2018年12月28日

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『後妻業』(ごさいぎょう)のタイトルで2019年1月22日から関西テレビ制作・フジテレビ系の「火曜21時枠」(火曜21:00 - 21:54)で放送された。全9話。主演は木村佳乃。


各話あらすじ(2019年1月22日 - 3月19日)全9話 平均視聴率 6.18%
第1話 2019年1月22日「最強の悪女が高齢者の遺産を狙う!愛と欲望渦巻くバトル開幕」※初回15分拡大(21:00 〜 22:09)
 遺産目当てで資産家の老人を狙い結婚する「後妻業」。小夜子(木村佳乃)は、大阪にある結婚相談所の社長・柏木(高橋克典)が裏で営む後妻業のエースだ。その小夜子と1カ月前に結婚した元教師・耕造(泉谷しげる)が意識不明の状態に陥った。小夜子から連絡を受けた長女の尚子(濱田マリ)、次女で東京在住の朋美(木村多江)は駆け付けた病院で初めて父の再婚を知る。

第2話 2019年1月29日「莫大な遺産を強奪!悪女が動く運命の夜」
 小夜子(木村佳乃)と柏木(高橋克典)は、入院中の耕造(泉谷しげる)の自宅にある金庫の解錠に成功。定期預金や投資信託の現金化を急ぐ。程なく、耕造の容体が安定。主治医から転院を求められ、小夜子から連絡を受けた朋美(木村多江)は大阪へ。その朋美の依頼で、府警時代の後輩・橋口(平山祐介)に小夜子の正体を探らせている探偵の本多(伊原剛志)は、小夜子と遭遇する。

第3話 2019年2月5日「夫たちの死の真相!悪女の衝撃告白とは」
 小夜子(木村佳乃)は早くも、次のターゲットの富樫(佐藤蛾次郎)に接触。一方、本多(伊原剛志)は、小夜子の3番目の夫・武内(綾田俊樹)の息子の妻・香代(平岩紙)から事情を聞く。朋美(木村多江)は本多から、これまでの3人の夫が小夜子とは結婚相談所「微祥」で出会ったと聞き、父も犠牲者だと確信。本多と共に、小夜子の同業者である瀬川(とよた真帆)に会う。

第4話 2019年2月12日「火花散らす正面衝突悪女の哀しい過去!」
 小夜子(木村佳乃)の次のターゲット・富樫(佐藤蛾次郎)に関する情報を得た本多(伊原剛志)は柏木(高橋克典)を直撃し、あえて手の内を明かし反応をうかがう。さらに、片棒を担ぐ司法書士・新井(河本準一)にも揺さぶりを掛ける。朋美(木村多江)は報告に訪れた本多に事実婚の夫・司郎(長谷川朝晴)を紹介。その頃、柏木の元には、小夜子の弟・博司(葉山奨之)が…。

第5話 2019年2月19日「第2章突入!夫婦の修羅場と悪女の逆襲」
 本多(伊原剛志)のことが気になる柏木(高橋克典)は、彼を調べるため、東京で博司(葉山奨之)に朋美(木村多江)を尾行させることに。小夜子(木村佳乃)には現在のターゲットに代え、新たに豪邸で独り暮らしの元開業医・笹島(麿赤兒)を紹介する。一方、司郎(長谷川朝晴)との仲がぎくしゃくする朋美に、姉・尚子(濱田マリ)を介して大阪でのリフォームの仕事が舞い込む。

第6話 2019年2月26日「不倫妻決死の反撃!ついに次の殺人決行」
 小夜子(木村佳乃)は笹島(麿赤兒)に遺言を公正証書にしてほしいと頼む。柏木(高橋克典)は博司(葉山奨之)から再度送られてきた朋美(木村多江)と本多(伊原剛志)の画像を、小夜子に見せる。本多は、小夜子と司法書士の新井(河本準一)が、笹島邸に入って行くのを目撃。それを聞いた朋美は、自分にリフォームを依頼した笹島が、小夜子の新たな獲物だという偶然に驚く。

第7話 2019年3月5日「資産家殺害の真実!ドロ沼不倫妻の決断」
 朋美(木村多江)と本多(伊原剛志)は、小夜子(木村佳乃)を呼び出して新井(河本準一)と共に笹島(麿赤兒)の屋敷に入る写真を提示し、マスコミが飛び付くと明言。朋美の父の遺産の遺留分として相続権の半分を要求し、応じないなら記者会見を開いて民事裁判で争うと宣告する。その話を聞き、朋美達の本気を確信した柏木(高橋克典)は、朋美に本多抜きで話がしたいと告げる。

第8話 2019年3月12日「逆詐欺師からの襲撃悪女の涙と大ピンチ」
 これまで後妻に入った老人たちとは違い、紳士的で男の色気が漂う舟山(中条きよし)にすっかり魅了された小夜子(木村佳乃)は、彼からのプロポーズに今までとは違う、女としての喜びを感じる。一方、博司(葉山奨之)と会うために上京していた柏木(高橋克典)は、プロポーズされたことをうれしそうに報告する小夜子の言葉に、複雑な感情を抱く。

最終話 2019年3月19日「壮絶なだまし合い!悪女の大金強奪作戦」
 暴力団員の喜宜(松尾諭)への対応を思案する柏木(高橋克典)は、写真を届けに来た博司(葉山奨之)に、小夜子(木村佳乃)本人へ母親なのを知っていると伝えてはどうかと提案する。朋美(木村多江)に小夜子らとの縁を切らせたい本多(伊原剛志)は柏木を再び訪ね、調査内容を記した手帳を買わないかと持ち掛ける。一方、小夜子は柏木に新たな標的を探すよう依頼するが…。

各話視聴率


原作概要
『後妻業』は、黒川博行の小説。『破門』で直木賞を受賞した後の第1作で、『別冊文藝春秋』2012年3月号から2013年11月号まで連載され、2014年8月30日に文藝春秋から単行本が刊行された。

高齢者の遺産を狙った犯罪を題材にしており、実際に起こった事件に本書の題名が用いられることがある。

『後妻業の女』(ごさいぎょうのおんな)と題して大竹しのぶ主演で映画化され、2016年8月に公開された。


ドラマ概要
大竹しのぶ主演で映画化もされた、直木賞作家・黒川博行の同名小説を、木村佳乃主演で連続ドラマ化。資産家の老人を狙って遺産相続目当ての結婚詐欺を行う“後妻業”をテーマに、男をたぶらかすのが天才的な後妻業のエース・武内小夜子が大阪を舞台に暴れ回る痛快サスペンス。


ストーリー 
舞台は大阪。武内小夜子(木村佳乃)は、結婚相談所「微祥」の経営者・柏木亨(高橋克典)と手を組んで、資産家の老人を狙い遺産相続目当ての結婚詐欺を謀る“後妻業”を行っていた。

一方、縁遠くなっていた父親・中瀬耕造(泉谷しげる)が病院に運ばれたと聞いて駆け付けた中瀬朋美(木村多江)は、そこで初めて耕造の後妻である小夜子の存在を知る。小夜子に父親の遺産を全て奪われることを阻止するため、朋美は、大学のゼミの先輩で私立探偵の本多芳則(伊原剛志)に、小夜子の調査を依頼。本多は、次第に小夜子と柏木の秘密に迫っていく。


キャスト
武内小夜子(たけうち さよこ)
演 - 木村佳乃
男を手玉に取る生まれつきの才能の持ち主であり、結婚相談所「ブライダル微祥」の経営者である柏木亨と共に、資産家の老人をターゲットに遺産目的で結婚詐欺を行う所謂後妻業を稼業としている女性。今まで3人の男と入籍と除籍を続けてきたほど、後妻業として一流の腕を持つ。高価な宝石やブランド物などの派手なものが大好物の悪女ではあるが、時折ズレた言動をとるなど憎めないところもある。柏木の手引きにより、遺産目的で元教師の中瀬耕造の後妻となる。10年前、かつて交際していた男性の借金の形として風俗店に売られていたところに、柏木から声をかけられて後妻業となった。

柏木亨(かしわぎ とおる)
演 - 高橋克典
結婚相談所「ブライダル微祥」の経営者。だがそれは表向きであり、その正体は何人もの後妻業の女性を雇い入れている首謀者であり、金と女性に目がない。自身の指示を無視して自由奔放に行動する小夜子に対して不満を感じることも少なくないが、彼女の腕は認めており、良き相棒として共に行動している。手に入れた遺産は小夜子と折半している。

中瀬朋美(なかせ ともみ)
演 - 木村多江
中瀬家の次女。知的で負けん気が強いキャリアウーマン。幼少時から野心家であり、高校時代から自立し、東京へ上京して生活している。内縁の夫の佐藤司郎と共に建設設計事務所を経営している。姉の西木尚子から父の耕造が倒れて病院へ搬送されたことを聞き、大阪へ駆けつけたときに、耕造が小夜子と再婚していたことを知り、以降は彼女を敵視している。

本多芳則(ほんだ よしのり)
演 - 伊原剛志
朋美の大学時代のゼミの先輩。現在は私立探偵を経営している。かつては大阪府警のマル暴刑事であったが、借金取りに追われていた母子を助けるために、警察の内部情報をヤクザに流出させたことが知られてしまい、依願退職を余儀なくされた。現在はその母子の生活を支えている。朋美から小夜子のことを聞かされ、彼女のことを後妻業だと確信し、朋美からの調査依頼を受け、小夜子と柏木を追跡していく。

ブライダル微祥
黒澤博司(くろさわ ひろし)
演 - 葉山奨之
小夜子の弟。チンピラであり、悪事に手を染め刑務所に服役していたが、最近になって出所してくる。小夜子と柏木が後妻業で荒稼ぎしていることを知り、彼女たちから金をせびっていく。

瀬川頼子(せがわ よりこ)
演 - とよた真帆
小夜子の後妻業仲間。アルコール依存症気味。後妻業を成功させたことが一度も無いほど腕が極めて低く、柏木から呆れられている。

佐藤・中瀬建築設計事務所
佐藤司郎(さとう しろう)
演 - 長谷川朝晴
朋美の内縁の夫。彼女と共同経営している。スタッフと雇った朋美より若く美しい山本絵美里に好意を抱くようになり、朋美との夫婦関係が少しずつ悪化していく。朋美のことを「もっちゃん」と呼んでいる。

山本絵美里(やまもと えみり)
演 - 田中道子
スタッフとして雇われた女性。2級建築士の資格を持っている。負けず嫌いな性格のスタイル抜群で容姿端麗な美女であり、朋美と言い争いになることもある。離婚歴がある。

中瀬家
西木尚子(にしき なおこ)
演 - 濱田マリ
朋美の姉で長女。現在は結婚して西木姓となっており、夫と息子の3人家族で耕造が建てた家で生活している。

中瀬耕造(なかせ こうぞう)
演 - 泉谷しげる
朋美と尚子の父親。かつては教師だった。十数年前に妻を亡くしたのを機に結婚相談所に登録し、二度の再婚歴がある。小夜子の遺産目的の餌食にされ、彼女と関係を持ち、再婚する。娘たちとは長年会っておらず、小夜子と再婚するまでは一人暮らしであった。小夜子とのデートの最中に脳梗塞で倒れ入院し、一時は容態が持ち直すも、彼女に静脈内に空気を注射され、容態が急変し、息を引き取る。

その他
三好繭美(みよし まゆみ)
演 - 篠田麻里子
柏木の通いつけのクラブのホステス。柏木に気に入られているが、彼のことを金づるとしか考えていない。

橋口健太郎(はしぐち けんたろう)
演 - 平山祐介
大阪府警の警察官で本多の元部下。小遣い稼ぎのため、彼に警察の内部情報を渡している。

新井欽司(あらい きんじ)
演 - 河本準一
司法書士。柏木の会社のアドバイザーとしての他に、小夜子の後妻業の悪事にも協力している。

奥本(おくもと)
演 - 木下政治
大成銀行支店長。

武内宗次郎(たけうち そうじろう)
演 - 綾田俊樹
小夜子の3番目の夫。

武内香代(たけうち かよ)
演 - 平岩紙
宗次郎の義理の娘。

富樫幹夫(とがし みきお)
演 - 佐藤蛾次郎
大手外食チェーン「うどんのトガジ」会長。現在は認知症を患っており、家族とは疎遠。高級老人ホームに入居している。

笹島雅樹(ささじま まさき)
演 - 麿赤児

田所房代(たどころ ふさよ)
演 - みやなおこ

舟山善春(ふなやま よしはる)
演 - 中条きよし

舟山善宣(ふなやま よしのぶ)
演 - 松尾諭

スタッフ
原作 - 黒川博行『後妻業』(文藝春秋刊)
脚本 - 関えり香、阿相クミコ
演出 - 光野道夫(共テレ)、都築淳一(共テレ)、木村弥寿彦(カンテレ)
音楽 - 眞鍋昭大
企画・プロデュース - 栗原美和子
プロデュース - 杉浦史明(カンテレ)、萩原 崇(カンテレ)、水野綾子(共テレ)
制作 - カンテレ、共テレ

主題歌 - 宮本浩次「冬の花」


番組公式サイト
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