『さくらの親子丼』(さくらのおやこどん)は、2017年10月7日から11月25日まで毎週土曜日の23時40分-翌0時35分に、東海テレビの制作により、フジテレビ系列の『オトナの土ドラ』枠で放送された主演は真矢ミキ。
2018年12月1日から2019年1月26日まで続編『さくらの親子丼2』(さくらのおやこどんツー)が放送された。
各話あらすじ
第1話 2020年10月17日「シリーズ第3弾始動 子どもシェルター再び さくらの涙の理由とは 春到来!?」 ※第1話は『土曜プレミアム・鬼滅の刃 第二夜 那田蜘蛛山編』の放送時間10分拡大(フジテレビ制作、21:00 - 23:50)のため10分繰り下げ(23:50 - 0:45)
さくら(真矢ミキ)は、弁護士の桃子(名取裕子)が新たに作った子どもシェルター「第2ハチドリの家」で働いている。そこへ、わずか10歳で父親を訴えた希望(清水香帆)、父・利晴(東根作寿英)から教育虐待を受けている梨花(永瀬莉子)がやって来る。桃子の法律事務所の新人弁護士・雪乃(新川優愛)は、梨花の担当を任され正義感に燃えるが、翌日、事務所に利晴が乗り込み…。
第2話 2020年10月24日「オムライスなんかいらない 試される大人たち… 元入居者からのSOS」
雪乃(新川優愛)は自ら自宅に戻った梨花(永瀬莉子)を心配するが、無視される。さくら(真矢ミキ)は梨花を守りたい一心で行動する雪乃に以前の自分を重ねる。そんな中、さくらの元に以前の入居者・由夏(岡本夏美)から、悪質な風俗にスカウトされた少女・夏美(西本まりん)を救ってほしいと連絡が。一方、第2ハチドリの家には拓真(後藤田しゅんすけ)がやって来る。
第3話 2020年10月31日「ギリギリで向き合う命…!! あなたならどうする?すれ違う親と子の思い 心の叫び!」
入居者の隼人(遠藤健慎)は多喜(山崎静代)に付き添われ、少年院を出た者でも住み込みで働かせてくれる工場の面接に行く。一方、梨花(永瀬莉子)を自宅の前で待っていた雪乃(新川優愛)は、彼女の腕の包帯を見て、利晴(東根作寿英)からの虐待だと憤る。動き出したさくら(真矢ミキ)は、梨花と両親との思い出をひもとき、彼女の母で経済学教授の靖子(長谷川真弓)を訪ねる。
第4話 2020年11月7日「新章開幕!! 背中に隠された過去… 無言の涙の理由…生きる勇気をあなたに!!」
さくら(真矢ミキ)は入居者の真由子(井本彩花)から、高校生の大樹(細田佳央太)に借りたリストバンドを直接返したいと相談される。真由子の恋心を察したさくらは彼女に同行し、大樹の父・岡林(鶴見辰吾)と遭遇する。後日、大樹の家に遊びに行くことになった真由子。だが、無断外出は禁止のため、再びさくらに相談する。一方、さくらは岡林からある依頼を受ける。
第5話 2020年11月14日「波乱の幕開け!! 襲ってくる過去の亡霊…難攻不落の法廷!? 子どもシェルターの危機」
岡林(鶴見辰吾)から更生保護施設の建設反対運動に誘われたさくら(真矢)は、第2ハチドリの家を存続させるため、地域住民と対立しないほうがいいと考える。過去のトラウマに苦しむ真由子(井本彩花)は、大樹(細田佳央太)への思いを断ち切ろうとする。そんな中、大樹が真由子の番号だと思い、夏美(西本まりん)に電話をかけてくる。夏美は真由子のふりをして…。
第6話 2020年11月21日「驚愕の真実発覚!! 仲間の為なら喧嘩上等!!発酵して美味しい人になる」
医師から真由子(井本彩花)に急性白血病の疑いがあると聞かされたさくら(真矢ミキ)は、真由子の父・門倉稔(中野剛)に会いにいく。門倉から真由子が幼少時に白血病を発症していた事実を知るさくら。さらに医師からの連絡で、真由子が以前、受診した病院の記録から、骨髄移植の適合者は真由子に性的虐待を働いた兄・門倉祐二(金井浩人)だと医師から聞き、愕然とする。
第7話 2020年11月28日「本当のあなたを知りたい! 命がけで復讐する時!真実を求めてシェルターに潜入」 ※ 第7話は『土曜プレミアム・出川・爆問田中・岡村のスモール3』の放送時間15分拡大(フジテレビ制作、21:00 - 23:25)のため、15分繰り下げ(23:55 - 0:50)
真由子(井本彩花)は自分の過去を大樹(細田佳央太)に告白し、彼への思いを断ち切ろうとしていた。さくら(真矢ミキ)はそんな真由子に白血病の検査を促すが、彼女は取り合わない。一方、雪乃(新川優愛)と桃子(名取裕子)は希望(清水香帆)の裁判に向け奔走するが、希望の担任教師に裁判での証言を拒まれる。それには希望の父・真二朗(佐伯新)の立場が関係しているようで…。
第8話 2020年12月5日「完結裁判編!! 10歳の叫びは親に届くか!?起死回生のミートコロッケ!」
第2ハチドリの家に一時入居した大樹(細田佳央太)は入居者になじんでいく。だが、岡林(鶴見辰吾)はさくら(真矢ミキ)に、ハチドリの家が受験生の大樹を惑わせていると非難する。希望(清水香帆)は次の裁判で本人尋問を控えていた。次期市長選に出馬する父・真二朗(佐伯新)は虐待を認めず、虐待を知る母の香織(西原亜希)にも会えず、雪乃(新川優愛)らは窮地に立たされる。
第9話 2020年12月12日「最終章突入!! 決死の土下座 未来の社会は誰のもの 人生は私が決める!!」
真由子(井本彩花)が再び倒れる。心配する大樹(細田佳央太)らに桃子(名取裕子)は真由子が白血病だと告白。すると、大樹らは自分の骨髄の提供を申し出、桃子は感動する。一方、真由子に骨髄移植の話を切り出したさくら(真矢ミキ)と雪乃(新川優愛)だったが、適合者が祐二(金井浩人)だと察した真由子は拒絶する。真由子に生きてほしいさくら達は、拘置所にいる祐二を訪ねる。
最終話 2020年12月19日「断ち切って未来へ! 仁義なき大人の横暴…大騒動勃発から怒涛のラスト!」
さくら(真矢ミキ)と多喜(山崎静代)に入居者の拓真(後藤田しゅんすけ)が、中学校の同窓会に出席したいと相談する。だが、多喜に子どもシェルターの規則で外出を許可できないと言われる。さらに、さくらから拓真の首を絞めて自殺を図った母親の意識が戻ったことを聞かされ、拓真は驚く。そんな中、雪乃(新川優愛)の父親・太一(千葉哲也)が強盗事件を起こし、逮捕される。
概要
真矢ミキ主演の人気シリーズ第3弾。虐待や育児放棄、親の失踪などさまざまな事情で家族と一緒に暮らすことのできない子どもたちが一時的に避難する民間子どもシェルター「第2ハチドリの家」を舞台に、彼らと向き合うシェルタースタッフ・九十九さくら(真矢)の奮闘を描く。
ストーリー
弁護士の三谷桃子(名取裕子)が作った子どもシェルター「第2ハチドリの家」でスタッフとして働く九十九さくら(真矢ミキ)。平成から令和へと時代は変わっても、行き場のない子どもたちは増え続け、彼らを守る場所は不足したまま。さまざまな経験を経て、子どもたちへのさくらの思いも、深化していた。
そんな中、シェルターに新米弁護士の宮部雪乃(新川優愛)がやって来る。雪乃の子どもたちへの熱心すぎる思い入れは、時に激しい摩擦を起こし、子どもたちの反発に遭う。傷つく雪乃の姿にかつての自分を見るさくらは、優しく寄り添う。そして、加害者である親にも向き合い、心の奥底にある思いに触れる。
キャスト
九十九さくら
演 - 真矢ミキ
虐待や育児放棄、親の失踪などさまざまな事情で家族と一緒に暮らすことのできない子どもたちが一時的に避難する、民間子どもシェルター「第2ハチドリの家」のスタッフ。豊富な経験を持つ頼もしい女性だが、いざ子どもたちの大事な局面となると職分を忘れて突っ走ってしまう。息子を殺害された悲しい過去がある。「泣きたい時は泣けばいい。落とした涙の粒だけ幸せの花が咲くから」が口癖。
三谷桃子(みたに ももこ)
演 - 名取裕子
三谷法律事務所の所長で、「第2ハチドリの家」主宰者。子どもの面接、入居判断などシェルター側から子どもたちを見て、その進路決定に関わっている。近年、虐待などに苦しむ子どもたちの問題が増加の一途をたどっていることから「第2ハチドリの家」を新たに立ち上げた。さくらの長男が殺害された事件の際に、加害者側の弁護士として出会って以来、さくらとは長く深い関係がある。
高瀬川多喜(たかせがわ たき)
演 - 山崎静代
「第2ハチドリの家」のホーム長。プロボクサーを引退後、行き場を失った子どもたちを助ける仕事がしたいと社会福祉士の資格を取り、現職に。口癖は「子どもを傷つけるのはいつも大人。だけど、その子どもを助けるのも大人」。やり場のない怒りや悲しみを抱えた子どもたちに、ボクシンググローブを差し出し、パンチを打ち込ませ受け止めている。
宮部雪乃(みやべ ゆきの)〈26〉
演 - 新川優愛
三谷法律事務所の新人弁護士。頭脳明晰で一発で司法試験に合格。大学時代に受けた桃子の授業の影響で、弁護士資格を取ると子どもシェルターのスタッフになることを希望。正義感が強くて明るい性格だが、虐待を受けた子どもへの思い入れが強すぎるきらいも。誰にも話していない心の傷があり、それによってさくらを悩ませることに。
「第2ハチドリの家」入居者
門倉真由子(かどくら まゆこ)〈18〉
演 - 井本彩花
「第2ハチドリの家」入居者。
高野みどり(たかの みどり)〈18〉
演 - hibiki(lol)
「第2ハチドリの家」入居者。
徳納朝子(とくのう あさこ)〈17〉
演 - 倉島颯良
「第2ハチドリの家」入居者。
西川夏美(にしかわ なつみ)〈18〉
演 - 西本まりん
「第2ハチドリの家」入居者。
浅尾希望(あさお のぞみ)〈10〉
演 - 清水香帆
「第2ハチドリの家」入居者。
片桐隼人(かたぎり はやと)〈18〉
演 - 遠藤健慎
「第2ハチドリの家」入居者。
室井拓真(むろい たくま)〈18〉
演 - 後藤田しゅんすけ
「第2ハチドリの家」入居者。
阪巻梨花(さかまき りか)〈17〉
演 - 永瀬莉子
「第2ハチドリの家」入居者。
岡林大樹(おかばやし だいき)
演 - 細田佳央太
「第2ハチドリの家」入居者。
その他
岡林康浩(おかばやし やすひろ)
演 - 鶴見辰吾
岡林大樹の父。
中山源一(なかやま げんいち)
演 - 青柳文太郎
金城真希(かなぎ まき)
演 - 内藤理沙
スタッフ
原作:清水有生
脚本:清水有生
演出:阿部雄一、谷川功、最知由暁斗
プロデューサー:河角直樹、中頭千廣、浦井孝行、岸川正史
主題歌:sign/lol-エルオーエル-
番組公式サイト
さくらの親子丼