各話あらすじ(2019年4月12日 - 6月21日)全11話 平均視聴率 9.16%
第1話 2019年4月12日「天才博士が最新科学で謎を解く!!未知のウイルス!?感染拡大の嵐を防げ!!」 ※15分拡大(22:00 - 23:09)
右手にロボットハンドの義手を持つ寄生虫学者・紐倉(山下智久)の研究室に、内閣官房サイエンス・メディカル対策室の官僚・牧野(菜々緒)がやって来る。ある病院で死亡した患者達が日本ではまれな感染症にかかっている可能性があると匿名の告発状が届いたという。牧野から調査協力を要請された紐倉は断るが、牧野の出した条件に食いつき力を貸すことにする。
第2話 2019年4月19日「驚異の外来ウイルススーパースプレッダーは誰だ!?」
紐倉(山下智久)は、アドバイザー就任を要請する牧野(菜々緒)の依頼を断る一方で、高家(濱田岳)と共に東京都内の感染症センターへ。そこには、日本に生息していないダニが媒介するウイルスに感染し、昏睡(こんすい)状態に陥った患者の女性・明莉がいた。感染源を捜す紐倉達は明莉の自宅を訪ね、9歳の息子・渉(込江大牙)と対面。そんな中、新たな感染者が現れる。
第3話 2019年4月26日「天才博士VS美魔女!!悪魔の美容術…狂気と哀しい過去」
紐倉(山下智久)は高家(濱田岳)と共に、大学時代の恩師で美容関係の会社のCEO・瀬見の講演へ。以前から若返り治療を研究する瀬見は、自身も若々しさを保ち続けていた。紐倉は、ベニクラゲの酵素を使うというその研究の話を聞こうとするが、瀬見に会うことができない。そんな中、牧野(菜々緒)が、瀬見の研究に副作用が疑われる症例が出ているという情報をもたらす。
第4話 2019年5月3日「自殺を導く病原体!?封印された博士の過去が暴かれる」
外務事務次官・源田(紫吹淳)の元に「日米外相会談を中止しなければ、娘・恵奈(吉川愛)を‘人を自殺させる病原体’で自殺に追い込む」という脅迫状が届く。差出人は病原体の被害者として、3人の名を挙げていた。牧野(菜々緒)の調査依頼を珍しく素直に受けた紐倉(山下智久)は、恵奈から話を聞く。恵奈と被害者3人は幼なじみで、同じ治験のバイトをしたという。
第5話 2019年5月10日「失われた右腕の真実エボラウイルスの恐怖親友との絆」
牧野(菜々緒)と高家(濱田岳)は、紐倉(山下智久)が失ったはずの右手に痛みを感じる「幻肢痛」に苦しんでいることを知る。原因はかつての助手・入谷(松下優也)との過去にあるようだ。一方で、牧野は室長の網野(光石研)から、紐倉をアドバイザーとして招くよう命じられる。紐倉を信用していいか分からなくなっていた牧野は、高家と共にその過去を探ろうと決意する。
第6話 2019年5月17日「天才ランナーの疑惑完全犯罪ドーピング!!衝撃の真実」
紐倉(山下智久)はサイエンス・メディカル対策室からの依頼で、‘日本陸上界のエース’と呼ばれる長距離選手・野桐へのドーピング検査を担当する。野桐は素行不良なことで知られており、共に出向いた高家(濱田岳)と牧野(菜々緒)は、彼の奇抜な言動に戸惑いを隠せない。一方、紐倉は、野桐の言動にはその裏に科学的な意味付けがあることに気付き、彼に興味を抱く。
第7話 2019年5月24日「私の娘を助けて…!!友の願いを叶える奇跡の治療法!!」
牧野(菜々緒)は、紐倉(山下智久)と高家(濱田岳)に、小学1年生の美香(吉澤梨里花)を引き合わせる。美香は生まれつき免疫系に疾患がある「原発性免疫不全症候群」で、現在は入院中。牧野から治療法を見つけてほしいと頼まれた紐倉達は、同疾患を研究していた亡き科学者・賢一の研究所へ向かう。そして、賢一と親子で研究を進めていた父・将之から内容を聞き出す。
第8話 2019年5月31日「呪いの血のポスターと鬼伝説…博士のライバル登場!!」
巨大グループ企業のロビーにある、女性の頭部が赤くなったポスターが話題に。同企業会長・園川の息子・直継が飛び降り自殺をしたことから、それは「呪いのポスター」と噂されていた。紐倉(山下智久)はポスターやその周辺の赤い色が細菌によるものと見抜き、バイオテロの可能性を示唆。調査を始めた紐倉の前に、大学の同期・遠藤が経産省の役人と共に現れる。
第9話 2019年6月7日「治療放棄を許すな!!過去の因縁が動き出す最終章開幕」
高家(濱田岳)は訪ねてきた母・良子から、故郷の村唯一の病院の院長・陽子が、高家が解雇された病院に入院中だと聞く。担当医の院長・黒野(正名僕蔵)はろくに治療もせず、対症療法を続けていた。高家は紐倉(山下智久)と共に、黒野の思惑を探る。一方、網野(光石研)や牧野(菜々緒)らは、紐倉の元上司・福山(時任三郎)が設立を目指す感染症対策施設の調査を始める。
第10話 2019年6月14日「驚異の致死率100%新型エボラ襲来…村を全面封鎖!!」
紐倉(山下智久)は高家(濱田岳)と共に、高家の故郷・相羽村へ。福山(時任三郎)が村で実行を企てているある計画について、村民の間では反対運動が起きていた。高家はそこで、運動を率いる地元の友人・棚橋とその恋人・美園に再会する。一方、福山の計画の報告書を入手した網野(光石研)達は、記載された内容に疑いを抱き、確認のため牧野(菜々緒)が相羽村に乗り込む。
最終話 2019年6月21日「絶体絶命から奇跡の大逆転!!未来は僕たちの手の中に」
福山(時任三郎)の息子・新太(磯村勇斗)の行方がつかめない中、紐倉(山下智久)は福山が抱える大きな問題を知り、がくぜんとする。相羽村で確認されたウイルスは危険かつ感染力も強く、高家(濱田岳)は有効な治療法もないまま懸命に患者と向き合っていた。だが、高家の友人・棚橋や美園(石橋杏奈)もこの騒動に巻き込まれてしまう。村外ではウイルス対策本部が設置され、牧野(菜々緒)らは紐倉と連携して感染拡大の勢いを抑えるキットを考案。一方で、牧野らは厚労省に情報を流していたスパイを特定する。
各話視聴率
原作概要
『インハンド』は、朱戸アオによる医療漫画。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2013年3月号から8月号まで連載された『ネメシスの杖』を第一作とし、『インハンド 紐倉博士とまじめな右腕』のタイトルで2016年5月号から7月号まで短期集中連載された後、『イブニング』(同社刊)にて、2018年22号(2018年10月23日発売)から連載中。右手が義手になっている寄生虫専門の科学者が助手と女性官僚とともに、誰もが驚く科学的な方法で難事件を解決していく医療ミステリーである。
概要
朱戸アオの同名漫画を原作に、未知の病気や事件を最新科学で解決するサイエンスミステリー。山下智久が右手に黒いロボットハンドのような義手を装着した変わり者の天才科学者・紐倉哲に扮する。
ストーリー
巨大な植物園を改造した自宅兼研究室に引きこもる紐倉哲(山下智久)は、気の向くままに好きな寄生虫の研究をしている人嫌いでドSな変わり者。そんな紐倉と助手の高家春馬(濱田岳)の元に、従来の概念を超える未知の病気や事件などを担当する牧野巴(菜々緒)が訪ねてくる。
牧野はある病院で心筋梗塞で亡くなった複数の患者が、日本ではまれな“シャーガス病”という感染症にかかった可能性があるという匿名の告発状が届いたことを明かし、紐倉へ協力を求める。好きな研究だけしていたい紐倉は役人への協力などまっぴらごめんだったが、牧野から出されたある交換条件に食いつき、力を貸すことになる。
キャスト
紐倉哲 - 山下智久
右手にロボットハンドのような義手を装着している変人天才科学者。専門は寄生虫学。なぜか金持ちで、巨大植物園を買い取り、最先端の研究機材を備えた自宅兼研究室にして引きこもっている。生き物やその生態を愛するが、人間には関心がない。
高家春馬 - 濱田岳
救命救急の専門医。ある事件をきっかけに紐倉の助手となる。優しい性格のおせっかい焼きで、いつも紐倉に振り回されている。寄生虫は苦手。
牧野巴 - 菜々緒
内閣官房サイエンス・メディカル対策室の容姿端麗なエリート官僚。東京大学を首席で卒業している。現在、外務省から出向中のため、できるだけ早く戻りたいと考えている。目的のためなら手段を選ばない一面を持つ。
御子柴隼人 - 藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
熊谷美緒 - 高橋春織
城田幸雄 - 酒井貴浩
陣内志保 - 菜葉菜(EPISODE.3 - )
山崎裕 - 田口トモロヲ
大谷透 - 松尾貴史
瀬川幹夫 - 利重剛
入谷廻 - 松下優也(EPISODE.4 - )
網野肇 - 光石研
福山和成 - 時任三郎(EPISODE.5 - )
ゲスト
EPISODE.1
江里口新 - 風間杜夫
倉井雄一 - 相島一之
黒野秀之 - 正名僕蔵(EPISODE.9)
EPISODE.2
金井渉 - 込江大牙
木下昌一 - 阿部翔平
松田拓人 - 内村遥
EPISODE.3
瀬見まき子 - 観月ありさ
瀬見みき子 - 松本若菜
小林千治 - 米本学仁
小松りえ - 梶原ひかり
鈴木正吉 - 本宮泰風
EPISODE.4
源田恵奈 - 吉川愛(幼少期:上村桂里奈)
緒田貴成 - 岐洲匠(幼少期:大江優成)
水原舞 - 益田恵梨菜(幼少期:畑美野)
菊池香織 - 河合優美(幼少期:姫嶋ひめか)
大島一茂 - 山本圭祐
水原順子 - 岩橋道子
源田創子 - 紫吹淳(EPISODE.8)
鍋島智樹 - 山中崇
EPISODE.5
キャラウェイ - ドン・ジョンソン
EPISODE.6
野桐俊 - 清原翔
野桐俊明 - 温水洋一
東野潔 - 石井正則
深谷明人 - 信太昌之
石井大裕 - 石井大裕
EPISODE.7
橘美香 - 吉澤梨里花
橘賢一 - 永岡卓也
橘将之 - おかやまはじめ
EPISODE.8
園川務 - 柄本明
遠藤匡晃 - 要潤
園川直継 - 夙川アトム
都築歩夢 - 大平洋介
都築潤子 - ちすん
国枝真治 - 阿南健治
EPISODE.9
高家良子 - 宮崎美子(EPISODE.10 - EPISODE.11)
小泉陽子 - 市毛良枝
福山新太 - 磯村勇斗(EPISODE.10 - EPISODE.11)
金子盛夫 - 内場勝則(EPISODE.10 - EPISODE.11)
市原正幸 - 遠山俊也(EPISODE.10 - EPISODE.11)
中村京子 - 安藤聖
柏木亮 - 夕輝壽太(EPISODE.10 - EPISODE.11)
EPISODE.10
杉山美園 - 石橋杏奈(EPISODE.11)
棚橋弘樹 - 平岡祐太(EPISODE.11)
杉山実喜男 - 中本賢
藤川慎一 - 田窪一世
石川真唯子 - 阿南敦子(EPISODE.11)
宮川敦 - 大森博史
EPISODE11
西由紀子 ‐ 明星真由美
スタッフ
原作 - 朱戸アオ『インハンド』(講談社「イブニング」連載中)
脚本 - 吉田康弘、田辺茂範、福田哲平
音楽 - 得田真裕
義手造形 - 関根研一
義手製作監修 - 深谷直樹、NEDO
スタントコーディネーター - 吉田浩之
原作医療監修 - ヨシザワアキラ
寄生虫監修 - 嘉糠洋陸、春木宏介
医療監修 - 林宗博
医療指導 - 保科斉生
看護指導 - 美島路恵
中央省庁監修 - 奥村徹、國府田洋明
プロデューサー - 浅野敦也(TBSスパークル)、佐藤敦司(TBSスパークル)
演出 - 平野俊一、岡本伸吾、青山貴洋
製作 - TBSスパークル、TBS
オープニング曲 - 山下智久「CHANGE」(SME Records)
番組公式サイト
インハンド - Wikipedia