キャッチコピーは、「いつかこのドラマがただのありふれたラブストーリーになりますように。」。
各話あらすじ(2019年4月16日 - 6月25日)全10話 平均視聴率 6.35%
第1話 2019年4月16日「再会した初恋の人は車いすの建築士…変わる運命」※初回20分拡大(21:00 〜 22:14)
インテリアデザイン会社で事務の仕事をするつぐみ(山本美月)は、高校時代に片思いしていた同級生の樹(松坂桃李)と再会。建築士として働く樹が事故で車椅子生活になったと知り、驚く。つぐみに思いを寄せる幼なじみの洋貴(瀬戸康史)は、つぐみと樹の再会に動揺。そんな中、樹とつぐみは美術展へ行くことになるが、会場は階段でしか入ることができず重苦しい雰囲気になる。
第2話 2019年4月23日「きみを守れない」
つぐみ(山本美月)は、樹(松坂桃李)の病室に駆け付けた元担当看護師でヘルパーの葵(中村ゆり)の存在が気になる。樹の会社の後輩・晴人(松村北斗)も葵のことを知っていた。そんな中、つぐみは美術展とうそをついて樹を車椅子バスケットボールの練習に連れていく。樹は最初は断るが、練習に参加してみることに。帰り際、つぐみは樹の母親・文乃(麻生祐未)と出会う。
※2019年4月30日は「FNN報道スペシャル 平成の大晦日 令和につなぐテレビ 知られざる皇室10の物語」(フジテレビ制作、18時30分 - 翌0時55分)放送のため、休止。
第3話 2019年5月7日「あきらめた恋再び…二人をはばむ障壁」 ※20分拡大(21:00 〜 22:14)
付き合い始めた樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)は、連休中に地元・長野に一緒に帰ることに。樹はつぐみの両親の元久(松重豊)と咲子(堀内敬子)への挨拶は先延ばしにするつもりでいたが、送っていった際に元久と顔を合わせる。つぐみは樹に対する元久の否定的な反応にショックを受ける。一方、やはり帰省した洋貴(瀬戸康史)は樹の元恋人・美姫(水沢エレナ)と出くわす。
第4話 2019年5月14日「想うほどすれ違う衝撃の波紋」
樹(松坂桃李)に内緒で介護の学校に通い始めたつぐみ(山本美月)。多忙な中で思い出すのは‘覚悟’を問う葵(中村ゆり)の言葉だ。つぐみと気まずい洋貴(瀬戸康史)は、食事に誘い関係を修復するが、樹のために頑張り過ぎるつぐみが心配になる。一方、脚を痛めて医師に義足を禁止された晴人(松村北斗)は無理をしてしおり(岡崎紗絵)に会う。ある夜、樹は「幻肢痛」に苦しみ…。
第5話 2019年5月21日「幸せを願って」
病院に搬送されたつぐみ(山本美月)に付き添う樹(松坂桃李)は、洋貴(瀬戸康史)からつぐみが介護の学校に通うため無理をしていたことを教えられ、無力感にさいなまれる。つぐみが目を覚ましたところへ駆け付けた元久(松重豊)は樹を責める。つぐみが長野・松本で療養することが決まる中、樹は病院で元久と遭遇。松本へ行く前につぐみと話したいと言う樹に対し、元久は…。
第6話 2019年5月28日「新章突入…決意」
洋貴(瀬戸康史)、しおり(岡崎紗絵)と共に長野・松本へ帰ったつぐみ(山本美月)は、洋貴らと両親の元久(松重豊)、咲子(堀内敬子)を前に、樹(松坂桃李)と別れたことを報告。傷心のつぐみは、退職して松本に戻ることを決意する。そんなつぐみに、洋貴が自らの思いをぶつける一方、つぐみを忘れようと必死の樹は、彼女が松本に帰ると聞き、バスに乗る彼女の元へ向かうが…。
第7話 2019年6月4日「巡り会う運命」
つぐみ(山本美月)から、圭吾(山中崇)と楓(紺野まひる)の高木夫妻の家の件を説得された樹(松坂桃李)は、夫妻に会って検討し直すと決める。洋貴(瀬戸康史)はつぐみと樹の再会に焦り、つぐみに求婚の返事を急がせてしまう。後日、樹とつぐみは高木夫妻を訪ねるが、楓が会うことを拒否。2人で話そうと提案した樹に会った楓は、なぜ気が変わって依頼を受けたのかと尋ねる。
第8話 2019年6月11日「本当の想い…君に今伝えたい」
長野・松本で地震が発生した。つぐみ(山本美月)は実家に一人でいるはずの樹(松坂桃李)と連絡が取れず、心配で樹の家に行くが、彼の姿はない。地震を知った洋貴(瀬戸康史)は葵(中村ゆり)と合流し、松本に向かう。その頃、樹は別荘のモデルルームで建材の下敷きになり、動けずにいた。葵から樹に命の危険があると聞いたつぐみは、彼がいると思われる場所へ懸命に走る。
第9話 2019年6月18日「もう諦めない」
樹(松坂桃李)は、ずっと避けていた自身の交通事故現場につぐみ(山本美月)を連れていき、自分の正直な気持ちを伝える。2人の思いに気付いた洋貴(瀬戸康史)は、樹の元を訪問し、彼を殴ろうとする。さらに帰宅する自分を待っていたつぐみに冷たい態度で当たり、部屋を出ていく。一方で洋貴は、ある物を樹に手渡していた。そして樹は、話があると葵(中村ゆり)を呼び…。
最終話 2019年6月25日「未来への誓い」
つぐみ(山本美月)との結婚を許してもらうために毎週のように元久(松重豊)の元を訪れていた樹(松坂桃李)。根負けした元久から公園に誘われた樹は、つぐみへの思いと覚悟を語るが、元久は障害がある体でつぐみを守れると思うのかと問い詰め、結婚には反対だと言い放つ。だが直後、元久は胸を押さえて倒れてしまう。苦しむ元久を目の当たりにした樹はすぐに電話をかけ、的確な指示で救急車の出動を要請。それと同時に、車椅子では行くことができない場所に落ちた元久の心臓の薬を、腕の力だけではって取りに行く。
各話視聴率
原作概要
『パーフェクトワールド』は、有賀リエによる日本の漫画作品。単行本既刊9巻(2019年3月13日現在) 。2014年 - 『Kiss』(講談社)2014年5月号から掲載開始。2018年に『パーフェクトワールド 君といる奇跡』のタイトルで本作を原作とする実写映画が公開された。
ドラマ概要
女性コミック誌「Kiss」に連載中で、累計発行部数170万部超の、映画化もされた有賀リエの同名コミックを、松坂桃李と山本美月で連続ドラマ化。事故に遭い車いす生活となった鮎川樹(松坂)が、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本)と再会し互いに心通わせていく姿を通して、障がいがあってもなくても、また年齢や性別に関係なく、すべての人に「幸せとは何か」を問いかけていくラブストーリー。
ストーリー
インテリアデザイン会社「クランベリーズ」の事務員として働く川奈つぐみ(山本美月)は、職場の飲み会で、高校時代の同級生・鮎川樹(松坂桃李)と偶然再会する。樹は、大学3年生の時に遭った事故で下半身不随になり、その後さまざまな支えを受けて夢だった建築士になっていた。初恋の相手で、バスケットボール部のエースだった樹が車いす生活を送っていることを知り、つぐみは内心ショックを受ける。
次第にひかれ合っていく2人だったが、樹を支えたいと考えるつぐみに対して、樹は「恋もバスケも、もうやらない」と固く心に決めていた。さらに、親の反対やライバルの出現、病気やけがなどの問題に直面していく。
キャスト
鮎川樹 - 松坂桃李(高校時代:坂東龍汰)
「渡辺設計事務所」の一級建築士。高校時代はバスケットボール部のエースとして活躍していたが、大学3年生の時に事故に巻き込まれ、脊髄損傷で下半身不随となる。彼女と別れ、将来を絶望した時もあったが、周りに支えられて建築士になる夢をかなえた。29歳の現在は、バリアフリー住宅の設計などを担当している。“恋もバスケも、もうしない”と思っているが…。
川奈つぐみ - 山本美月(幼少期:落井実結子 / 高校時代:田鍋梨々花)
インテリアデザイン会社「クランベリーズ」の事務担当。高校生の時に片思いしていた樹と偶然再会し、樹が車いす生活を送っていることにショックを受けるが、彼を支えていきたいと考えるように。高校時代は美術部に所属し、美大を目指していたが自分の才能に自信が持てずに受験を断念した過去がある。
是枝洋貴 - 瀬戸康史(高校時代:宮世琉弥)
樹とつぐみの同級生で、都内でアプリ制作会社を経営。幼なじみのつぐみとは家族ぐるみの付き合いで、仕事が順調になり告白しようと決心するも、タイミング悪くつぐみと樹が再会し、再びつぐみの相談相手というポジションに戻ってしまう。樹を思うつぐみを優しく見守るが、自身の思いを断ち切れずにいる。
長沢葵 - 中村ゆり
週に数回、樹の部屋を訪れる訪問介護ヘルパー。看護師だった時に、自暴自棄になっていた入院中の樹を懸命に励まし立ち直らせた。樹の苦しみもがく姿を間近で見てきたため、突然現れたつぐみにきつく当たってしまう。樹の退院後に結婚したが、現在夫とは離婚協議中。36歳。
渡辺晴人 - 松村北斗(SixTONES / ジャニーズJr.)
樹の同僚で10年来の友人。事務所の代表である剛の甥。職場のムードメーカー的な存在。
川奈しおり - 岡崎紗絵
沢田一馬 - 池岡亮介
三村芳正 - 高島豪志
渡辺剛 - 木村祐一
「渡辺設計事務所」代表。通称・ナベさん。バリアフリー建築を研究、推進してきた。樹が事故で入院し将来を悲観していた時、看護師だった長沢から紹介され樹と知り合う。以降、樹のよき理解者、相談相手となる。
雪村美姫 - 水沢エレナ(高校時代:熊谷江里子)
高木楓 - 紺野まひる(第6話 - )
高木圭吾 - 山中崇(第6話 - )
東美千代 - とよた真帆
川奈咲子 - 堀内敬子(第3話 - )
鮎川文乃 - 麻生祐未(第2話 - )
川奈元久 - 松重豊
つぐみの父親。長野在住。市役所の福祉課で働いており、お年寄りや障がい者が暮らしやすい町づくりを率先して推進してきた。つぐみを溺愛しており、東京進学を認める代わりに、30歳になっても独身だったら長野に戻るという約束を一方的にするなど、過保護な一面も。
市役所の職員 - 菅田将暉(最終話)
スタッフ
原作 - 有賀リエ 『パーフェクトワールド』(講談社「Kiss」連載)
脚本 - 中谷まゆみ
音楽 - 菅野祐悟
プロデューサー - 河西秀幸(カンテレ)
演出 - 三宅喜重、白木啓一郎
制作著作 - カンテレ
主題歌 - 菅田将暉 「まちがいさがし」(エピックレコードジャパン)
番組公式サイト
パーフェクトワールド (有賀リエの漫画) - Wikipedia