範子(山口紗弥加)の呼びかけで、由美子(美村里江)、理穂(片瀬那奈)、和樹(桜井ユキ)、麗香(田中みな実)、高校時代の親友5人が久しぶりに集まった。 33歳になり、お互いの近況や高校時代の話で盛り上がる同級生たち。しかし、会計の際、持ち合わせがなかった由美子に2千円を貸した範子は、借用書を書くよう言い出し4人を唖然とさせる。 「借金するなら当然でしょう?」法律に則って生きている範子の“絶対正義”ぶりは変わっていなかった…。
高校卒業間近の1月、高規範子(白石聖)は転校してきた。由美子(桜田ひより)はバスで痴漢されたのを範子に助けられて以来、彼女を慕い、仲間に入れる。
しかし、由美子たちは気づいていなかったのだ。地味で礼儀正しい普通の子だと思われた範子の、本当の素顔に…。法律を唯一無二の基準として生きる範子の正義感は、やがて周囲の人間を容赦なく追いつめるようになっていく。
温情で学生の喫煙を見逃した体育教師・矢沢(水橋研二)と警察官を懲戒解雇に追い込み、廃屋で寒さをしのいでいたホームレスを排除するなど、次第に範子の行動はエスカレートする。“正義のヒロイン”と範子を頼りにしていた由美子たちだったが、一方でその行き過ぎた正義感に違和感を感じ始めていた。
実生活に戻れば、4人はそれぞれ様々な問題を抱えていた。由美子は、失業したあげく酒びたりとなり家で荒れる夫・雅彦(忍成修吾)の代わりにパートを掛け持ちするなど、心身ともに疲れていた。理穂は、夫と経営するインターナショナルスクールで5千万円もの申告漏れを税務調査で指摘され、社員の持ち逃げが発覚。フリージャーナリストとして成功を目指す和樹は、ある脅迫メールに怯えていた。女優として活躍中の麗香は、妻子ある演出家の亮治(神尾佑)と関係を持っていた。
“正義のヒロイン”範子は、友人たちの問題に次々と介入し始める。経費を持ち逃げした社員を範子が突き止めてくれたことに感激した理穂は、会社の経理を範子に手伝ってもらうことに。一方で範子は、麗香の不倫現場に突然現れ不貞行為は違法だと警告。さらには失業した由美子の夫・雅彦を再就職させ、和樹の脅迫メールの犯人を特定し警察に逮捕させた。
その尋常ならざる正義感で問題を解決していく範子は、彼女たちの生活にじわじわと入り込んでいくのだが…。
第1話 2019年2月2日
第3話 2019年2月16日
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