『season1』は2018年4月11日から6月13日まで放送された。全10話。
『season2』は2019年4月10日から同年6月26日まで放送された。全11話。
season2開始に先立って、2019年4月7日の『日曜プライム』にて「スペシャル」を別途放送された。
2020年4月8日から同年7月22日まで『season3』が放送。
第5話以降はコロナ感染拡大の影響で延期になった。2020年5月6日の放送からは過去の「特捜9」シリーズ、「警視庁捜査一課9係」シリーズより傑作選を放送。2020年6月17日から再開。同年7月22日まで放送された。全10話。
2021年4月7日より『season4』が放送。同年6月30日まで放送された。全13話。
2022年4月6日より『season5』が放送。同年6月22日まで放送された。全12話。
2023年4月5日より『season6』が放送。同年5月31日まで放送された。全9話。
2024年4月3日より『season7』が放送。
各話あらすじ(2020年4月8日 - 7月22日)全10話 平均視聴率 13.93%
第1話 2020年4月8日「越境捜査」 ※初回15分拡大(21:00 〜 22:09) 視聴率14.2%
直樹(井ノ原快彦)ら警視庁捜査一課‘特捜班’が警備をする防犯イベントで射殺事件が起きる。元刑事部長で警察庁広域捜査担当審議官となった三原(飯田基祐)は連続殺人の3例目と宣言。被害者は元警察官の北村(モロ師岡)で、無差別殺人とする捜査方針に違和感を抱く直樹はチームで調べ始める。一方、三原らはイベントに参加した広報課の国木田(中村梅雀)に話を聞く。
第2話 2020年4月15日「妻の死体を運んだ男」 視聴率 13.9%
直樹(井ノ原快彦)らがスーツケースをなくしたというスポーツインストラクター・八田に対応中、別の場所でスーツケースに入った八田の元妻・里美の遺体が見つかる。里美の浮気で離婚したという八田の行動は疑問点が多く、新藤(山田裕貴)は怪しむ。特捜班はスクープを連発する週刊誌記者だった里美の記事と遺留品を調べ、浮上した俳優や国会議員の周辺を探る。
第3話 2020年4月22日「殺しのオムライス」 視聴率 13.9%
レストランのオーナーシェフが殺害され、直樹(井ノ原快彦)らが臨場。被害者は先代の急死後に店に戻った息子で、先代への恩義からパワハラに耐えて働き続ける従業員の香織に動機があると分かる。だが、香織には「ヘッドスパ」を行うゆり子の店にいたというアリバイが。直樹はゆり子の言葉が気に掛かる。そんな中、現場の遺留品に関連した場所で、別の殺人事件が起こる。
第4話 2020年4月29日「殺人の城」 視聴率 13.9%
マジックのトリックを見抜くインターネット番組で、挑戦者の江上が放送中に死亡。直樹(井ノ原快彦)らは偶然観覧していた新藤(山田裕貴)から、江上が水を飲んだ直後、彼の喉から煙が出たと聞くが、水から毒物は検出されない。青柳(吹越満)は江上にタネを見破られたマジシャン・遠野を怪しむが、国木田(中村梅雀)は決めつけだと否定する。また、江上の楽屋に若者が侵入したと判明。直樹と新藤が探り当てると、若者は直樹らを見て逃げ出す。一方、青柳らは江上が元マジシャンと知って激怒したという遠野への疑いを強める。
第5話 2020年6月17日「10年目の殺人」 視聴率 15.0%
監察医の真澄(原沙知絵)が自殺とされた女性・沙織(竹内恵美)の遺体に疑念を抱き、直樹(井ノ原快彦)らは捜査を開始。直樹は沙織が、所轄時代の先輩・門脇(橋本さとし)のかつての不倫相手だと思い出す。沙織は門脇と同じく元警察官で、当時の沙織の上司は国木田(中村梅雀)だった。沙織に好意を寄せる人物が明らかになる一方、青柳(吹越満)は門脇を怪しむ。その頃、国木田は門脇の元を訪ね…。
第6話 2020年6月23日「四色の殺人」 視聴率 13.8%
老人介護施設近くの公園で、施設に出入りする天野が遺体で見つかる。資産運用を提案する会社に勤める天野は車椅子生活の施設利用者に親身だったが、妊娠中の妻には急に離婚を切り出していたという。現場のわだちに違和感を抱いた鑑識課の猪狩(伊東四朗)は直樹(井ノ原快彦)にあることを依頼。一方、天野に詐欺疑惑が浮上し、施設入居者が意外なことを口にする。
第7話 2020年7月1日「万引きGメンの死」 視聴率 13.5%
値札付きの指輪を所持した警備会社勤務の女性・麗美の遺体が見つかり、‘万引きGメン’の仕事にまつわる犯行の可能性が浮上。死亡推定時刻直前、麗美に電話をした清掃員と会った直樹(井ノ原快彦)と新藤(山田裕貴)は、清掃員の亡き息子と麗美とのつながりを探る。一方、志保(羽田美智子)は、麗美が宝飾店で声を掛けた客を調べる中で、国木田(中村梅雀)と意見がぶつかる。
第8話 2020年7月8日「Wの殺人」 視聴率 13.2%
マンションの一室で遺体が見つかり、直樹(井ノ原快彦)らが臨場。被害者の梨花は女性の労働環境改善を目的としたNPO法人の役員で、発見者は代表の幹子だった。志保(羽田美智子)らの調べにより、梨花が働く旅行会社にはセクハラ問題があり、正義感の強い梨花の告発で辞めた社員がいると判明。幹子が気になる青柳(吹越満)は、彼女に犯行動機があると知り、行動に出る。
第9話 2020年7月15日「48時間の攻防」 視聴率 12.7%
直樹(井ノ原快彦)らは吉井という若い男を取り調べる。吉井と接触した女性2人が山中で遺体で発見されていたが、物証はなく、吉井は冷静な様子で犯行を否認。直樹は制限時間内に自供に追い込むと意気込む。そんな中、国木田(中村梅雀)は、被害者遺族の犯行をにおわす吉井の発言を裏取りするよう指示。吉井の時間稼ぎだと考える青柳(吹越満)らは国木田にいら立ち…。
最終話 2020年7月22日「殺しの手帳」 ※15分拡大(21:00 〜 22:09) 視聴率 15.2%
浅輪直樹(井ノ原快彦)は、国木田誠二(中村梅雀)の歓迎会を開くことを特捜班の面々に提案する。だが国木田は、直樹たちと馴れ合うつもりはないと改めて念を押す始末。すると国木田の電話に着信が…。直後、国木田はある男性と対峙していた。ふたりの間に流れる不穏な空気…。国木田は男性から「信用していない」、「あなたの間違いを正す」と穏やかでない言葉をぶつけられていた。
概要
井ノ原快彦演じる警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)リーダー・浅輪直樹を中心に、個性豊かな特捜班メンバーが活躍する人気刑事ドラマシリーズの第3弾。羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正らおなじみのメンバーが再び集結。時に衝突しながらも、真実という一つの目標を目指して捜査に臨んでいく。
ストーリー
前班長が去ってから9カ月。浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班のもとには、捜査一課からの応援要請が来なくなり、メンバーは警備など地道な仕事にばかり駆り出されていた。組織内には、特捜班への遺恨を持ったまま警視庁を追われた元刑事部長・三原達朗(飯田基祐)の影響力がいまだに残っていたのだ。
そんなある日、特捜班が多摩川の河川敷で防犯イベントの警備に当たっていたところ、市民が突如銃撃される事件が発生する。その現場に三原が現れ、この事件を現在捜査中の無差別連続殺人の3件目として捜査すると宣言。三原の判断に疑問を抱いた直樹は、要請を受けていないにもかかわらず、特捜班のメンバーと手分けして捜査を開始する。
キャスト
井ノ原快彦
浅輪直樹 役
警視庁捜査一課特別捜査班主任。警部補。仲間を誰よりも思いやり、活躍を見守ることができるリーダー。正義感が人一倍強く、曲がったことが大嫌い。常に弱者に寄り添い、手柄とはほど遠い地道な捜査も嫌がらない。承認欲求の強い若手刑事・新藤から不満に思われていた時期もあったが、今では信頼を得ている。
羽田美智子
小宮山志保 役
警視庁捜査一課特別捜査班。警部補。14係の係長に栄転異動した村瀬の誘いを断って9係に残り、主任まで務めた。特捜班の紅一点として独自の視点を持ち、それが捜査に生かされることも。特捜班のメンバーとの間には絆も感じており、特に村瀬には支えられたという恩義から、村瀬を心配しつつ、頼りにもしている。
津田寛治
村瀬健吾 役
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。警部補。ノンキャリアだが自分の能力はキャリア以上と信じて疑わない自信家。頭の回転が早く、何をやってもそつがない。一時期、14係の係長を務めていたこともある。出世しか頭にないようだが、実は熱い刑事魂を内に秘めている。志保の活躍を陰で支える喜びを感じている節も。
吹越満
青柳靖 役
警視庁捜査一課特別捜査班。警部補。反骨精神が強く、金持ちと上流階級が大嫌いな皮肉屋。自分を完璧主義者だと思っているが、コンプレックスを抱えた不器用な生き方をしている。過去にヤクザから救出した妙子と恋人として同居中。妙子との関係を認めない警察組織の中で、刑事という職業をめぐる葛藤もある。
田口浩正
矢沢英明 役
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。巡査部長。大らかな心の持ち主。変わり者の青柳を受け止め、聞き役やサンドバックに徹したり、時には厳しく叱ることもできる優れた相棒。妻の早苗は売れっ子の漫画家で、休日にはアシスタントを務めることも。捜査に必要な似顔絵はプロ級。子煩悩でもある。
山田裕貴
新藤亮 役
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。巡査。運動神経がよく、犯人と格闘する場面などでも頼れる存在。効率主義的な思考も併せ持ち、軽々しい発言で直樹に怒られたり、特捜班の面々と衝突することもあったが、次第に先輩たちを尊敬するようになった。
中越典子
浅輪倫子 役
直樹の妻。かつて9係の係長だった加納倫太郎の娘。現在はパティシエールを仕事にしている。さまざまなニーズに対応したスイーツをネット販売したいと考えて試行錯誤する中、友人が営む喫茶店の手伝いを始める。
原沙知絵
早瀬川真澄 役
関東監察医務院に勤務する監察医。遺体に関するプロフェッショナル。志保とは、女同士、そして友人がいないもの同士、相変わらず仲が良い。
中村梅雀
国木田誠二 役
警視庁総務部広報課主査。かつては警視庁捜査一課6係の有能な係長だったが、“ある事件”の責任を取るために広報課に異動した過去を持つ。
スタッフ
脚本:徳永富彦、稲葉一広、瀧川晃代、岡崎由紀子
監督:田村直己、兼崎涼介、上堀内佳寿也、鈴木浩介
プロデューサー:大川武宏、神田エミイ亜希子
主題歌:It’s my life/V6
番組公式サイト
特捜9 - Wikipedia