「御子柴礼司シリーズ」4作(『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』)を原作としている。
各話あらすじ(2019年12月7日 - 2020年1月25日)全8話 平均視聴率 2.90%
第1話 2019年12月7日「冷徹&悪徳…最恐の弁護士ヒーローが今夜誕生!!正義の意味が問われる衝撃ラスト!」 視聴率 3.4%
失職中の女性・洋子(ベッキー)は、法律事務所の事務員に採用される。ところが、事務所を構える御子柴(要潤)は、勝つためなら手段を選ばない悪辣(あくらつ)弁護士だった。御子柴は主婦の亜季子(奥菜恵)が起こした夫殺害事件に興味を抱き、担当弁護士から強引な手段で引き継ぐ。その法廷で、御子柴は敵対する東京地検の次席検事・岬(津田寛治)と対峙(たいじ)する。
第2話 2019年12月14日「正義なんかどうでもいい…大逆転法廷劇に衝撃!!今夜はクールな悪魔が二度驚かす!?」 視聴率 3.3%
洋子(ベッキー)は御子柴(要潤)が少年時代に殺人事件を起こしたという過去を知り動揺する。洋子の親友で新聞記者のあすみ(玄理)はその罪を許せず、御子柴を調べ始める。一方、亜季子(奥菜恵)による夫殺害事件を担当する御子柴は、彼女が隠し事をしていると確信し、手掛かりを求めて亜季子の生家がある福岡県へ。洋子とあすみは、御子柴がかつて入っていた医療少年院の元教官・稲見(勝野洋)を訪ねる。
第3話 2019年12月21日「新展開 依頼人はかつての恩師 恩返しか? …復讐か?今夜傷だらけの悪魔が暴走し始める」 視聴率 3.2%
老人施設に入居する稲見(勝野洋)が、介護士・栃野(小多田直樹)を殺害した容疑で逮捕された。事件を報道するテレビ番組を御子柴(要潤)はにらむように見つめ、洋子(ベッキー)は不安を抱く。それが的中し、御子柴は国選弁護人・宝来(本村健太郎)から稲見の弁護を強引に奪う。稲見と接見した御子柴は彼の犯行を確信する。有罪は免れない状況だが、稲見は落ち着いており、御子柴は疑問を抱く。
第4話 2019年12月28日「今夜、悪魔の衝撃過去が判明 悪魔の後悔と強い決意 悪魔の味方も現れる?悪魔の逆襲劇」 視聴率 2.1%
稲見(勝野洋)の初公判で御子柴(要潤)は無罪を主張するが、稲見は自身の犯行を認め、減刑すら拒否する。稲見の元妻・恭子(赤座美代子)を訪ねた洋子(ベッキー)は、御子柴が弁護士になった理由や、稲見がなぜ半身不随となったのかを知る。御子柴は稲見に弁護士の解任を言い渡されるが、諦めずに事件の背景を調べて、被害者・栃野(小多田直樹)にも何らかの問題があったとにらむ。
第5話 2020年1月4日「新年もアクセル全開の悪魔!! どんでん返しの裁判の行方は!?悪魔VS依頼人衝撃のラスト」 視聴率 2.9%
稲見(勝野洋)が栃野(小多田直樹)を殺害した理由を探る御子柴(要潤)は、稲見がある事実を隠していることに気付く。事件現場となった老人施設では、恒常的に入居者への虐待が行われていた。それを隠す入居者たちに御子柴は、あることを言い放つ。岬(津田寛治)は稲見を再び取り調べる。互いが持つ罪への考え方は違ったが、岬は稲見に罪は償うべきだと告げる。一方、洋子(ベッキー)は、御子柴が悪魔とののしられながらも弁護士を続ける理由に気付く。
第6話 2020年1月11日「最終章依頼人は…実の母親!?過去に翻弄される悪魔今夜ラストはあの男が渾身逆襲劇!!」 視聴率 2.8%
御子柴(要潤)の母・郁美(浅野温子)が、再婚相手で資産家の拓馬(市山貴章)を殺害した容疑で逮捕される。妹の梓(森脇英理子)に弁護を頼まれ、御子柴は郁美と接見。郁美は再会を喜ぶが、御子柴は弁護人としての態度を崩そうとしない。また、無実を訴える郁美だが、状況は彼女の犯行を裏付けていた。一方、事件現場で証拠を集める岬(津田寛治)は、驚きの事実に気付く。
第7話 2020年1月18日「暴走!!止まらない世間の悪意荒れる法廷と母の秘密今夜ラストに御子柴が重大告白!?」 視聴率 2.3%
郁美(浅野温子)の裁判が始まった。岬(津田寛治)は郁美の犯罪を裏付ける新たな証拠を提示し、さらには郁美と御子柴(要潤)が親子であることを暴露。少年時代に凶悪事件を起こした弁護士による裁判に非難が殺到し、洋子(ベッキー)は対応に追われる。一方、岬は息子の洋介(吉村卓也)と会う。
最終話 2020年1月25日「衝撃弁護士やめるってよ!?贖罪を探し続ける悪魔母の運命賭けた最後の大逆転法廷!!」 視聴率 3.2%
御子柴(要潤)が「弁護士を廃業する」と言い残して姿を消した。事務所には郁美(浅野温子)の事件の後任だという弁護士・宝来(本村健太郎)が現れる。洋子(ベッキー)は困惑しながらも御子柴が戻ると信じ、あすみ(玄理)と共に郁美の事件を調べ直す。その頃、御子柴は故郷を訪れていた。生まれてこなければよかったと思う御子柴の元に岬(津田寛治)から電話が入る。
※第2話は『東アジア E-1サッカー選手権男子 日本対 香港』(19時00分 - 21時24分、フジテレビ制作)の為、日曜日になってからの放送(0時10分 - 1時05分)の放送。
※第3話は『全日本フィギュアスケート選手権女子フリー」(19時00分 - 21時15分予定だったが、フィギュアスケート中継5分延長(19時00分 - 21時20分、フジテレビ制作)の為、(23時55分 - 0時50分)の放送予定だったが日曜日になってからの放送(0時00分 - 0時55分)に放送。
原作概要
『贖罪の奏鳴曲』(しょくざいのソナタ)は、中山七里の推理小説。「御子柴礼司シリーズ」第1作。
ドラマ概要
要潤が、“悪魔の弁護人”と呼ばれるほどあくどい手腕で勝訴をもぎ取る弁護士・御子柴礼司を演じるヒューマン法廷ミステリー。原作は、中山七里の傑作ミステリー小説「弁護士・御子柴シリーズ」の4作品。二転三転するハイテンポな法廷劇だけでなく、少年時代に犯した過去の罪と向き合う御子柴の苦悩を描き、正義と贖罪の意味を問う。
ストーリー
ハローワークで紹介された法律事務所を訪れた日下部洋子(ベッキー)は、到着するなり採用を告げられ、早速事務員として働くことに。だがそこは、“悪魔の弁護人”と呼ばれる弁護士・御子柴礼司(要潤)の事務所だった。
ある日、御子柴は「世田谷の夫殺し」の裁判に興味を抱く。夫を殺害した後に事件を隠蔽する意思もあったとして、被告人の津田亜季子(奥菜恵)には一審で懲役16年という重い刑罰が下されていた。御子柴は、強引な手法で亜季子の控訴審の弁護人に就くが、その様子を見た洋子は、身勝手な加害者をなぜ好き好んで弁護するのかといぶかる。そんな中、亜季子と面会した御子柴はあることに気付く。
キャスト(東海テレビ / フジテレビ版)
御子柴礼司〈45〉(弁護士) - 要潤(少年期・園部信一郎:大西利空)
多額の報酬を要求するが、請け負った依頼はどんな手を使ってでも勝訴に導くため、“悪魔の弁護人”と呼ばれる弁護士。実は、14歳の時に凶悪犯罪を犯し“少年A”と呼ばれた過去を持つ。当時は園部信一郎という名前だったが、医療少年院に入った時に名前を変え、少年院を出てから独学で学んで弁護士になった。
日下部洋子〈35〉(御子柴法律事務所 事務員) - ベッキー
「御子柴法律事務所」の事務員。母子家庭で育ち、奨学金を得て大学進学したが、卒業後の就職先がブラック企業で体調を崩し退職。派遣先でも契約を切られ無職になった時に、ハローワークから紹介され現職に。御子柴の過去を知ってしまう。
桜葉あすみ(舞町新聞社 記者) - 玄理
宝来兼人(弁護士) - 本村健太郎
横山紗矢(検察事務官) - 田中こなつ
岬恭平〈55〉(東京地検 次席検事) - 津田寛治
東京地検のナンバー2である次席検事。法律は絶対だと信じる堅物で、罪を犯した人間には相応の罰を与えることで、社会の秩序を守れると考えている。御子柴の強引なやり方に嫌悪感を抱く。
ゲスト
第1話
津田要蔵(亜季子の義父) - 山田明郷(第2話)
津田美雪(亜季子の長女) - 豊嶋花(第2話)
安武里美(中学生いじめ自殺民事訴訟 原告) - 金谷真由美(第2話)
青柳俊彦(金融業) - 西興一朗(第2話)
津田倫子(亜季子の次女) - 本保佳音(第2話・第3話・第5話・最終話)
津田伸吾〈享年40〉(亜季子の夫) - 渡辺慎一郎(第2話)
吉脇謙一(亜季子の元同僚) - 玉熊直人
津田亜季子(世田谷・夫殺害事件 被告人) - 奥菜恵(少女期:堰沢結愛)(第2話・最終話)
村田(安武里美の息子の元担任) - 山沖純
佐原みどり(福岡早良区女児殺害事件 被害者) - 渋谷南那(第2話・第3話・第5話・最終話)
稲見武雄(医療少年院 元教官) - 勝野洋(第1話は写真出演・第2話 - 第5話)
第2話
溝端庄之助(亜季子の元主治医) - 大林丈史
第3話
石動恭子(稲見の元妻) - 赤座美代子(第4話・第5話)
小笠原栄(伯楽園 入居者) - 泉晶子(第5話)
久仁村兵吾(伯楽園 入居者) - 菅野久夫(第5話)
後藤清次(伯楽園 入居者) - 渡部雄作(第5話)
前原譲(伯楽園 介護士) - 藤原シンユウ(第5話)
菅山(赤羽南警察署 警察官) - 松林慎司(第4話)
栃野守(伯楽園 介護士) - 小多田直樹(第4話・第5話)
山崎(ヤクザ) - 龍坐
矢野(東京地検 検事) - 関野昌敏
第4話
嘘崎雷也〈16〉(信一郎と同室の院生) - 下川恭平
栃野一美(栃野守の母) - 山本みどり
柿里(医療少年院 教官) - 嶋尾康史
山岸(医療少年院 教官) - スチール哲平
日浦香織(ブルーオーシャン号転覆事件 被害者) - 平澤瑠菜(第5話)
第5話
日浦頌栄(日浦香織の父) - 柴田次郎
石動武士〈享年33〉(稲見の息子) - 岩田玲
第6話
薦田梓(御子柴の妹) - 森脇英理子(幼少期・園部梓:前田織音)(第7話・最終話)
成沢拓馬〈享年75〉(郁美の再婚相手) - 市山貴章(第7話・最終話)
岬啓二(岬恭平の弟) - 岡部たかし(第7話・最終話)
高須(館林のアパートの管理人) - 水木薫
木嶋(成沢家の隣人) - ぶっちゃあ(最終話)
桐生(東京地検 検事正) - 矢嶋俊作
成沢郁美(御子柴の母) - 浅野温子(第7話・最終話)
第7話
友原行彦(福岡県警 刑事) - 大西武志
園部謙造(御子柴の父) - 野仲イサオ(最終話)
岬洋介(岬恭平の息子) - 吉村卓也(最終話)
最終話
氏家(元科捜研 研究員) - 岩谷健司
小曾根(大田区無差別殺傷事件 被害者の息子) - 平野貴大
スタッフ(東海テレビ / フジテレビ版)
原作 - 中山七里 「御子柴礼司シリーズ」
企画 - 市野直親(東海テレビ)
脚本 - 泉澤陽子、戸田彬弘
音楽 - 島崎貴光(スマイルカンパニー)、佐々木裕(スマイルカンパニー)、コヤマヒデカズ(スマイルカンパニー)
演出 - 村谷嘉則、松田祐輔、稲葉正宏
協力プロデューサー - 遠山圭介(東海テレビ)
プロデューサー - 松本圭右(東海テレビ)、渡辺良介(大映テレビ)、椋尾由布子(大映テレビ)
主題歌 - Lefty Hand Cream「ポーカーフェイス」
制作著作 - 大映テレビ
制作 - 東海テレビ
番組公式サイト
贖罪の奏鳴曲 - Wikipedia
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