各話あらすじ(2020年1月18日 - 2月8日)全4話 平均視聴率 5.45%
第1話 2020年1月18日「神戸、青春の街」 視聴率 6.5%
両親が韓国生まれと知って以来、自己を模索していた和隆(柄本佑)は、親友の湯浅(濱田岳)と同じ大学の医学部に進み、教授の永野(近藤正臣)の影響で精神科を志す。一方で和隆は、映画館で出会った終子(尾野真千子)と恋に落ちる。1995年1月、精神科医として働く和隆が暮らす神戸の街を大地震が襲う。
第2話 2020年1月25日「僕たちの仕事」 視聴率 5.0%
大地震が起きてすぐ勤務先の病院へ向かった和隆(柄本佑)は、自分の無力さを痛感。精神科医として自分にできることは何かを模索する。そんな中、旧知の新聞記者・谷村(趙泯和)から「被災地の状況を内側から書いてほしい」とコラムの連載を依頼される。
第3話 2020年2月1日「見えない命綱」 視聴率 5.4%
阪神・淡路大震災発生から2カ月がたった。心の傷に苦しむ人に寄り添い続ける和隆(柄本佑)はある日、片岡(清水くるみ)という患者に出会う。彼女の中に複数の人格が同居していることが分かり、和隆は治療に全力を尽くす。その一方で、和隆は父・哲圭(石橋凌)の事業が破綻したと知る。
最終話 2020年2月8日「残された光」 視聴率 4.9%
阪神・淡路大震災発生から5年がたち、神戸の街は復興を遂げつつあった。そんな中、新しい病院で理想の医療を目指す和隆(柄本佑)に、がんが見つかる。仕事を中断して治療に専念するか、病を抱えながら患者に向き合い続けるかの選択を迫られる一方で、和隆は2児を育てかつ身重の終子(尾野真千子)と共に有効な治療法を模索。やがて、「心のケア」の本質にたどり着く。
概要
阪神・淡路大震災発生時、被災者の“心のケア”に奔走した若き精神科医・安克昌が懸命に生きた証をつづるヒューマンドラマ。志半ばでこの世を去った安氏の遺族への取材で得た事実を基に、名称などを変えてオリジナルストーリーとして紡ぐ。
ストーリー
ジャズピアノと読書を愛する安和隆(柄本佑)は、幼い時に両親が韓国生まれと知って以来、自分が何者なのか模索していた。やがて、親友の湯浅浩二(濱田岳)と同じ大学の医学部に進んで青春を謳歌。映画をきっかけに出会った終子(尾野真千子)と恋に落ちる。
大学では、精神科医の永野教授(近藤正臣)の影響で精神科の道を志すものの、父・哲圭(石橋凌)からは猛反対を受ける。そんな和隆が暮らす神戸の町を、1995年1月、大地震が襲う。
キャスト
安和隆
演 - 柄本佑
主人公。精神科医。神戸大学医学部附属病院精神科勤務。
安終子
演 - 尾野真千子
和隆の妻。
安哲圭
演 - 石橋凌
和隆の父。辣腕事業家。大阪在住の在日韓国人一世。
朴美里
演 - キムラ緑子
和隆の母。在日韓国人二世。
安智明
演 - 森山直太朗
和隆の兄。東京大学を卒業し渡米、原子力研究開発の第一人者となる。
安壮介
演 - 上川周作
和隆の弟。父・哲圭の事業を引き継ぐ。
湯浅浩二
演 - 濱田岳
和隆の親友。ともに精神科医の道に進む。和隆とジャズバンドを組み、サックスを担当する。
谷村英人
演 - 趙a和
日報新聞社文化部の新聞記者。和隆に連載執筆を依頼する。
ママ
演 - 濱田マリ
ジャズ喫茶「スクルド」のママ。
結城理恵
演 - 谷村美月
和隆の患者。震災で精神的に不安定となり、避難所で和隆と出会う。
校長先生
演 - 内場勝則
避難所となった朝日小学校の校長。
梓
演 - 紺野まひる
仮設住宅の入居者。幼子と2人で暮らす。
片岡心愛
演 - 清水くるみ
和隆の患者。急性アルコール中毒で搬送され、多重人格と診断される。
北林史也
演 - 浅香航大
和隆の後輩医師。和隆の元で研修医として学び、和隆を慕う。
新島聡子
演 - 平岩紙
和隆の同僚看護師。震災で病院が倒壊、避難所での看護活動を通じて和隆と知り合う。
永野良夫
演 - 近藤正臣
和隆の恩師。日本の精神医学の権威で、和隆が精神科医を志すきっかけとなる。
スタッフ
原案 - 安克昌
脚本 - 桑原亮子
音楽 - 世武裕子
制作統括 - 城谷厚司
プロデューサー - 京田光広、堀之内礼二郎、橋本果奈、齋藤明日香
演出 - 安達もじり、松岡一史、中泉慧
制作・著作 - NHK大阪放送局
番組公式サイト
心の傷を癒すということ (テレビドラマ) - Wikipedia