各話あらすじ(2019年7月26日 - 9月27日)全10話 平均視聴率 6.61%
第1話 2019年7月26日「経理部の森若さんの巻」 視聴率 6.5%
せっけんメーカー「天天コーポレーション」の経理部員・沙名子(多部未華子)は各部署から持ち込まれる領収書を精査する日々を送っている。ある日、温泉とカフェを合体させた新規事業のチーフを務める営業部の太陽(重岡大毅)がテーマパークのチケット代を経費として申請してきた。カフェの内装設計を委任しているデザイナーのミレイ(藤原紀香)とリサーチで訪れたという。だが最近、太陽が同僚の希梨香(松井愛莉)と同じテーマパークでデートをしたという噂を聞いた沙名子は、チケット代は私的なものではと疑う。
第2話 2019年8月2日「落とす女、落とせない女の巻」 視聴率 5.8%
会社の‘広告塔’として活躍する広報課の織子(片瀬那奈)は経費の使い方が荒い。ある日、広報課が自社製品のCM撮影用にビデオカメラを買っていたことが明らかに。普通は制作会社が調達するカメラをわざわざ広報課が買ったことに、沙名子(多部未華子)は疑問を抱く。そんな中、女子会に出た沙名子は、近所のレンタルビデオ店のアルバイト従業員が織子の夫だと気付く。
第3話 2019年8月9日「逃げる男の巻」 視聴率 7.3%
希梨香(松井愛莉)と一緒に新商品のパッケージデザインを担当する営業部の馬垣(岡崎体育)は、デザイン会社からの請求書を真夕(伊藤沙莉)に提出。別の日、沙名子(多部未華子)にも同じ会社からの同額の請求書の処理を頼む。システムと請求書の振り込み合計額の照合チェックをした真夕は100万円以上金額が合わないことを発見。経理部全員で原因究明に乗り出すが…。
第4話 2019年8月16日「女の明日とコーヒー戦争の巻」 視聴率 5.2%
コーヒーメーカーで入れたコーヒーを社員に配って回る総務部の窓花(伊藤麻実子)に対し、コーヒーサーバーを導入したい同僚の由香利(平岩紙)はその稟議(りんぎ)書を作成し、経理部に提出する。ある日、由香利は自身が通う生き方セミナーに沙名子(多部未華子)を誘う。講師の三並(須藤理彩)は、由香利の稟議書に記されたコーヒーサーバーのリース先の会社社長だった。
第5話 2019年8月23日「流された男の巻」 視聴率 6.9%
製造部の熊井(山中崇)は勇太郎(平山浩行)の高校時代の同級生で、今も2人は仲が良い。ある日、熊井の経理データを調べていた沙名子(多部未華子)は、熊井が仮払金の申請を立て続けにしていることに気付く。しかも、前の申請分の精算をする前に新たに仮払金の申請をしていた。さらに沙名子は、勇太郎が熊井のパスワードを使い、彼の申請を代理で行っていることを知り…。
第6話 2019年8月30日「うさぎとタイガーの巻」 視聴率 6.2%
経理部に中途採用の美華が加入。完璧な正義を目指す美華は少しのつじつま合わせにも目くじらを立てるような性格で、沙名子(多部未華子)はへきえきしながらも意見を戦わせる。そんな折、秘書のマリナが九州の旅館に商品を売った代金を持ってくる。秘書が扱う経費は社長案件のため、経理部は触れない慣例だが、沙名子はマリナが九州に出張した時期に違和感を抱く。
第7話 2019年9月6日「石けんの秘密とキスの巻」 視聴率 5.5%
会社の功労者を表彰する式を前に、仙台の工場で高品質のせっけんを作り続ける留田(でんでん)が社員になったばかりの若いアイ(森田望智)を連れて上京。高額な飲食代の領収書を沙名子(多部未華子)に提出する。その頃、留田が責任者として製造したせっけんの品質が落ちたとの噂が出回る。
第8話 2019年9月13日「嘘つきとノベルティの巻」 視聴率 6.6%
太陽(重岡大毅)が大学時代の後輩だと言っていた樹菜(筧美和子)と抱き合っているのを目撃した沙名子(多部未華子)は、太陽を問い詰めるべきか悩む。一方、希梨香(松井愛莉)はキャンペーンのノベルティーグッズとしてトートバッグの試作品を作り、モニターになってもらおうと真夕(伊藤沙莉)らに配布。そんな中、社長の息子・格馬(橋本淳)が海外から帰国し、専務に就任する。
第9話 2019年9月20日「水曜日の領収書の巻」 視聴率 7.6%
沙名子(多部未華子)は太陽(重岡大毅)と花火を見に行くが、スマートフォンがぬれて壊れた上、突然の雨で風邪をひいてしまう。翌朝、太陽は沙名子の弟のふりをして会社に休暇願の電話を入れる。そんな中、会社の情報が社外に漏れたことが明らかになる。しかもそれに沙名子が絡んだ可能性が浮上。経理部の面々は無実を信じるが、専務・格馬(橋本淳)は沙名子を怪しむ。
最終話 2019年9月27日「どうしますか、森若さんの巻」 視聴率 8.5%
格馬(橋本淳)のスリム化計画により、事務部門を外部委託する動きが進んでいることが明らかになった。マリナ(ベッキー)が副業で働くクラブでは、新発田(吹越満)らが格馬に反旗を翻すかのように、ひそかに大手ライバル会社との買収交渉の可能性を模索していた。そんな中、沙名子(多部未華子)ら経理部員はマリナの過去の経理履歴から買収に関わるあることを見つける。
原作概要
『これは経費で落ちません!』(これはけいひでおちません)は、青木祐子著のライト文芸シリーズ。集英社オレンジ文庫より2016年5月から刊行されている。既刊5巻。経理部勤務のアラサー独身OLの主人公が、各部署より持ち込まれる領収書から社内の疑惑や人間関係を洗い出し、さまざまな問題を淡々と解決していく姿を恋模様も交えつつ描いた連作短編集。
森こさちにより漫画化され『Cookie』(集英社)に2017年11月から連載。
ドラマ概要
青木祐子の同名小説シリーズを原作に“訳あり”の人間模様をコミカルに描く、新時代のオフィスドラマ。せっけんメーカーの経理部に勤める主人公・森若沙名子を多部未華子が演じる。
沙名子は「何事にもイーブンに生きる」をモットーに、回ってくる領収書や請求書をチェック。金額や最低限の事由しか書かれていない伝票を精査して、経費に関わった人々の怪しい事実や悩める人生を読み取っていく。
キャスト
天天コーポレーション
経理部
森若沙名子 - 多部未華子
せっけんメーカー「天天コーポレーション」に勤務。経理部に所属しており、「何事にもイーブンに生きる」をモットーに、回ってくる領収書や請求書をチェックする。クールな仕事ぶりで社内でも恐れられている。恋には奥手。
佐々木真夕 - 伊藤沙莉
経理部に所属する沙名子の後輩。何げない会話から沙名子にヒントを与えてくれることもある、頼れる存在。
田倉勇太郎 - 平山浩行
経理部に所属する沙名子の先輩。
新発田英輝 - 吹越満
経理部の部長。沙名子の上司。
麻吹美華 - 江口のりこ
営業部
山田太陽 - 重岡大毅
「天天コーポレーション」に勤務する営業部のエースで、チーフとして会社の一大プロジェクト「パラダイスバスカフェ」を引っ張る。沙名子に好意を抱き、アタックする。
山崎柊一 - 桐山漣
中島希梨香 - 松井愛莉
吉村晃広 - 角田晃広
鎌本義和 - 橋洋
澤井博之 - 林田直樹
奥田 - 濱嵜凌
溝口彩香 - 乙倉遥
高岡奈央子 - 渥美友里恵
下村純子 - 大川原咲
森本拓馬 - 蒼井遼
営業部広報課
皆瀬織子 - 片瀬那奈
室田千晶 - 真魚
野瀬泰 - 阿部翔平
総務部
新島宗一郎 - モロ師岡
横山窓花 - 伊藤麻実子
石川有希 - 秋里由佳
吉田緑 - 井上あすか
上野圭子 - 西山なずな
後藤道行 - 中松俊哉
谷川翔太 - 稲葉年哉
その他部署
鏡美月(研究開発室) - 韓英恵
有本マリナ(総務部秘書課) - ベッキー
円城格馬(専務取締役) - 橋本淳
ゲスト
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第1話
曽根崎ミレイ(プラネットプランニング 空間デザイナー) - 藤原紀香
曽根崎由美(ミレイの娘) - 高松咲希
チコちゃん - 木村祐一(声)
第2話
皆瀬知也(織子の夫) - ダイキ(第1話・第8話)
秦野(森若に取材した男性) - 西堀亮
ベリッシモ(イタリア人シェフ) - ベリッシモ・フランチェスコ
こすず(知也と関わっているモデル) - 坂ノ上茜
マシン滝田(織子と一緒に出ているテレビショッピングMC) - 滝沢秀一
第3話
馬垣和雄(営業部) - 岡崎体育
森若が見ていたドラマのヒロイン - 磯山さやか
篠崎社長(ショールーム会社社長) - 大鷹明良
平松由香利(総務部) - 平岩紙(第4話)
第4話
三並愛美(セミナー講師) - 須藤理彩
熊井良人(製造部静岡工場社員) - 山中崇(第5話)
第5話
熊井知歌(熊井の妻) - 黒坂真美
熊井理実(熊井の娘) - 古川凛
熊井の息子 - 内藤心希
尾田(製造部静岡工場社員) - 湯江タケユキ
浜山社長(熊井と取引のある会社社長) - 住田隆
第7話
留田辰彦(製造部仙台工場社員、石鹸マイスター) - でんでん(40年前:大岩よしたか)
藤見アイ(製造部仙台工場社員、留田の後継者) - 森田望智
住谷光男(製造部仙台工場工場長) - 小松和重
荒井樹菜(太陽の元カノ) - 筧美和子(第8話)
木島(製造部仙台工場元社員、留田の師匠) - 長谷川公彦
留田の妻 - 清水のりこ
第8話
アレッサンドロ(ヴィジュアル系バンド・CAROLINEメンバー) - 緑川裕宇
第9話
リー(麻吹の知人) - バッファロー吾郎A
土井健介(サンライフコスメ執行役員) - 宇納佑(最終話)
上野(企業買収コンサルタント) - 有山尚宏
スタッフ
原作 - 青木祐子
脚本 - 渡辺千穂、藤平久子、蛭田直美
音楽 - 安田寿之
主題歌 - 阿部真央「どうしますか、あなたなら」
制作統括 - 管原浩(NHK)、坂下哲也(AX-ON)
プロデューサー - 難波利昭、戸谷志帆梨、岡宅真由美
演出 - 中島悟、松永洋一、本田繁勝
制作・著作 - NHK、AX-ON
番組公式サイト
これは経費で落ちません! - Wikipedia