拓(坂口健太郎)の父・真(草刈正雄)が最高検のエリート検察官だと知った楓(川口春奈)は、拓がわざわざ薄給の刑事事件の弁護士をしていることを疑問に思うものの本人には聞けずにいた。
そんな中、お金にならない当番弁護の依頼が舞い込む。弁護するのは、コンビニで現金を奪い店員に怪我を負わせた強盗致傷の容疑で逮捕された21歳の飲食店アルバイト・十勝岳雄(山田裕貴)。担当刑事によると、岳雄は十代の頃から窃盗を繰り返していた札付きのワルだという。接見した拓と楓に対しても態度が悪く、いきなり激昂した岳雄は、自分はやっていないと机を叩く!
岳雄の手に調理師のバイト中にできた無数の切り傷があることに気づく拓だが、自分に疑いの目を向ける楓にキレた岳雄から追い返され、まさかの弁護拒否!岳雄を心配する母・睦美(仙道敦子)から、高校時代にはグレてしまったが今は料理人を目指して洋食屋で真面目に修行をしていた岳雄が強盗をするはずがないと言われる拓と楓。睦美から改めて弁護依頼を受けた拓は、徹底的に検証して戦うことを宣言する!
しかし、テレビ局員の聡子(市川実日子)に集めてもらった事件の情報を見ると、犯行現場の監視カメラ映像に加え現場には指紋が残っており、岳雄は限りなく黒。そんな中、別府所長(杉本哲太)に呼び出された二人は今回の弁護は楓の主導にしたいと提案される。楓は拓の暴走を防げという別府からのプレッシャーを痛感……。
翌日。起訴前弁護で不起訴を勝ち取りたい拓と楓、穂香(趣里)は、有罪となる根拠を崩すために犯行現場のコンビニへ。調べるうちに警察の杜撰な捜査が明らかになるものの、母子家庭で育った岳雄がグレて犯罪に走ったと決めつける近所の人たちの偏見に、楓は憤りを覚える。
岳雄が事件発生時刻にいたと主張する近所のガソリンスタンドを訪ねた三人は、監視カメラに映った岳雄の姿を見つけるが画面の時刻は事件発生時刻より少し早く、アリバイにはならない。現場調査に来ていた検察官の指宿(小市慢太郎)に警察の見込み捜査を訴える拓だが、指宿は『疑わしきは疑われるだけの根拠がある』と拓の父から教わったと話す……。
不起訴を勝ち取るタイムリミットが迫る中、弁護材料が見つからず焦る楓。しかし拓はなぜかガソリンスタンドの向かいの家の庭にあった巨大オブジェに執着し、楓を苛立たせる。そして、留置所では連日の取り調べにより、岳雄が追い詰められていた。
その頃、拓から監視カメラの映像解析を頼まれていた科学者の秋保(藤木直人)はあることに気づく……。果たして偏見が生む冤罪被害を防ぐことができるのか?拓が大暴走の末に見つける真実とは!?
第1話 2019年1月19日「無実の罪から救い出せ!衝撃の科学実験で逆転無罪か!?」
第3話 2019年2月2日「vs白い巨塔!稲妻が暗示する術中死」
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