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各話あらすじ
第1話 2021年1月6日
ペットショップで売れ残っていた一匹の成猫。日に日に値段が下げられ、お客さんに見向きもされなかった猫は、いつしか誰かに愛されることを諦めるようになっていた。しかし、そんなある日、猫の前にひとりの男性・神田(草刈正雄)が現れる。妻に先立たれたショックから立ち直れずにいた神田は、亡き妻との会話を思い出し、たまたま通りがかったペットショップに立ち寄ったのだった。そしてその猫に一目惚れして…。
第2話 2021年1月13日
神田(草刈正雄)の家に初めてやってきた猫は、慣れない広い部屋への戸惑いと神田の家族に拒まれることを恐れ、キャリーケースから出られずにいた。そんな様子に、神田は自分一人しか住んでいないことを告げる。自分と同様、神田も孤独を感じていると知ったその猫は、寂しげな表情で話す神田にそっと擦り寄る…。神田は、出会えたことが幸福だという理由から、その猫に“ふくまる”と名付けることにする。こうして、一人と一匹の温かな生活が始まる…!
第3話 2021年1月20日
新しい職場に初出勤する神田(草刈正雄)は、そわそわした様子で着替えている。家に置いていくふくまる(声:神木隆之介)のことが心配で仕方ないのだ。そんな神田を励ますように、一人で待てると意気込むふくまるだったが、いざ神田が出ていくと寂しさでいっぱいに…。一方、新しい職場・音楽教室で、同性の職員が来たと喜ぶ森山(小関裕太)から、歓迎会をしようと声をかけられるが、ふくまるのことが心配でたまらない神田は…!
第4話 2021年1月27日
もうすぐ1歳になるふくまる(声:神木隆之介)。神田(草刈正雄)はペットショップの店員・佐藤(武田玲奈)から早めの去勢手術を勧められていた。どの本を読んでも手術すべきだと書かれていたが、ふくまるに万が一のことがあったらと想像すると、不安でたまらない。周囲にも相談しながら、神田は意を決して去勢に踏み切る決断をする。 病院へ連れて行くと、診察台で怯えるふくまる。神田はふくまるを安心させるために言葉を重ね、獣医にふくまるを託すが…。
第5話 2021年2月3日
ふくまる(声:神木隆之介)のおかげもあって、音楽教室の子供達にも大人気の神田(草刈正雄)。レッスン後、森山(小関裕太)と話していると、神田の幼少期の思い出を垣間見ることになる…。そして帰宅途中、小林(升毅)に遭遇し、猫グッズが並ぶ雑貨屋に入ると、すっかり猫好きになった神田は次々と猫グッズを購入する。ところが、ふと目に入ったマグカップから、かつて妻・鈴音(高橋ひとみ)とこの雑貨屋を訪れた時のことを思い出す…。
第6話 2021年2月10日
ふくまる(声:神木隆之介)と暮らすようになってから、妻が生きていた頃のように、少しずつピアノが楽しめるようになっていた神田(草刈正雄)。 そんなある日、音楽教室で神田の演奏のすばらしさに興奮した森山(小関裕太)は、神田をピアノのコンサートに一緒に行こうと誘う。神田は心の中では戸惑いを感じながらも、誘いに快諾する。今話題のピアニスト日比野奏(平山浩行)のコンサートだが、会場に行った神田は…
第7話 2021年2月17日
世界的ピアニストである神田(草刈正雄)との才能の差に打ちのめされて以来、神田を憎んでいる日比野(平山浩行)は、先日、自分のコンサートを神田が途中退出したことに、苛立っていた。そんな中、日比野は母親(朝加真由美)から猫・マリン(声:松本穂香)の飼育を押し付けられ、しぶしぶ猫グッズを揃えるためペットショップに向かうことに。店員の佐藤(武田玲奈)に勧められるがまま、大量の猫グッズを選んでいると、偶然にも神田と再会を果たすが…!?
第8話 2021年2月24日
神田(草刈正雄)は、ピアニストの日比野(平山浩行)が猫を飼い始めたばかりだと聞いて、日比野の家について行くことに。しかし、家に着くと、ケースの中にいるはずのマリン(声:松本穂香)がいなくなっていた。奥まった隙間に隠れていたマリンを見つけるが、その姿を見て神田は驚く。なんと自分の飼い猫のふくまる(声:神木隆之介)とそっくりなのだ!ふくまるとマリンは姉弟かもしれない、そう思った神田は、日比野とマリンを自宅に招待するが…。
第9話 2021年3月3日
神田(草刈正雄)は音楽教室の生徒の発表会が迫り悩んでいた。以前、日比野(平山浩行)のコンサートの会場で、まともに息をすることもできなかった自分が、生徒を支えることはできないと…。退職届を出すことを決意するが、それを知った親友の小林(升毅)は、もっと周りを頼れよ!と叱咤する。 逡巡したまま退職届を提出する神田だが、同僚の森山(小関裕太)は自分がコンサートに誘ったのが原因だと落ちこむ。神田の去就はどうなる!?
第10話 2021年3月10日
同僚の森山(小関裕太)のバンドライブに誘われた神田(草刈正雄)。しかし、コンサート会場での一連の出来事から不安を抱えていた。親友の小林(升毅)に相談すると、事前に別のライブに一緒に行ってみようと提案される。ピアノのコンサートとは全く違った、ロックの激しくて騒がしい空間に、神田は圧倒されてしまう…。果たして、無事会場に居続けることはできるのか?さらにステージ上で意外な人物にも遭遇してしまい…!?
第11話 2021年3月17日
ライブに出かけた神田(草刈正雄)の帰りを待っている間に、家からいなくなってしまったふくまる(声:神木隆之介)。神田のために願い事をしようと、流れ星を追ったことから迷子になってしまっていた。 一方、神田はいなくなったふくまるを懸命に捜索する。ついに、ふくまるの姿を見つけ近寄ってみると、その子は、ふくまるにそっくりな別の猫だった。しかも激しく衰弱した様子で…。一刻も早くふくまるを見つけたい一方で、目の前の猫を見捨てることはできない。そんな神田が取った選択は…。
最終話 2021年3月24日
神田と再会し、無事におうちに帰ってきたふくまる(声:神木隆之介)。安心するも、ふと孤独に過ごした日々がこみ上げ、泣き出してしまう。そんなふくまるに神田(草刈正雄)はそっと寄り添うのだった…。一方、森山(小関裕太)のライブが翌日に迫っていた。ふくまるの捜索に協力してくれた皆のためにも、神田はライブに行くことを決意する。しかし翌日、会場で神田が目にしたのは、仲間に見捨てられ、ステージで1人立ち尽くす森山の姿だった…。そんな彼のために神田ができること、それは…。
原作概要
『おじさまと猫』は、桜井海による日本の漫画作品。スクウェア・エニックスとpixivのウェブコミック配信サイト『ガンガンpixiv』および『月刊少年ガンガン』にて、連載中。2017年6月12日に、桜井海が自身のTwitterアカウントにて公開した『おじさまと猫』が瞬く間に人気を博し、単行本の発売、雑誌連載に至った。
ドラマ概要
インターネットで話題の桜井海による同名人気コミックを原作に、おじさまとネコとの日々をハートフルに映し出す物語で、草刈正雄が新たな役どころに挑む。神木隆之介が声を担当する“誰かに愛されたかったネコ”と、草刈演じる“おじさま”の心温まる日々を紡いでいく。
大河ドラマ「真田丸」、連続テレビ小説「なつぞら」(ともにNHK)、映画「記憶にございません!」など、鮮烈な印象を残し続ける草刈は、本作が同局ドラマ初主演。妻に先立たれて以来ふさぎこんだ日々を送る主人公・神田冬樹を演じ、孤独だったネコとお互いを思い合い暮らしていく模様を描く。小関裕太、武田玲奈、平山浩行、高橋ひとみ、升毅がレギュラー出演する。
ストーリー
有名な世界的ピアニスト・神田冬樹(草刈正雄)は、妻の鈴音(高橋ひとみ)に先立たれて以来、立ち直れずふさぎこんだ日々を送っていた。そんなある日、神田は鈴音が「ネコを飼いたい」と話していたのを思い出し、たまたま通りかかったペットショップに立ち寄る。
そのペットショップで売れ残っていた1匹のネコ(声・神木隆之介)は、日に日に値段が下げられ、いつしか誰かに愛されることを諦めるようになっていた。神田はそのネコに出合うと一目でひかれてしまい、動物が苦手にもかかわらず、思わず「このネコをください」と店員に告げる。
キャスト
神田冬樹 - 草刈正雄(幼少期:盛永晶月)
世界的なピアニストだったが、妻に先立たれふさぎ込んだ日々を送っていた時に、偶然入ったペットショップでふくまると出合う。一目見た瞬間にひかれ、動物が苦手にもかかわらずふくまるを家に迎え入れることに。そして、音楽教室でピアノの先生として働き始める。
ふくまる - 神木隆之介(声の出演)
長くペットショップで売れ残り、いつしか誰かに愛されることを諦めるようになっていたエキゾチックショートヘアのオスネコ。神田家へ迎え入れられ、自分を大事にしてくれる神田を「パパさん」と呼び慕うようになる。
森山良春 - 小関裕太(幼少期:岡本拓真)
神田が勤める音楽教室の同僚。気軽に話せる同性の仲間が欲しいと思っていたところ、神田と一緒に働くことになり喜ぶ。神田の紳士的な姿勢と内面に触れ、強く慕っていく。
佐藤もみじ - 武田玲奈
ふくまるがいたペットショップの店員。店でなかなか売れないふくまるを案じており、ふくまるが神田に迎えられた時は、誰よりも喜ぶ。
日比野奏 - 平山浩行(幼少期:潤浩)
神田をライバル視している著名なピアニスト。神田の才能と技術に嫉妬している。のちに、あることがきっかけで神田と再会することに。
神田鈴音 - 高橋ひとみ
神田の妻で現在は故人。大のネコ好き。
小林夏人 - 升毅(幼少期:中村朗仁)
幼少期からの神田の親友。神田とは対照的な性格だが、彼を元気づけたり、時に心配したりととても仲が良い。「茶子」と名付けた柴犬を溺愛している。
ペットショップの店長 - 太田正一
蓮見 - 東根作寿英(第1話・第7話)
山上(音楽教室の同僚) - 石橋けい(第2話 - 第6話、最終話)
鈴原(音楽教室の同僚) - 茉依(第3話 - 第6話、第9話 - 最終話)
星野(音楽教室の同僚) - 二宮芽生(第3話 - 第6話、第9話 - 最終話)
獣医 - 諏訪太朗(第4話・第11話・最終話)
日比野の母 - 朝加真由美(第6話 - 第8話)(回想:桜木梨奈)
森山雅人(幼少期) - 森崎海來
佐々木室長 - 浜田信也(第9話 - 第11話)
マリン - 松本穂香(声の出演:第6話 - 第10話)
スタッフ
原作 - 桜井海
脚本 - ふじきみつ彦、伊達さん(大人のカフェ)
監督 - 椿本慶次郎、副島正寛
チーフプロデューサー - 山鹿達也(テレビ東京)
プロデューサー - 濱谷晃一、田中智子(テレビ東京)、櫻井雄一、山邊博文(ソケット)
主題歌
オープニングテーマ - 吉澤嘉代子「刺繍」
エンディングテーマ - 阿部真央「ふたりで居れば」
制作 - テレビ東京、ソケット
製作著作 - 「おじさまと猫」製作委員会
番組公式サイト
おじさまと猫 - Wikipedia