各話あらすじ 平均視聴率 7.10%
第1話 2020年6月16日「横溝正史原作ドラマ名探偵へ殺しの挑戦状花髑髏に隠された謎」 視聴率 9.6%
元警視庁捜査一課長の探偵・由利(吉川晃司)の元に「花髑髏」なる人物から殺人予告のメッセージが届く。助手の俊助(志尊淳)と共に指定の場所へ向かった由利は、血が滴る冷凍庫を発見。中に遺伝子研究者・日下(中村育二)の養女・瑠璃子(新川優愛)が閉じ込められていた。その後、日下の屋敷では日下の遺体が見つかる。由利は遺体のそばの血染めの頭蓋骨が気になる。
第2話 2020年6月23日「黒き怪人の脅威! 幻か現実か悪夢に憑かれた女 」 視聴率 6.3%
友人の井出(尾上寛之)と会った俊助(志尊淳)は、井出が通う店のホステス・エマ(水上京香)と遭遇。近頃、幻覚に悩まされるエマは、洋館で同僚・美沙子(柳ゆり菜)の遺体を見たと話す。俊助は由利(吉川晃司)と共に確かめるが、遺体はない。だが翌日、その洋館で美沙子の遺体が見つかる。
第3話 2020年6月30日「殺人ピエロの赤い毒相棒との衝撃の過去」 視聴率 6.6%
モデルの優美(村川絵梨)、珠喜(島居香奈)、文乃(阿部純子)が参加したパーティーで、優美がピエロ姿の人物から受け取った香水を使った珠喜が倒れる。会場にいた俊助(志尊淳)は優美と入れ違いで入室し、珠喜の遺体を発見。殺人容疑で逮捕される。同じ頃、文乃は会場を去るピエロを目撃していた。等々力(田辺誠一)から俊助逮捕の報を聞いた由利(吉川晃司)は現場へ向かう。
第4話 2020年7月7日「殺された歌姫の呪い最後の事件が始まる」 視聴率 5.9%
オペラ歌手のさくら(高岡早紀)は、弟子の千恵子(吉谷彩子)らと共に東京から次の公演がある大阪へ向かう。ところが翌日、会場にさくらは現れず、東京から届いたコントラバスのケースの中からさくらの遺体が見つかる。さくらの夫・聡一郎(大鶴義丹)からオペラ鑑賞に誘われ、俊助(志尊淳)と共に会場にいた由利(吉川晃司)は、遺体から砂がこぼれ落ちるのに気付く。
最終話 2020年7月14日「名探偵衝撃の最終回歌姫の哀しき過去!」
楽団員が宿泊するホテルの裏手で、亡きさくら(高岡早紀)のマネジャー・土屋(鈴木一真)の助手を務めていた雨宮(水沢林太郎)の遺体が見つかる。ホテルを検証した由利(吉川晃司)は俊助(志尊淳)に、雨宮は4階で絞殺され、5階の窓から突き落とされたと告げる。由利がそれを伝えるため等々力(田辺誠一)を呼び出すと、その場にいた若手歌手・小野(佐野岳)が重い口を開く。
概要
金田一耕助シリーズで知られるミステリー作家・横溝正史の「由利麟太郎」シリーズを現代風に解釈し、初めて連続ドラマ化。京都を舞台に、冷静沈着な白髪の紳士・由利麟太郎が、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助と共に数々の奇怪な難事件に挑む。主人公の由利役を地上波連ドラ初主演となる吉川晃司が務め、その助手・三津木を志尊淳が演じる。
由利は元警視庁捜査一課長という経歴を持つ白髪の名探偵。あまり多くを語らない静かな男だが、その洞察力と論理的思考は天才的。そんな由利を敬愛し、由利とは真逆でよくしゃべる相棒・三津木が、由利と共に次々と起こる怪事件を推理していく。
ストーリー
由利麟太郎(吉川晃司)は、元捜査一課長の経歴を持つ名探偵。「警視庁にその人あり」と言われるほど優秀な人物だったが、ある事件をきっかけに退職。現在は学生時代を過ごした京都に住まいを移し、由利を「先生」と呼んで慕うミステリー作家志望の三津木俊助(志尊淳)を助手に従え、犯罪心理学者として活躍している。一方で、警察からの依頼を受け事件の捜査を手伝っている。
そんな由利の元に、“花髑髏”と名乗る人物から殺人予告のメールが届く。「挑戦状だ!」と息巻く三津木と共に指定された場所へ向かった由利は、血が滴る冷凍庫を発見。中には女性が全身を縛られ、血を流した状態で閉じ込められていた。
キャスト
吉川晃司
由利麟太郎 役
元警視庁捜査一課長。現在は京都で犯罪心理学者として活躍する一方、警察からの依頼を受け、事件の捜査を手伝っている。先端恐怖症でありながら弓道の心得もある。見た目は白髪の紳士であまり多くを語らない静かな男だが、その洞察力と論理的思考は天才的。
志尊淳
三津木俊助 役
ミステリー作家志望の由利の助手。由利を崇拝するあまり、小説を書くことよりも由利の活躍を記録するWEBサイト「由利麟太郎の事件簿」の運営に力を入れている。助手として由利と共に行動し、ふいに事件の核心に触れたりすることも。
木本武宏
山岸克平 役
出版社の編集者。三津木を担当しており、小説を書く参考になればと三津木に由利を紹介した。
どんぐり
波田聡美 役
骨董品店の店主で、由利の部屋の大家。由利に一方的に好意を持つ、かわいらしいおばちゃん。
田辺誠一
等々力 役
京都府警の警部。由利とは大学時代を共に京都で過ごした旧友。由利の鋭い洞察力と並外れた事件解決能力に一目置き、事件の捜査を依頼する。無類のタイ焼き好きで、タイ焼きを片手に殺人現場に顔を出す“ちょっと抜けている”愛され警部。
スタッフ
原作 - 横溝正史『由利麟太郎シリーズ』(角川文庫刊、柏書房刊)
脚本 - 小林弘利
音楽 - ワンミュージック
主題歌 - 吉川晃司(ワーナーミュージック・ジャパン)
メインテーマ - 「Brave Arrow」
エンディングテーマ - 「焚き火」
演出・プロデュース - 木村弥寿彦(カンテレ)
プロデューサー - 萩原崇(カンテレ)、森井敦(東映京都撮影所)、福島一貴 (東映京都撮影所)
制作協力 - 東映京都撮影所
制作著作 - カンテレ
番組公式サイト
探偵・由利麟太郎 - Wikipedia