各話あらすじ(2020年1月11日 - 3月14日)全10話 平均視聴率 11.27%
第1話 2020年1月11日「脳の謎に挑む!天才の頂上決戦」 視聴率 13.0%
「東都総合病院」の‘女帝’こと脳神経外科医の深山(天海祐希)は、部長の今出川(三浦友和)から、新任の医師3人のまとめ役を押し付けられる。その顔ぶれは、‘世界のクロイワ’の異名をとる腕ながら、女癖の悪さでも知られる黒岩(椎名桔平)。外科とカテーテルの二刀流で、3度の飯よりオペが好きな西郡(永山絢斗)。医学部を首席で卒業した自信家で、実力が伴わぬことに気付かない専門研修医の幸子(広瀬アリス)。着任早々、急患の対応を任され固まる幸子の前に現れた深山は、的確な判断で緊急開頭し、患者の危機を救う。
第2話 2020年1月18日「脳の不思議…ストーカーの謎!」
自殺未遂を繰り返す和子(濱田マリ)が搬送されてきた。オペしか頭にない西郡(永山絢斗)は、担当を降りようとするが、深山(天海祐希)は最後まで責任を持つよう命じる。一方、1年前のバス事故で脳挫傷を負った由香里(松本若菜)が、頭痛を訴えて受診。しかし、その真の目的は「付きまといをやめさせてほしい」というもので、相手はこの病院の脳外科医だとおびえる。
第3話 2020年1月25日「女帝に殺人容疑!?捨てた過去」
深山(天海祐希)と黒岩(椎名桔平)は、くしくもそれぞれ子ども絡みの問題を抱えることに。そんな中、交通外傷で前月、一晩だけ入院した赤坂(金井勇太)が、ある症状を訴え受診する。一方、1年前にくも膜下出血で搬送され、深山が執刀した神戸(池田成志)が来院し、「深山に殺された」と訴える。それは、黒岩が海外で1例だけ体験し、深山にとっては初めての症例で…。
第4話 2020年2月1日「手術ミス!?失われた記憶と殺意」
パジャマ姿でうろつき、搬送された女性(中尾ミエ)は身元不明。開頭手術の痕跡から深山(天海祐希)は「逆向性健忘」と診断した。女性について話す深山と西郡(永山絢斗)の元に、娘の千春(三浦透子)が駆け付け、彼女の正体が判明する。一方、清(本田博太郎)が幼なじみ・正(綾田俊樹)を連れて来院。正の記憶は約30年前の33歳で止まり、清を叔父と思い込んでいるという。
第5話 2020年2月8日「才能の激突!勝負のオペの行方」
西郡(永山絢斗)の母・喜和子(中尾ミエ)が回復する一方、西郡本人は自信を失い覇気がない。そんな中、テレビでも人気のピアニスト・景浦(柿澤勇人)に巨大な聴神経腫瘍が認められた。景浦の要望は聴神経温存。深山(天海祐希)は救命も難しいこの手術に西郡を指名した今出川(三浦友和)を問いただす。同じ頃、西郡は3階から転落したピアノ講師・麻理恵(大西礼芳)を診察する。
第6話 2020年2月15日「密室緊急オペ!女帝に復讐せよ」
かつて深山(天海祐希)の下で働いていた大澤(山本浩司)が、西郡(永山絢斗)の診察を受ける。10年前、深山に解雇され、実家の病院を継いだ大澤は、‘もう一人の自分’が見えて困っていると話す。リストラの噂にびくびくしていた幸子(広瀬アリス)は、ますます不安に。一方、事故に巻き込まれて搬送された元高校球児の原田(笠松将)は、切断されて失った左腕の痛みを訴える。
第7話 2020年2月22日「顔がわからない恐怖犯人は誰?」
深山(天海祐希)は、酒に酔って階段から転落したという実業家・祥子(原沙知絵)の開頭血腫除去を行う。祥子の元には池谷(木村了)、西川(夙川アトム)という男性2人が連日、見舞いに訪れていた。そんな中、祥子が深山に「誰の顔も分からない」と訴える。一方、真実(桜田ひより)が、仕事場での母親の姿をこっそり見たいと来院し、幸子(広瀬アリス)が案内役を買って出る。
第8話 2020年2月29日「左腕が恋人!?奇妙な略奪愛!」
幸子(広瀬アリス)が受け持つ前川(金田明夫)に、まひした腕を‘若い恋人’だと思い込む幻覚症状が出る。幸子は再手術の同意書を、深山(天海祐希)経由で妻・純子(原日出子)に頼みたいと考えるが、今出川(三浦友和)から「君の仕事だ」と言い渡される。一方、夫に「好きな女ができた」と言われた純子は、幻覚と説明されても怒りは収まらず、手術には同意しないと主張する。
第9話 2020年3月7日「最終章!ワンチームでの難手術」
頭蓋底腫瘍で転院してきた患者は今出川(三浦友和)の妻・里美(有森也実)だった。理事長の前園(村井國夫)に辞表を提出し、独断で黒岩(椎名桔平)と西郡(永山絢斗)を入れたのはこの手術のためと認めた今出川は、深山(天海祐希)を加えた3人にオペを頼む。一方、落下した鉄筋が頭部に刺さった中学生・徹(田中奏生)がドクターヘリで搬送され、母・良美(鈴木杏)が駆け付ける。
最終話 2020年3月14日「母の本音…涙の先にある結末!」
深山(天海祐希)や西郡(永山絢斗)、黒岩(椎名桔平)ら脳神経外科の面々が一丸となり、今出川(三浦友和)の妻・里美(有森也実)の手術に臨む。術後、里美はなかなか目覚めない。一方、手術を終え無菌室にいる中学生・徹(田中奏生)が、負傷は母・良美(鈴木杏)に殺されそうになったからだと言い出した。そんな中、深山は家出したままの真実(桜田ひより)に、自ら踏み出すよう促す。
各話視聴率
原作概要
『トップナイフ』は、林宏司の小説。2019年12月26日に河出文庫から出版。
概要
外科医の中でも一握りの「手術の天才」ばかりが集う脳外科を舞台に、最高の医師=トップナイフたちがそれぞれに抱える秘密や苦悩をリアルに描く群像劇。常に完璧を求められ、手術は全て成功して当たり前という脳神経外科で、脳動脈瘤のスペシャリストとして活躍する主人公・深山瑤子を天海祐希が演じる。
ストーリー
東都総合病院で“女帝”と名高い深山瑤子(天海祐希)は、脳神経外科の部長・今出川孝雄(三浦友和)から、新しく赴任する3人の医師のまとめ役を押し付けられてストレスを抱えていた。その医師とは、世界的名医だが女癖の悪さで有名な黒岩健吾(椎名桔平)、三度の飯よりオペが好きな西郡琢磨(永山絢斗)、そして、自信家だが現場での実力が伴っていない専門研修医の小机幸子(広瀬アリス)。
赴任早々、急患の対応を任されてフリーズした幸子の前に現れた深山は、的確な判断と鮮やかな腕で患者の危機を救う。一度傷つけば取り返しのつかない“脳”を扱う脳神経外科は、執刀医の腕が全て。深山は使い物にならない幸子にいら立ちを覚える。
キャスト
東都総合病院
脳神経外科医師
深山瑤子 - 天海祐希
東都総合病院の脳神経外科に所属する脳動脈瘤のスペシャリスト。脳神経外科の管理職的役割。自分の実力一つで患者の人生が変わるため、その責任と重要性を自覚して、患者の命を第一に考えている。一方で、そのために家族を捨てたという罪悪感を抱えている。
黒岩健吾 - 椎名桔平
東都総合病院の脳神経外科に所属する脳腫瘍のスペシャリスト。「世界のクロイワ」の異名をとり、マスコミにもたびたび取り上げられるスター脳外科医。仕事で多くの人の命を救っているのだから、それ以外は全て自分を優先してもいいと考えている自分第一主義者。
小机幸子 - 広瀬アリス
東都総合病院の脳神経外科に所属する専門研修医。幼い頃から神童ともてはやされ、トップになる人生を歩んできた。医学部を首席で卒業。偏差値が最も高く、最も難しい医療だからという理由で脳外科医になる。医局に入り「実技がダメな新人」とうわさされるが、本人にその自覚はない。
西郡琢磨 - 永山絢斗
東都総合病院の脳神経外科に所属。外科もカテーテルもできる二刀流。手技に絶対的な自信を持ち、“天才”を自称。しかし、その自信は表面上のもので、中身はコンプレックスの塊。同僚にも患者にも心を開かない孤高の医師。
今出川孝雄 - 三浦友和
東都総合病院の脳神経外科に所属する部長。医者としては平凡だが、人の適材適所を見分ける能力に長けている。持ち前の着眼力で、その人が一番言われたくないことまで言ってしまうことも。天才医師たちを脳外科に集めた、誰にも言えない秘密を抱えている。
看護師
犬飼剛〈35〉 - 福士誠治
小沢真凛 - 森田望智
伏見愛子〈29〉 - 藤本泉
その他
玉井静香〈24〉(部長秘書) - 宮本茉由
織田直人(救命医) - アキラ100%
城田奨(救命医) - 西野大作
宮本英二 - 若林秀敏
楠田良太郎 - 中川あきら
浜田礼子(麻酔科医) - 大藤由佳
その他
来島達也〈30〉(BAR「カサブランカ」オーナー) - 古川雄大
病院の近くにあるため、多くの医師たちの憩いの場となっているバー「カサブランカ」のオーナー。“軽い男”で女性を口説くことしか頭にない。来島の醸し出す独特な雰囲気により、医師の仮面を外した深山たちが歌ったり踊ったりと意外な一面を見せることもある。
沢城真実(深山の娘) - 桜田ひより(幼少期:浅田芭路)
田辺保〈6〉(黒岩と美由紀の間に出来た息子) - 嶺岸煌桜
ゲスト
第1話
宅間みどり - 堀内敬子
宅間浩〈53〉 - 二階堂智
宅間武志 - 安光隆太郎(8年前:平野虎冴)
宅間未来 - 田中里念(8年前:川田秋妃)
上野真里 - 長内絵里香
第2話
桑原和子〈58〉 - 濱田マリ
牧羽由香里〈35〉 - 松本若菜
田辺美由紀(黒岩の元愛人) - 内田慈(第9話)
桑原茂(桑原和子の夫) - 伊藤正之
山田千春(西郡の妹) - 三浦透子(第4話・第5話)
田島隆一 - 岩田知幸
第3話
神戸一郎〈54〉 - 池田成志
赤坂進次郎〈31〉 - 金井勇太
沢城真一(深山の元夫) - 小市慢太郎(第4話・第7話・第8話)
山田喜和子〈70〉(西郡の母) - 中尾ミエ(第4話・第5話)
京子(黒岩のヘルパー) - 上原奈美(第7話 - 第9話)
百合(赤坂の彼女) - 藤井千帆
神戸優子(神戸の娘) - 河合優実
第4話
山口清 - 本田博太郎
内田正〈61〉 - 綾田俊樹
第5話
景浦祐樹〈34〉(ピアニスト) - 柿澤勇人
根岸麻理恵〈34〉 - 大西礼芳
大原里子(景浦のマネージャー) - 原扶貴子
大久保(鑑識官) - 水野智則
第6話
大澤卓司〈40〉 - 山本浩司
原田保〈28〉 - 笠松将
木元佐代美〈20〉 - 吉田美佳子
三島ここ - 前田織音
第7話
滝野祥子〈38〉 - 原沙知絵
花井 - 茅島成美
池谷 - 木村了
西川 - 夙川アトム
沢城薫(沢城真一の妻、真実の継母) - 酒井美紀(第8話)
松木健介 - 清水優
真実の義弟 - 高橋謙
前川洋一〈70〉 - 金田明夫(第8話)
前川純子 - 原日出子(第8話)
第8話
今出川里美〈56〉(今出川の妻) - 有森也実(第9話)
青いワンピースの美少女 - 片山友希
第9話
添野良美 - 鈴木杏
添野徹 - 田中奏生
前園(東都総合病院 理事長) - 村井國夫
片岡鶴太郎 - 本人
探偵 - 六角慎司
スタッフ
原作 - 林宏司『トップナイフ』(河出文庫刊)
脚本 - 林宏司
音楽 - 横山克、鈴木真人
主題歌 - JUJU 「STAYIN' ALIVE」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
チーフプロデューサー - 池田健司
プロデューサー - 鈴木亜希乃
演出 - 大塚恭司、佐久間紀佳、茂山佳則
制作協力 - AX-ON
製作著作 - 日本テレビ
番組公式サイト
トップナイフ (小説) - Wikipedia