2019年07月10日

ボイス 110緊急指令室 TOP

『ボイス 110緊急指令室』(ボイス 110きんきゅうしれいしつ)は、2019年7月13日から同年9月21日まで、日本テレビ「土曜ドラマ」(毎週土曜 22:00〜22:54)で放送された。主演は唐沢寿明。

第2シリーズ
『ボイスII 110緊急指令室』(ボイス ツー 110きんきゅうしれいしつ)は、2021年7月10日から同年9月25日まで、日本テレビ「土曜ドラマ」(毎週土曜 22:00〜22:54)で放送された。 全10話。


各話あらすじ( 2019年7月13日 - 9月21日) 全10話 平均視聴率 10.94%
第1話 2019年7月13日「主演唐沢寿明が暴れ真木よう子叫ぶ!タイムリミットサスペンス」
 神奈川・港東署の敏腕刑事だった樋口(唐沢寿明)は3年前、妻・未希(菊池桃子)を惨殺された。その上、未希からの通報を受けたひかり(真木よう子)の証言により被告・相良(平原テツ)は保釈され、逃亡。交番に配置換えになった樋口は、ひかりが科捜研勤務を経て緊急指令室に室長として舞い戻ったと知り、詰め寄る。そこに大学生の夏美(吉川愛)から助けを求める通報が…。

第2話 2019年7月20日「間に合うのか主演唐沢寿明!真木の聴力の秘密!新たな誘拐事件が!」
 電話から聞こえる微かな音を頼りに被害者の監禁場所を突き止めたひかり(真木よう子)。女子大生連続殺人事件解決後、ひかりは3ヶ月の条件付きでECUの設置を許可される。

第3話 2019年7月27日「嫉妬か怨恨か快楽か?拉致された女性を救え!」
 県警教養課の栞(石橋菜津美)から、妹・葵(矢作穂香)が拉致されたと緊急通報が入る。ひかり(真木よう子)の指揮で、樋口(唐沢寿明)と石川(増田貴久)が追跡を開始。使われた車が復縁を迫る葵の元交際相手の所有と判明し、樋口らが近づいたところ車内から発砲が。そのまま逃げられてしまう。一方、葵の現恋人・新田(森永悠希)が姉妹の叔母・志津(YOU)と署へ駆け付ける。

第4話 2019年8月3日「主演唐沢寿明爆破!真木よう子は生き埋め!最後のトイレで何かが!」
 樋口(唐沢寿明)達は、生き埋めにされたひかり(真木よう子)の救出に向かう。新田(森永悠希)と共犯の田丸(後藤剛範)が拉致した葵(矢作穂香)のレイプ動画をライブ配信した後、海外逃亡する計画が判明。捜査方針の違いから、樋口達は強行犯係の沖原(木村祐一)らとは別行動を取る。そんな中、新田の過去が分かり、重大な事実に気付いた栞(石橋菜津美)が葵の監禁場所を特定する。

第5話 2019年8月10日「ママに殺される!助けを求める6歳を救出せよ」
 ひかり(真木よう子)は樋口(唐沢寿明)に、新田(森永悠希)を殺した犯人への協力者が強行犯係にいると伝える。栞(石橋菜津美)が着任した緊急指令室に、6歳の歩(正垣湊都)から母親(ソニン)に腹を刺されたと通報が。洗濯機の中に隠れた歩は養子になったばかりで、母親の名前も住所も分からない。ひかりは景色を尋ねて団地を特定。樋口らは管理人・荒木(諏訪太朗)を訪ねる。

第6話 2019年8月17日「ついに真犯人の顔が明らかに!裏切り者は誰だ」
 樋口(唐沢寿明)は情報屋の瀬戸(水澤紳吾)に裏切られ、3年前の事件の真犯人の手下に襲撃される。ひかり(真木よう子)は携帯電話を通して異変に気付き、石川(増田貴久)に出動を要請。さらに、事態を知った強行犯係の沖原(木村祐一)らも捜索に加わる。ひかりが通話中の音声から監禁場所の特定を急ぐ中、拘束された樋口の前に上杉(手塚とおる)が現れ、3年前の犯人だと名乗る。

※2019年8月24日は『24時間テレビ42』放送のため休止。

第7話 2019年8月31日「最終章始動!動き出す真犯人!あの人が餌食に」
 沖原(木村祐一)が未希(菊池桃子)らと同じ手口で殺された。ひかり(真木よう子)は現場の音から店内に大手建設業会長・本郷(伊武雅刀)や息子で代表の雫(伊勢谷友介)らがいたと知る。樋口(唐沢寿明)は沖原の追っていた上杉(手塚とおる)が経営する人材派遣会社を調べ、真犯人は別にいると確信。一方、ECUに人質と投身自殺を企てる土木作業員・高木(芹澤興人)本人から通報が入る。

第8話 2019年9月7日「ついに直接対決!嘲笑う真犯人と内通者の正体」
 上杉(手塚とおる)は自殺と判断されるが、樋口(唐沢寿明)やひかり(真木よう子)は真犯人の口封じだと確信。樋口はレコーダーの未希(菊池桃子)の声に動揺しつつも、上杉の側近・下山(三溝浩二)を取り調べ、本郷(伊武雅刀)が会長、息子・雫(伊勢谷友介)が代表を務める会社とのつながりをつかむ。そんな中、樋口が横浜地検特捜部の滝沢(村杉蝉之介)らに強制捜査を受ける。

第9話 2019年9月14日「明らかになる内通者の正体!嘲笑う殺人鬼の罠」
 本郷ホールディングスが関わる地下鉄駅拡張工事の現場でトンネル崩落事故が発生! 現場に駆けつけた樋口(唐沢寿明)は緊急指令室に救助要請を指示するが、ひかり(真木よう子)はトンネル内から漏れるガスの音に気づく。樋口と石川(増田貴久)は爆発の危険が迫るトンネルに入り、ひかりが聞き取った音を頼りに暗闇の中で生存者を探すが、ガス漏れによる爆発が襲い……!

最終話 2019年9月21日「ついに最終回!死闘の果てに最後に笑うのは」
 樋口(唐沢寿明)は連絡が取れない石川(増田貴久)が、別荘にいる雫(伊勢谷友介)と決着をつけに行ったと気付いて後を追う。そしてひかり(真木よう子)から地下室の存在を知らされ、そこで石川を発見。激高した樋口は、眼前に現れた雫と死闘を繰り広げる。一方、会社の黒いうわさを封じるべく動く本郷(伊武雅刀)の元に、別荘の様子を探る秘書・赤松(奥田洋平)から連絡が入る。

各話視聴率


原作概要
『ボイス』は、OCNを運営する韓国のケーブルテレビ「CJ ENM」で放送された韓国のテレビドラマ。日本では『ボイス〜112の奇跡〜』のタイトルでDVD化、VODでの動画配信が行われている。


ドラマ概要
唐沢寿明と真木よう子が初共演。妻を殺された刑事・樋口彰吾(唐沢)と父を殺された声紋分析官・橘ひかり(真木)が、110番通報の“声”を手掛かりに、危険が迫った人々を救い出すタイムリミットサスペンス。電話での通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」を使命とする緊急指令室を舞台に、犯罪被害者の生死を分ける“クライシスタイム”が存在する事件を描く。


ストーリー
港東署の敏腕刑事・樋口彰吾(唐沢寿明)の妻が、鈍器で顔面を殴打される残虐な方法で殺害された。妻は殺害される直前、警察の緊急指令室に電話で助けを求めたが、その際に指令室は機能しなかったどころか、かけ直した電話の音で犯人に居場所を分からせてしまうという失態を犯していた。

樋口はその頃、別の事件の逃亡犯を追いかけており、全てが終わった後にその事実を知る。そして、捜査の結果、逮捕された被告人・相良卓也の裁判が行われるが、樋口の妻からの通報を受けた緊急指令室員の橘ひかり(真木よう子)が証人として出廷し「被告人の声が犯人の声と違う」と主張。結果、相良は保釈後に逃亡し、事件は未解決となる。


キャスト
神奈川県警港東警察署
樋口彰吾〈48〉
演 - 唐沢寿明
強行犯係 班長→緊急指令室 ECU(Emergency Call Unit)緊急出動班 班長。階級は警部補。
通称「ハマの狂犬」。直情的だが情に厚く、部下たちからも慕われているが、正体不明の暴漢によって妻を撲殺されたことがきっかけで身を持ち崩し、妻の死から3年後にはかつての部下からも落胆されるほどに落ちぶれる。

被疑者として逮捕された相良が秘密の暴露を含んだ自白をしたことから、犯人が相良であることについては疑っておらず、重大なミスで妻を死なせた上に相良の容疑を否定するような証言を行ったひかりに対して怒りを抱いている。

ひかりからECU緊急出動班 班長に任命されるものの頑なに拒んだが、協力して通報された被害者を救助していくうちに、徐々に彼女と打ち解け始める。

顎を鳴らして話す雫や上杉を、「カチカチ野郎」と呼んでいる。

ひかりに真犯人の情報を掴んだことを報告中に、上杉の部下たちに襲撃され消息を絶ったが、自力で脱出する。

本郷ホールディングスが関わっているトンネル崩落事故がきっかけで、石川と本郷ホールディングスとの接点が見つかり、彼が警察の内通者と確信する。確信したときに石川を栞と葵の叔母・志津が店主の居酒屋に呼び出し、自身が雫を追い続けていることで彼が苦しみ続けているのを察し拳銃で殺すように指示を出すが未遂に終わる。

橘ひかり〈33〉
演 - 真木よう子
緊急指令室 室員→県警科捜研→緊急指令室 ECU室長。ボイスプロファイラー。階級は警部補→警視。
幼少期にかすかな音を聞くことができる絶対聴感能力を持っていることが分かる。

3年前、緊急指令室で樋口の妻・未希のSOSに応じたものの、隠れていた未希が犯人に見つかりそうになり慌てて通話を切った際、同僚の手塚の催促によりコールバック(折り返しの発信)を行って未希の居場所を犯人に悟られてしまうというミスを犯し、助けることができなかった。1か月後、未希殺害の被疑者・相良の法廷に検察側の証人として出廷し、彼の声が犯人の声ではないと証言する。

助けを求める人間がすぐ近くにいるのに助けられなかった悔しさから、科捜研時代に絶対聴感能力にさらに磨きをかけ、自ら志願して緊急指令室に戻りECUを新設させ、ボイスプロファイルの専門家となる。

葵が新田に誘拐された後に自身も誘拐され山奥に生き埋めにされるが、樋口に救助され一命を取り留める。

事情聴取のために港東警察署を訪ねた雫の声を聴いた瞬間に顔がこわばり、彼の声が3年前に父・修二を殺害した犯人の声と同じであることに気づき、雫が修二や未希を殺害した真犯人と確信する。また樋口がECUの一員として関わった事件に関する不当な理由で謹慎処分を下されたり、3年前に雫と電話で会話していた内容が消去されたりしていたことからECU内部に内通者がいると考え、それが樋口と最も付き合いが長い石川ではないかと疑っている。

石川透〈32〉
演 - 増田貴久
強行犯係 刑事→緊急指令室 ECU緊急出動班 捜査員。階級は巡査部長。
樋口を「兄貴」と慕い続けている。そのため、樋口同様ひかりに対しては怒りと不信感を抱いている。樋口についていく形でECU緊急出動班 捜査員に配属する。

3年前に父・義和が起こした死亡事故現場で上杉の部下を死なせてしまったことで、2つの死亡事故で上杉に弱みを握られ、ひかりと雫が会話していた際の音声データを消去した。未希と修二を撲殺した真犯人を隠蔽していることに気づいたが後戻りできなくなり、警察の行動を真犯人の雫に内通するようになる。雫が港東警察署に事情聴取に訪れたときに初めて彼と対面し、彼の声を聞いた際に表情を強ばらせてしまう。

警察の内通者と樋口に知られてからは考えを改め、「兄貴に借りを返す」とのメールを送って雫を拳銃で殺そうとしたが、殺すのにためらったことで隙が生じ監禁されてしまう。雫の暴行により意識不明の重体に陥ったが、入院先で雫逮捕後に駆け付けた樋口の呼びかけに反応し、一命を取り留める。

沖原隆志〈48〉
演 - 木村祐一
強行犯係 係長。樋口と同期。階級は警部補。
署長の田所と共謀してECUを廃止しようとしたり、新田康介が殺害された現場から手錠の鍵をこっそり持ち出す等、不穏な動きを見せている。

樋口が「イリュージュ」のホステス・明日香の写真を見せた途端、今まで上杉を守るために樋口たちの捜査を妨害していたことを自白する。後始末をつけるために「イリュージュ」に乗り込み上杉を確保しようとしたところ、背後から雫に襲われたあと監禁され撲殺される。

森下栞〈28〉
演 - 石橋菜津美
県警本部 教養課通訳センター センター員→緊急指令室 ECU室員。階級は巡査部長。

英語、中国語をはじめ5か国語を話せるマルチリンガル。ひかりにスカウトされるもののECUへの異動には消極的だったが、妹の葵の拉致事件でECUと関わってから考えを改め、事件解決後はひかりに話を聞かせてくれるように頼みECUに加わる。

先にECUに加わった緒方にアプローチを掛けられているが、まったく興味がない。

緒方拓海〈28〉
演 - 田村健太郎
交番警察官→緊急指令室 ECU室員 情報分析担当。階級は巡査部長。
さえない人物に見えるが、MIAに留学しハッキングコンテストで優勝する腕前を持ち、「犯人のパンツの色まで丸裸にできる」と豪語するホワイトハッカー。

栞同様にECUへの異動には消極的であったが、こちらはひかりと落合によって半ば強引に押し切られた形でECUに加わる。
緊急指令室では栞と香織にちょっかいを出して迷惑がられることが多い。

落合智明〈50〉
演 - 安井順平
県警科捜研→緊急指令室 ECU副室長。階級は警部。
ひかりが緊急指令室に不在の場合は、代わりに指揮をとる。

田所賢一〈55〉
演 - 小市慢太郎
署長。階級は警視正。
ECUの設立を許可し、3か月後存続か廃止を決定すると通達する。
ECUを設立させたひかりに対して、3年前の事件の捜査を勝手に行なった場合は、即座にECUを廃止すると勧告する。

「本郷ホールディングス」の会長・本郷辰夫とは、自身が警察官になった頃から接点があり、県警本部長の椅子と引き換えに辰夫と彼の息子である雫が関わる事件を処理するよう指示を受けている。

足達大輔
演 - 遠藤雄弥

佐伯和典
演 - 宮田佳典

島田康彦
演 - 福澤重文

香川
演 - 松本博之
上記4名は強行犯係 刑事。

星川香織
演 - 水原ゆき

山崎宏昌
演 - 岸宗太郎
上記2名は緊急指令室 ECU室員。

その他
樋口未希〈享年45〉
演 - 菊池桃子
樋口の妻。3年前、本郷雫に撲殺された。
生前は自立支援センター港東でソーシャルワーカーをしていて、「クローバーフレンズ」とつながりがあった。
樋口が家にいないときの連絡は、ボイスレコーダーに録音して聞かせていた。

森下志津〈50〉
演 - YOU
樋口たちが行きつけの居酒屋店主。栞と葵の叔母。

新田康介〈25〉
演 - 森永悠希
葵の恋人。中学校の教師。本名は笹部優人。
緒方がハッキングしたレイプ動画生配信サイトで、連続レイプ犯の可能性が浮上する。ひかりと緒方との通話のやりとりを聞いて彼女を誘拐し、田丸と共に山奥に生き埋めにする行動をおこす。

ひかりを生き埋めにする前に彼女に修二の殺害事件についての関与をほのめかし、逮捕され強行犯係の車両に乗り込む直前に、3年前に修二が殺害される現場を目撃したことや真犯人の顔を見たことを明かす。

14歳の時、自宅で母親が中学校の担任と不倫しているところを見つけ、自宅を放火して母親を焼死させた。中学校の担任が葵の父親の近藤和夫だったため、復讐のために彼女の恋人と装って近づき、今回の犯行に及んだ。

葵を監禁した現場は当時通っていて現在は廃校になった中学校で、彼女のレイプ動画を生配信しようとしたが、樋口たちが駆けつけたことにより、葵を抱えて配信予定だった監禁場所から離れる。その後数個の爆弾を爆破し逃げ切ろうとしたが、樋口に取り押さえられて現行犯逮捕される。逮捕後は沖原たち強行犯係の車両に乗り、車内に手錠の鍵が落ちているのを見つけて腹痛を装い、ガソリンスタンドでトイレ休憩するふりをして逃走しようとした矢先、上杉に硫酸を飲まされ死亡する。

森下葵〈25〉
演 - 矢作穂香
栞の妹。銀行の派遣社員。栞とは真反対の性格で明るく奔放。ときどき叔母が店主の居酒屋で手伝いをしている。
立体駐車場で自身のリベンジポルノ映像を発見した後、田丸に拉致される。廃校になった中学校で新田にレイプ動画を生配信されそうになったが、樋口たちが駆けつけたことにより、新田に抱えられて配信予定だった監禁場所から離れる。その後ロッカーに閉じ込められるものの、中学生時代に栞に元気づけられた歌を鼻歌まじりで歌い、ひかりがその歌のかすかな音を聞き取り発見したことで、無事救出される。

樋口大樹〈8〉
演 - 鳥越壮真
樋口の息子。入院している。母・未希が生きていると思い込んでいる。

橘修二〈享年60〉
演 - 遠山俊也
ひかりの父。交番勤務。階級は警部補。
3年前、未希殺害の現場近くを偶然巡回していたことから、娘のひかりに通信して犯人と接触し逮捕しようとした。ひかりの反対を押し切って警官の宿命として犯人と向かい合ったが、返り討ちにあい撲殺された。ただし、警察に事件ではなく巡回中にトラックにはねられたことによる事故死として処理された。また、ひかりは修二が殺害される前後に犯人と電話越しに会話をしていたが、その一部始終が記録されている筈の音声データは消去されていた。

上杉渉〈48〉
演 - 手塚とおる(青年期:寺西拓人)
雫の義兄で彼の影武者。人材派遣会社「クローバーフレンズ」 社長。新田に硫酸を飲ませて殺害した犯人。
生まれて間もなく両親が亡くなり児童養護施設で生活していたが、27年前の青年期から本郷家に育てられる。辰夫から雫を弟として面倒を見るように言われたが、雫に彼と同様に顎を鳴らし足を引きずるようにされた。

沖原殺害事件の指名手配を受け逃走中に、樋口には未希の事件の情報について、石川には彼の殺害映像の入ったUSBを返却することで、ペンションに招き入れようとしたが、彼らが来る前に裏切りと察した雫によって撲殺され外に投げ落とされる。

頭部の損傷が激しかったため、ひかりは他殺と判断したものの、最終的には警察上層部に自殺として処理される。

本郷辰夫〈70〉
演 - 伊武雅刀
本郷ホールディングス 会長。雫の父。
5年後、港東地区にカジノを含む統合型リゾート施設を作り上げる計画で動いている。
雫が関わった事件を、港東警察署の署長である田所に圧力を掛けたりして隠蔽しているが、その一方で、雫の猟奇的な性格に強い恐怖を抱いており、雫の留守中に彼の自宅を訪ねた時に、雫が殺人に使用した鉄球のコレクションを目の当たりにした際には、思わず腰を抜かす。

本郷雫〈38〉
演 - 伊勢谷友介(少年期:川ア皇輝)
本郷ホールディングス 代表。3年前に未希と修二を鉄球で撲殺した真犯人。快楽を得る為だけになり振り構わず殺人を犯す傾向になったのは、27年前に別荘で辰夫が相馬を刺殺したのを目撃したのがきっかけである。

自宅には、未希や修二を含めた大勢の人たちを殺害するときに使った鉄球を、血痕が付着したままガラスケースに飾っており、被害者の名前が書かれたプレートを付けている。

顎を鳴らしながら話す癖を持ち、足を引きずっている。また猟奇的かつ残忍な性格で、義兄である上杉に対しても、27年前に金槌で顔を殴ったり片足のアキレス腱を切断するなどの凶行で心身共に痛めつけていた。

次の殺害ターゲットを樋口とひかりにしており、事情聴取で港東署に訪れたときに彼らと対面し、挑発して会話を楽しんだ。

ゲスト(リメイク版)
VOL.01・02
荻原夏美〈19〉
演 - 吉川愛
川島に誘拐され、ECUへの最初の110番通報をする女子大生。
川島に殺害されそうになったときに樋口が誘拐現場に駆け付け、無事救出される。

川島武雄〈40〉
演 - 般若
夏美を誘拐した犯人。
夏美のスマホから聞こえる音声から大型ハンマーを持っているのをひかりが聞き取ったことで、大型ハンマーで殺害した連続女子大生殺人事件の犯人と同一人物と判別される。
夏美を殺害しようとしたときに樋口が誘拐現場に駆け付け、現行犯逮捕される。

相良卓也〈43〉
演 - 平原テツ(VOL.03)
未希殺害の被疑者。
犯人の声は相良と異なっていたというひかりの証言により裁判が長期化した末、保釈中に逃亡し行方不明となるが、のちにビルの屋上から転落死した遺体として発見される。遺体発見現場から遺書が見つかったことや、「相良が転落する瞬間を目撃した」という証人が居たことから、警察上層部から自殺として処理される。遺体には転落死とは別の原因によってできた傷痕があり、司法解剖の要請もあったが、警察上層部からの圧力で拒否される。

手塚稔
演 - 大塚ヒロタ
3年前にいた神奈川県警港東警察署緊急指令室 室員。
未希のSOSをひかりに代わって応じ、未希が通話を切った際にひかりにコールバックするように命じた。

VOL.03
田丸
演 - 後藤剛範(VOL.04)
新田と行動を共にするガタイのいい男性。不安があると貧乏ゆすりする癖を持つ。
新田の指示によって葵を誘拐する。警察に正体が知られたことで新田に逃亡しようと提案したが、彼に銃殺される。

野沢
演 - 池田一真(しずる)
かつて樋口に逮捕されたタクシー運転手。樋口からは「コソドロ」と呼ばれる。
樋口に誘拐犯人が向かったと思われる抜け道を教える。

大森茂之〈29〉
演 - 森廉
かつての葵の交際相手。
葵にDVを行なったことで、彼女を誘拐した犯人と疑われたが、車内で練炭自殺と見せかけた他殺体で発見される。

VOL.04
小牧
演 - 大地洋輔(ダイノジ)
樋口の依頼で新田の無線を盗聴する男性。樋口からは「カベミミ」と呼ばれる。

VOL.05
一ノ瀬奈央〈35〉
演 - ソニン
港中央団地G棟502号室の住民。歩の養母。
養父の荒木信二に虐待を受けていた影響で、日常的に歩を虐待している。

一ノ瀬歩〈6〉
演 - 正垣湊都
一ノ瀬家に養子縁組されたばかりの少年。そのため名字を把握していない。
同じく養子縁組になった姉と兄が海水浴で行方不明となったため、海水浴に連れて行こうとする奈央に抵抗したところ彼女に腹部を包丁で刺される。その後、奈央のスマホを持ち出し洗濯機の中に隠れてECUへ110番通報する。
その後、荒木がやってきて503号室に監禁されるものの、樋口の指示で動いた石川に保護され一命を取り留める。

一ノ瀬悟〈39〉
演 - 山本佳志
奈央の夫で、歩の養父。元町にあるイタリアンレストランのシェフ。
1か月前から失踪していたが、その間荒木に殺害される。

荒木信二〈58〉
演 - 諏訪太朗
港中央団地の管理人で、一ノ瀬奈央の養父。
一ノ瀬宅の502号室に樋口たちが到着する前に、隣の空き部屋の503号室に歩を連れ出して監禁する。
樋口に筋弛緩剤入りの麦茶を飲ませ機械室に案内し、弱ったときに薬剤を注射して殺害する計画だったが、未遂に終わり逮捕される。

瀬戸
演 - 水澤紳吾(VOL.06)
樋口に新田殺害の犯人の情報を依頼された情報屋。樋口からは「ハヤミミ」と呼ばれる。
上杉に脅されて彼の部下たちが待ち受けている現場に樋口をおびき寄せ監禁させたが、自身も監禁される。その後、脱出した樋口に救出される。樋口を騙したことで今後は会ってくれないのではと心配するが、引き続き彼に依頼され情報を提供している。

鈴本友恵〈38〉
演 - 宮田ともか
港中央団地A棟303号室の住民。最初に児童虐待を疑われた主婦。

鈴本康太〈8〉
演 - 齋藤潤
鈴本友恵の息子。

VOL.06
佐紀
演 - 安藤聖(VOL.07)
会員制高級クラブ「イリュージュ」のママ。

下山
演 - 三溝浩二(VOL.07・08)
人材派遣会社「クローバーフレンズ」 社員。
指名手配中の上杉を逃がすために自らおとりになって逮捕され、取り調べを受けている。

赤松
演 - 奥田洋平(VOL.07 - 10)
本郷ホールディングス 会長秘書。

長坂武司
演 - 敬太(VOL.07)
病院で樋口の息子・大樹を襲った男。

明日香
演 - 白山瑠衣
会員制高級クラブ「イリュージュ」のホステス。本名は不明。沖原の美人局。

沖原楓
演 - 平澤瑠菜
沖原の娘。アメリカに音楽留学している。

VOL.07
高木道夫〈55〉
演 - 芹澤興人
「クローバーフレンズ」紹介の派遣先「DM建設」の土木作業員。娘(演 - 見上愛)がいる。
元々は失業者だったが、社会復帰支援枠にて、採用された。情緒不安定になることがある。

VOL.08
滝沢浩一郎
演 - 村杉蝉之介(VOL.10)
横浜地方検察庁特捜部 検事正。
辰夫の指示で樋口に対してECUの一員として関わった行動に謹慎処分を下すが、石川に樋口の謹慎は不当との署名書を突き付けられてしまう。

鳥山加奈
演 - 矢崎由紗(VOL.09)
ガス漏れによる崩落事故が起きた本郷ホールディングスが関わっているトンネル工事の現場監督・鳥山敦の娘。

VOL.09
石川義和
演 - 斉藤暁
石川の父。かつて本郷ホールディングス下請けの「みなと第一工業」の作業員をしていた。現在は退職し、入院している。
3年前、クレーン操作中に居眠りをして廃材を落とし、作業員を死なせてしまう。

鳥山敦〈47〉
演 - 土井よしお
本郷ホールディングスが関わっているトンネル工事の現場監督。
ガス漏れによる崩落事故に巻き込まれ、樋口たちによって最後に救助される。
いずれ崩落事故が起こることを察し、本郷ホールディングスにトンネル工事の中止を訴えたが拒否されたことをマスコミに公表する。

相馬孝彦〈享年41〉
演 - 金子清文
磯丸建設 社長。
27年前、本郷家の別荘で辰夫に虐待された末に刺殺されるが、警察には水死体で発見され事故として処理された。

本郷千尋〈享年35〉
演 - 河井青葉
本郷辰夫の妻で雫の母。
27年前、別荘で夫の辰夫が相馬を刺殺した翌日に、自宅で首吊り自殺した。

VOL.10
児島浩紀〈55〉
演 - 河屋秀俊
湊労災病院院長。

石田大輔
演 - おかやまはじめ
田所に代わって就任した神奈川県警港東警察署署長。
ECUを正式運用させる。

雫と辰夫の動画を見た青年
演 - 柾木玲弥
街中で辰夫が雫を刺殺した動画をスマホで見て高潮し、女子大生誘拐を実行する。

スタッフ
原作 - 『Voice』(Studio Dragon Corporation & CJ ENM Corporation 製作)
脚本 - 浜田秀哉
音楽 - ゲイリー芦屋
主題歌 - BLUE ENCOUNT「バッドパラドックス」(キューンミュージック)
アクション監督 - 園村健介
アクションコーディネーター - 田之上生海
警察監修 - 石坂隆昌
医療監修 - 堀エリカ
制作協力 - AX-ON
チーフプロデューサー - 池田健司
プロデューサー - 尾上貴洋、後藤庸介(AX-ON)
演出 - 大谷太郎、久保田充、後藤庸介
製作著作 - 日本テレビ


番組公式サイト
ボイス 110緊急指令室 - Wikipedia

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