2021年01月03日

ウチの娘は、彼氏が出来ない!! TOP

『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(ウチのむすめは、かれしができない!!)は、2021年1月13日から同年3月17日まで、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠(毎週水曜 22:00〜23:00)で放送された。全10話。主演は菅野美穂。


各話あらすじ 平均視聴率 8.66%
第1話 2021年1月13日「脚本北川悦吏子×菅野美穂&浜辺美波!トモダチ母娘のラブコメディ」 視聴率 10.3%
 大学生の娘・空(浜辺美波)と暮らすシングルマザーで小説家の碧(菅野美穂)は、筋金入りの漫画オタクである空に恋の話がないことが悩みの種。その上、出版社編集長・小西(有田哲平)からはミステリー小説の連載打ち切りを告げられてしまう。碧が新しい編集者の漱石(川上洋平)からかつて人気を博した恋愛小説を打診されて行き詰まる一方で、空は碧の幼なじみのゴンこと欣次(沢村一樹)とその父・俊一郎(中村雅俊)が営むたい焼き店で家計への心配を吐露。そんな中、空は大学の飲み会で、同級生の光(岡田健史)の言動に憤る。

第2話 2021年1月20日「オタ娘の恋に急展開!母娘で恋愛バトルに出陣!」 視聴率 8.8%
 それぞれ別の場所で整体師の渉(東啓介)と出会った碧(菅野美穂)と空(浜辺美波)。碧は新作のネタが浮かんだと漱石(川上洋平)に宣言し、しっかりメークをして渉の元へ向かうが、ゴン(沢村一樹)らを相手に愚痴をこぼす結末に。一方、空には光(岡田健史)が近づいてきた。いぶかる空に意外な提案を持ち掛ける光。その提案を巡り、碧とけんかをした空は、家を飛び出した先で渉と再会する。

第3話 2021年1月27日「オタ娘人生初デート!母もデートでロマンス爆発」 視聴率 8.1%
 ゴン(沢村一樹)に見合いの話が舞い込む。相手は美人で、すっかりその気のゴンから結婚式のスピーチを頼まれた碧(菅野美穂)は、空(浜辺美波)から「おだや」に気軽に出入りできなくなると言われ考え込む。さらに漱石(川上洋平)から、小説のためにゴンとデートするよう促される。一方、元家庭教師の未羽(吉谷彩子)と会った光(岡田健史)は、おだやで空と遭遇。空に、ある物を渡す。

第4話 2021年2月3日「なかったことにしたいキス!オタ娘は恋の新喜劇」 視聴率 8.2%
  碧(菅野美穂)の過去作を人気バンドの悠人(赤楚衛二)の主演で映画化する企画が持ち上がり、碧は意気揚々。だが、悠人の要望で物語は改変され、次の仕事のために受け入れるよう編集部長の小西(有田哲平)に促された碧は落ち込む。抗議すべきだといつになく熱くなる漱石(川上洋平)。碧はそんな彼のある過去を詰問する。一方、渉(東啓介)の言動に傷つく空(浜辺美波)は光(岡田健史)を呼び…。

第5話 2021年2月10日「ついに動き出した恋!母と娘の知られざる秘密…」 視聴率 8.3%
 碧(菅野美穂)の恋愛事情を目にした空(浜辺美波)は、一緒に漫画を描くうちに仲良くなった光(岡田健史)に本音を明かす。漱石(川上洋平)から新作ネタの提出期限を提示され、追い詰められる碧はゴン(沢村一樹)の元へ。そこへ、俊一郎(中村雅俊)の恋人として意外な人物が現れる。一方、渉(東啓介)との‘本当のデート’に臨む空は、緊張して怖いような気持ちを持て余し、碧にこぼす。

第6話 2021年2月17日「君をなくしてしまうなら私はどんなに泣くだろう」 視聴率 8.4%
 漱石(川上洋平)に緊急事態が起き、碧(菅野美穂)と漱石の関係が変化する中、新作小説を書き始めた碧は執筆に没頭。漱石との打ち合わせの約束も忘れる。渉(東啓介)とデートし、恋が順調な空(浜辺美波)は、光(岡田健史)との漫画制作にも精力的で、出版社への持ち込みにまで言及。一方、登場人物の設定の話から空に関する疑問を抱いていた光は、ゴン(沢村一樹)の店である質問をする。

第7話 2021年2月24日「あなたのお母さんは、かつての私の恋敵」 視聴率 9.0%
 親子の問題に悩み、碧(菅野美穂)へ疑問をぶつけた空(浜辺美波)。そして碧から告げられた真相を、光(岡田健史)や、俊一郎(中村雅俊)の恋人で友人となった沙織(福原遥)に明かし、現実を受け入れようとする。碧から話を聞いた漱石(川上洋平)も驚く中、空が自宅で見つけたある物が意外な真実を掘り起こす。一方、空の心が離れたように感じる渉(東啓介)は気晴らしで海へ行き…。

第8話 2021年3月3日「実の父に会う!運命の再会で母娘に亀裂」 視聴率 8.6%
 碧(菅野美穂)と自分の人生に関わる‘一ノ瀬風雅’という役者を知り、会いたいと言い出す空(浜辺美波)。漱石(川上洋平)も調べる一方で、渉(東啓介)は空が自分ではなく光(岡田健史)に悩みを相談していたことに引っ掛かる。そんな中、風雅の居場所が判明。碧と共に向かった空は、なぜか彼と2人で釣りをすることに。同じ頃、光を訪ねた渉は、ゴン(沢村一樹)の店で光と向き合う。

第9話 2021年3月10日「実の父上京で母娘の恋大荒れ愛の告白!」 視聴率 7.9%
 空(浜辺美波)と風雅(豊川悦司)の行動に不安といら立ちを覚える碧(菅野美穂)。その上、現れた風雅が商店街になぜか居着いてしまう。空はそんな彼の面白さを光(岡田健史)に話して聞かせていた。風雅を無視できず、彼と向き合った碧は、空の産みの母・鈴(矢田亜希子)との思い出を話すうちに当時の感情がよみがえってくる。一方、漱石(川上洋平)に思いがけない仕事の知らせが入る

最終話 2021年3月17日「母娘が最後に選ぶ一番大切な人は…?」 視聴率 9.0%
 風雅(豊川悦司)と漱石(川上洋平)から相次いで思いがけないことを告げられた碧(菅野美穂)は、‘モテ期’の到来を空(浜辺美波)に報告。ゴン(沢村一樹)は温泉施設で風雅と出くわし、彼がもうすぐ沖縄へ行くと知る。空の話を聞いた光(岡田健史)は、言葉とは裏腹な空の動揺を感じ取っていた。その夜、ゴンの店で漱石と風雅が鉢合わせ。同じ頃、碧は風雅と漱石の言葉を思い返し…。


概要
脚本家・北川悦吏子が手掛ける、少女のような天然母としっかり者のオタク娘が繰り広げるエキサイティング・ラブストーリー。主人公で売れっ子の恋愛小説家・水無瀬碧を菅野美穂、その娘で恋愛のきっかけがなかったオタクの女子大生・空を浜辺美波が演じる。イケメンでパーフェクトな空の同級生役で岡田健史が出演。実は隠された一面を持ち、そのことで空と不思議な関係になっていく役柄を演じる。


ストーリー
“恋愛小説の女王”と呼ばれた水無瀬碧(菅野美穂)は、娘の空(浜辺美波)に彼氏ができないことが悩みの種。一方、恋をしてみたいと思いつつもオタク活動に忙しい空は、いい年をして天然、暴走、世間知らずな母を放ってはおけない。そんな時、ある理由から2人は突如「私たち、恋をしよう!」と決意。娘にとっては人生初の、母にとっては久々の恋が動きだす。


キャスト
水無瀬家(主要人物)
水無瀬碧(みなせ あおい)〈44〉
演 - 菅野美穂
アラフォーの売れっ子恋愛小説家。やや天然ボケで、思ったことはすぐ口からこぼれ、屈託がなくにぎやかな性格。美人で恋愛経験も豊富だが、性格が不美人で落ち着きのない3枚目キャラ。仕事は迷走中。シングルマザーで、20歳の一人娘とタワーマンションで暮らしている。

水無瀬空(みなせ そら)〈20〉
演 - 浜辺美波
しっかり者の碧の一人娘。20歳の大学生。筋金入りの漫画オタクで、これまでは趣味に忙しく恋愛の優先度が低かったが、本当は彼氏が欲しいと思っている。心は清く、天然な母を守らなければとさえ思っている。

碧の彼氏候補
ゴンちゃん
演 - 沢村一樹
下町商店街の鯛焼き屋「おだや」の4代目。碧の幼なじみ。
20代の頃「俺はこんな商店街で終わる男ではない」と長年放浪の旅に出ていたが、5年前に実家に戻り、先代と店を切り盛りしている。

橘漱石(たちばな そうせき)
演 - 川上洋平([Alexandros])
散英社の碧担当の編集者。
イケメンのため女流作家の担当に回されることが多く、クールな容姿に反し情熱をもって担当作家を献身的に支える。

小西(こにし)
演 - 有田哲平(くりぃむしちゅー)
散英社の編集長。
碧を作家として見出した人物で碧との付き合いは長い。売れると見込んだ作家に作品を書かせるためにはどんなことでもやる人物。

空の彼氏候補
入野光(いりの ひかる)
演 - 岡田健史
空と同じ立青学院大学に通う学生。イケメンで多くの女性から交際を申し込まれるが、本気の恋愛はめんどくさいと感じている。

鯛焼き屋「おだや」
小田俊一郎(おだ しゅんいちろう)
演 - 中村雅俊
ゴンの父。「おだや」の3代目。

ケンタ
演 - 中川大輔
「おだや」のアルバイト。

立青学院大学
ナオキ
演 - 大地伸永
光の友人。

愛梨(あいり)
演 - 長見玲亜
光の女友達。

散英社
伊藤沙織(いとう さおり)
演 - 福原遥
散英社の編集者。橘の彼女。
GPSを橘に取り付け所在地を探るなど、少しストーカー気質なところがある。

その他
渉周一(わたり しゅういち)
演 - 東啓介
イケメン整体師。

ゲスト
第1話
松山
演 - ふせえり(第2話・第4話)
散英社の20年来の碧担当編集。
碧の連載打ち切りを回避できず、社内での力関係からこれ以上碧を守ることが難しいと限界を感じ、早期退職者の募集に手を挙げ碧の担当を漱石に引き継ぐ。散英社を離職後も碧の行く末を気に留めており、漱石から碧のことを相談された際は碧を守ってあげるようにと懇願している。

碧から漱石について質問を受けた際、盗作の漫画原作を漫画家に渡していたというマスコミの記事は誤報で、実際は海外小説を盗用した漫画家を守るために罪を被っていたことを教え、記事を鵜呑みにして漱石のことを責めた碧は自責の念にかられる。
退職後は店長としてIKEAに再就職している。

「はなカフェ」の店長
演 - 高木トモユキ(第3話・第6話)
カフェの従業員のおやつに「おだや」から鯛焼きをデリバリーする。配達した空に新商品のソイペチーノをプレゼントしている。

ライター
演 - 伊藤麻実子
碧のタワーマンションで碧を取材する。

カメラマン
演 - 鳥村みやこ
碧のタワーマンションでの取材で碧を撮影する。

整体師
演 - 松熊つる松
太葉堂の渉の同僚。

第2話
里中
演 - 大高洋夫(第3話・最終話)
立青学院大学のケインズゼミの講師。講義を聴かずイラストを描いていた空を注意する。学生のゼミの飲み会に参加するなど学生との関係は良好。

小田菜子
演 - 金子なな子
7年前に亡くなった俊一郎の妻。欣次の母。欣次は放浪中で母の死に目に会えていない。

「Ruby on AOYAMA」の店長
演 - 鼓太郎(第3話)
空と光が訪れるカフェの店長。ボブ・ディランを知らない光に「風に吹かれて」を歌ってみせる。

第3話
未羽の交際相手
演 - 高木勝也
未羽の彼氏候補のひとり。都内に複数のマンションを所有する資産家であったことから、未羽は彼を本命に絞り、光に別れを告げる。

豊田のおばちゃん
演 - 山下容莉枝(第4話・第5話・第7話)
すずらん商店街の蕎麦屋「更級豊田」店主の妻。ゴンに青葉を見合い相手として紹介する。
後日、見合い話がご破算となったことから、お詫びに「たつや」の羊羹を持参して現れ、神林と「おだや」の鯛焼きを大量に買って帰る。

神林
演 - 松本海希(第4話・第5話・第9話・最終話)
すずらん商店街の銭湯「すずらん温泉」の女性店主。豊田と共にゴンに見合い相手を紹介する。

青葉〈26〉
演 - 貴島明日香
「おだや」で働くゴンの姿に一目ぼれしたとして、豊田に相談し見合い相手としてゴンに紹介をお願いした女性。
実態は所謂「プロ彼女」で、後日、六本木タウンに住む金持ちが集まるパーティーでIT社長に見初められたことからゴンより条件のいいIT社長に乗り換える。ゴンに一目ぼれしたというのもウソで、「おだや」の資産価値を査定していた模様。

久遠悠人
演 - 赤楚衛二(第4話・最終話)
碧が大ファンの人気バンド「サイレントナイフ」のボーカル。俳優としても人気があり、映画化される碧の小説『私を忘れないでくれ』で主演することになるが、作中で亡くなってしまうほうが女性ファンからのウケが良いからと原作小説の設定を変更し、主人公と亡くなるヒロインの性別を入れ替えて、タイトルも『僕を忘れないでくれ』にすることを要求する。しかし、漱石からオリジナルの過度の改変は作品を殺すことだと訴えられ、映画主題歌用に自身の楽曲を勝手にアレンジされ、同じように作品を殺されたと感じていたことから漱石の訴えが心に刺さり、要求を撤回し脚本家を入れ替え原作通りに脚本を練り直さないと映画の主演を降りると漱石に約束する。

第4話
筧浩志
演 - 本多力
『僕を忘れないでくれ』の脚本家。漱石が原作の設定の改変により生じた脚本の矛盾点の辻褄を合わせるプランを提案に現れるが、実際の脚本は自分の個人事務所のスタッフに代筆させており、アイドル映画やその映画を見る客を見下したような発言をして自分に意見する漱石を邪険に扱い門前払いする。

社長
演 - 佐渡山順久
久遠悠人の所属する芸能事務所の社長。『僕を忘れないでくれ』の主題歌用に過去に悠人が作曲した楽曲を有名プロデューサー都築勝也にアレンジさせるが、苦労して作曲したオリジナルの楽曲を台無しにするアレンジだと悠人から抗議されたため、フリーターから人気歌手に育て上げた恩を持ち出し、ビジネスを理由に彼の抗議を一蹴する。

マネージャー
演 - 福澤重文 
久遠悠人のマネージャー。楽曲のアレンジで悠人と社長が揉めて一触即発の状況になったため、二人の間に入り制止しようとする。

第9話
おおばやしかなえ
演 - 銀粉蝶(最終話)
すずらん商店街のオモチャ屋の女性店主。一ノ瀬の華麗なヨーヨーテクニックに魅了されすっかり手なずけられてしまい、一ノ瀬にオモチャ屋の二階の空き部屋を格安で貸し与える。

マナ
演 - 渋谷南那
小学生の女の子。友達から仲間外れにされるが、一ノ瀬と一緒にシャボン玉を飛ばし遊んでもらう。

マナの友達
演 - 小吹奈合緒、尻引結馨
ゲーム機を持っていないので一緒に遊べないとマナを仲間外れにする。

町の悪ガキたち
演 - 拓夢、高野光希、早瀬圭人
光の住むアパートがある地域の悪ガキ。コンビニで夕食を買った帰りの光と空に絡んで、空を突き飛ばし彼女のメガネを壊してしまう。

男性
演 - 七枝実
悪ガキに「警察を呼ぶぞ」と声をかけ、からまれていた光と空を助けてくれた。

スタッフ
脚本 - 北川悦吏子
演出 - 南雲聖一、内田秀実
チーフプロデューサー - 加藤正俊
プロデューサー - 小田玲奈、森雅弘、仲野尚之(AX-ON)
主題歌 - 家入レオ「空と青」(Victor Entertainment)
作詞・北川悦吏子、作曲・川上洋平[Alexandros]
音楽 - 得田真裕
劇中漫画 - 内藤マーシー
流木監修 - 児玉昌彦
オタク指導 - 代々木アニメーション学院
鯛焼き指導 - たいやき ともえ庵
キャンプ監修 - ヒロシ・コーポレーション
漫画コラボレーション - 若林稔弥『幸せカナコの殺し屋生活』(星海社)
制作協力 - AX-ON
製作著作 - 日本テレビ


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