各話あらすじ(2020年1月14日 - 3月17日)全10話 平均視聴率 6.89%
第1話 2020年1月14日「消えた娘と元妻…秘密が謎を呼ぶサスペンス開幕」 ※初回は20分拡大(21:00 - 22:14)
圭太(向井理)は14歳の娘・瞳(山田杏奈)と暮らす建築確認検査員。9年前、「仕事に専念したい」と、弁護士の由貴子(仲間由紀恵)に離婚を切り出されて以来、瞳を第一に考えてきた。そんな圭太に「娘を預かった。3日以内に娘の母親を捜せ。警察に行ったら娘を殺す」と電話が入る。調べると、由貴子は所属する法律事務所を突然退職しており、瞳も中学校を休みがちで部活も2カ月前から参加せず、塾も辞めていた。一方、圭太とは兄妹のような仲の保育士・菜七子(仲里依紗)は、圭太がトラブルを抱えていると気付く。
第2話 2020年1月21日「誘拐犯の黒幕…危険な救出劇」
圭太(向井理)は接触してきた由貴子(仲間由紀恵)から、瞳(山田杏奈)の誘拐には仕事上のトラブルが絡んでいると聞かされる。そして、追ってきた彼女の恋人・竜二(渡部篤郎)を妨害し、由貴子の逃走を助ける。一方、菜七子(仲里依紗)を介して、事件当日、瞳がピアニストの翼(松村北斗)と会う約束をしていたことを知った圭太は、動画で翼と瞳が一緒に演奏していた店を探し歩く。
第3話 2020年1月28日「黒幕への反撃…10年前の火事」
由貴子(仲間由紀恵)は圭太(向井理)が入手した帝東建設の不正に関するデータを手に、瞳(山田杏奈)を誘拐した二本松(遠藤雄弥)と対峙(たいじ)する。一方、誘拐の原因が10年前の事件にあるという疑念を拭うことができない圭太は、ひた隠しにしてきた‘秘密’を菜七子(仲里依紗)に明かす。そんな中、仕事復帰した圭太だが、公にされたくない秘密を会社に知られてしまう。
第4話 2020年2月4日「新展開へ全て覆す悪女の微笑」
圭太(向井理)が解雇されたことを知らない瞳(山田杏奈)は、10年前の火事について話を聞けたと翼(松村北斗)に報告。だが、翼は瞳の不安をあおるような一言を告げる。一方、誘拐犯が帝東建設の人間と思っていた圭太は、竜二(渡部篤郎)の言葉から犯人は別にいるのではないかと考え始める。そんな中、圭太宅を訪ねた母・純子(名取裕子)は意外な人物と出くわす。
第5話 2020年2月11日「逆襲せよ狙うは元妻の三億円」
10年前の火事の真相に傷ついた瞳(山田杏奈)は、圭太(向井理)を軽蔑し家を出た。圭太は、由貴子(仲間由紀恵)が瞳の誘拐を仕組んだだけでなく、データを3億円で取引し、手帳を使ってさらに3億円を得ようとしていると知って憤る。一方、菜七子(仲里依紗)は、瞳と頻繁に連絡を取る翼(松村北斗)に違和感を。圭太からそのことを詰問された翼は、自分の過去について告白を始める。
第6話 2020年2月18日「娘を守れ悪女が企む三億の罠」
元夫婦の攻防を知った竜二(渡部篤郎)が圭太(向井理)を訪ね、手を組もうと取引を持ち掛ける。手駒のはずの圭太に3億円を奪われ憤る由貴子(仲間由紀恵)は、金の隠し場所を突き止めようと画策。母親を求める瞳(山田杏奈)の思いを巧みに利用して反撃を試みる。たとえ実の娘だろうと手荒な真似も辞さない由貴子の胸中を察した圭太は、覚悟を決め、瞳にある事実を告げる。
第7話 2020年2月25日「敵か味方か…暗躍する協力者」
3億円がこつぜんと消え、圭太(向井理)は由貴子(仲間由紀恵)が奪還したと考える。一方、翼(松村北斗)は、10年前に火事が起きた別荘の建設プロジェクトに、竜二(渡部篤郎)が関わっていたことを突き止め、あることを思い出した。翼から話を聞いた圭太は、竜二と手を組むことを決意。協力する以上、隠し事はなしだと迫る圭太に、竜二は由貴子も知らない秘密を打ち明ける。
第8話 2020年3月3日「裏切りの真相…元妻に裁きを」
竜二(渡部篤郎)と手を組むことにした圭太(向井理)は、帝東建設の不正の証拠を週刊誌にリーク。ところが、竜二を尾行していた翼(松村北斗)から、菜七子(仲里依紗)が竜二と会っていたと聞かされ、がくぜんとする。彼女らしくない行動に疑問を抱いた圭太が問い詰めたところ、菜七子は長年の秘密を告白。一方、由貴子(仲間由紀恵)は3億円がある人物の手元にあることに気付く。
第9話 2020年3月10日「遂に犯人の正体が…罪の告白」
由貴子(仲間由紀恵)を乗せて去った小型船の爆発は、事故ではなく故意である可能性が浮上し、警察は元夫の圭太(向井理)にも疑いの目を向ける。10年前の火事についても新事実が判明。翼(松村北斗)は別荘で目撃した男が竜二(渡部篤郎)だと思っていたが、竜二は関与を否定し、圭太と翼に驚くべき秘密を打ち明ける。そんな中、瞳(山田杏奈)が帰宅すると怪しい人影が…。
最終話 2020年3月17日「すべてを繋げる最後の秘密」
死んだと思われていた由貴子(仲間由紀恵)の生存が確認された。由貴子が生きていることを知った圭太(向井理)は、瞳(山田杏奈)のためにも今度こそ元妻と決着をつけようと決意する。と同時に、“10年前の火事の夜”の出来事について、どうしても由貴子本人に確かめたいことが。奪われたパスポートを取り戻すために、必ずもう一度接触してくる―そう確信した圭太は、由貴子からの連絡を待つことにする。
各話視聴率
概要
主人公のシングルファーザーが愛する娘を誘拐されたことに端を発し、さまざまな登場人物たちの計り知れない秘密が絡み合い事件が巻き起こっていく、オリジナル脚本の本格サスペンス。誘拐事件がきっかけとなり、家族、欲望、幸せ、権力のためにそれぞれが守り抜いてきた秘密が暴かれていき、複雑な物語が展開される。
ストーリー
白河圭太(向井理)は、14歳の娘・瞳(山田杏奈)と2人暮らしのシングルファーザー。かつて、妻の由貴子(仲間由紀恵)に一方的に離婚を通告され出て行かれてからは、夢を諦め、瞳のことだけを考えて地味に生きてきた。瞳とは、何でも話せるいい関係を築いてきたとの自負もある。
そんなある日、圭太に「娘を預かった。命が惜しければ、元妻を捜せ」という電話がかかってくる。警察に相談するも、家出と判断され、誘拐だとは信じてもらえない。そして、大手建設会社「帝東建設」の顧問弁護士をしているはずの由貴子は行方不明になっており、圭太はそのセレブな暮らしに隠された秘密を知ることに。さらに、愛する瞳にも秘密があることを知る。
キャスト
登場人物の役名(苗字)には福島県内の地名や仙台、宇都宮等の周辺の地名が、名前には競馬の騎手がそれぞれ使われている。
白河圭太(しらかわ けいた)〈39〉
演 - 向井理
14歳の娘を持つ建築確認検査員。1980年12月28日生まれ。
ある事件をきっかけに妻の由貴子に別れを切り出されてシングルファーザーになる。
「白河」は白河市、「圭太」は戸崎圭太から取られている。
仙台由貴子(せんだい ゆきこ)
演 - 仲間由紀恵
圭太の元妻。大手建設会社である帝東建設の顧問弁護士。
仕事に専念したいという強い思いから、離婚届を置いたまま家を出てしまう。
「仙台」は仙台市、「由貴子」は増沢由貴子から取られている。
石川菜七子(いしかわ ななこ)
演 - 仲里依紗
圭太の自宅の近所に住む保育士。
圭太とは幼い頃から互いの家を行き来するほどの仲。
「石川」は石川郡から取られており、陸奥石川氏に由来する。また「菜七子」は藤田菜七子から取られている。
伊達翼(だて つばさ)
演 - 松村北斗(SixTONES)(幼少期:長野蒼大)
音楽大学に通う学生。本名:岩瀬真一郎(いわせ しんいちろう)。
圭太の娘である瞳とは音楽仲間で、ジャズバーでピアノ演奏のアルバイトをしている。
「伊達」は伊達市から取られており、伊達氏に由来する。
白河瞳(しらかわ ひとみ)〈14〉
演 - 山田杏奈(幼少期:志水心音)
圭太と由貴子の娘。
両親の離婚後は圭太と一緒に暮らしている。圭太との関係は極めて良好。
「瞳」は宮下瞳から取られている。
磐城英明(いわき ひであき)
演 - 高島豪志
帝東建設の社員。宇都宮の部下。
宇都宮とともに顧問弁護士である由貴子の行方を追う。
「磐城」はいわき市、「英明」は幸英明からそれぞれ取られている。
那須葵(なす あおい)
演 - 堀田茜
保育士。菜七子の同僚。
「那須」は栃木県北東部の地名で、那須塩原市や那須烏山市、那須郡那須町などがある。また「葵」は木之前葵からそれぞれ取られている。
泉崎真衣(いずみさき まい)
演 - 河村花
瞳の友人で同級生。
最近塾や部活動に姿を見せなくなった瞳を心配している。
「泉崎」は泉崎村(いずみざき)、「真衣」は別府真衣から取られている。
長沼豊(ながぬま ゆたか)
演 - 佐野史郎
由貴子が顧問弁護士を務める帝東建設の社長。
「長沼」は登米市の天然湖で、長沼ダムや漕艇場で知られる。また「豊」は武豊または吉田豊から取られている。
二本松謙一(にほんまつ けんいち)
演 - 遠藤雄弥
圭太の娘である瞳の誘拐発覚後に何かと圭太の前に現れる謎の男。
「二本松」は二本松市、「謙一」は池添謙一からそれぞれ取られている。
矢吹幸雄(やぶき ゆきお)
演 - 中林大樹
帝東建設の社員。由貴子の前でビルから飛び降り自殺する。
永盛(ながもり)
演 - 高杉亘
石川照男(いしかわ てるお)
演 - 藤原光博
菜七子の父。夫婦で蕎麦屋を営んでいる。
圭太とは家族ぐるみで付き合っている。
「照男」は江田照男から取られている。
石川千秋(いしかわ ちあき)
演 - 山野海
菜七子の母。
圭太の母である純子とは仲が良く、圭太の離婚後は瞳を預かったことがある。
「千秋」は岩永千明(若しくは坂井千明だが、この場合他の騎手より年代を遡る)から取られている。
白河純子(しらかわ じゅんこ)
演 - 名取裕子
圭太の母。元小学校教師。
菜七子の母である千秋とは仲が良く、千秋が夫の照男と経営している蕎麦屋によく姿を見せる。
「純子」は細江純子から取られている。
宇都宮竜二(うつのみや りゅうじ)
演 - 渡部篤郎
由貴子が顧問弁護士を務める帝東建設の社員。
常に向上心を忘れない由貴子に興味を抱き、恋人関係となる。部下の磐城を伴い、行方不明になった由貴子の行方を追う。
「宇都宮」は宇都宮市、「竜二」は和田竜二からそれぞれ取られている。
ゲスト
第1話
松島潤
演 ‐ 迫田孝也(第9話・最終話)
鏡石亜紀
演 ‐ たくませいこ
瞳の担任。
第5話
演 - 森岡豊
第8話
只見政人
演 - 長谷川朝晴(第9話・最終話)
スタッフ
脚本 - 後藤法子
音楽 - 林ゆうき、橘麻美
主題歌 - 秋山黄色 「モノローグ」(Epic Records Japan)
オープニングテーマ - 女王蜂「BL」(Sony Music Associated Records)
プロデューサー - 河西秀幸(カンテレ)
プロデューサー / 演出 - 三宅喜重(カンテレ)
演出 - 宝来忠昭、中西正茂
制作著作 - カンテレ
番組公式サイト
10の秘密 - Wikipedia