各話あらすじ 平均視聴率 3.58%
第1話 2019年4月15日 視聴率 3.5%
銀行を退職し企業再生家になった芝野(玉木宏)は大手電機メーカーを倒産の危機から再生させた手腕を持つ。ある日、芝野の元に下町の町工場「マジテック」の創業者で発明家・藤村(平泉成)の訃報が届く。銀行員時代の取引先で多くを教わった恩人だ。芝野は通夜で藤村の娘・浅子(貫地谷しほり)、息子・望(戸塚純貴)、藤村の右腕・桶本(國村隼)らと10年ぶりに再会する。
第2話 2019年4月22日 視聴率 3.0%
芝野(玉木宏)はマジテック再生に向け借金の相続や借り換えなどの具体案を示す一方、望(戸塚純貴)を連れて新規取引先の開拓に奔走。望は営業の厳しさに直面する。そんな中、障害があり同社装置を使う希実(宝辺花帆美)に保険CMの出演話が。母・奈津美(野波麻帆)は支援金が入ると言うが、芝野は希実を心配する。一方、信金の村尾(眞島秀和)は同社の買収に動き出す。
第3話 2019年4月29日 視聴率 3.2%
希実(宝辺花帆美)のCM出演により、「娘を売った毒親」として、奈津美(野波麻帆)とマジテックへの批判がネット上で拡散、炎上する。芝野(玉木宏)や浅子(貫地谷しほり)らは関係各所に説明し誤解を解こうとするが、銀行との交渉は空振り続きで、取引先からもキャンセルが相次ぐ。そんな折、村尾(眞島秀和)は芝野らに、借金を返済しやすくする信用金庫のプランを提案する。
第4話 2019年5月6日 視聴率 3.8%
マジテックに芝野(玉木宏)の知らない男性が現れる。7年前まで藤村(平泉成)とロボット開発をしていた久万田(福士誠治)で、桶本(國村隼)ら社員達は再会を喜ぶ。ところが、留学先の米国で最先端技術を学んだ久万田は、時代遅れな町工場を見て、桶本と言い争いをしてしまう。一方、CMへの中傷は沈静化。計画が失敗に終わった村尾(眞島秀和)は、新たな機会を狙う。
第5話 2019年5月13日 視聴率 3.1%
芝野(玉木宏)と久万田(福士誠治)達は、工業組合理事長・曾根(木場勝己)からロボット開発計画を打ち明けられる。5年ほど前「高齢化社会に人を助けるロボットが必要だ」と考えた藤村(平泉成)の熱い思いで、組合の力を集結して進めていたが、実現しなかった。藤村の思いが時を経て動き出そうとする中、芝野は連絡が取れない村尾(眞島秀和)のことが引っかかる。
第6話 2019年5月20日 視聴率 3.8%
ナオミ(真矢ミキ)の会社が「英興技巧」の買収を発表。マジテックは製造ラインを止めざるを得ない状態に。主要取引先も奪われ、浅子(貫地谷しほり)はぼうぜんとなる。一方、村尾(眞島秀和)はその報道を冷ややかに見詰めていた。芝野(玉木宏)は、社長・原口(長谷川純)の行方が知れず困惑する英興技巧専務・桑島(遠山俊也)に、騒動沈静化のため記者会見を開くべきだと助言する。
第7話 2019年5月27日 視聴率 3.9%
マジテックの債権がナオミ(真矢ミキ)に渡ったと知った芝野(玉木宏)は、3億円の債務が返済できないと買収される恐れがあると社員に告げる。また、英興技巧の社長に就任したテイラー(グレッグ・デール)が特許侵害でマジテックを提訴する準備に入ったと会見で発表。浅子(貫地谷しほり)らは対応に追われる。翌日、芝野は騒動の真相を探るため、下町信用金庫へ向かう。
最終話 2019年6月3日 ※「錦織圭×ペール【全仏テニス4回戦】」(20:00〜22:54)放送のため、開始時間変更(23:00 〜 23:54) 視聴率 4.3%
ナオミ(真矢ミキ)から3日以内に2億5千万円の債務完済を宣告され、芝野(玉木宏)達は奔走する。ところが、ナオミの狙いが特許の軍事利用にあると判明。浅子(貫地谷しほり)と望(戸塚純貴)は怒り、その上、激高した桶本(國村隼)が倒れてしまう。そんな中、迎えた返済期限当日。ナオミは金を用意できなかった芝野に、自分とチームを組めばマジテックから手を引くと持ち掛ける。
概要
ドラマ化や映画化もされた、真山仁の「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ小説を原作にしたヒューマンドラマ。中小企業の再生をテーマにした現代にマッチする重厚な内容で、天才的な発明家だった創業者が急逝し倒産危機に陥った町工場を、1人の企業再生家が立て直していく軌跡を描く。
ストーリー
中小メーカー「マジテック」の創業者にして、天才発明家の藤村登喜男(平泉成)が急逝。恩人である藤村の死を知った企業再生家の芝野健夫(玉木宏)は、大手電機メーカー「曙電機」から転じて、小さな金型工場である「マジテック」の再生を手掛けることを決意する。
芝野は、亡き藤村の娘・浅子(貫地谷しほり)や弟の望(戸塚純貴)、藤村の右腕だった桶本修(國村隼)たちと奮闘するが、過去の因縁から芝野に復讐をもくろむ村尾浩一(眞島秀和)と、外資系ファンド「ホライズン」が、ある目的で乗っ取ろうと動きだす。降りかかる難題や金融機関の論理に翻弄されながらも、芝野たちは巨大ファンド=“ハゲタカ”に立ち向かっていく。
キャスト
玉木宏
芝野健夫 役
経営難に陥った企業の再建を手掛ける企業再生家。大手電機メーカー「曙電機」のCRO(最高リスク管理責任者)として再建計画を軌道に乗せた時、恩人である藤村の訃報を受け、彼が残した小さな会社「マジテック」の再生を担うことに。「人を弾く仕事ではなく、人を救う仕事がしたい」という信念を持つ。
貫地谷しほり
藤村浅子 役
「マジテック」の社長である登喜男の娘。経理を担当している。
戸塚純貴
藤村望 役
浅子の弟。父・登喜男と同じ大学を受験するも失敗し、劣等感を抱えながら成長。その後、勉強から逃げるように音楽を始める。
福士誠治
久万田五郎 役
大学でロボット工学を学んでいる時に、「マジテック」社長の藤村と出会う。アメリカで最先端の技術を研究中。
野波麻帆
正木奈津美 役
先天性の難病を抱える幼い娘・希実が「マジテック」のサポートを受けている。
平泉成
藤村登喜男 役
「マジテック」の社長。誰もが慕う、下町の天才的な発明家。通称・博士。
眞島秀和
村尾浩一 役
下町信用金庫支店長代理。芝野と同じ銀行で働いていたが、ある出来事をきっかけに銀行を離れた。芝野に敵対心を抱く。
國村隼
桶本修 役
「マジテック」の工場主任。藤村の創造性に感銘を受け、技術者として会社を支える。
スタッフ
原作 - 真山仁 『ハゲタカ4.5 スパイラル』(講談社文庫刊)
脚本 - 羽原大介
監督 - 井坂聡、松田礼人、棚澤孝義
音楽 - 遠藤浩二
主題歌 - SING LIKE TALKING 「Spiral」(Univesal Connect)
工場監修 - 岩井金属金型製作所
経済監修 - 田中博
ロボット監修 - 森山和道
医療監修 - 高山真一郎
技術協力 - フォーチュン
照明協力 - Kカンパニー
美術協力 - BEENS
CG - マリンポスト
ポスプロ - 三友(MITOMO STUDIO)
チーフプロデューサー - 浅野太(テレビ東京)
プロデューサー - 田辺勇人(テレビ東京)、大高さえ子(スパークル)
制作協力 - スパークル
制作著作 - テレビ東京
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