第1シリーズ
『ルパンの娘』(ルパンのむすめ)は、2019年7月11日から同年9月26日まで、フジテレビ系「木曜劇場」(毎週木曜 22:00〜22:54)で放送された。全11話。主演は深田恭子。初回・第9話は15分拡大(22:00 - 23:09)。
各話あらすじ(2020年10月15日 - 12月10日)全9話 平均視聴率 5.66%
第1話 2020年10月15日「泥棒の新妻&マスオさんな刑事!?禁断の新婚生活追うは名探偵の娘!!」 ※初回15分拡大(22:00 - 23:09) 視聴率 7.5%
泥棒一家‘Lの一族’こと尊(渡部篤郎)ら三雲家は、世間に死んだと思わせ、警察一家の桜庭家へ身を寄せている。桜庭家は娘・華(深田恭子)の‘夫’・和馬(瀬戸康史)の家。華との交際を理由に所轄署へ左遷された和馬は、ひそかに華と事実婚をしていた。程なく桜庭家を出た華と和馬は、なぜか三雲家の新居とつながった2世帯住宅で暮らすことになる。そんな中、再始動したLの一族は、狙った秘宝を別の窃盗団に奪われてしまう。一方、京都の探偵一族の娘・美雲(橋本環奈)は推理力を鍛え、現場出動を待ち望んでいたが…。
第2話 2020年10月22日「泥棒がシングルマザー決意!?名探偵上京で波乱!!」 視聴率 6.0%
美雲(橋本環奈)が執事の猿彦(我修院達也)と一緒に東京へやって来る中、尊(渡部篤郎)と悦子(小沢真珠)、渉(栗原類)らLの一族は‘ジャンヌ・ダルクにまつわる宝’の情報に沸き立つ。在りかを探る家族に華(深田恭子)はあきれ顔だ。和馬(瀬戸康史)は、ある決意を胸に女性の連続失踪事件の捜査を始める。同事件を耳にした美雲も解決に乗り出す一方で、華は意外な人物と再会する。
第3話 2020年10月29日「最愛の娘が誘拐!?怒れる泥棒ママ!!迫る名探偵!!」 視聴率 6.0%
華(深田恭子)は‘Lの一族’を子どもに引き継ぐまいと改めて心に誓う。同じ頃、華と和馬(瀬戸康史)の実家同士では新たな対立が勃発していた。それから数年後。善意につけ込む詐欺犯を逮捕するべく、新人と張り込みに向かった和馬は、容疑者宅へ盗みのため侵入した尊(渡部篤郎)やマツ(どんぐり)らに気付き大慌て。一方、美雲(橋本環奈)は泥棒の元婚約者としての和馬に着目して…。
第4話 2020年11月5日「ママ友パーティーに凶悪犯!?母よ愛する娘を守れ」 視聴率 4.9%
娘の杏(小畑乃々)の同級生のママ達と親しくする華(深田恭子)は、来客中に現れる尊(渡部篤郎)らや、杏の前での泥棒の話題に気が気でない。和馬(瀬戸康史)は蒲谷(松尾諭)らと窃盗事件を捜査。一方の美雲(橋本環奈)は和馬に対する自らの感情に動揺する。そんな中、渉(栗原類)が結婚宣言と共に部屋から出て婚活を始め、尊らは華のママ友のホームパーティーに参加すると言い出す。
第5話 2020年11月12日「娘が朝起きたら86歳の体に!?ドロンジョの逆襲!!」 視聴率 5.4%
‘Lの一族’の生存を知る泥棒が、手下の手引きで脱獄した。証拠隠滅のため一味のアジトへの潜入を図る尊(渡部篤郎)は、渉(栗原類)に秘密道具を作らせるが、道具の不具合で華(深田恭子)やマツ(どんぐり)らにとんでもない事態が起こる。その渦中、杏(小畑乃々)の問題で、華はマツと一緒に学校へ行くことに。一方、和馬(瀬戸康史)や美雲(橋本環奈)は脱獄囚の捜索に当たるが…。
第6話 2020年11月19日「最終章突入!名探偵と決戦!!泥棒父が倒れるとき」 視聴率 5.0%
三雲華(深田恭子)と桜庭和馬(瀬戸康史)の娘、杏(小畑乃々)が登校していると、目の前に北条美雲(橋本環奈)が現れる。美雲が見せた和馬の写真に「パパだ!」と反応してしまった杏が和馬と“Lの一族”の娘との間にできた子供である事を疑った美雲は、さらなる追究を試みようとする。
第7話 2020年11月26日「最終章絶体絶命の泥棒一家!!夫、娘と涙の別れ…」 視聴率 6.0%
和馬(瀬戸康史)の秘密をつかみ、華(深田恭子)らにとって脅威となる美雲(橋本環奈)。そんな折、‘Lの一族’をかたる強盗殺人事件が発生する。一方、杏(小畑乃々)は学芸会でLの一族の泥棒を演じることになり、意気消沈。だが、尊(渡部篤郎)と悦子(小沢真珠)の励ましやマツ(どんぐり)の演技指導を受けてやる気になる。そんな折、強盗事件が一族の生存説を呼び、華らは追い詰められる。
第8話 2020年12月3日「ついに完結へ!!万事休す泥棒家族!!最後の大作戦」 視聴率 5.3%
家族が最大の試練に見舞われ、華(深田恭子)は和馬(瀬戸康史)と杏(小畑乃々)を思って涙をこぼす。そんな中、尊(渡部篤郎)が美雲(橋本環奈)と猿彦(我修院達也)の前に現れ、京都の北条家で起きたことと‘Lの一族’の調査資料にまつわる秘密を明かす。信じられない美雲は、復讐に向け行動を開始。尊が騒動を収める策を思案する中、杏に手紙を書いた華は、ある覚悟を決める。
最終話 2020年12月10日「ミュージカル怪盗親子と泥棒対決」 視聴率 4.8%
美雲(橋本環奈)が尊(渡部篤郎)のひそかな狙いを知る一方、華(深田恭子)の幼なじみで世界的泥棒の円城寺(大貫勇輔)が歌えなくなる異常事態が。円城寺は訪ねてきた父・豪の手前、華に婚約者のふりをしてほしいと懇願する。やがて事態は、お宝と華を巡る尊らと円城寺一族の泥棒合戦に。そんな中、和馬(瀬戸康史)と過ごす華を見守ってきた円城寺の胸にある思いが去来する。
原作概要
『ルパンの娘』(ルパンのむすめ)は、作家・横関大の小説のシリーズ。
第1作『ルパンの娘』は2015年8月26日に単行本、2017年8月8日に文庫本が講談社から刊行された。シリーズ第2作『ルパンの帰還』以降は、単行本を経ずに文庫化されている。
ドラマ概要
昨年夏に放送した深田恭子主演のラブコメディーの続編。前作は、泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華(深田)と、それを追う刑事・桜庭和馬(瀬戸康史)との許されない恋を描きつつ、周囲で巻き起こる事件をアクション満載で解決して好評を博した。今作では、前作のラストで遂に結ばれた華と和馬と家族のその後を描く。
ストーリー
“Lの一族”こと泥棒を家業とする三雲家の面々は、世間から姿をくらませていた。一家は華(深田恭子)の恋人・桜庭和馬(瀬戸康史)の家に身を寄せるが、やがて華の父・尊(渡部篤郎)らが出ていき、華と和馬は古いアパートに引っ越すことに。
しかし、ようやく夫婦水入らずの静かな生活を手に入れたのもつかの間、隣人が警察に追われ、華のところにも警察が聞き込みに来るというピンチに見舞われる。その危機から2人を救った尊は、自分たちの部屋とつながっている豪華なマンションを2人に与える。そんな折、華の兄・渉(栗原類)が大きな盗みのターゲットを発見したことで、Lの一族が本格的に再始動する。
キャスト
深田恭子
三雲華 役
大泥棒“Lの一族”の長女。泥棒一家に生まれたことを呪い、家業を継ぐことを頑なに拒み続けてきたが、本当は家族の誰よりも盗みの才能がある。ひとたび泥棒スーツを着ると泥棒一家の血が騒いで、普段の穏やかな華から一変した、強くて格好良くセクシーな泥棒になってしまう。和馬と出会って恋に落ち、泥棒と警察という相容れない家柄同士だったが、数々の困難を乗り越えて結ばれた。
瀬戸康史
桜庭和馬 役
代々警察一家である桜庭家の長男。厳格な家柄で、結婚相手は警察官と決められていたが、華と出会ったことでいばらの道を進むことに。桜庭家の悲願であった警視庁捜査一課に配属されたが、華と付き合っていた責任を取らされ、所轄署へと左遷される。
橋本環奈
北条美雲 役
京都で代々続く名探偵一家の娘。亡くなった父は「平成のホームズ」、一緒に暮らす祖父は「昭和のホームズ」と呼ばれた名探偵で、美雲自身も「令和のホームズ」を目指して日々鍛錬を積んでいる。洞察力・推理力に長けているが、実はド天然。Lの一族のせいで、実家が没落し莫大な借金を背負ってしまう。感情的になった時などに「〜どす」「〜やす」などの京都弁が出る。
小沢真珠
三雲悦子 役
華の母。宝飾品専門の泥棒。美の追求に貪欲で、もうすぐ還暦を迎えるが本人にその自覚はなく、30代後半にしか見えない奇跡の美魔女。夫の尊とはバカップルのようにじゃれ合っているが、尊同様やる時はやる。母親らしいことは何一つしていないように見えるが、心の内では華の幸せを願っている。
栗原類
三雲渉 役
華の兄。三雲家の長男で、本来はLの一族の正統な後継者だが、部屋から一歩も出ずに暮らす。家族ともタブレット端末を介して会話する筋金入りの引きこもり。しかし泥棒の血は争えず、ネットで情報を盗む超一流のハッカーでもある。世継ぎをつくるために、結婚を目指して女性とのお見合いを試みるという“大いなる一歩”を踏み出す。
どんぐり
三雲マツ 役
華の祖母。神出鬼没の鍵師。若い頃は華そっくりの見た目だったが、事情があり整形して今のビジュアルに。かつて、和馬の祖父・和一と恋仲にあったことが判明するなど、桜庭家とは深い因縁がある。関西人に成りすましていた名残で、今も家族の中で唯一の関西弁。
渡部篤郎
三雲尊 役
華の父。美術品専門の泥棒。高級マンションに住んで優雅な暮らしを送っているが、すべて盗品。ただし“悪人からしか盗まない”というのが三雲家のモットー。普段はひょうひょうとしていい加減に見えるが、仕事はプロフェッショナル。警察を嫌っており、刑事の和馬と付き合う華に激怒したこともあったが、和馬を思う華の姿を見るうちに2人を応援するように。
スタッフ
原作:横関大「ルパンの娘」(講談社文庫)
脚本:徳永友一
監督:武内英樹
プロデューサー:稲葉直人
主題歌:モス/サカナクション
番組公式サイト
ルパンの娘 - Wikipedia