概要
新米刑事が大泥棒の知識とアドバイスによって“真の刑事”に成長していく新感覚の刑事ドラマ。刑事の斑目勉をSexy Zoneの中島健人が、斑目の相棒となる伝説の大泥棒・煙鴉(けむりがらす)を遠藤憲一が演じる。
中島はゴールデン・プライム帯の連続ドラマは初主演。遠藤とは「チーム・バチスタ第2弾 ナイチンゲールの沈黙」(フジテレビ系)以来、9年ぶりの共演となる。
ドラマタイトルは、盗犯捜査をする三課の刑事が、通称・泥棒刑事、略して“ドロ刑”と呼ばれることにちなんだもので、聞き込み、張り込み、尾行など、やらない捜査はないと言われるほど“ドロドロになりながら捜査する刑事”の意味もある。
ストーリー
窃盗犯の捜査をする警視庁捜査三課第13係の新米刑事・斑目勉(中島健人)は、配属早々に警察組織の論理や現実を目の当たりにして、すっかりやる気を失くしていた。そんな時、これまでの目撃者ゼロ、痕跡ゼロで誰も姿を見たことのない伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)と出会う。
煙鴉は、なぜか事あるごとに斑目にちょっかいを出し、捜査協力までしてくれるようになる。次第に刑事として成長する斑目だが、煙鴉の真の狙いは何か、煙鴉を捕まえるべきなのか、そして、正義とは何かを自らに問いかけるようになる。
キャスト
斑目勉(まだらめ つとむ)〈25〉
演 - 中島健人(Sexy Zone)
平成6年2月14日生。血液型O型。
私立慶明大学法学部政治学科卒業。
職員番号第150124号
階級:巡査部長
経歴:港区汐留警察署地域課汐留交番勤務 → 警視庁刑事部捜査第三課13係
第1話当初、警視庁刑事部捜査第三課への異動を、プライベート重視の為、定時退庁ができないことや、週休2日制では無いことを理由に拒否をしていたが、汐留警察署署長の命令により渋々異動を了承した。携帯電話の着信音は「犬のおまわりさん」。
煙鴉(けむり がらす) / 北岡剛 (きたおか たけし)〈55〉
演 - 遠藤憲一
伝説の大泥棒。最終話にて本名が判明し、妻(美咲)と息子(由紀夫)を亡くした原因への復讐のために行った泥棒行為で、全ての事件に関連性があると分かった。
警視庁刑事部捜査第三課13係
鯨岡千里(くじらおか ちさと)〈46〉
演 - 稲森いずみ
係長。
13係を設立したのは煙鴉を逮捕するためだった。
最終話終盤にて判明したが、煙鴉(本名:北岡剛)の妻(美咲)と親友であったため、出世のことしか考えていない女刑事のふりをし、13係のメンバーと、煙鴉の捜査をした。
皇子山隆俊(おうじやま たかとし)〈34〉
演 - 中村倫也
昭和59年9月24日生。血液型A型。
私立東法大学法学部法学科卒業。
経歴:平成18年4月警視庁警察学校入学→平成19年10月警視庁千代田警察署地域課配属→刑事課配属→平成21年巡査部長昇任
警部補。元捜査一課のエリート。30歳の時、ある特殊な趣味が原因となり左遷されたのではという話がある。
左門陽作(さもん ようさく)〈51〉
演 - 板尾創路
警部補。元モサ専門刑事。離婚歴がありバツ3。無類の酒好きでアル中だという噂がある。また、長年の勤務により膝を悪くしている。
勝手田利治(かってだ としはる)〈44〉
演 - 丸山智己
巡査部長。元指名手配専門の刑事。趣味は筋トレ。ケンカっ早く、暴力沙汰の過去があり、大堂吾郎(黒蛇)を目の前で取り逃がしている。同じく13係の小平に好意を寄せている。
宝塚瑤子(たからづか ようこ)〈40〉
演 - 江口のりこ
警部補。変装の達人。趣味はギャンブル。普段の服装はジャージ。
小平美希(こだいら みき)〈26〉
演 - 石橋杏奈
巡査部長。音楽大学を卒業後、警視庁へ入庁し、音楽隊へ所属していた。絶対音感があるらしい。音楽隊所属だったため、刑事としての経験は皆無。
困ったときにはオカリナを演奏する。猫を被っているが、私生活では1人酒を楽しんでいる。
細面隆一(ほそおもて りゅういち)〈44〉
演 - 野間口徹
巡査部長。犯罪の手口捜査のスペシャリスト。閉所恐怖症のうえ、極度の人見知りが原因で現場に出ることができないために左遷させられる。
その他の人物
宵町時雄(よいまち ときお)〈35〉
演 - 生島翔
バーのマスター。
霞沙織 (かすみ さおり)〈30〉
演 - 田中道子
警視庁科学捜査研究所の研究員。
真鍋茂樹
演 ‐ 本田博太郎
警視総監。
ゲスト
第1話
瀬戸正次郎(キツツキのマサ)〈57〉
演 - 高橋克実
村岡清十郎
演 ‐ 小市慢太郎
塩田署長
演 ‐ おかやまはじめ
スリ
演 ‐ ひょっこりはん
第2話
大堂吾郎(黒蛇)
演 - 笹野高史
タクシー運転手
演 - 喜屋武豊(ゴールデンボンバー)
第3話
河原順平(タナカ)
演 - 寛一郎
石森大毅〈45〉
演 - 小山力也]
支店長
入江慎也(カラテカ)
ペンションのオーナー
矢部太郎(カラテカ)
第4話
大文銀次(機械屋銀次)
演 - 杉本哲太
女スリ(茨城くのいちのメンバー)
演 - ジャガー横田
外山刑事
演 ‐ 出合正幸
内田刑事
演 ‐ 岡部尚
第5話
東村洋介(白昼のコウモリ)〈70〉
演 - 三遊亭好楽
木元昌平
演 ‐ 森岡龍(第9話)
矢島刑事
演 ‐ 湯江タケユキ
勝手田のトレーニング仲間の刑事
演 - 畠山健介、真壁伸弥(サントリーサンゴリアス)
第6話
鳥飼和子(無錠の空き)〈55〉
演 ‐ 余貴美子
幸恵
演 ‐ 川島海荷
鳥飼修
演 ‐ 伊藤正之
情報屋
演 ‐ 森下能幸
第7話
安斎隆
演 ‐ 神保悟志
米田卓三(カメレオンの卓)
演 ‐ 半海一晃
鬼塚響子
演 ‐ 猫背椿
中井直人
演 ‐ 俵木藤汰
木島満
演 ‐ 竹井亮介
板倉源蔵
演 ‐ 田口主将
板倉文子
演 ‐ 藤夏子
内藤靖恵
演 ‐ 篠塚登紀子
若い医師
演 - 渋谷謙人
西山看護師
演 ‐ ゆいP(おかずクラブ)
東山看護師
演 ‐ オカリナ(おかずクラブ)
第8話
小沼誠一(偽煙鴉)
演 ‐ 大友康平
浜田律子
演 ‐ 上杉二美
大久保盛男
演 ‐ 上島竜兵(第9話・最終話)
第9話
七波隆
演 ‐ 須永慶(最終話)
阿川義一
演 ‐ 本村健太郎(最終話)
田中悟
演 ‐ 肥後克広
伴清彦
演 ‐ 村松利史(最終話)
皇子山真里
演 ‐ 真魚(最終話)
最終話
龍崎一郎
演 ‐ 渡辺哲
近藤健二
演 ‐ 高橋洋
スタッフ
原作 - 『ドロ刑』福田秀(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載])
脚本 - 林宏司
演出 - 大谷太郎、中島悟、高橋朋広
音楽 - 木村秀彬
サウンドデザイン - 石井和之
タイトルバック - ファンタジスタ歌麿呂
警察監修 - 古谷謙一
アクションコーディネート - 釼持誠
チーフプロデューサー - 池田健司
プロデューサー - 能勢荘志、次屋尚、関川友理
制作協力 - The icon
製作著作 - 日本テレビ
主題歌 - Sexy Zone「カラクリだらけのテンダネス」(ポニーキャニオン)
各話あらすじ(2018年10月13日 - 12月15日) 全10話 平均視聴率 8.75%
第1話 2018年10月13日「新米刑事を大泥棒が育てる!?異色バディが事件を解決!!まさかの大逆転劇」※初回15分拡大(22:00 - 23:09)
「公務員で安定している」との理由で警察官になった斑目(中島健人)はなぜか警視庁捜査三課の刑事に抜てきされる。残業が嫌いなため意気消沈した斑目は、バーで先客(遠藤憲一)に愚痴をこぼす。先客は実は、誰も姿を見たことがない大泥棒・煙鴉。以前、犯行現場で煙鴉の残り香を嗅いだ斑目は正体を言い当てるが、証拠固めが大変だから逮捕しないと言う。そんな中、斑目は伝説の空き巣・瀬戸(高橋克実)を追うことになる。
第2話 2018年10月20日「刑事×泥棒最強バディvs忍び込みのプロ執念の復讐劇」
捜査第三課13係は係長・鯨岡(稲森いずみ)の下、精鋭揃いとは名ばかりで問題刑事を集めた新部署。そこに配属された斑目(中島健人)は、‘ノビ’つまり家人が寝静まった後に忍び込む窃盗犯の大堂(笹野高史)を追うことに。元捜査一課のエリート・皇子山(中村倫也)ら他の面々はやる気がないが、なぜか元指名手配犯専門捜査官の勝手田(丸山智己)だけは捜査に燃えていた。そんな勝手田をいぶかる斑目の前に再び煙鴉(遠藤憲一)が現れる。
第3話 2018年10月27日「潜入捜査で大ピンチ!?天才ハッカーと哀しみの救出劇」
勝手田(丸山智己)から後継者と見込まれた斑目(中島健人)だが、教えられるお茶くみや掃除に意味を見いだせずうんざり。そんな中、窃盗団による金塊強奪事件が発生。しかし、13係に見切りをつけた鯨岡(稲森いずみ)は、それより自転車泥棒を追って点数稼ぎをするよう指示する。やる気を失った斑目だが、煙鴉(遠藤憲一)の導きにより窃盗団の順平(寛一郎)と出会い、意気投合。彼から仲間に誘われた斑目は、初めての潜入捜査に挑む。
第4話 2018年11月3日「スリvs刑事一瞬の真剣勝負!!義理と人情と涙の鎮魂歌」
大規模な‘コミフェス’開催に合わせてすり集団が東京に集結するという情報が入った。そこで第三課の各係がすりの検挙数を競うことになり、鯨岡(稲森いずみ)は13係に気合を入れる。元すり専門の左門(板尾創路)と組む斑目(中島健人)は街中を歩き回る彼の捜査手法に疲弊。煙鴉(遠藤憲一)は斑目に、現行犯確保が原則のすり逮捕の難しさを語る。そんな折、左門と斑目の前に史上最高のすりと呼ばれる銀次(杉本哲太)が現れる。
第5話 2018年11月10日「相棒に殺人容疑!?老いた泥棒の悲劇と友情!」
鯨岡(稲森いずみ)は捜査に非協力的な皇子山(中村倫也)の動向を探るため、エリートの仕事だと斑目(中島健人)をだまして彼を調べさせる。一方、自称‘ジャーナリストの西野’だという煙鴉(遠藤憲一)の正体を疑う皇子山は彼を尾行中、古い一軒家で起きた殺人事件に遭遇。近くで煙鴉を見たことから、その犯行を疑う。そんな中、斑目は所轄の刑事と共に、空き巣常習犯‘白昼の蝙蝠(こうもり)’こと東村(三遊亭好楽)を捜査するが…。
第6話 2018年11月17日「万引主婦は大泥棒!?引き裂かれた家族!母娘真実の絆」
泥棒を盗んだ家に連れて行って1件1件確認する「引き当たり捜査」を任された美希(石橋杏奈)は初めての大仕事に緊張する。その補助役として瑤子(江口のりこ)と皇子山(中村倫也)、そして運転手兼写真係で斑目(中島健人)も同行することに。被疑者は初犯だが65件もの窃盗を自白している専業主婦・和子(余貴美子)。一同は留置場から和子を引き取って車で出発するが、斑目も美希も和子の軽口に乗せられ、心を許してしまう。
第7話 2018年11月24日「白い巨塔に潜入捜査!!大学病院の闇!!真実の緊急手術」
煙鴉(遠藤憲一)が姿を消したと斑目(中島健人)から聞き、疑惑を深める皇子山(中村倫也)。そんな中、13係は‘変装の達人’瑤子(江口のりこ)をリーダーに、病院専門の窃盗犯が出没する大学病院へ。看護部長・鬼塚(猫背椿)に案内された一同は、医師などを装い潜入捜査を始める。その頃、皇子山は自称・西野こと煙鴉の部屋を無断で探っていた。一方、斑目は有名医師・安斎(神保悟志)の手術ミス隠蔽(いんぺい)疑惑を知る。
第8話 2018年12月1日「相棒のニセ者登場!?暴かれた13係の秘密!!母娘の涙」
手口捜査官の仕事をコンピューターに取られた細面(野間口徹)は、リストラにおびえる日々。一方、斑目(中島健人)は煙鴉(遠藤憲一)との再会を喜ぶが、煙鴉は「大人の言うことは信用するな」と告げる。そんな折、警視庁の窓を割って逮捕された男(大友康平)が、自分は‘煙鴉’だと自白。それ以上は身元を語らず、取り調べに当たる13係の面々の秘密を次々と暴露する。
第9話 2018年12月8日「ついに最終章!!最後の敵は相棒!?大泥棒の悲しい真実」
煙鴉(遠藤憲一)を捕まえると宣言する鯨岡(稲森いずみ)。以前から煙鴉を妹・真里の敵と狙う皇子山(中村倫也)はじめ13係が一丸となって逮捕に動く一方、斑目(中島健人)には煙鴉が悪人とは思えない。そんな中、眼前に現れた煙鴉は斑目を利用したと言い放ち、なおもすがる斑目に発砲して腕を負傷させ、逃走。現場にはある会社顧問の名前が書かれたコースターが残されていて…。
最終話 2018年12月15日「涙と感動の最終回!!相棒を撃て!!響け悲劇の銃声!!」
煙鴉(遠藤憲一)が次なるターゲットとして名前を書き残したのは柏田不動産の会長『龍崎一郎』。13係で手分けをし、龍崎の会社周りを警護することになった斑目(中島健人)と瑤子(江口のりこ)、さらに勝手田(丸山智己)と左門(板尾創路)も加勢して厳重すぎる警備体制を敷く。しかし煙鴉の仕掛けた巧妙な罠にはまり、龍崎のポケットに入っていたある物が盗まれてしまう!今まで煙鴉が盗んだ物が全て個人情報に関する物だと気付いた斑目は、煙鴉の目的が何なのか考えを巡らせる…。
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