各話あらすじ(2019年4月20日 - 6月8日)全8話
第1話 2019年4月20日
高校生の純(金子大地)は、書店で同級生の紗枝(藤野涼子)がボーイズラブ(BL)の本を買う場面に遭遇。BL好きを知られたくない理由がある紗枝は内緒にしてほしいと純に頼む。実は純は、誠(谷原章介)という年上の恋人がいる同性愛者。だが、そのことは親友の亮平(小越勇輝)や母の陽子(安藤玉恵)にも秘密にしている。ある日、純は紗枝からBLのイベントに行こうと誘われる。
第2話 2019年4月27日
紗枝(藤野涼子)から連日アタックされる純(金子大地)は、SNSでつながる謎の人物ファーレンハイト(声・小野賢章)から「彼女は間違いなく君にほれている」と指摘される。自分の心情が紗枝に傾きつつあることを自覚する中、純は亮平(小越勇輝)から、連休に紗枝達と遊園地に行かないかと誘われる。それを知った陽子(安藤玉恵)は、恋人をつくるチャンスと純を応援する。
第3話 2019年5月4日
紗枝(藤野涼子)と親密に接するうち、純(金子大地)の心は彼女に傾いていった。純は誠(谷原章介)に彼女ができたことを報告し、今日で誠に会うのを最後にしたいと伝える。さらに、純はファーレンハイト(声・小野賢章)にも紗枝のことを話す。ある日、純は自宅に紗枝を招き、一緒に勉強をすることに。陽子(安藤玉恵)が留守の自宅でいい雰囲気になり、純は紗枝を抱き締める。
第4話 2019年5月11日
純(金子大地)はファーレンハイト(声・小野賢章)から、彼の恋人であるいとこの男性が亡くなったという知らせを受け取る。ある日、紗枝(藤野涼子)達と温泉デートに行った純は、そこで誠(谷原章介)に遭遇。それでも紗枝とのデートを楽しもうとする純に、ファーレンハイトからメールが届く。衝撃を受けた純は辺りをさまよううち、誠に再び出会い、思わず彼にすがりつく。
第5話 2019年5月18日
純(金子大地)と誠(谷原章介)のキスを目撃し怒る紗枝(藤野涼子)に、純は暴言を吐く。クラスメートは純と紗枝の間に生じた距離を察知。小野(内藤秀一郎)が純を責める一方、麻衣(吉田まどか)の告白を断った亮平(小越勇輝)は純に「いろんな好きがあってややこしいよね」と語り、気持ちを素直に紗枝に伝えてはと助言する。放課後、純は紗枝に全てを打ち明けようと話し始める。
第6話 2019年5月25日
校舎から飛び降りた純(金子大地)は、大けがをして入院する。そして抱えてきた思いを母・陽子(安藤玉恵)に吐露する。紗枝(藤野涼子)は同好の仲間・奈緒(望月綾乃)と語り合う日々に戻るが気持ちを整理できずにいた。紗枝は亮平(小越勇輝)に、幼い頃の純との思い出の場所を案内してもらう。さらに、亮平を誘って一緒に見舞いに行った紗枝は、お気に入りのBL漫画を純に渡す。
第7話 2019年6月1日
退院した純(金子大地)は、紗枝(藤野涼子)から来るよう言われた終業式に出るかどうか迷っていた。その答えを求め、純は久しぶりに誠(谷原章介)に会う。カフェバーのオーナー・ケイト(サラ・オレイン)からは「逃げてもいい。だけど自分からは絶対に逃げ切れないよ」と助言を受け、純は出席を決意。終業式の最中、紗枝の行動が全校生徒を巻き込む大騒動に発展する。
最終話 2019年6月8日
純(金子大地)は亡くなったネット上の友人・ファーレンハイト(声・小野賢章)との約束を果たすため、紗枝(藤野涼子)と自宅を訪問。そして彼の素性を知り、写真で姿を見て衝撃を受ける。その帰り、純は紗枝に2人のこれからについて思いを伝える。さらに、誠(谷原章介)にも会った純。「奥さんと僕が溺れたらどちらを助ける?」という純の以前の質問に、誠は静かに答える。
原作概要
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(かのじょがすきなものはホモであってぼくではない)は、作家・浅原ナオトの小説。表紙イラストは新井陽次郎。2018年2月21日にKADOKAWAから単行本が刊行された。
ドラマ概要
浅原ナオトの小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を原作に、18歳の高校生が腐女子と出会い、ゲイであることを隠して付き合い始める青春ストーリー。主人公でゲイの高校生・安藤純を同局ドラマ初主演の金子大地が、腐女子の三浦紗枝を藤野涼子が演じる。
ストーリー
同性愛者であることを隠して暮らす、18歳の高校生・安藤純(金子大地)は、ある日、書店で同級生の三浦紗枝(藤野涼子)がBL(ボーイズラブ)本を購入するところに遭遇する。「BLはファンタジーだ。現実のゲイは汚い」という純に「それは現実のゲイの人に失礼」と猛抗議する紗枝。紗枝に興味を持った純は、彼女が愛する同人誌イベントに同行する。
一方、自分を自分として誠実に見てくれる純にひかれた紗枝は、純と急接近。純の幼なじみの高岡亮平(小越勇輝)がお膳立てしたデートで、紗枝はついに純に告白をする。
キャスト
金子大地
安藤純 役
同性愛者。年上男性の誠と付き合っている。ゲイであることを隠して生きており、異性を愛して家庭を築く“普通”の幸せへの強い憧れも持つ。ある日、同級生の紗枝がBL本を購入するところを目撃する。
藤野涼子
三浦紗枝 役
純の同級生。小学5年生の頃からBLにはまっている腐女子。ある理由から“腐女子バレ”を恐れている。BL好きに理解を示す純と急接近する。
小越勇輝
高岡亮平 役
純の幼なじみで同級生。明るく快活で女子にもたびたび告白されるが、特定の彼女はいない。純と紗枝のデートをお膳立てする。
安藤玉恵
安藤陽子 役
純の母。女手一つで純を育てる。明るい性格で、純には親というより親友のように接している。純がゲイであることを知らない。
谷原章介
佐々木誠 役
純のゲイ・パートナー。同性愛者でありながら異性愛者でもあり、家庭を持ち、妻と子どもがいる。純の葛藤を理解する一方、普通の幸せにもこだわっている。
スタッフ
原作 - 浅原ナオト 『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(KADOKAWA刊)
脚本 - 三浦直之
演出 - 盆子原誠(1話-3話、8話)、大嶋慧介(4話、5話)、上田明子(7話)、野田雄介(6話)
タイトルイラスト - 新井陽次郎
制作統括 - 篠原圭、清水拓哉
プロデューサー - 尾崎裕和
音楽 - Akiyoshi Yasuda(★STARGUiTAR)
アクション指導 - 青木哲也
ダンス指導 - 皇希
医療指導 - 高瀬年人(医療法人 たかせ整形外科)
看護指導 - 石田喜代美
製作 - NHK
番組公式サイト
彼女が好きなものはホモであって僕ではない - Wikipedia