各話あらすじ
第1話 2019年7月15日「透明な存在」
高校2年生の蛍(大友花恋)は、中学時代から片思いをしている蓮(甲斐翔真)、親友の栞(喜多乃愛)らと共に参加した修学旅行中、乗車したバスが事故に遭い、命を落とす。幽霊となった蛍の目の前に現れたのは、全身真っ黒の服を着た男・クロ(小関裕太)だった。
第2話 2019年7月22日「触れては消える」
蛍にとって1人目の未練解消の相手は、大好きだった祖母・福嶋タキ。蛍はタキに会うため病院を訪れるが、いくら探してもタキはいない。困り果てた蛍にトシという老婆が声をかけてくる。が、トシは蛍のような霊を食べて生き延びる地縛霊だった。すっかり騙されている蛍を救ったのはクロ。蛍はクロの手助けの元、何とかタキとの未練解消に成功する。
第3話 2019年7月29日「ずっと見ている、ということ」
蛍(大友花恋)は親友・栞(喜多乃愛)との思い出をヒントに、地縛霊の女子高生・圭子の未練を探し当てる。親友の事を思い出して幸せそうな姿を目の当たりにした蛍は、「私も地縛霊になる」とクロ(小関裕太)に告げるが…。
第4話 2019年8月5日「きっと、泣くでしょう」
二つ目の未練解消の相手が親友の栞(喜多乃愛)だと知った蛍(大友花恋)は、修学旅行の日に栞が急に怒った理由を考えていた。そこで、栞とよく行っていた神社に向かった蛍は、栞と会い、心情を吐露し合う。
第5話 2019年8月12日「蛍の光」
蛍(大友花恋)は蓮(甲斐翔真)と会えないまま、男の子の霊・涼太の未練解消のため、保育園の先生・麻紀子に会いに行く。自分の思いを告げようと必死に頑張る涼太の姿を見た蛍は、自分も蓮との未練解消に踏み出そうと決意する。
最終話 2019年8月19日「生きる、ということ」
蛍(大友花恋)は、最後の未練解消の相手である蓮(甲斐翔真)の元に向かい、お互いに思いを伝え合う。これで無事3つの未練を解消したはずの蛍だったが、目を覚ますとクロ(小関裕太)から思いもよらないことを告げられる。
原作概要
『いつか、眠りにつく日』は、いぬじゅんによるケータイ小説作品。第8回日本ケータイ小説大賞大賞・進研ゼミ中学講座賞のダブル受賞作品で書籍化されている。ノンタイアップながら18万部突破のヒット作。2017年度「第一回スタ文総選挙」において優勝し、FODにより連続ドラマ化された。
ドラマ概要
いぬじゅんの同名小説を原作に、大友花恋が連続ドラマ初主演でおくる心温まる物語。不慮の事故で亡くなり幽霊となった女子高生が、成仏するために、案内人と共にこの世に残した三つの未練を解消していく姿を通して、生きることの大切さを描いていく。
ストーリー
高校2年生の森野蛍(大友花恋)は、中学時代から片思いをしている大高蓮(甲斐翔真)、親友の山本栞(喜多乃愛)らと共に参加した修学旅行中、乗車したバスが事故に遭い、命を落としてしまう。幽霊となった蛍の目の前に現れたのは、全身真っ黒の服を着た男・クロ(小関裕太)。死者の案内人だと名乗るクロは、死んでから49日以内に三つの未練を解消しなければ地縛霊になってしまうが、事故から1カ月も寝ていた蛍にはあと19日しか残されていないと蛍に告げる。
限られた時間の中で、自分の心残りである三つの思いをクロと共に紡いでいく蛍。やがて、三つ目の未練を解消した蛍は、クロから思いもよらない事実を告げられる。
キャスト
森野蛍(もりの ほたる)
演) - 大友花恋
主人公。いつも校舎横の大きな木の下で読書をするのが趣味で、そこから陸上部の蓮のことも見ている。蓮と友人のひとりであることにジレンマを抱えていた。おばあちゃん大好きっ子。高校に入ってから出会った栞とは親友。
クロ
演) - 小関裕太
“あっちの世界”への案内人。身につけているものが黒いことから蛍からクロと呼ばれているが本当の名は不明。見た目は人間だが、人間が驚かないようにそういう姿をしている。200年ほど案内人をしているが、クロよりも長い案内人もいる。
大高蓮(おおたか れん)
演) - 甲斐翔真
蛍がふざけて言うには「陸上バカ」で、修学旅行の前日もしばらく練習できなくなるからと、ホームルームの後の修学旅行についての説明もそこそこに急いで部活(陸上部)に参加している。なにかと蛍の髪の毛をくちゃくちゃにする。
山本栞(やまもと しおり)
演) - 喜多乃愛
蛍の親友。蛍が蓮へ片思いしているのに気づいているが、なかなか相談してくれないことを焦れったく思っている。
福嶋タキ(ふくしま たき)
蛍の母方の祖母。総合病院に入院していた。
竹本トシ(たけもと とし)
病院で出会ったいわゆる地縛霊で、嘘をついて精気を吸い取ろうと襲いかかってきたところをクロに倒される。
大場孝夫(おおば たかお)
子供が産まれたばかりなのに死んでしまった者。未練が期間中に叶わない内容なことから地縛霊にならずにこの世に留まっているいわゆる霊。定期的にクロに“あっちの世界”に行くことをすすめられている。
カクガリ
演) - 前原滉
涼太を担当している新人の案内人。カクガリとは蛍が呼んでいる名称。角刈り頭。
松村涼太(まつむら りょうた)
演) - 千葉新
自分が死んだということを理解できずにカクガリにあたりつけていた、5歳くらいの男の子。幼稚園で飼っていたウサギの出産が気がかりだった。
仲山麻紀子(なかやま まきこ)
演) - 安座間美優
涼太の通っていた幼稚園の先生。涼太に声をかけたことでトラックに撥ねられてしまったことにショックをうけ、仕事を休んでいる。涼太の母親により立ち直る。
恭子(きょうこ)
高校の屋上で出会った地縛霊。痴情のもつれで20年前くらいに自殺した。恭子を担当した案内人がいまでも定期的に邪気を吸い取りに来ているおかげでいわゆる悪い霊にならないですんでいる。実はその案内人はクロ。
スタッフ
原作:いぬじゅん「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版文庫)
脚本:本山久美子
監督:宮脇亮、宮本秀光、國領正行
プロデューサー:清水一幸、渋谷未来、山本梨恵
主題歌:Beautiful World/LONGMAN
番組公式サイト
いつか、眠りにつく日 - Wikipedia