各話あらすじ 平均視聴率 6.69%
第1話 2020年1月20日 視聴率 8.1%
大学准教授で医師の修平(小泉孝太郎)はカテーテル治療の研究に心血を注いでいる。そこに実家の「有原総合病院」で名誉理事長を務める父・正太郎(大和田伸也)が脳梗塞で倒れたと連絡が。駆け付けると、正太郎は既に昏睡(こんすい)状態だった。看護部長・悦子(浅田美代子)の話では、6年前に修平の叔父・健次郎(光石研)が理事長院長を引き継いだ頃から経営は悪化していた。
第2話 2020年1月27日 視聴率 7.0%
修平(小泉孝太郎)は健次郎(光石研)の理事長解任を要求し、自ら新理事長に立候補する。健次郎はおいの裏切りに驚くが、真摯(しんし)に訴える修平の姿を見て決断を下す。一方、修平は‘経営のプロを事務長として迎えることを条件に、「信甲斐銀行」から支援を取り付けた。だが、派遣されてきたのは、病院の売却計画を進めていた同行融資部次長・倉嶋(高嶋政伸)だった。
第3話 2020年2月3日 視聴率 7.1%
有原総合病院の看護師が一斉に退職。各部署が協力し仕事を回していたが、職員達は極限状態だった。倉嶋(高嶋政伸)と総務部長・砂岡(福本伸一)は看護師補充に奔走するが、大量離脱の噂でどの看護学校からも門前払いされ、魅力がないとまで言われる始末。話を聞いた修平(小泉孝太郎)は夜間救急に来た智美(安藤玉恵)の一言で、人手不足の中ではあり得ない策を思いつく。
第4話 2020年2月10日 視聴率 5.7%
倉嶋(高嶋政伸)が正式な職員となり、有原総合病院は24時間、救急対応をする病院として再出発した。だが小児科医に欠員が生じ、野林(松本岳)が1人で請け負う事態に。野林と話してほしいと懇願する倉嶋だが、修平(小泉孝太郎)は24時間体制の維持で手いっぱいだ。そんな中、野林が帝王切開の手術前に姿を消した。産婦人科継続も難しくなり、閉鎖も取り沙汰されるが…。
第5話 2020年2月17日 視聴率 6.2%
修平(小泉孝太郎)は病院が赤字にもかかわらず心臓カテーテル室を作ろうとする。さらに、外来を予約制にして患者数を減らし、入院患者を町の開業医に紹介してもらうシステムを提案する。倉嶋(高嶋政伸)は、病院同士がまとまるとは思えず大反対。ところが修平は「地域医療ネットワーク」の構築を強引に推し進め、外来クラークの江口(稲葉友)を連れて開業医巡りを始める。
※2020年2月24日はスペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男〜バカヤロー総理 吉田茂〜」(21:00 〜 23:24 )放送のため、休止
第6話 2020年3月2日 視聴率 6.3%
地域医療ネットワークが軌道に乗った有原総合病院をさらに充実させるため、修平(小泉孝太郎)は救命救急センターの開設を宣言する。周囲は大反対するが、倉嶋(高嶋政伸)は短期間で赤字解消の見通しが立ったことで銀行からの評価は上がっているため、「勝算はある」と断言。ところが、事業計画書を見た銀行副頭取・米田(中村雅俊)は「可能性を感じない」と追加融資を拒む。
最終話 2020年3月9日 視聴率 6.4%
救命救急センター開設に逆風が吹く中、修平(小泉孝太郎)を後押しする米田(中村雅俊)が急死。修平は悲しみに暮れる。1カ月後、急速に進められる病院改革には、砂岡(福本伸一)ら院内だけでなく開業医達からも不安の声が上がる。だが、米田との約束だと修平の思いはかたくなだ。ところが、銀行が追加融資の打ち切りを決定。病院の買収をもくろんだ代案が提示される。
概要
スピードスケートの小平奈緒選手が所属する病院が、かつて多額の借金を抱え倒産危機にひんしていたところから、奇跡の復活を遂げたという実話をベースにした連続ドラマ。地方ならではのしがらみや既得権益をバッサリと切っていく院長の揺るぎない姿を描く、これまでの医療ドラマとは一味違った、病院経営というビジネス目線を加えたストーリーが展開する。
ストーリー
東京の大学病院でキャリアを積んでいた有原修平(小泉孝太郎)は、父・正太郎が倒れたという知らせを受け、実家の有原総合病院に駆け付ける。その後、院長に就任することになった修平だが、そこで目にしたのはひどい現場体制。患者のためではなく、自分たちの思い通りの仕事をしたいがために取り組んでいる状況だった。
しかも、病院は多額の借金を抱えていて倒産寸前。修平は、病院は患者のためにあるべきだという信念のもと、信甲斐銀行融資部次長の倉嶋亮介(高嶋政伸)と共に、経営再建に挑むことを決意する。
キャスト
有原修平
演 - 小泉孝太郎
医師。
東京の大学病院に勤務していたが、実家の有原総合病院が倒産危機に陥っているのを知り、病院再建のために奮闘する。時折、熱くなりすぎて暴走気味になることがある。
倉嶋亮介
演 - 高嶋政伸
信甲斐銀行の融資部次長。
修平とともに病院改革に乗り出す。性格は至って実直で真面目。
有原志保
演 - 小西真奈美
修平の妻で編集デザイナー。
江口智也
演 - 稲葉友
有原総合病院に勤務する外来クラーク。
三隅律子
演 - 磯野貴理子
有原総合病院の内科看護主任。
有原正太郎
演 - 大和田伸也
修平の父で有原総合病院名誉理事長。
田端進
演 - 角野卓造
田端医院の院長。
有原健次郎
演 - 光石研
修平の叔父で有原総合病院の理事長院長。
兵頭悦子
演 - 浅田美代子
有原総合病院の看護部長。
米田正光
演 - 中村雅俊
信甲斐銀行の副頭取。
スタッフ
脚本 - 山本むつみ
監督 - 宮脇亮、清弘誠
主題歌 - 久保田利伸 「LIFE」(SME Records)
音楽 - 羽毛田丈史
チーフプロデューサー - 浅野太(テレビ東京)
プロデューサー - 稲田秀樹(テレビ東京)、松本拓(テレビ東京)、志村彰(The icon)、木村綾乃(The icon)
製作著作 - テレビ東京、The icon
番組公式サイト
病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜 - Wikipedia