各話あらすじ(2020年10月23日 - 12月18日)全9話 平均視聴率 8.56%
第1話 2020年10月23日「危険な恋が走り出す母だって女だもの…」 ※初回15分拡大(22:00 - 23:09) 視聴率 10.5%
息子・研(藤原大祐)が中高一貫の名門校に合格し、保護者説明会に出席した杏(木村佳乃)。クラスには、息子を中学から同校に通わせる優子(吉田羊)とまり(仲里依紗)の姿もあった。杏は説明会で親しくなったまりから「母親達は意外とみんな不倫している」と聞いて驚く。実は杏は夫に駆け落ちされ、まりの夫は不倫中、優子の息子は不登校と、3人は人知れず悩みを抱えていた。
第2話 2020年10月30日「失踪した夫と11年ぶりの再会…!?」 視聴率 7.4%
杏(木村佳乃)は訪ねてきた斉木(小泉孝太郎)から、11年前に斉木の妻・由香(瀧内公美)と駆け落ちした夫・慎吾(渋川清彦)の情報を知らされ、どうするべきか悩む。一方、食品会社に勤める優子(吉田羊)は、宣伝部の部下・赤坂(磯村勇斗)からの好意に戸惑っていた。また、まり(仲里依紗)は猛アプローチを続ける落語家・丸太郎(阿部サダヲ)からある誘いを受け、動揺する。
第3話 2020年11月6日「与論島で11年ぶりに夫と再会!」 視聴率 7.8%
鹿児島・与論島を訪れた杏(木村佳乃)は、島でガイドとして働く慎吾(渋川清彦)と再会する。一方、まり(仲里依紗)は変装した丸太郎(阿部サダヲ)と出掛け、彼がわざわざ自分に会いに来る理由を推し量ろうとする。京都では、優子(吉田羊)らが商品のイベントを開催しようとするが、会場でトラブルが発生。優子が中止の決断を迫られる中、赤坂(磯村勇斗)が駆け込んでくる。
第4話 2020年11月13日「今夜衝撃の修羅場」 視聴率 7.8%
杏(木村佳乃)が斉木(小泉孝太郎)と会った翌朝。はしゃいだ様子の杏をいぶかしむ研(藤原大祐)が、優子(吉田羊)の息子・大介(奥平大兼)にメールで相談すると、恋人ができたのではと言われる。一方、優子は夫・シゲオ(矢作兼)に家族のことで話があると切り出されていた。同じ頃、まり(仲里依紗)は夫・繁樹(玉置玲央)から温泉旅行に誘われ、丸太郎(阿部サダヲ)に相談する。
第5話 2020年11月20日「恋の代償を払う時」 視聴率 8.2%
赤坂(磯村勇斗)との密会を夫のシゲオ(矢作兼)に見られた優子(吉田羊)。ついにシゲオから「限界だ」と言われてしまう。さらに故郷の与論島でフリースクールを立ち上げようと準備をしていて、息子の大介(奥平大兼)も連れていくと告げられる。大介も麻蔵学園高校を退学し、シゲオについて行くつもりでいた。仲良く引っ越しの相談をする2人を前に、優子は居場所がなかった。しかし、疎外感を感じていたところに思わぬ声がかかる。
第6話 2020年11月27日「息子と友達より大事な男」 視聴率 8.5%
優子(吉田羊)は新任の挨拶を行うが、男性中心の赴任先では歓迎されない。杏(木村佳乃)の勤務する不動産店には赤坂(磯村勇斗)が部屋探しで現れた。その夜、杏が帰宅すると、室内は雨漏りで水浸しに。元義母の綾子(夏樹陽子)は杏と研(藤原大祐)に、工事の間は自分の家へ来るよう促す。一方、丸太郎(阿部サダヲ)は繁秋(宮世琉弥)の動画を見て、まり(仲里依紗)に連絡する。
第7話 2020年12月4日「君と子どもに一生愛を注ぐ」 視聴率 7.7%
斉木(小泉孝太郎)の思わぬ言葉にショックを受ける杏(木村佳乃)は、研(藤原大祐)と心の距離が開き、喪失感にさいなまれる。家族と離れ、千葉で営業部長として奮闘する優子(吉田羊)は、地元で力を持つ食品卸会社社長・塚越から、取引の条件として県内居酒屋チェーンの契約を取るよう突き付けられていた。一方、まり(仲里依紗)は杏や優子の励ましを受けて仕事を始めるが…。
第8話 2020年12月11日「3人を翻弄する運命の嵐」 視聴率 8.8%
杏(木村佳乃)は研(藤原大祐)と離れて暮らすことになる。慎吾(渋川清彦)による家庭教師で研の成績は上昇。そんな研に、杏はある報告をしそびれていた。まり(仲里依紗)は繁樹(玉置玲央)との関係に疲れ、丸太郎(阿部サダヲ)に会いに行く。一方、優子(吉田羊)はシゲオ(矢作兼)から新しい小説の感想を求められる。そして、正月に大介(奥平大兼)と3人で会う約束をする。
最終話 2020年12月18日「これが私たちの生きる道」 視聴率 10.3%
杏(木村佳乃)は斉木(小泉孝太郎)と幸せな結婚生活を送りながらも、小さな気持ちのすれ違いに悩んでいた。杏は斉木の考えていることがわからず、斉木は自分の感情をうまく伝えることができないでいた。そんな中、ある出来事が起きてしまう。
原作概要
『恋する母たち』(こいするははたち、英語: koi haha)は、柴門ふみによる漫画作品。女性週刊誌「女性セブン」(小学館)2017年1月5日発売号から連載されている。
ドラマ概要
恋愛漫画のカリスマ・柴門ふみによる同名人気作品を、脚本・大石静、主演・木村佳乃で連続ドラマ化。一見幸せそうな生活を送りながらも、誰にも言えない秘密と悩みを抱えた3人の母親が、心の隙間を埋めてくれる魅力的な男性と出会うことで、再び女性として恋に落ちてしまう瞬間を描くリアルなラブストーリー。
ストーリー
シングルマザーで息子を有名進学高校に入学させた石渡杏(木村佳乃)と、息子の引きこもりに悩むキャリアウーマンの林優子(吉田羊)、夫の不倫に気付かないふりをしているセレブ妻の蒲原まり(仲里依紗)の3人は、母親であることと、名門校に通う息子が落ちこぼれということだけが共通点だった。
三者三様の家庭環境を持つ3人の美しい母親たちには、一見幸せそうな生活を送りながらも、誰にも言えない秘密と悩みがあった。ギリギリで平穏を保っている母親たちの前に、その心の隙間に入り込むかのように別の男性が現れる。
キャスト
石渡杏〈42〉- 木村佳乃 11年前に夫の慎吾が失踪してから、息子の研をシングルマザーとして育てている。高根不動産に勤務。斉木から与論島で慎吾らしき人に会ったと聞き、与論で離婚。届を出した日に斉木から告白され、交際を始め再婚。夫婦で犬を買うことが夢だった。斉木との子供を妊娠するが流産する。コロナ禍ですれ違った末斉木から「鬱陶しい」と言われてしまい、さらに慎吾の言葉もあり離婚を決意。離婚した後、「斉木の人生に関わっていたい」との思いから、斉木が独立した建築事務所で秘書をしている。
林優子 - 吉田羊大手食品メーカー「コジカフーズ」の宣伝部課長。メガネをかけているが、それは「優子ちゃんが美人だから不倫する」と言ったシゲオとの約束だから。千葉支店の営業部長に就任しキャリアを積むが、与論に移住するシゲオや息子の大介とは単身赴任。実は大介の実の父親はシゲオではなく、別の男性である。部下の赤坂と不倫するもシゲオに見つかり一旦は別れる。後にシゲオとは離婚するが、シゲオの小説を一番に読んだり、食事をするなど関係は良好な様子。大介の親権も持つ。結婚式を投げ出し自分のもとに来た赤坂とは、結婚はしないが一緒に暮らすことを提案する。2022年には役員に昇進している。家事が全く駄目。
蒲原まり - 仲里依紗タワーマンションの高層階に住むセレブ妻。チャリティイベントで出会った丸太郎を最初は疎むが次第に惹かれていく。7話で夫が弁護士の業務停止処分を受けたことで生活は一変。弁当屋のパートを始めるもクビになる。綾子にスカウトされ「お買い物チャンネル」で「ハリパワー」の宣伝を始めるが、繁樹の妻であることがバレ炎上、降板する。杏の結婚式の夜に繁樹から迫られ妊娠するが、24時間以内に丸太郎とも床を共にしたため父親はどちらか分からない。後に次男である創を出産。公認会計士の試験に合格した繁樹に離婚の意志を伝え、北海道の実家に帰ろうとしたところを丸太郎が迎えに来て彼の家で華奈と創と4人で暮らす。繁樹と離婚後、丸太郎と再婚し、綾子に「お買い物チャンネル」の仕事をもう一度やりたい旨を伝えに行く。
石渡家の関係人物
石渡研 演 - 藤原大祐(幼少期:川原瑛都) 杏の一人息子。麻蔵学園高校に通う。入学当初成績はビリから2番目。慎吾が見つかったと杏から聞かされた時は、「父親はいないと思って生きてきた」と会うのを拒否する。杏から斉木との交際を知らされた時は肯定的だったが、斉木が慎吾の駆け落ち相手の元夫だと知ると杏を拒絶。杏の再婚後は綾子の家に住み、慎吾に勉強を教えてもらうと成績は急上昇。高校卒業後は東京大学に進学、また杏と同居している。
石渡慎吾 演 - 渋川清彦 失踪した杏の夫。11年前に当時斉木の妻だった由香と与論に駆け落ち。崖から落ちたことで記憶を喪失した。なお、杏がやってきた時には由香とは別れていたが、別の女性と暮らしていた。杏との過去が島に知れ渡ってしまってからは家を追い出され、綾子のもとに身を寄せる。綾子の会社で雇われ働くうち、記憶も取り戻す。2022年7月には、会社の別の女性と結婚するため綾子の家を出た。
石渡綾子 - 夏樹陽子 慎吾の母。会社を経営する女社長。「お買い物チャンネル」で「ハリパワー」という化粧品を売っている。まりを見出し、スカウトする。
斉木巧〈43〉 - 小泉孝太郎慎吾の駆け落ち相手の由香の夫。杏が離婚した当日に告白。建設会社を辞めて週刊誌の編集部で働いていたが退職、一級建築士を目指して大学で同期だった橋本寛の事務所で働く。一級建築士の試験には合格し、念願かなって独立をする。 筍が嫌い。
斉木由香 - 瀧内公美 斉木巧の前妻。
高根豊子 - 山村美智 高根不動産の社長。杏の事情を聞き、雇うことを決意。
林家の関係人物
林大介- 奥平大兼(幼少期:長尾翼) 麻蔵学園高校に通う林家の一人息子。成績優秀だが、引きこもっている。シゲオと与論に移住するため麻蔵学園高校を退学する。実はゲイで、研に好意を持っている。2022年時点では東京大学に進学している。
林シゲオ(優子の夫) - 矢作兼玲瓏文藝賞を受賞したものの、それから鳴かず飛ばずの売れない小説家。小説を書きながら主夫として生活している。大介の父親が自分ではないことを知りつつ、結婚を承諾した。実家が与論島にあり、そこで大介と移住しフリースクールを開くため与論に移住。大介をモデルにした小説「エシャロット」が大ヒット。
赤坂剛 - 磯村勇斗宣伝部社員。仕事が出来て有望な若手。京大出身。優子に惹かれ大胆にアプローチし続けるが、優子と別れたことでその心の隙間を埋めるように有馬と交際し、結婚を決める。しかし、有馬が二股していたことや自分の本当の気持ちを考え、結婚式を投げ出し優子のもとへ行く。会社を辞め、友人と食品に特化した新しいコンサルティングビジネスを始める。
有馬ひとみ - 結城モエ 赤坂の同期。赤坂に好意を寄せており、結婚まで持っていくが実は既婚者と不倫していた。
加島宣伝部長 - 中野剛
八木尚人 - カズマ・スパーキン
小森琴美 - 小野寺ずる
柳常務 - 小松和重
蒲原家の関係人物
蒲原繁秋(まりの息子) - 宮世琉弥(幼少期:相澤荘太) 麻蔵学園高校に通う蒲原家の長男。成績は最下位。まりの見ていた今昔亭丸太郎の落語DVDに影響され、ラップ「まんじゅうこわい」を制作。自分の才能で生きていくことを認めてくれない繁樹とは仲が悪く、不倫していたこともありまりに離婚を勧め、離婚を承諾しない繁樹を説得する。自身はレコード会社の寮に引っ越し、麻蔵学園高校は退学。 2022年時点でもラッパーとして活動しているようで、研と大介にライブチケットを渡す。
蒲原繁樹 - 玉置玲央 まりの夫。大手町に事務所を持つエリート弁護士。部下の山下のり子と不倫していたが、別れて解雇する。その腹いせで週刊誌に高村友市の政治資金流用疑惑の情報をリークされ、弁護士業務停止処分を受ける。タワーマンションから引っ越した後は意気消沈し何もしない日々を送っていたが、お買い物チャンネルで生き生きと活躍するまりに感化され、公認会計士の試験を受ける。合格したことを確認したまりから離婚の意志を告げられたものの、自身はやり直したかったため承諾しなかった。しかし、繁秋に説得されたこともあり最終的には離婚する。
蒲原奈々 - 茅本梨々華 蒲原家の長女。弁護士を目指している。まりと繁樹の離婚に反対するも、繁樹に着いていく。
蒲原華奈 - 金子莉彩 蒲原家の次女。
山下のり子 - 森田望智 繁樹の不倫相手である新人弁護士。繁樹と別れてから、週刊誌へのリークなど蒲原家に様々な嫌がらせをする。2020年時点では結婚し、自分の弁護士事務所も持った模様。
今昔亭丸太郎 - 阿部サダヲ人気落語家。チャリティイベントでまりに一目惚れし、猛アタックする。バツ3で、最初の妻が後の妻に嫌がらせをするため結婚はしないと決めていたが最初の妻は死去。まりにプロポーズする。最終話では空港にまりを迎えに行き、華奈と創と4人で暮らす。本名は河原芳人。
ゲスト
第1話
柴崎(麻蔵学園高校 1年担任) - 長谷川朝晴(第5話)
佐々木義雄(慎吾の元上司) - 宮崎吐夢
園部よし子(まりの友人) - 馬場園梓(アジアン)
パーティの司会 - 瀧川英次
石川(学年成績トップの子の母) - 加茂美穂子
第5話
原口(コジカフーズ 社長) - 井上肇 (最終話)
第6話
熊田学(コジカフーズ 千葉支店営業部) - 田中要次(第7話)
生島達治(コジカフーズ 千葉支店営業部) ‐ 水野智則(第7話)
塚越(食品卸会社の社長)- 尾美としのり(第7話)
第7話
橋本完(斉木の友人・一級建築士) - 本多力(第8話・最終話)
里見隆一郎(房総酒場 社長) - 廣川三憲
犬飼洋一(房総酒場 本店店長) - 永野宗典(第8話)
さなり(ラップアーティスト) - さなり(本人役)
スタッフ
原作 - 柴門ふみ 『恋する母たち』(女性セブン / 小学館連載中)
脚本 - 大石静
音楽 - 出羽良彰、兼松衆
主題歌 - 松任谷由実「知らないどうし」(ユニバーサルミュージック / EMI Records)
落語指導 - 入船亭扇遊
演出 - 福田亮介、吉田健
チーフプロデューサー - 磯山晶
プロデューサー - 佐藤敦司
編成 - 宮ア真砂子
製作 - TBSスパークル、TBS
番組公式サイト
恋する母たち - Wikipedia