続編
『記憶捜査2〜新宿東署事件ファイル〜』は、テレビ東京系「金曜8時のドラマ」枠(毎週金曜 20:00〜20:54)で2020年10月23日から同年12月4日まで放送。全7話。
『記憶捜査3〜新宿東署事件ファイル〜』は、テレビ東京系「金曜8時のドラマ」枠(毎週金曜 20:00〜20:54)で2022年11月4日から同年12月16日まで放送された。全7話。
各話あらすじ(2019年1月18日 - 3月1日)全7話 平均視聴率 6.94%
第1話 2019年1月18日「“新宿を全て記憶”伝説の刑事が暴く殺人トリック!!31年越しの復讐と杉のDNA?“昭和64年1月7日”に見た幻の神田川!?」※初回2時間スペシャル(20:00 - 21:48) 視聴率 8.3%
新宿東署刑事・鬼塚(北大路欣也)は通り魔事件の現場へ急行。鋭い土地勘を持つ鬼塚は新米時代も同署配属で、昭和と平成の街を詳細に記憶しており、その能力で犯人を確保するが、重傷を負ってしまう。1年後、車椅子生活になり、データ作りをする司法係長として再任用された鬼塚は、ある事案を不審に思い、部下の咲(上白石萌音)、刑事官の啓太郎(風間俊介)と調べ始める。
第2話 2019年1月25日「49人謎の白骨死体がロッカーに!?"緑と赤 染まる骨"トリック」 視聴率 6.8%
鬼塚(北大路欣也)と親交のあった質店に、人骨が入ったつぼが送られてきた。その直後、公園でも白骨遺体が発見された。鬼塚は、質店に送られた骨が5年前に亡くなった前店主・伸介(春延朋也)ではないかと疑うが、息子・慶介(吉満寛人)は「墓じまい」のため海に散骨したと話す。そんな中、施錠されたままの屋外コインロッカーから49体分の人骨が見つかった。
第3話 2019年2月1日「黒幕は“専業主婦”復讐殺人&特殊サギ!! 逃走時間3分の謎!?」 視聴率 6.2%
鬼塚(北大路欣也)に旧知の主婦・彩(菊池麻衣子)が助けを求めてくる。詐欺グループの被疑者として捕まったという。彩の携帯電話から共犯者に指示が出ていたが、彼女は「携帯電話を契約した覚えがない」と容疑を否認。共犯者は逃走中、二つの店を走り抜けていた。どちらかの店に金を受け取った人物がいるとみて、啓太郎(風間俊介)と咲(上白石萌音)は聞き込みを進める。
第4話 2019年2月8日「偽装殺人トリック!!7千分の1の失踪者が犯人!? 消えたスマホ」 視聴率 6.5%
新宿東署に血塗られたナイフを持ったベトナム人・ダットが駆け込んできた。勤め先の工務店社長・牧野(河西健司)を刺殺した容疑で取り調べを受けるが、容疑を否認する。牧野の妻・智子(遊井亮子)によると、ダットは前日に牧野から怒られていた。やがて、牧野が、ダットを不法滞在と知りながら雇った可能性が浮上する。鬼塚一路(北大路欣也)は自身の過去を重ねながら推理を進める。
第5話 2019年2月15日「寄席に逆立ち死体!?深夜2時59分の血痕…"奇妙な形"の凶器」 視聴率 6.6%
寄席で銀行員・翔(山田悠介)の遺体が発見され、落語家・橘亭昭平(相島一之)の演者札に翔の血液指紋が。啓太郎(風間俊介)の捜査から、翔は頻繁に昭平の高座を訪れていた。だが、咲(上白石萌音)の聞き込みや翔の母親・聡子(栗田よう子)の証言では彼に落語を見る趣味はないという。鬼塚(北大路欣也)は、翔の所持品であるセールス用の金融商品の資料と、古い時計が気に掛かる。
第6話 2019年2月22日「"永久死体"の殺人トリック!?白い帽子と1964年10月10日の謎」 視聴率 7.4%
鬼塚(北大路欣也)は窃盗常習犯・真島が盗んだ白い中折れ帽に目を留める。それは1964年の東京オリンピック開会式の衣装のようで、わずかに血が付いていた。咲(上白石萌音)がごみ屋敷と化した被害者宅を訪れると、ごみの下敷きとなった住人・勝呂の遺体が。その手には赤いブレザーが握られていた。淳子(余貴美子)らの鑑識により勝呂の死亡推定時期は約4カ月前と分かる。
最終話 2019年3月1日「353万人が目撃者!?"迷宮"新宿駅大捜索 警察官毒殺トリック」 視聴率 6.8%
盗難品の懐中時計に鬼塚(北大路欣也)の血液指紋が付いていた。また、司法係の鬼塚の前任者で、突然辞職した青木(石井正則)の遺体が東京・新宿駅西口で発見される。鬼塚は、時計の持ち主が通り魔事件の被害者・千夏(森矢カンナ)だと思い出す。鬼塚は千夏の父・勇(大友康平)から、彼女が失踪したと聞く。そして失踪後、青木が千夏を訪ねて来たことが判明し…。
概要
新宿東署刑事課司法係を舞台にした北大路欣也主演の刑事ドラマ。管轄区域・新宿の街並みに完璧な記憶を持つ車いすの刑事・鬼塚一路が、見落とされそうな手付かず案件を追い、昭和と平成、両方の“記憶の街”を頭に描くことで事件解決の糸口を見つけ出していくさまを描く。
ストーリー
定年間際となった警視庁新宿東署刑事課捜査一係の刑事・鬼塚一路(北大路欣也)は、無差別殺傷事件で犯人を追い詰めるが、逮捕の際にナイフで刺され負傷してしまう。両脚の機能を失った鬼塚は、1年後、警視庁により再任用され、車いす生活でありながら内勤の刑事課司法係長として再び新宿東署に配属される。
鬼塚の部下・遠山咲(上白石萌音)と任務にあたっていると、そこに警視庁捜査一課・管理官のポジションから、新宿東署の刑事官として神啓太郎(風間俊介)が送り込まれてくる。鬼塚は、捜査官が自殺で処理していた認知票が気になり3人で捜査を進める。
キャスト
鬼塚一路(おにづか いちろ)
演 - 北大路欣也
新宿東警察署刑事課司法係の係長。1年前まで新宿東警察署に刑事として勤務していた。定年前の事件で容疑者に襲われそうになった民間人を守ったことで両足の機能を失い、車椅子生活となった。未解決案件の多さを憂慮した新宿東警察署に再任用された。卓越した記憶力を誇り、この記憶力が事件推理への大きな武器となる。
神啓太郎(じん けいたろう)
演 - 風間俊介
新宿東警察署刑事課司法係に配属された刑事官で、元警視庁刑事部捜査第一課の管理官。卓越した捜査能力と記憶力を誇る鬼塚から捜査のノウハウを学ぶために配属された。
遠山咲(とおやま さき)
演 - 上白石萌音
新宿西警察署地域課地域総務係から新宿東警察署刑事課司法係に配属された刑事志望の女性。鬼塚の部下としてともに任務に当たるが、刑事志望のため捜査意欲は十分で、司法係としての仕事より事件の捜査を望んでいる。
山崎清(やまざき きよし)
演 - 内田朝陽
新宿東警察署刑事課捜査一係の刑事。階級は巡査部長。少々粗暴な面はあるが、情には厚い。
本田太一(ほんだ たいち)
演 - 松本大志
新宿東警察署刑事課捜査一係の刑事。階級は巡査部長。普段からあまり喜怒哀楽を表には出さないタイプだが、仕事は真面目。
烏丸将司(からすま しょうじ)
演 - 勝野洋
新宿東警察署署長。階級は警視正。常に新宿東警察署界隈が犯罪の温床になっていることを嘆いている。
十河正美(そごう まさみ)
演 - 宅麻伸
警視庁刑事部捜査第一課課長。階級は警視正。鬼塚の下で捜査のノウハウを学ばせるために、啓太郎を新宿東警察署の司法係に配属させる。
栗田史郎(くりた しろう)
演 - 石黒賢
新宿東警察署刑事課捜査一係係長。階級は警部補。鬼塚とは旧知の仲で刑事としての実力を認めてはいるが、司法係として様々な案件に徹底的にこだわる鬼塚に対しては少し不快感を抱いている節がある。
木地本淳子(きじもと じゅんこ)
演 - 余貴美子
新宿東警察署鑑識課係長。階級は警部補。鬼塚とは旧知の仲であり、類稀なる能力を持つ鬼塚の実力を認めている。鬼塚が司法係として係わる事件についての情報を伝える役割を持つ。
ゲスト
第1話
緑川江津子 - 水野久美
田沼行雄 - 金井勇太
森千夏 - 森矢カンナ
飯村勇斗 - 長谷川朝晴
塚串治臣 ‐ 志村東吾
若林修 ‐ 尾上寛之
黒澤昭夫 - 山田明郷
第1話・第2話
磯島慶介 - 吉満寛人
第1話・第6話(回想)・最終話
青木元(元・新宿東署司法係、遠山咲の前任者) ‐ 石井正則
第2話
沢珠美 - 床嶋佳子
磯島伸介 - 春延朋也
篠村栄泉 - 浜田晃
篠村幾代 - 吉田幸矢
篠村誠 - 尾関伸次
久藤由紀 - 山本文香
松井洋一 - 山本圭祐
菊池聖子 - 三木くるみ
第2話・第3話
小河原彩(鬼塚と顔見知りの主婦) - 菊池麻衣子
第3話
牧村洋二 - 大石吾朗
高橋久美子 - 寺田千穂
鈴木慶子 ‐ 松本海希
林大樹(詐欺グループの出し子役) - 笠松将
郡司敏明 - 佐藤孝之
若松精一 ‐ 田本清嵐
小河原隆司(小河原彩の夫) ‐ 尾崎右宗
武藤啓二 - 徳井優
第3話・第4話
グエン・ヴァン・ダット(ベトナム人、マキノ工務店で働く技能実習生) - ブイ・ギー
第4話
牧野茂(マキノ工務店の社長) - 河西健司
牧野智子(牧野茂の妻、30歳年下) - 遊井亮子
第4話・第5話
手塚山翔(銀行員) - 山田悠介
第5話
橘亭昭平(落語家)/沢辺誠(和子の息子) - 相島一之
沢辺和子(手塚山翔の顧客) - 岩本多代
手塚山聡子(手塚山翔の母親) - 栗田よう子
瀬尾仁美(手塚山翔の同僚) - 馬渕英里何
岡部吉郎(手塚山翔の上司) - 山田純大
橘亭三昭(橘亭昭平の弟子) - 碓井将大
橘亭平八(前座時代の橘亭昭平) - 秋元貴秀
第6話
勝呂勝昭(ゴミ屋敷の住人) - 綾田俊樹
榊原明子(勝呂の妹) - 丘みつ子
加藤徹子(ゴミ屋敷の大家) - 比企理恵
高橋洋二(ゴミ屋敷の近所に住む住人) - おかやまはじめ
榊原大祐(榊原明子の孫) - 松尾潤
井上隆(区民相談センター職員) - 立川志の太郎
清水邦子(ゴミ屋敷の近所に住む住人) - 渡辺志保
真島辰則(窃盗常習犯) - 高橋佑一郎
鬼塚昭路 - 鈴木将一朗
第6話・最終話
若林修(警視庁捜査一課刑事、元・新宿東署地域課勤務) - 尾上寛之
最終話
田沼行雄 - 金井勇太
森千夏(「早稲田通り魔事件」被害者) - 森矢カンナ
森勇(森千夏の親族) - 大友康平
国見明 - 湯江タケユキ
スタッフ
脚本 - 櫻井武晴
監督 - 塚本連平、白川士
警察監修 - 尾崎祐司
医療監修 - 中澤暁雄
アクションコーディネーター - 諸鍛冶裕太
VFX - gracias
技術協力 - WING-T
美術協力 - フジアール
チーフプロデューサー - 濱谷晃一(テレビ東京)
プロデューサー - 浅野太(テレビ東京)、井上竜太(ホリプロ)、川島永次(ホリプロ)
制作 - テレビ東京、ホリプロ
主題歌 - Toshl 『幸せのちから』(Virgin Music)
番組公式サイト
記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜 - Wikipedia