月12日「信じて走れ!」
警察署に駆けつけた香菜(山口紗弥加)と悠一(味方良介)は安東(伊武雅刀)と再会。失踪の経緯を聞くが、安東は再び姿を消し、佳恵(余貴美子)は家族解散を決意する。そんな時、アプリ事業の資金契約日と娘の環(根本真陽)のピアノ発表会の日が重なっていることに気付く香菜。契約を優先する香菜に優子(財前直見)や茜(桜庭ななみ)は「らしくない」と反発。香菜は「人生がかかっている」と言い、契約に向かうのだが…。
概要
同局の「ファーストラヴ」、「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)などを手掛けた吉澤智子がオリジナル脚本で描く人生逆転劇。高校時代にバスケットボール部のキャプテンとして青春を懸け、今は人生のどん底にいる世代の違う3人の女性が、逆境を乗り越え、新たな人生へと踏み出していく姿をすがすがしく描く。
ストーリー
高校時代のバスケットボール部の恩師・安東勝仁(伊武雅刀)のお別れ会に集まった元女子部員たち。中でもひときわ不幸オーラをまとう元キャプテンの3人、榎木香菜(山口紗弥加)、鶴賀優子(財前直見)、三代澤茜(桜庭ななみ)は、それぞれが予想もしなかった出来事に見舞われたばかりで「自分のピークは高校時代だった…」と自嘲する。
そんな中、安東の妻・佳恵(余貴美子)からの「バスケ寮に住まない?」という一言で事態が急変。一つ屋根の下に住むことになった3人に、安東の息子・悠一(味方良介)、香菜の娘・環(根本真陽)も加わり、世代の違う6人の“疑似家族”生活が始まる。懸命に変わろうとする彼女たちに一発逆転はあるのか?
キャスト
榎木香菜(えのき かな)
演 - 山口紗弥加
主婦。コメンテーターとしても活躍する大学教授の夫・圭吾と娘・環に囲まれ順風満帆な生活を送っていると世間から思われているが、実際は圭吾からモラハラとDVを受けている。ある日、圭吾の大学でのセクハラとアカハラの件が週刊誌に報じられたことに耐えきれず家を飛び出してしまう。
鶴賀優子(つるが ゆうこ)
演 - 財前直見
大手広告代理店勤務。仕事ができ、プライベートでは年下の彼氏と交際し、公私ともに順調であったが、セクハラとパワハラで訴えられたことで左遷され、さらに彼氏が浮気していたことが発覚。恋愛には疎い。
三代澤茜(みしろさわ あかね)
演 - 桜庭ななみ
実生活は地味な自分に反して、SNSの中でキラキラした女子を取り繕い称賛を得ることが何よりの楽しみ。しかし、とあることがきっかけで大炎上してしまう。口癖は「ムリ」「ヤダ」「ない」。
主要人物の関係者
榎木圭吾(えのき けいご)
演 - 前川泰之
香菜の夫。大学教授。コメンテーターとしても活躍するものの、家庭では香菜に対しモラハラとDVを働いている。ある日、自身の大学でのセクハラとアカハラの件が週刊誌に報じられてしまう。
安東勝仁(あんどう しょうじ)
演 - 伊武雅刀
香菜・優子・茜の高校時代のバスケットボール部の恩師。故人。
安東佳恵(あんどう よしえ)
演 - 余貴美子
勝仁の妻。香菜・優子・茜に寮生活を提案する。
安東悠一(あんどう ゆういち)
演 - 味方良介
勝仁の息子。
榎木環(えのき たまき)
演 - 根本真陽
香菜の娘。
スタッフ
作 - 吉澤智子
制作統括 - 三鬼一希(NHK)
音楽 - 横山克
主題歌 - 東京事変「闇なる白」
演出 - 増田靜雄、土井祥平、新田真三
番組公式サイト
ドリームチーム (テレビドラマ) - Wikipedia