各話あらすじ(2019年10月18日 -12月20日)全10話 平均視聴率 5.34%
第1話 2019年10月18日「真奈子、爆発する」 視聴率 6.1%
一流大学の工学部教授・真奈子(松雪泰子)は「失敗学」という風変わりな研究に力を注いでいる。工学者としても名高く、様々な事故を第三者の目で調べる「事故調査委員会」に招かれることが多い。ある日、化学工場で爆発事故が発生し、真奈子は助手の野津田(堀井新太)と共に事故調査委員として原因究明に乗り出す。事故はある従業員のミスによるものと思われたが…。
第2話 2019年10月25日「真奈子、肉を食べる」 視聴率 5.3%
調査費用をかけすぎる真奈子(松雪泰子)は、秘書の志保(須藤理彩)から、事故調査委員会(事故調)への参加を控えるよう言い渡される。そんな中、ある中学校で集団食中毒が発生。原因は給食に使われたハムと推測されたが、どこで菌が発生し付着したのかは不明だった。事故調への参加を要請された真奈子は志保に内緒で会議に出席し、野津田(堀井新太)と共に調査に乗り出す。
第3話 2019年11月1日「真奈子、逃げ出す」 視聴率 4.8%
ライブ会場で火災が発生し、出演していたバンドの一員が命を落とす。演出で使われた花火が原因と思われたが、真奈子(松雪泰子)は業務用空調機械から発火した可能性を指摘する。その空調機械は野津田(堀井新太)がかつて勤めていた会社の製品だった。同社で大きな失敗をし、ショックから立ち直れずに退職した野津田は、古巣の元上司・黒島(千葉哲也)相手に萎縮する。
第4話 2019年11月8日「真奈子、パンダになる」 視聴率 5.9%
医療事故編の前編。とある病院で心臓手術の結果、患者が死亡。だが、遺体の胸に残った奇妙な赤黒い痕から、遺族が不審な思いを抱き、「医療ミスでは?」とマスコミを動かした。調査に乗り出した真奈子(松雪泰子)だったが、事故調査委員会の委員長、弁護士の守康(寺脇康文)と、ことあるごとに衝突。真奈子は病院の隠蔽があるのでは?という疑惑を感じるが証拠は無く大苦戦。手術の再現実験に挑むが・・・?
第5話 2019年11月15日「真奈子、クビになる!?」 視聴率 5.0%
心臓外科医・椎名(山中聡)の手術を受けた患者・佐竹(田口主将)が死亡した件の真相を追う真奈子(松雪泰子)は、手術室で火が上がる映像を公開し、守康(寺脇康文)ら事故調査委員会(事故調)の面々やマスコミは騒然となる。映像の送り主は不明だが、病院内の人間だと推測した真奈子は、聞き込み調査を開始。そんな中、事故調では真奈子の解任を巡り、投票が行われる。
第6話 2019年11月22日「真奈子、お見合いする」 視聴率 5.8%
工事現場で作業員・結花(山崎千夏)が事故死。本人による作業車の操作ミスと思われたが、真奈子(松雪泰子)はふに落ちない。そんな中、結花が現場監督者・若林(水橋研二)と恋愛関係にあったことが分かる。一方、野津田(堀井新太)は事故調査委員会で戸倉(市川由衣)といい雰囲気に。郁美(高橋メアリージュン)は若林に好意を抱く。さらに、真奈子の元には見合い話が舞い込み…。
第7話 2019年11月29日「真奈子、寝落ちする」 視聴率 5.8%
ある銀行のインターネットバンキングで振り込みができなくなるというシステム障害が発生し、真奈子(松雪泰子)は事故原因の調査に乗り出す。だが、事故の鍵を握るプログラム担当者・高坂(駒木根隆介)は最近、くも膜下出血で亡くなっていた。真奈子らは高坂が通っていたというカウンセラーの元へ話を聞きに行く。その人物は真奈子の元夫・橘(滝藤賢一)だった。
第8話 2019年12月6日「真奈子、呪われる」 視聴率 4.6%
古いマンションの玄関口で住民の橋爪(宇崎竜童)が頭を打って死亡しているのが見つかる。住民の中に知人がいたことから、真奈子(松雪泰子)は事故調査委員としてでなく個人的に調査を開始。マンションでは以前から、転倒の多発やエレベーターの閉じ込めなどの不吉な事故が立て続けに起き、呪いだと噂する人もいた。真奈子は、橋爪が残した謎の数字を調べ始める。
第9話 2019年12月13日「真奈子、ホストに貢ぐ」 視聴率 4.5%
高齢の牧野(辻萬長)の運転する車が歩行者をひいて死亡させた。牧野はブレーキが効かなかったと主張するが、自動車メーカーは創業以来リコール無しの実績を誇っていた。町工場を営む九坂(岩城滉一)の助けを得て調査と実験を進めた真奈子(松雪泰子)は、車両側の欠陥の可能性を見いだす。そんな中、真奈子が研究費をホストに貢いでいるという疑惑が報じられる。
最終話 2019年12月20日「真奈子、サンタを呼ぶ」 視聴率 5.6%
事故車両の検証を繰り返すうち、真奈子(松雪泰子)は欠陥の可能性を見いだした。そのさなか、真奈子が研究費を使い、ホストに貢いでいるのではないかという疑惑が報じられる。大学から追放される危機に陥る真奈子だが、喜里子(余貴美子)たちの協力を得て、自動車メーカーの不正の証拠を見つけようと調査を進めていく。
概要
松雪泰子がおきて破りで自分勝手な天才工学者に扮して、“失敗学”を武器に、事故の背景に潜む人間模様や社会のひずみに切り込むミステリー・エンターテインメント。松雪が演じる主人公・天ノ真奈子が、さまざまな事故を第三者の目で調べる「事故調査委員会(事故調)」に招かれ、草食男子の助手や周囲の人々を振り回しながら秘められた真相に挑む姿をコミカルかつ痛快に描く。
ストーリー
東京第一大学の工学部教授・天ノ真奈子(松雪泰子)は、“失敗学”を立ち上げて研究を重ねていた。失敗学とは失敗の責任を追及するのではなく、原因と背景を究明して知識化し、再発防止に役立てる学問のこと。その活動は工学の枠を超えて、企業の不正や医療事故など好奇心の赴くままに広がっていき、事故調査は真奈子にとって格好のフィールドワークになっていた。
マイペースで勝手気ままな性格の真奈子は、相手をイラつかせることもしばしば。しかし、脳内に蓄積した古今東西の失敗データベースを武器にした天才ぶりで、事故の真実へたどり着こうとする。
キャスト
天ノ真奈子
演 - 松雪泰子
東京第一大学工学部教授。失敗学を切り札として、事故の中枢に切り込んでいく。
野津田燈
演 - 堀井新太
真奈子の助手。真奈子の事故調査の補佐を務める。
辻留志保
演 - 須藤理彩
真奈子の秘書。真奈子のそばで事務を一手に引き受ける。真奈子の旧友でもある。
西峰郁美
演 - 高橋メアリージュン
真奈子の助手。三人の子どもを育てているシングルマザー。
南雲喜里子
演 - 余貴美子
真奈子の母。国立工学創造センターのトップを務めている。
守康堅一郎
演 - 寺脇康文
真奈子とともに事故調査を行う敏腕弁護士だが、見解の相違からことあるごとに対立している。
ゲスト
第1回
増渕(爆発事故を起こした化学工場の製造課長) - 升毅
青切(資材業者) - マキタスポーツ
第2回
片山(食中毒を起こした食品会社の部長) - 宅間孝行
江島(食品会社の工場長) - 嶋田久作
木船(食品会社社長) - 友川カズキ
第3回
黒島(電機メーカー開発部長で野津田の元上司) - 千葉哲也
第4回 / 第5回
海崎(医療事故の疑いをかけられた病院の事務長) - 田山涼成
仙石(心臓外科医) - 野間口徹
椎名(医療事故の疑いがある手術を受け持った心臓外科医) - 山中聡
榎波(テレビディレクター) - 中村靖日
第6回
若林(建設会社社員) - 水橋研二
戸倉(事故調査委員会委員) - 市川由衣
第7回
十川勲 - 木下ほうか
高坂真司 - 駒木根隆介
橘健介 - 滝藤賢一
第8回
橋爪史郎 - 宇崎竜童
栗原充 - 渡辺大知
新藤秀一 - ラサール石井
榊 - 白川和子
グエン - フォンチー
第9回 / 第10回
清原明夫 - 前川泰之
牧野勇作 - 辻萬長
沼尻壮一 - 上杉祥三
天ノ真一 - マキノノゾミ
トキオ - 中村昌也
小泉隆文 - 竹財輝之助
牧野福江 - 黒沢あすか
倉川 - おかやまはじめ
九坂清士 - 岩城滉一
スタッフ
作 - 八津弘幸、徳尾浩司、吉田真侑子
音楽 - 眞鍋昭大
主題歌 - [ALEXANDROS]
制作統括 - 小林大児(NHKエンタープライズ)、高橋練(NHK)
失敗学監修 - 畑村洋太郎(東京大学名誉教授)
番組公式サイト
ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 - Wikipedia
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