ナビゲーター役である女優・蒼井優が、各回のドラマパートに出演する俳優(基本一人。複数人の場合もあり)に様々な事柄をインタビュー・トークディスカッションしていくドキュメンタリーパートを組み合わせて放送する「ドキュメンタリードラマ」という形式になっている。
概要
テレビ東京と、漫画業界の人気の指標として毎年注目されている宝島社の大人気ムック「このマンガがすごい!」がタッグを組んだ新感覚ドキュメンタリードラマ。蒼井優がナビゲーターを務め、さまざまな豪華ゲスト俳優を迎えて、好きな漫画について語り合い、実際にその作品のキャラクターを演じるためにどのような役作りをするか聞いていく。さらに、実際に漫画のコマの中にいるキャラクターをゲストが演じるという特殊な方法で、漫画が実写化されるまでの過程を描いていく。
ストーリー
番組ナビゲーターの蒼井優がゲスト俳優たちと共に、好きな漫画への愛情と、漫画のキャラクターを演じるための役作りへのアプローチを語り合う。漫画の実写化で求められる演技とは何か?
俳優同士の演技への追求と、役作りのアプローチを経て、漫画のコマの中に入るという特殊な実写化までの過程を描いた挑戦の記録。
キャスト
蒼井優
蒼井優 役
1985年福岡県生まれ。1999年に、1万人の中からミュージカル「アニー」のポリー役に選ばれデビュー。映画、ドラマのほか、モデルや声優を務めるなど幅広く活躍。今年の第41回日本アカデミー賞では、映画「彼女がその名を知らない鳥たち」で最優秀主演女優賞を受賞している。
スタッフ
ドラマパート原作(順不同) - 手塚治虫『火の鳥』、赤塚不二夫『おそ松くん』(以上、講談社 ほか各社)、つげ義春『やなぎ屋主人』(青林堂 ほか各社)、古谷実『行け! 稲中卓球部』(講談社)、滝本竜彦・大岩ケンヂ『NHKにようこそ!』(KADOKAWA)、サメマチオ『マチキネマ』(宙出版)、皆川亮二『ARMS』、村上もとか『龍-RON-』、藤田和日郎『うしおととら』、ビーパパス・さいとうちほ『少女革命ウテナ』(以上、小学館)、大橋裕之『この役者がすごい!』(描き下ろし)
監督 - 松江哲明
構成 - 竹村武司
チーフプロデューサー - 大和健太郎
プロデューサー - 藤野慎也、山本晃久、涌田秀幸
制作協力 - 角川大映スタジオ
協力 - 宝島社「このマンガがすごい!」
制作 - テレビ東京、C&Iエンタテインメント
製作・著作 - 「このマンガがすごい!」製作委員会
主題歌
OPを歌うアンジュルムは蒼井優がファンであったことからリクエストした。EDを歌う前野健太は毎回の内容をモチーフにその都度ED歌を書き下ろした。
オープニング・テーマ
「タデ食う虫もLike it!」
作詞・作曲 - 前山田健一、編曲 - 鈴木俊介、歌 - アンジュルム(アップフロントワークス/hachama)
エンディング・テーマ
作詞・作曲・歌 - 前野健太
第1回 「ねぇ神様」
第2回 「好きかどうかなんて」
第3回 「私をつくったマンガたち」
第4回 「火ようびなのにサンデー」
第5回 「夢を見させて」
第6回 「恋」
第7回 「ブラック・エンジェル」
第8回 「海はおぼえているだろうか」
第9回 「お前がいなけりゃ」
第10回 「テーブルになりたい」
第11回 「うそをこえて(短いの)」
第12回 「うそをこえて」
各話あらすじ(2018年10月6日 - 12月22日)全12話
第1話 2018年10月5日「森山未來の『うしおととら』」
ナビゲーター蒼井優がお届けする、11人の役者が実写化したいマンガを選び、独自の役作りで、キャラクターと一体化するまでを追った挑戦の記録。第1回は、森山未來。『モテキ』『苦役列車』などに出演し、近年では『怒り』で第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した実力派俳優。実写化したいマンガは、第37回小学館漫画賞少年部門を受賞し、アニメ化もされた『うしおととら』。主人公の少年蒼月潮役に森山が挑む!
第2話 2018年10月12日「 東出昌大の『龍-RON-』」
ゲスト俳優は東出昌大。実写化したいマンガは、第41回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した「龍−RON−」。剣の道を志す主人公・押小路龍役に挑む。
第2話 2018年10月19日「 森川葵の 『NHKにようこそ! 』」
ゲスト俳優は森川葵。実写化したいマンガはアニメ化もされた「NHKにようこそ!」で、主人公を引きこもりから脱却させる美少女・中原岬役に挑む。
第3話 2018年10月26日「でんでんの『おそ松くん』」
ゲスト俳優のでんでんが実写化したいマンガは、赤塚不二夫の名作「おそ松くん」。おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松の六つ子役に挑む。
第4話 2018年11月2日「中川大志の『ARMS』」
ゲスト俳優は中川大志。実写化したいマンガは、第44回小学館漫画賞を受賞したSFアクションマンガ「ARMS」。謎の右腕を持つ主人公・高槻涼役に挑む。
第5話 2018年11月9日「平岩紙の『マチキネマ』」
ゲスト俳優は平岩紙。実写化したいマンガは、サメマチオの短編集「マチキネマ」。12の短編のうちの一つである「最後の昼」の離婚を考える女性を演じる。
第6話 2018年11月16日「山本美月の『少女革命ウテナ』」
ゲスト俳優は山本美月。実写化したいマンガは「少女革命ウテナ」。生徒会役員と「薔薇の花嫁」を賭けた決闘を描いた作品で、主人公・天上ウテナを演じる。
第7話 2018年11月23日「塚本晋也の『やなぎ屋主人』」
ゲスト俳優は塚本晋也。実写化したいマンガは主人公の青年の妄想と現実を描いた、つげ義春の名作短編集「やなぎ屋主人」。塚本自身が監督・出演を務める。
第8話 2018年11月30日「新井浩文と山本浩司の『行け! 稲中卓球部』」
ゲスト俳優は新井浩文と山本浩司。実写化したいマンガは、「ヒミズ」などヒット作多数の人気漫画家・古谷実の伝説的ギャグマンガ「行け!稲中卓球部」。
第9話 2018年12月7日「 神野三鈴の『火の鳥』」
ゲスト俳優は神野三鈴。実写化したいマンガは手塚治虫の「火の鳥」で、望郷編に登場する地球外生物のムーピー役に挑む。
第10話 2018年12月14日「 蒼井優のどのマンガがすごい?」
番組ナビゲーターの蒼井優は、実写化したいマンガのキャラクターを選ぶ事になったが、マンガを決められず悩んでいた。数々のマンガを読んで、蒼井が出した答えとは。
最終話 2018年12月21日)「蒼井優の『この役者がすごい!』」
蒼井優は11人の役者達と過ごしてきた、この番組自体をマンガにして、そのキャラクターを演じたいと提案。マンガ制作を漫画家・大橋裕之にお願いすべく、自宅を訪れる。
番組公式サイト
このマンガがすごい! (ドキュメンタリードラマ) - Wikipedia