続編
『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』(ようかいシェアハウス-かえってきたんかい-)は、2022年4月9日から同年6月4日まで、テレビ朝日の「土曜ナイトドラマ」(毎週土曜23:00〜23:30)で放送。全9話。
各話あらすじ(2020年8月1日 - 9月19日)全8話
第1話 2020年8月1日
恋人の健太郎(柾木玲弥)に二股をかけられた澪(小芝風花)は、絶望と空腹により立ち寄った神社で倒れてしまう。助けてくれた女性・伊和(松本まりか)が詩子(池谷のぶえ)らと暮らすシェアハウスで目覚めた澪は、健太郎のせいで借金を抱えて家を追い出され、仕事も失ったことを明かす。同情する伊和の家に泊まることになった澪は、夜に「妖怪」に戻った伊和らの姿を目にして…。
第2話 2020年8月8日
伊和(松本まりか)や酒井(毎熊克哉)ら妖怪達が暮らすシェアハウスに住み、小さな編集プロダクションで働くことになった澪(小芝風花)は、社長の原島(大東駿介)から大量の仕事を指示される。試用期間のため必死で働く澪は、会社に現れた‘スター編集者’として知られる宗像から優しい声を掛けられてときめく。伊和らが恋の予感だと騒ぐ中、澪は宗像から個別の仕事を頼まれる。
第3話 2020年8月15日
散々な経験で妖怪にも同情される澪(小芝風花)は、原島(大東駿介)から無料の怪しい婚活業界を潜入取材するよう言われ、編集者の美雪(内藤理沙)に助けを求める。そんな中、澪は故郷の島で共に育った親友・藍(松田るか)と再会。恋人だというラーメンチェーン経営者・斉藤(渋谷謙人)を紹介され、結婚も考えていると知り喜ぶ。居合わせた酒井(毎熊克哉)は彼に見覚えがあり…。
第4話 2020年8月22日
妖怪たちに助けられているうちに、澪(小芝風花)の身に変化が現れはじめる。譲(味方良介)からは、人間界と妖怪界の均衡が崩れていると言われ、澪が原因だと責められる。みんなに迷惑をかけられないと、澪は近々シェアハウスを出ることを決意、妖怪たちにそのことを伝えるが、肝心の引っ越し資金がない。
第5話 2020年8月29日
本社経営統括部の香澄(幸田尚子)から社史編さんの仕事が入る。タイトな納期に原島(大東駿介)は憤るが、香澄からリーダーに指名された澪(小芝風花)はやる気満々。だが、香澄が手配するはずの応援要員は現れず、美雪(内藤理沙)らは資料の山に音を上げる。澪が香澄の噂と原島の素性を知る中、香澄からさらなる難題が。奮闘する澪を原島や伊和(松本まりか)らは心配するが…。
第6話 2020年9月5日
原島(大東駿介)への恋心を自覚した澪(小芝風花)に伊和(松本まりか)らは大騒ぎ。自信を持てない澪のためギャル姿の妖怪・山姥(やまんば、長井短)を呼び出す。山姥は多くの人をポジティブに変えるビューティーアドバイザーだった。一方、仕事で‘妖怪のように個性的な人’を捜す澪は、取材対象として山姥を原島に会わせることに。山姥は原島が何か問題を抱えていると見抜く。
第7話 2020年9月12日
失敗体験を童話にし、懸賞に応募すると決めた澪(小芝風花)の周囲に不穏な気配が。‘座敷童子’詩子(池谷のぶえ)の不在時は災いが起こるらしい。だが水岡(味方良介)は‘生霊’の仕業と指摘。原島(大東駿介)の離婚に関係があるとにらむ沼田(大倉孝二)らは夫婦問題に詳しい‘ヨモツシコメ’の志子(峯村リエ)に協力を頼む。やがて、志子は澪の不調を心配する原島の元に現れ…。
最終話 2020年9月19日
水岡(味方良介)の父で山伏の衛(福田転球)から期限までに人間と結婚しないと‘妖怪化’が止められないと知らされた澪(小芝風花)に、原島(大東駿介)と水岡が揃ってプロポーズ。まさかの事態に伊和(松本まりか)や詩子(池谷のぶえ)、酒井(毎熊克哉)、沼田(大倉孝二)も一緒になって動揺する中、澪は原島と水岡どちらを選ぶか究極の選択を迫られる。人生の一大事にひたすら悩む澪は、頭を抱えて散歩しているうち、不思議な闇にとらわれてしまう。すると、そこにある人物の助けの手が。澪はつかんだその手の主と結婚することに決め…。
概要
小芝風花が民放連続ドラマに初主演するオリジナル・ホラーコメディー。妖怪たちが都内のシェアハウスに住むという斬新な内容で、何にも縛られることなく自由に生きる妖怪と、それとは真逆に人目を気にしたり、悪目立ちすることを恐れたり、どこか怯えて窮屈に生きてきた女の子が交流していく中から生まれる、非日常的な出来事を描く。
ストーリー
人に嫌われることを恐れ、空気を読みながら真面目に生きてきた目黒澪(小芝風花)は、彼氏の健太郎に二股をかけられた上に、借金も背負わされた不幸な女の子。無難な社内恋愛からの平凡な結婚を夢想していたが、このダメ男のせいで仕事のミスすらもこうむることになり、会社をクビになってしまう。
全てを失った澪が失意のなか道端で倒れていたところ、伊和(松本まりか)という女性に助けられる。伊和が住むシェアハウスで目覚めた澪は、住人たちに事の顛末を涙ながらに聞いてもらうが、どこか住人たちの様子がおかしい。その晩は空き部屋で寝かせてもらうことになったが、夜中に目覚め居間を覗くと、そこには妖怪たちの姿が…!
キャスト
目黒澪(めぐろ みお)〈24〉
演 - 小芝風花
本作の主人公。喜界島出身。人に嫌われることを極端に恐れ、言いたいことも言えず、空気ばかり読んで生きてきた女の子。恋したダメ男・健太郎にお金や仕事、住まいまで奪われてしまい、妖怪たちが生活するシェアハウスにたどり着く。
妖怪シェアハウスの住人・関係者
四谷伊和 / お岩さん(よつや いわ / おいわさん)
演 - 松本まりか
シェアハウスの住人。その正体は幽霊のお岩さん。人間の姿の時は看護士として働いている。道端で行き倒れていた澪をシェアハウスに連れ帰り介抱する。
酒井涼 / 酒呑童子(さかい りょう / しゅてんどうじ)
演 - 毎熊克哉
シェアハウスの住人。その正体は鬼の酒呑童子。人間の姿の時は骨董品の真贋を見分ける目があることから、オークション会社に勤務している。女好きのモテ過ぎるイケメン。大酒飲みで乱暴な物言いをするため一見怖そうだが、実は女性に優しく正義感にあふれる男&妖怪。
沼田飛世 / ぬらりひょん(ぬまた ひよ / ぬらりひょん)
演 - 大倉孝二
シェアハウスの住人。その正体は妖怪のぬらりひょん。人間の姿の時は弁護士兼経営コンサルタントとして働く一方、いつの間にか他人の家に上がり込み、偉そうに振る舞い飲み食いする。カレー屋の経営コンサルタントを担当する。
和良部詩子 / 座敷童子(わらべ うたこ / ざしきわらし)
演 - 池谷のぶえ
シェアハウスの寮母。その正体は精霊の座敷童子。人間の姿の時は寮母として甲斐甲斐しく住人たちの世話を焼いている。江戸時代の言葉遣いで話をする。
水岡譲(みなおか ゆずる)
演 - 味方良介
シェアハウスの大家で荒波神社の神主。その正体は陰陽師の末裔であるが、陰陽師の能力としては正直頼りない。澪のことを思い、シェアハウスに住み着く妖怪たちを追い出そうとするが、雑用係として不当に扱われている。
編集プロダクションの関係者
原島響人(はらしま ひびと)
演 - 大東駿介
編集プロダクションの社長。大手出版社の元カリスマ編集者であったが、大手出版社から干されて子会社の編集プロダクションに飛ばされた。ドSな性格。
山中美雪(やまなか みゆき)
演 - 内藤理沙
編集プロダクションの中堅編集者。原島の右腕的存在。原島が大手出版社から干された経緯を知っている。見た目と違い、超大雑把で、汚部屋に住みキノコが生えたこともある。彼氏なし、お金なしで必死に低料金の婚活サイトを探している。
柳沙羅(やなぎ さら)
演 - 宮本茉由
編集プロダクションの若手編集者。一見かわいい女の子だが、人によって態度をコロコロ変えたり、意地悪なことを事も無げに言ってのける小悪魔的な存在。
スタッフ
脚本 - 西荻弓絵、ブラジリィー・アン・山田、綿種アヤ
演出 - 豊島圭介、山本大輔
エグゼクティブプロデューサー - 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー - 飯田サヤカ(テレビ朝日)、宮内貴子(角川大映スタジオ)
劇中昔話「ゲキメーション」 - 作・宇治茶
劇中わらべ歌 - 歌唱・座敷童子(池谷のぶえ)
音楽 - 井筒昭雄
主題歌 - miwa 「DAITAN!」(ソニー・ミュージックレコーズ)
制作協力 - 角川大映スタジオ
制作 - テレビ朝日
番組公式サイト
妖怪シェアハウス - Wikipedia