各話あらすじ
第1話 2021年1月16日
高柳(山田裕貴)はミステリアスで風変わりな倫理教師。逢沢いち子(茅島みずき)は校内での男友達との情事をとがめられたことをきっかけに高柳に心惹かれる。そして男友達との心ない性交を拒絶したいち子に、高柳は愛と教養についてのマックス・シェーラーの言葉を贈る。いち子に真剣に向き合う高柳に感化された谷口恭一(池田優斗)は自分の様ないじめられっ子を救う“いい先生”になりたいと高柳に告げる。しかし高柳の答えは…
第2話 2021年1月23日
授業中いつも寝ている間幸喜(渡邉蒼)。母親がシングルマザーで仕事から帰ってくるのが遅く、家に帰っても誰もいない自由な時間で、仲間たちと夜中まで遊び歩く日々を送っていた。高柳(山田裕貴)の授業でも幸喜は寝てしまう。そんな幸喜に、夜に電話を下さいと自分の携帯番号を記したメモを渡す高柳。戸惑いながらも、幸喜は電話をかけてみることに…。高柳は自由な生活がどこか不安なのではと問い、キルケゴールの言葉を説く。
第3話 2021年1月30日
高柳(山田裕貴)は物理教師の松田(田村健太郎)から教師と生徒の恋愛について相談される。深川時代(池田朱那)のことが気になって仕方が無いと言う松田に「それは愛ですか?性的欲求ですか?」と問う高柳。時代は過去に高柳を陥れようとした女子生徒だった…。文化祭の夜、松田の元に音声録音中の携帯をカバンに忍ばせた時代がやってくる。そこに飛び込んできた高柳は“美しさ”についてのソクラテスの言葉を投げかける。
第4話 2021年2月6日
生徒の陸(川野快晴)は不始末をして姿を消した兄・カイト(山科圭太)を捜すチンピラから言い掛かりをつけられ、暴行を受ける。そこへジュダと呼ばれる男(成河)が現れた。彼に助けられた陸だが、ジュダが経営するバーに連れ込まれ軟禁される。高柳(山田裕貴)は店に駆け付け、陸を連れ出そうとする。それを阻止し、鋭い問いを突き付けるジュダ。2人には因縁があった。
※2021年2月13日(土)に発生した地震による報道特別番組に伴い、第5話の放送は1週間順延された。
第5話 2021年2月20日
自傷行為を繰り返す由梨(吉柳咲良)は自分と同じくゲーム好きの男子生徒・都幾川(板垣李光人)と仲良くなる。都幾川は‘保健室登校’だが、高柳(山田裕貴)を慕い、倫理の授業には出席していた。ある日の授業中、都幾川は由梨が自身の手首にカッターを当てようとするのを発見し、止めに入る。
第6話 2021年2月27日
曽我涼馬(犬飼直紀)は学校でほとんどしゃべらない生徒。成績も良くスポーツも得意で友達もいるが話している姿を見た者はほとんどいない。なんとか曽我を喋らせようとする教師たちを尻目に高柳(山田裕貴)はそれはおせっかいだと突き放す。高柳の異変を感じ取った逢沢いち子(茅島みずき)はなんとか元気づけようとするが…。高柳は曽我とのかいこうをきっかけに図書館でよく同席する田村創(杉田雷麟)の悩みに向き合うことに…
第7話 2021年3月6日
体育祭を前に加熱するクラス全員参加のグループチャット。そんな団結心を白々しく感じる南香緒里(中田青渚)はあえて周囲と距離を置いている。香緒里は、同じ様な態度の逢沢いち子(茅島みずき)にシンパシーを感じていた。高柳(山田裕貴)の授業で個人主義という言葉を覚えたいち子は独断でグループチャットから抜けてクラスメイトからいじめを受けることに…。高柳はその問題について倫理の授業で対話することを提案する。
最終話 2021年3月13日
3年4組の生徒全員が参加しているグループチャットを抜けたことから、いじめを受けるようになったいち子(茅島みずき)。高柳(山田裕貴)はその問題を自身の授業で取り上げ、「いち子はグループに戻るべきかどうか」をテーマに、生徒同士で話し合わせることにする。それは、高柳の‘最後の授業’だという。それぞれの意見に耳を傾けた高柳は、ある言葉を一同に語り掛ける。
原作概要
『ここは今から倫理です。』(ここはいまからりんりです、From now on we begin ethics.)は、雨瀬シオリによる日本の漫画。倫理を教える教師と、彼が受け持つ高校生らとの出来事が描かれる。
『グランドジャンプPREMIUM』(集英社)にて、2016年11月号から2018年11月号まで連載された。その後、同誌が『グランドジャンプむちゃ』にリニューアルした際に移籍され、2019年1月号(創刊号)から連載中。2017年11月に第1巻が、雨瀬の『ALL OUT!!』の13巻と同時に発売された。『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018』ネクストブレイク部門2位。
ドラマ概要
20代を中心に異例の人気を誇る雨瀬シオリの異色の同名学園コミックを、「魔法使いの嫁」や「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の共同脚本など、アニメ界でも活躍する気鋭の劇作家・高羽彩の脚本で実写ドラマ化。日々価値観が揺さぶられ「万人の万人に対する闘争」(ホッブズ)が起こり続けるこの世界に、新時代のあるべき「倫理」を問う、誰も見たことのない本気の学園ドラマ。
ストーリー
ある高校で倫理の選択授業を受けている生徒たち。何食わぬ顔で座っている彼らだが、自傷行為、深夜徘徊、いじめ、ドラッグ、合意のない性行為など、それぞれがシリアスな問題を抱えている。そんな悩みに押しつぶされそうになった生徒たちに、謎の教師・高柳(山田裕貴)が倫理と哲学の言葉を投げかける。
一見退屈に思える「倫理」の教科書に書かれた先人たちの言葉が、現代の高校生によって読み替えられ、人生をサバイバルするための鋭い武器に変わる。「よく生きる」(ソクラテス)とは何か? 高柳は生徒に寄り添い、問いかけ、悩み続ける。生徒たちが見いだすのは救いか? それとも!?
キャスト
高柳 - 山田裕貴
ミステリアスでクールな高校の倫理教師。さまざまな悩みに押しつぶされそうになった生徒たちに、倫理と哲学の言葉を投げかける。
逢沢いち子 - 茅島みずき
谷口恭一 - 池田優斗
間幸喜 - 渡邉蒼
深川時代 - 池田朱那
近藤陸 - 川野快晴
山野亮太 - 浦上晟周
高崎由梨 - 吉柳咲良
都幾川幸人 - 板垣李光人
曽我涼馬 - 犬飼直紀
田村創 - 杉田雷麟
南香緒里 - 中田青渚
スタッフ
原作 - 雨瀬シオリ 『ここは今から倫理です。』(グランドジャンプむちゃ連載中)
脚本 - 高羽彩
音楽 - 梅林太郎
制作統括 - 尾崎裕和、管原浩
プロデューサー - 倉崎憲
演出 - 渡辺哲也、小野見知、大野陽平
番組公式サイト
ここは今から倫理です。 - Wikipedia