「新型コロナウイルス」の感染拡大を受け、撮影スケジュールに変更が生じているため、第4話以降の放送を延期。6月13日から再開。
各話あらすじ 平均視聴率 4.39%
第1話 2020年4月18日 視聴率 5.6%
1993年、祖母の幸子(市毛良枝)と福岡から上京したアユ(安斉かれん)は、芸能活動で家族に楽をさせようと意気込むが、なかなかうまくいかず、高校に通いながら細々とエキストラのような仕事をこなす毎日を送っていた。そんなある日、アユは高校の友人で歌手志望の理沙(久保田紗友)に誘われて、レコード会社専務で名プロデューサーのマサ(三浦翔平)が出入りするディスコへ。その頃、会社の展望を巡り、社長の大浜(高嶋政伸)との意見の相違が浮き彫りになりつつあったマサは、次のスターを探す中でアユと出会う。
第2話 2020年4月25日 視聴率 5.4%
レコード会社A VICTORYの社長・大浜(高嶋政伸)は、プロデューサー・マサ(三浦翔平)が、中谷プロに所属しているアユ(安斉かれん)と会い続けていることを、ここぞとばかりに問題視していた。大浜は、六本木のディスコ・ベルファインのVIPルームで中谷(高橋克典)と会い、アユを引き抜こうとするかのようなマサの振る舞いを謝罪する。するとそこへマサが現れ、中谷に「アユを譲ってください」と許しを請う。アユというダイヤの原石を自分の手で磨くため、土下座までするマサに心を動かされた中谷はついに移籍を認める。
第3話 2020年5月2日 視聴率 4.4%
レコード会社A VICTORYの社長・大浜(高嶋政伸)は、流川翔(白濱亜嵐)がプロデュースする4人組ガールズグループにアユ(安斉かれん)を追加して5人組でデビューさせるとマサ(三浦翔平)に告げる。反論するマサだが、決定事項だと一蹴されてしまう。会社の決定になすすべもないマサは、アユにガールズグループのセンターとして4月8日にデビューすることが決まったと報告する。ソロでのデビューを夢見ていたアユは、複雑な気持ちを押し殺して無理に喜んだふりをするが…。
第4話 2020年6月13日 視聴率 4.5%
大浜(高嶋政伸)は流川(白濱亜嵐)のガールズグループAxelsとアユ(安斉かれん)のデビュー日をぶつけ、裏で流川を支援。マサ(三浦翔平)はプロモーションを成功させるため、マネジャーの野島(河北麻友子)ら「チーム・アユ」を厳しく追い込む。その期待に応えたいと願うアユだが、うまく歌えず焦りを募らせる。一方、礼香(田中みな実)は離婚したマサを強引に呼び出し…。
第5話 2020年6月20日 視聴率 3.2%
アユ(安斉かれん)から好きだという手紙を受け取ったマサ(三浦翔平)は、アユへの思いに気付くが、マサとの結婚に突き進む礼香(田中みな実)への対応に苦慮する。アユと理沙(久保田紗友)らAxelsのデビュー日が近づく中、流川(白濱亜嵐)は自分とマサを比べて自信をなくし、マサに突っ掛かってしまう。一方、大浜(高嶋政伸)の指示を受けた礼香は流川にある提案を持ち掛ける。
第6話 2020年6月27日 視聴率 2.8%
大浜(高嶋政伸)と礼香(田中みな実)がアユ(安斉かれん)とマサ(三浦翔平)のスキャンダルを握る中、アユはマサから一緒に暮らそうと言われ、感激する。そんな折、Axelsの解散が決まり、理沙(久保田紗友)が病院に運ばれる事態に。流川(白濱亜嵐)は自責の念に駆られる。一方、人気に火がついたアユは、忙しさを力に変え、マサと2人で大きな夢を描き続けていたが…。
最終話 2020年7月4日 視聴率 4.8%
大浜(高嶋政伸)に解雇を宣言されたマサ(三浦翔平)はアユ(安斉かれん)を守るため、大浜の指示で新しい巨大フェスの開発など三つの大型プロジェクトに携わることに。礼香(田中みな実)はマサのスケジュールを埋め、アユのレコーディングは流川(白濱亜嵐)だけが立ち会うようになる。不安を抱くアユはマサから自立のチャンスと励まされる。マサが自宅で話す時間さえなくなるほど多忙を極める一方、アユは寂しさをこらえて仕事に打ち込む。やがて、アユとマサの距離が少しずつ離れていく中、2人は久しぶりに出掛ける約束をする。
原作概要
『M 愛すべき人がいて』(エム あいすべきひとがいて)は、ノンフィクション作家小松成美による「事実を基にした」フィクション小説。2019年8月1日に幻冬舎から刊行された。歌手・浜崎あゆみが1990年代後半から2000年代にかけスターダムに駆け上がるまでのデビュー秘話と、デビューのきっかけをもたらしたエイベックス株式会社代表取締役会長CEO・松浦勝人(当時専務)との出会い、大恋愛から別れまでを、2人へのインタビュー取材を元に浜崎の視点による一人称形式で赤裸々に描かれている。
ドラマ概要
小松成美の同名小説を原作に、歌手・浜崎あゆみ誕生に秘められた出会いと別れを鈴木おさむの脚本で連続ドラマ化。安斉かれん&三浦翔平のダブル主演で、1990年代激動の、音楽業界の光と影を映し出す。
「ポスギャル(ポストミレニアルギャル)」と呼ばれる次世代型ギャルの1人でシンガー・ソングライターの安斉が、ドラマ初出演にして初主演となる本作で、平成の歌姫・アユ役に挑む。また、三浦が希代のプロデューサー・マサに扮する。
ストーリー
福岡で母、祖母と暮らす女子高生のアユ(安斉かれん)は、地元で事務所に所属しモデルとして活動していたが、本格的に芸能活動を始めるために祖母と上京。高校に通いながらタレント活動を続けていた。そんなある日、友達に誘われて初めて足を踏み入れたディスコでレコード会社の専務・マサ(三浦翔平)と出会う。エンターテインメントに関わるさまざまなジャンルに事業を拡大し続けるすご腕のプロデューサーのマサは、時代の変化に伴い音楽の流行も変わることを予期し、次のスター候補となるダイヤの原石を探していた。そして、マサはアユに電話番号を渡し、人生を懸けてプロデュースする決意を固める。
キャスト
アユ
演 - 安斉かれん
本作の主人公。地元・福岡でモデルの仕事をしていたが、ギャラのいい東京で芸能活動をして売れれば祖母や母との生活が楽になると考え、一念発起して東京の親戚・里美を頼り祖母・幸子とともに上京する。上京後に友人となった理沙に誘われて初めて足を踏み入れた六本木のディスコ・ベルファインでレコード会社「A VICTORY」の専務・マサとめぐり逢い、歌手デビューのチャンスを掴む。
マサ
演 - 三浦翔平
レコード会社「A VICTORY」代表取締役専務。本作のもう一人の主人公。人気プロデューサー・輝楽ひとりの活躍に会社の売上を頼っている状態に危機感を感じ、次世代のスター歌手となるダイヤの原石を探そうと六本木のディスコ・ベルファインを訪れていたところ、流川にVIPルームに連れてこられたアユと出会い、運命的な何かを感じ、人生をかけて彼女を歌手としてプロデュースする決意を固め、次々と厳しい課題をアユに与える。
中谷
演 - 高橋克典
アユが上京後に所属する芸能事務所「中谷プロ」の社長。アユが売れるとは考えておらず、コギャルブームに便乗するため彼女に日サロに行くよう安易な指図を出すなど、芸能人として真剣に育てる気持ちがない。しかし、マサがアユの才能を見出したことを知った途端、事務所から引き抜かれそうになることが惜しくなり、アユを囲い込もうと態度を一変させる。アユが中谷プロに所属していながらマサに会うことを問題視する大浜らと裏で結託し、二人の邪魔をしようとする。
大浜
演 - 高嶋政伸
レコード会社「A VICTORY」代表取締役社長。レンタルレコード店で店長をしていたマサのプロデュース能力を聞きつけ、その才能にほれ込んで彼を引き抜き「A VICTORY」を共同で設立する。楽曲プロデュースをマサに任せて、自身は経営に専念しており、会社が大きく成長したのはカリスマ性と才能にあふれるマサのおかげだと理解しているが、自分の存在が脅かされるまで大きくになったマサの影響力を危惧して、あの手この手でマサを会社から追い出そうと画策する。
姫野礼香(ひめの れいか)
演 - 田中みな実
レコード会社「A VICTORY」の社員でマサの秘書。右目に眼帯を付ける謎めいた美女。マサに好意を寄せており、ストーカー並みの執着心で彼を追いかけている。愛するマサがアユに肩入れすることに激しく嫉妬し、狂気じみた姑息な手段でアユへ嫌がらせを繰り返す。
流川翔(るかわ しょう)
演 - 白濱亜嵐(EXILE / GENERATIONS from EXILE TRIBE)
レコード会社「A VICTORY」の社員で専務のマサ直属の部下。マサとは7年前に彼が店長をしていたレンタルレコード店で出会ってからの付き合いで、彼のことを尊敬しており、一緒に日本の音楽史を塗り替える伝説を作りたいと本気で考え仕事に取り組んでいる。明るく周囲から愛されるキャラクターだが、若干行動に軽薄なところがある。
玉木理沙(たまき りさ)
演 - 久保田紗友
アユの友人。歌手デビューを目指している。アユをディスコに誘い、彼女とマサとの出会いのきっかけを与える。歌手デビューを目指してアユとともにレッスンを受けるが、アユがマサから次々と課題を与えられる様子を彼女だけ特別扱いを受けているとひがみ、逆恨みからアユに嫌がらせをする。
野島美香(のじま みか)
演 - 河北麻友子
アユのマネージャー。
吉田明日香
演 - 田中道子
大浜の秘書。
輝楽天明(きら てんめい)
演 - 新納慎也
「A VICTORY」の人気プロデューサー。「A VICTORY」の売上のほとんどを支え、絶頂期を極めている。
幸子
演 - 市毛良枝
アユの祖母。本格的に芸能活動を始めるために上京しようとするアユを心配し、彼女とともに福岡から都内に在住する親戚の里美の家に身を寄せる。
西谷真理
演 - 傳彩夏(ONEPIXCEL)
歌手デビューを目指すアユのライバル。アユがマサから特別扱いを受けていると嫉妬して、逆恨みから理沙とともにアユに嫌がらせをする。
椎名里美
演 - 上野なつひ
アユと幸子が身を寄せる東京の親戚。
佐山尚樹
演 - 水江建太
マサ行きつけのバーのマスター。
OTF(Over The Fact)
演 - Hina(FAKY)、和田颯(Da-iCE)
USG
演 - lol(佐藤友祐、小宮山直人、moca、hibiki、honoka)
冴木真希
演 - Yupi'n
スタッフ
原作 - 小松成美『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎刊)
脚本 - 鈴木おさむ
企画 - 藤田晋(AbemaTV)
演出 - 木下高男、麻生学
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー - 服部宣之(テレビ朝日)、谷口達彦(AbemaTV)、山形亮介(角川大映スタジオ)、佐藤雅彦(角川大映スタジオ)
アソシエイトプロデューサー - 川島彩乃(AbemaTV)
音楽 -
主題歌 - 「M」 浜崎あゆみ (avex trax)
制作 - テレビ朝日、AbemaTV
制作協力 - 角川大映スタジオ
番組公式サイト
M 愛すべき人がいて - Wikipedia