各話あらすじ(2019年10月13日 - 12月15日)全10話 平均視聴率 6.88%
第1話 2019年10月13日「笑えねぇ日々の始まり」ラテ欄「超衝撃ミステリー開幕」
数カ月の記憶を失った状態で山中で目覚めた警視庁捜査一課の刑事・清春(賀来賢人)は、銃を手にした自分の傍らに上司・薫(広末涼子)の遺体を見つけ驚く。自身の痕跡を消した清春だったが、問題を起こしては薫と衝突していた彼に、捜査一課長・南武(北村一輝)らは疑いの目を向ける。公安部の才門(井浦新)も動き出す中、清春は薫の息子・克喜(田野井健)を預かることになる。
第2話 2019年10月20日「2つの事件」
碓氷薫(広末涼子)殺害の疑いをかけられた遊佐清春(賀来賢人)。ここ数か月の記憶は綺麗に吹き飛んだように消え去っていた。殺害された薫が死の直前まで追っていた「十億円強奪事件」の真相。その犯行には警察関係者が関与していた疑いが浮上していた。
第3話 2019年10月27日「容疑者才門」
警察が薫(広末涼子)の事件と10億円強奪事件の幕引きを図る中、火消しの先頭に立つ才門(井浦新)に清春(賀来賢人)は反発。南武(北村一輝)も真相を追うと宣言し、薫の班と宮城(細田善彦)ら賛同する刑事を率いて捜査を続行する。やがて10億円事件の実行犯に経歴詐称疑惑が浮上。調べの中で咲良(夏帆)が思わぬ事実に気付く。一方、克喜(田野井健)は学校で問題を起こす。
第4話 2019年11月3日「捜査一課長の嘘」
才門(井浦新)の言葉から南武(北村一輝)を一連の事件の黒幕として疑い始める清春(賀来賢人)。薫(広末涼子)の携帯電話からも南武の犯行を思わせる証拠が見つかる。だが、南武は薫の事件時、江國(杉本哲太)と共に視察で海外にいた。清春らの話を聞いた克喜(田野井健)は、南武は犯人ではないと言い出す。そんな中、清春に才門から呼び出しが。一方、江國にある連絡が入る。
第5話 2019年11月10日「ベルムズ」
薫(広末涼子)から、克喜(田野井健)が自分の子だと言われたことを思い出した清春(賀来賢人)は動揺。警察の謎の組織「ニッポンノワール」について探りながらも、克喜を気に掛け、学校の三者面談に出向く。一方で南武(北村一輝)は、清春らを襲った‘ガスマスク男’の捜査を指示。やがて、清春が利用する喜志(栄信)が所属していた半グレ集団「ベルムズ」との関連が浮上する。
第6話 2019年11月17日「逃亡」
薫(広末涼子)の告白を思い出すと同時に殺人容疑を掛けられた清春(賀来賢人)は、克喜(田野井健)を連れて逃亡。薫の言葉の真相を探る中、才門(井浦新)と合流し、自身の記憶と克喜の状態に不審な部分があることを確認する。そこへ同期の捜査官・眞木(矢本悠馬)が銃を手に現れる。一方の南武(北村一輝)は地下組織の存在を宮城(細田善彦)らに明かし、清春の命を守ろうとする。
第7話 2019年11月24日「極秘地下組織」
才門(井浦新)と共にたどり着いた組織の実験場と思われる警察病院の地下で、清春(賀来賢人)は駆け付けた南武(北村一輝)らと工作員相手に格闘。その頃、克喜(田野井健)は祖父の元警察庁長官・碓氷(大和田伸也)の指示で連れ出されていた。その後、組織の秘密を知った南武は、黒幕らしき人物を探る。一方、宮城(細田善彦)がひょんなことから芹奈(佐久間由衣)に恋をする。
第8話 2019年12月1日「人体実験」
清春(賀来賢人)が特別留置場に拘束され、南武(北村一輝)は彼の命を守るため部下に見張りを指示。清春は自分の記憶と薫(広末涼子)のUSBメモリに関する才門(井浦新)からの伝言を受け取る。そんな中、克喜(田野井健)の身に危険が。一方で、自分が人格矯正プログラムを受けた元犯罪者だと知った宮城(細田善彦)は苦しんでいた。それを明かされた芹奈(佐久間由衣)は…。
第9話 2019年12月8日「覚醒」
教えられていたパスワードの記憶が甦り、薫(広末涼子)のUSBに入っていた捜査情報の解読に成功した清春(賀来賢人)は、深水(笹野高史)とニッポンノワールとの接点を探り出す。一方で、清春は父と子の時間を取り戻すかのように、克喜(田野井健)との時間を過ごしていた。そんな中、深水とのやりとりを通して、清春は薫殺害の犯人について衝撃的な事実を知らされる。
最終話 2019年12月15日「終幕」
薫(広末涼子)を銃で撃ったことを南武(北村一輝)に明かした清春(賀来賢人)は、薫と山小屋で話した記憶を取り戻し、事件の鍵を握る「ガスマスク男」と対峙(たいじ)する。激しい攻防を繰り広げる清春は、やがてガスマスク男の正体に衝撃を受ける。そして、薫が克喜(田野井健)に残した思いと本当の狙いが明らかになっていく中、清春は自分が記憶を失った理由を知る。
各話視聴率
概要
刑事ドラマの枠を超えた規格外の内容で、疑いと裏切りが交錯するアンストッパブル・ミステリー。主人公となる冷徹で目的のためには手段を選ばないたたき上げの刑事・遊佐清春を賀来賢人が演じる。
ストーリー
見知らぬ森の中で目を覚ました警視庁捜査一課の刑事・遊佐清春(賀来賢人)。遊佐の右手には拳銃が握られており、横には上司の刑事・碓氷薫(広末涼子)の遺体が横たわっていた。
遊佐は直前数カ月の記憶を失っていたため、碓氷を殺したのが自分なのか、それとも誰かの罠なのかどうかも分からなかった。しかしこの状況から、遊佐は碓氷殺害の容疑をかけられ、かつての仲間だった同僚刑事たちが一夜にして敵となる。
真実が分からないままに、事件に関する証拠が潰されるばかりか、捜査内容も偽装されていく事態に。冷徹で目的のためには手段を選ばないたたき上げの刑事だった遊佐が、次第に追い詰められていく。
キャスト
遊佐清春(ゆさ きよはる)
演 - 賀来賢人
警視庁捜査一課碓氷班の刑事。
叩き上げで捜査の最前線を任され、冷徹で目的のためには手段を選ばない。
遺体になって発見される碓氷の横にいたことから、殺人事件の容疑者として同僚から追われることになる。
碓氷薫(うすい かおる)
演 - 広末涼子
警視庁捜査一課のマドンナと称される女性刑事。碓氷班 班長。シングルマザーで9歳になる息子・克喜を育てている。
記憶を失った遊佐の横で遺体になって発見される。
才門要(さいもん かなめ)
演 - 井浦新
警視庁公安部の刑事。
新人時代の遊佐に刑事のイロハを叩きこむ。
南武修介(なんぶ しゅうすけ)
演 - 北村一輝
警視庁捜査一課長。
碓氷からは亡くなる直前まで相談を受けていた。
深水咲良(ふかみ さら)
演 - 夏帆
フリーライター。遊佐が常連の喫茶店のマスター・深水喜一の娘。
名越時生(なごし ときお)
演 - 工藤阿須加
警視庁捜査一課碓氷班の刑事。遊佐の後輩。
本城芹奈(ほんじょう せりな)
演 - 佐久間由衣
警視庁捜査一課理事官・本城諭の娘。
高砂明海(たかさご あけみ)
演 - 立花恵理
警視庁捜査一課碓氷班の刑事。クールな美貌をもつが内面は超ドS。
碓氷克喜(うすい かつき)
演 - 田野井健
碓氷の9歳になる息子。
宮城遼一(みやぎ りょういち)
演 - 細田善彦
警視庁捜査一課の刑事。遊佐とは警察学校の同期。
かつては瀬ヶ山署生活安全課の刑事だったが、「魁皇高校立てこもり事件」での功績が認められ捜査一課に異動する。
本城諭(ほんじょう ゆずる)
演 - 篠井英介
警視庁捜査一課理事官で、芹奈の父。
貴志正臣(きし まさおみ)
演 - 栄信
半グレ集団ベルムズの元リーダーK。
江國光成
演 - 杉本哲太
警視庁捜査一課碓氷班の武道派刑事。
深水喜一
演 - 笹野高史
喫茶店「bonnaro」のマスター。元刑事。
スタッフ
脚本 - 武藤将吾
音楽 - 松本晃彦
主題歌 - サザンオールスターズ「愛はスローにちょっとずつ」(TAISHITA LABEL / VICTOR ENTERTAINMENT)
オープニング・挿入曲 - ヴィヴァルディ 「協奏曲第4番 RV 297「冬」第1楽章 」[注釈 9]
警察監修 - 石坂隆昌
アクションコーディネイト - 柴原孝典
制作協力 - AX-ON
チーフプロデューサー - 西憲彦
プロデューサー - 福井雄太、柳内久仁子
演出 - 猪股隆一、小室直子、西村了、西岡健太郎
製作著作 - 日本テレビ
番組公式サイト
ニッポンノワール-刑事Yの反乱- Wikipedia