第1シリーズが2015年7月15日 - 9月9日に放送され、第2シリーズが2016年7月13日 - 9月14日に放送、2017年7月12日から同年9月13日まで第3シリーズが放送、第4シリーズが2018年7月11日から同年9月12日まで放送された。
第5シリーズが2019年7月10日から同年9月18日まで放送された。全10話。初回と最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)。
第6シリーズが2020年8月5日から同年9月30日まで放送。全9話。
第7シリーズが2021年7月7日から同年9月15日まで放送された。全9話。
第8シリーズが2022年7月13日から同年9月14日まで放送。全10話。
第9シリーズが2023年6月7日から放送。
各話あらすじ(2019年7月10日 - 9月18日)全10話 平均視聴率 11.65%
第1話 2019年7月10日「スペシャルチーム再始動!ー“7日連続殺人鬼"」 ※初回15分拡大(21:00 - 22:09)
警視庁内で凶悪事件に対応する専従捜査班が発足。班長・片桐(吉田鋼太郎)の下、刑事資料係と兼任で天樹(東山紀之)と拓海(白洲迅)、捜査一課の海老沢(田辺誠一)や環(倉科カナ)らが加わる。直後の金曜日、刑事の大貫(金橋良樹)が金箔(きんぱく)で窒息死させられ、翌日にその知人・静香(平塚千瑛)が植木鉢をかぶった遺体で見つかる。天樹は拓海の発言に着目し…。
第2話 2019年7月17日「7日間の連続殺人に隠された秘密ー“忘れられし冤罪事件”」
天樹(東山紀之)らが追う‘曜日になぞらえた連続殺人事件’で新たな被害者が。被害者は3年前の殺人事件に関わりがあり、当時逮捕された皐月(田中美晴)は獄中自殺していた。殺人がまだ続くと予想する天樹は、皐月の父・昭一(勝野洋)や皐月の婚約者だったアプリゲームのプログラマー・笠松(三浦誠己)の元へ。ところが、昭一は「家族を見限った」と言い放つ。
※2019年7月24日は『テレビ朝日開局60周年記念 世界水泳 韓国・光州 2019』放送のため休止
第3話 2019年7月31日「消えた死体の謎…!ー鍵を握る4年前の“ある失踪”の秘密」
刺された女性の姿が消える事件が発生。発見者の美穂(瀬戸カトリーヌ)が通報中に、犯人が被害者を運び出したらしい。被害者は、美穂と別居中の夫・裕一(浜田学)の婚約者だった。裕一を疑う天樹(東山紀之)らの捜査で、4年前に資産家の娘・栞(咲坂実杏)が失踪した未解決事件との関連が浮上。スナック経営者の映子(櫻井淳子)は当時、栞といる裕一を目撃していた。
第4話 2019年8月7日「悪魔にとりつかれた家族―ある死刑囚からの告白」
高校生の俊也(竹田光稀)が殺され、検視に当たった堂本(北大路欣也)は1年前の一家心中事件で死亡した息子・信一(加藤峻也)と同じ高校と気付く。死ぬ前に「悪魔」という言葉を残した2人は、担任の育子(かとうかず子)の話では親友だった。俊也の両親の弁護士・木下(長谷川朝晴)に会った天樹(東山紀之)が事件の裏をにらむ中、ある死刑囚から「悪魔」の情報が入る。
第5話 2019年8月14日「天樹の命を救えー!タイムリミットは24時間、休日の惨劇」
天樹(東山紀之)は思い出の飲食店で、工務店社長・宗片(大地康雄)が起こした立てこもり事件に巻き込まれる。宗片は、娘・あけみ(夢宮加菜枝)が婚約者の圭太(湯川尚樹)に殺され、圭太も自殺したとされる事件の真犯人を捜すよう要求。捜査を始めた環(倉科カナ)らは、担当刑事の真中(天宮良)やあけみが勤めていた養護施設の理事長・佐々岡(上杉祥三)らに話を聞く。
第6話 2019年8月21日「警察人生初めての黒星―交差点信号機に隠された母娘の秘密」
環(倉科カナ)が10年前の新人時代に遭遇した事故の加害者でフリー記者の和田(加藤虎ノ介)が殺された。環は、その事故で6歳から意識を失ったままの瞳(若柳琴子)の病室を訪れ、母・茜(とよた真帆)に話を聞く。天樹(東山紀之)の調べで、瞳をよく見舞っていた和田が信号機の誤作動を調べていたと判明。信号工事会社社長は環の元上司・大田黒(菅原大吉)だった。
第7話 2019年8月28日「被害者は2度殺された!? 国境を越える死亡時刻の謎」
IT企業経営者・松永(生島翔)が廃倉庫で殺され、堂本(北大路欣也)の調べで死亡推定時刻が昼前と夜の2パターン考えられると分かる。松永の共同経営者・尾中(阿部亮平)と松永の妻のストーカー・春日(細山田隆人)が捜査線上に浮かぶ中、天樹(東山紀之)は10年前の殺人事件との関連に気付く。その被害者は、堂本の親友で元生物物理学者・金田(清水紘治)の孫だった。
第8話 2019年9月4日「その人は本当に警察官ですか?―“なりすまし男”衝撃の正体」
半裸の遺体が元警察官・一戸(金井勇太)と判明。天樹(東山紀之)らと捜査を始めた拓海(白洲迅)は、現場にいた充子(赤座美代子)に話を聞くが、充子は認知症らしく、遺体は工藤という警察官だと言う。一戸は区職員・津島(山崎画大)にボランティアを申し出る一方、自分がかつて補導した元宮(佐野弘樹)とも行動していた。拓海は一戸が工藤と名乗っていたと気付く。
第9話 2019年9月11日「時を超える2つの“毒”―71年前の毒殺に隠された驚愕の事実」
投資家の村野(かないしゅう)ら4人が毒殺される。会社で飲んだ茶が原因と思われ、天樹(東山紀之)はグラスの残数が気に掛かる。企業コンサルタント・貴田(尾崎右宗)が疑われる一方で、介護センター職員・吉井(清水尚弥)の目撃談により現代アーティスト・松井(須賀貴匡)も捜査線上に浮上。天樹は71年前に画家が死刑になった事件と驚くほど似ていると気付く。
最終話 2019年9月18日「サヨナラ専従捜査班“最期の事件”―敵はなんと、かつての仲間!?」 ※15分拡大(21:00 - 22:09)
日雇い労働者の岡崎(井上康)が刺殺された。合同捜査会議に現れた捜査一課の管理官は、天樹(東山紀之)ら専従捜査班を捜査から外すと言い放つ。岡崎は環(倉科カナ)の父で外交官だった純平(河相我聞)の名刺を持っており、環は17年前に事故死した純平と岡崎の関係が気に掛かる。そこで天樹らは片桐(吉田鋼太郎)の指揮の下、両事件の捜査に着手。やがて外務省に17年前の外交機密費の問題が持ち上がっていると分かり、一同は二つの事件との関連を探る。そんな中、管理官と衝突した天樹に衝撃の事態が待ち受ける。
各話視聴率
概要
東山紀之演じる刑事・天樹悠を中心とした個性的な7人のスペシャリストが、複雑化、高度化する超凶悪犯罪と難解な未解決事件を捜査する人気ドラマの第5シーズン。倉科カナ、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也らおなじみのキャストはもちろん、前作から参加した田辺誠一、白洲迅も続投する。
今シーズンでは、警視庁独自の部署として“専従捜査班”が正式に発足。記者発表も行われて、世間にもその存在を公表されることに。天樹ら7人は組織の倫理にとらわれず、独自の判断で自由に捜査を行い、時には司法取引さえも武器に、超凶悪犯罪を徹底的に捜査する最強のチームとして巨悪に挑む。
ストーリー
2019年夏、複雑化・高度化する超凶悪犯罪と難解な未解決事件に特化し、早期解決を目指す警視庁独自の部署として“専従捜査班”が正式に発足する。それから間もなくの金曜日、ある貸し倉庫で、所轄署の刑事の遺体が発見され、天樹悠(東山紀之)らが臨場する。
その遺体は白目をむき、口いっぱいに金箔(きんぱく)を詰め込まれていた。さらに、現場の窓には同じ金箔で警察に挑戦するかのようなメッセージが残されていた。
法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)が解剖した結果、死因は生きたまま口に金箔を詰め込まれたことによる窒息死と分かる。残忍な手口であることから、天樹らは怨恨の線で捜査を進める。
キャスト
東山紀之
天樹悠 役
警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係兼専従捜査班刑事。捜査能力が高く、証拠を積み上げ、真実が判明するまでは物事を決めつけない。刑事資料係で莫大な捜査資料と向き合った結果、人間犯罪ビッグデータとなった。事件が起きれば資料係を飛び出し独自に捜査を始める。
田辺誠一
海老沢芳樹 役
警視庁刑事部専従捜査班主任刑事。かつては上昇志向の塊のような排他的な男だったが、上司に盾突き、出世の道が途絶える。この1年、天樹らと行動を共にする中で、内に眠っていた正義感が再び目を覚まし始める。昼行灯の片桐に代わり、専従捜査班の陣頭指揮を執っている。
倉科カナ
水田環 役
警視庁刑事部専従捜査班刑事。常に冷静沈着で、天樹とはまた違うタイプの高い洞察力と推理力を持つ。監察官時代はスパイとして仲間たちの動向を内偵するよう要請されていたが、仲間を裏切ることはなかった。警察組織に揉まれていく中で、かたくな過ぎた潔癖な正義感は少しずつ変化を見せ始めている。
白洲迅
野々村拓海 役
警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係兼専従捜査班の刑事。2年前に警視庁に入庁し、留置管理課を経て天樹の下に配属された。幼い頃から刑事になることが夢でそれをかなえたのだが、好奇心旺盛かつ無邪気な性格が災いし、内勤畑を歩んできた。今回の専従捜査班結成に伴い、刑事の道を歩み始めるも、強烈な個性の持ち主である先輩刑事たちを前に、結果が出せない自分に歯がゆさを感じている。
塚本高史
青山新 役
警視庁刑事部専従捜査班刑事。警察官にならなければ犯罪者になっていたかもしれない男。犯罪者の行動原理を肌感覚で“つかむ”ことができる。一見ダーティーに見える捜査スタイルだが、自分なりの信念や正義をもとに捜査を進めている。野々村の子守役を担当することで少しずつ成長。上意下達の警察組織にいつの間にか染まりつつある自分に腹立たしさも感じている。
吉田鋼太郎
片桐正敏 役
警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係長兼専従捜査班長。これまで数々の大失態を犯してきたにもかかわらず現職に留まっていられるのは、上層部の弱みを握ったからだとうわさされている。超権力主義者で、組織の上ばかり見ているように思えるが、実は天樹たちと同じく確固たる正義感を持っている。それでも、専従捜査班の運営は海老沢らに任せっきりで、気が向いた時にだけ姿を見せている。
北大路欣也
堂本俊太郎 役
東都大学医学部法医学教授。天樹の義父。法医学に関する知識と技術はずば抜けており、生涯現役を誓い、世界的権威として法医学界をけん引している。捜査現場に赴くことはなく、大学の解剖室で被害者の声なき声を聞いている。時として堂本の見立てが捜査方針を180度変えることも。法医学者としての立場をわきまえており、「事件を解決するのはあくまで刑事」と警察とは明確に一線を引いている。
スタッフ
脚本:吉本昌弘
監督:兼崎涼介
プロデューサー:内山聖子、三輪祐見子、山川秀樹、和佐野健一、井元隆佑
番組公式サイト
刑事7人 - Wikipedia