2019年4月28日日曜日21時 - 23時5分に日曜プライム・ドラマスペシャル『未解決の女 警視庁文書捜査官〜緋色のシグナル〜』が放送された。
2020年8月6日から同年9月17日まで、続編としてシーズン2が放送された。全7話。
各話あらす(2020年8月6日 - 9月17日)全7話 平均視聴率 12.56%
第1話 2020年8月6日『灰の轍』 ※初回2時間スペシャル(20:00 - 21:48) 視聴率 13.1%
弁護士・有田(大鶴義丹)が不倫騒動の渦中で殺され、遺体周辺の紙片は、つなげると「もーいちど ころす しょーしたい」という文になった。この未解決事件から5年。警視庁捜査一課「第3強行犯捜査 殺人犯捜査」第5係の岡部(工藤阿須加)が、熱血の朋(波瑠)や文書を読み解く能力に優れた理沙(鈴木京香)ら‘文書解読係’こと「特命捜査対策室」第6係に依頼を持ち込む。日雇い労働者・幸坂(宮川一朗太)が焼死体で見つかり、現場に5年前と同じ文面の紙があったという。室長・古賀(沢村一樹)と幸坂は高校の同級生で…。
第2話 2020年8月13日「古書《定家様》を探せ!」 視聴率 12.0%
朋(波瑠)は、身元不明の絞殺体が身に着けていたスーツの内側にあった「藤原」の刺しゅうに注目。癖のある字体が歌人・藤原定家の筆跡を模した「定家様」だと説明した理沙(鈴木京香)は、未解決の大学教授殺害事件を思い出す。当時、古書店主から、鑑定のために預けた「定家本」がないと盗難届が出ていたが、准教授の真田が教授は偽物と鑑定済みだと証言していた。
第3話 2020年8月20日「高校体育教師殺害編」 視聴率 12.9%
参議院議員・唐木田の秘書を務める望が自宅で殺され、高校のバスケットボール部を扱った番組を途中から録画したDVDがデッキに残っていた。朋(波瑠)は同部コーチ・片山が殺された3年前の事件が未解決だと言及。草加(遠藤憲一)が番組を突き止め、その映像から国木田(谷原章介)は望も同校関係者と気付く。一方、理沙(鈴木京香)は唐木田と同校のつながりを発見する。
第4話 2020年8月27日「将棋編」 ※前座番組『警視庁・捜査一課長2020』とコラボ。 視聴率 12.1%
5年前、強盗殺人事件で将棋棋士の父・佐田を亡くした彩子が、元後援会長の山井と、朋(波瑠)や理沙(鈴木京香)らの元を訪れる。事件で盗まれた将棋の駒がネットオークションに出品され、すぐ取り消されたという。駒は17年前の対局で佐田がライバルの西川に勝利して贈呈された駒職人・正村による名品。一方で西川はその対局の夜に、人を殺し失踪していて…。
第5話 2020年9月3日「銀行立てこもり事件」 視聴率 12.6%
専門学校生・奈津が「三」の文字を書き残して刺殺された事件から12年。その父親が営む児童養護施設出身の直也、青斗、健一の3人が、捜査を担当していた草加(遠藤憲一)の娘・美里が勤める銀行を狙って押し入り、犯人を翌朝10時までに逮捕しないと人質の命はないと告げる。当時、奈津が施設で用意した寄せ書きの文字や、彼女につきまとっていたアルバイト先の男性・三田の筆跡に注目する理沙(鈴木京香)は、急病人に代わり人質として嫌々ながら現場へ。朋(波瑠)はそんな理沙に人質の‘極意’をささやく。
第6話 2020年9月10日『影の斜塔・前編』拡大スペシャル ※10分拡大(21:00 - 22:04) 視聴率 12.6%
仮想通貨取引で成功した西松が殺され、朋(波瑠)は彼の入れ墨に注目。「梵字(ぼんじ)」だと説明する理沙(鈴木京香)は5年前に殺害されたレストラン経営者・入沢にも梵字の入れ墨があったと思い出す。そんな中、朋は参事官・小野塚から、連絡が取れなくなった一課の刑事・富野の捜索を指示された。そして、富野の部屋の留守番電話を聞き、彼の恋人・貴子を訪ねる。
最終話 2020年9月17日「影の斜塔・後編」 ※15分拡大(21:00 - 22:09) 視聴率 12.6%
5年前の未解決事件で殺された人気イタリアンレストランのオーナー・入沢博人(武田航平)と、つい先日殺されたネット長者・西松文也(渡辺邦斗)。共に「梵字」の刺青を入れた被害者2人は、かつて同じ詐欺事件で逮捕されていた。しかも、彼らを不起訴処分へ導いた弁護士・若林守(矢柴俊博)は、行方をくらましたエリート刑事・富野康彦(市原隼人)の捜索を「特命捜査対策室」第6係の刑事・矢代朋(波瑠)に極秘依頼した警視庁幹部・小野塚吾郎(筧利夫)と、裏でつながっていたのだ――。
概要
警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に所属する、波瑠演じる肉体派熱血刑事・矢代朋と、鈴木京香扮する文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙がバディを組み、“文字”を糸口に未解決事件を捜査する新感覚ミステリーのSeason2。波瑠、鈴木のほか、沢村一樹、工藤阿須加、山内圭哉、高田純次、遠藤憲一らレギュラーキャストも引き続き出演。さまざまな衝突を経て最強バディとなった2人が、“一筋縄ではいかない令和の未解決事件”に挑んでいく。
ストーリー
未解決事件の文書捜査を担当する「特命捜査対策室」第6係は、強行犯係の刑事・岡部守(工藤阿須加)からある文書の解読を依頼される。被害者は日雇い労働者で、部屋には「もーいちど ころす しょーしたい」と書かれた紙が落ちていたという。文書を見た矢代朋(波瑠)と鳴海理沙(鈴木京香)ら「文書解読係」の面々は、5年前の事件との関連性を疑う。
実は5年前に弁護士が撲殺された未解決事件でも、今回と同じ文言が書かれた紙片が遺体の周辺に散乱していたのだ。捜査を開始した朋は“謎の叫び声”が聞こえたとの情報を入手。一方、5年前の事件と共通する一文を見直した理沙は、「しょーしたい」という表記がどうも引っかかり…。
キャスト
波瑠
矢代朋 役
警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)の刑事。巡査部長。空手家の父親譲りの体力と柔術には自信がある。もとは捜査一課の強行犯係に所属し、犯罪捜査の最前線に身を置いていた。異動後は上司の理沙が膨大な捜査資料の中から見つけた手掛かりをもとに、未解決事件を次々と解決。今では文字を糸口に謎を解く捜査方法のとりこになっている。
沢村一樹
古賀清成 役
警視庁捜査一課「特命捜査対策室」室長。警視。全6係ある未解決専門の特命対策室を束ねる。たたき上げからの成り上がりでプライドが高い。室長に抜てきされたことを閑職に追いやられたと感じており、結果を残して再び捜査一課の花形部署に返り咲こうと意欲を燃やしている。第6係を不要の係と見下し、朋のことも大人げないほど嫌みたっぷりな態度で叱責する。
遠藤憲一
草加慎司 役
警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係の主任。警部補。愚直で真面目で超無口、超早飯。足を使った我慢強い捜査をいとわない刑事だったが、異動後は現場に出ることも少なく、主に文書箱を運んだりしている。「倉庫番のフランケン」と呼ばれていたが、朋が異動してからは文書が武器の捜査熱心な“お遍路刑事”として復活。実は理沙にひそかに思いを寄せている。
鈴木京香
鳴海理沙 役
警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係の刑事。警部補。わずかな文章から書き手の性格や思考を言い当てる類まれなる能力の持ち主。「人より文字が好き」と豪語し、地下にある第6係の文書室にこもっていることから、周りからは「倉庫番の魔女」とも呼ばれている。普段は冷静に振る舞っているが、予想外のことが起きると激しく動揺する一面も。クセ字が大好きで、「文字の神様が下りてきた!」が口癖。
スタッフ
原作:麻見和史「警視庁文書捜査官」(角川文庫/KADOKAWA)
脚本:大森美香
演出:田村直己
演出:樹下直美
プロデューサー:横地郁英、大江達樹、西山隆一、菊池誠、木川康利
主題歌:きらきらにひかる/いきものがかり
番組公式サイト
警視庁文書捜査官 - Wikipedia
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