2018年10月02日

大恋愛〜僕を忘れる君と TOP

『大恋愛〜僕を忘れる君と』(だいれんあい ぼくをわすれるきみと)は、2018年10月12日から同年12月14日まで、TBS系金曜ドラマ枠(毎週金曜 22:00〜22:54)で放送された。全10話。主演は戸田恵梨香。恋人役にムロツヨシが共演する。物語は脚本を手掛ける大石静の完全オリジナル。


概要
若年性アルツハイマーに冒されてしまった医師と、彼女を明るくけなげに支える元小説家の10年にわたる愛の奇跡を描く純愛ストーリー。戸田恵梨香が34歳にして若年性アルツハイマーとなる主人公・北澤尚を、そして彼女との偶然の出会いから、本気の恋にのめり込んでいく間宮真司をムロツヨシが演じる。


ストーリー 
母親が院長を務める「KITAレディースクリニック」で医師として働く北澤尚(戸田恵梨香)は、エリート医師の井原侑市(松岡昌宏)とお見合いをして婚約。結婚式を1カ月後に控え、新居へ引っ越しすることになる。

そこで尚は、引っ越しのアルバイトをする不愛想な男・間宮真司(ムロツヨシ)と運命的に出会い、初めて本気の恋に落ちてしまう。

そんな矢先、尚が若年性アルツハイマーに冒されていることが判明。徐々に記憶が薄れてしまう中で、尚と真司は愛することの意味や喜びを知り、やがて尚の存在が真司の眠っていた小説家としての才能を呼び覚ましていく。


キャスト
北澤尚(きたざわ なお) → 間宮尚(まみや なお)〈34〉
演 - 戸田恵梨香
KITAレディースクリニックに勤務する産婦人科医。
大学医学部の准教授になる予定の井原侑市と婚約。侑市に恋愛感情はなかったものの、人生のパートナーとしてやっていけると確信していた。しかし、新居に引っ越す日に尚の自宅を訪れた引越アルバイトの間宮真司と運命の恋に落ちる。更に真司との恋に突き進んでいる頃から記憶に異常をきたす若年性アルツハイマー病に侵されてしまう。

一時は真司に別れを告げられ自殺を考えるほど落ち込んでいたが、9か月後に行きつけの居酒屋で彼と再会し、彼のプロポーズを受け入れて結婚した。

堂明大学の学生たちの前で自分の経験談を話すつもりだったが、ハウリングによる反射性失神を起こして中止になり入院する。その後、軽度認知障害(MCI)から若年性アルツハイマー病に進行していると侑市から宣告された。

真司から子どもが欲しいとの要望に対して自身の病気で子どもを悲しませたくない想いで一時は断ったが、考えを改めて子どもを作るようにし、出産して恵一と名付けた息子を持つようになる。

間宮真司(まみや しんじ)〈41〉
演 - ムロツヨシ
小説家。生まれてすぐに捨てられたため親の顔は一切知らない。神社に捨てられていて、宮司の「宮」と児童養護施設の園長の姓、間山の「間」からこの名になった。

デビュー作『砂にまみれたアンジェリカ』がベストセラーになったものの、次作で酷評され次第に世間から忘れ去られ、引越のアルバイトで生計を立てていた。小説家に復帰後も、アップルパイを届けたり木村に悩みを相談したりする等で引越のアルバイト先に訪ねている。

元々他人を信じない性格で本気で人を愛したことがなかったが、引越のアルバイトのために訪れた家の住人である北澤尚に惹かれ恋に落ちる。

尚に別れを告げたあと本格的に小説を執筆し、9か月後に『脳みそとアップルパイ』を出版して大ヒットさせる。その後、行きつけの居酒屋で侑市に尚の自身に対する気持ちを伝えられ、侑市と入れ替わりで尚が来て久しぶりに再会し、プロポーズを彼女に受け入れられて結婚し、マンションに引っ越した。

担当編集者の水野から『脳みそとアップルパイ』の映画化を提案された際に、もう一度一から執筆し直すことを伝えた。『もう一度 第一章から』のタイトルで新聞連載を始め、後に本を出版して大ヒットさせる。尚の病気が進行して記憶がなくなる前に、彼女と息子の恵一と一緒に一軒家に引っ越した。

井原家
井原侑市(いはら ゆういち)〈40〉
演 - 松岡昌宏
アルツハイマー病の最先端研究に邁進する堂明大学附属病院のエリート精神科医。
派遣先のワシントンから帰国後に尚と婚約。価値観が似ている尚が気に入り、准教授になることをきっかけに身を固めようと決意する。しかし、結婚式の1か月前に尚から婚約破棄を突然言われてしまう。尚が若年性アルツハイマー病に侵されていることを知った後も主治医として支えていく。

薫の相談相手になってからお互いに好意を持つようになり、彼女と結婚した。

井原千賀子(いはら ちかこ)〈64〉
演 - 夏樹陽子
有名なウェディングドレスデザイナーであり、侑市の母。
優秀な精神科医である侑市を溺愛している。侑市の婚約者である尚を気に入っているが、尚の病気のことを知り、彼女と別れるように進言する。

侑市のマンションに入った際に息子から薫と結婚すると告げられ、自宅に戻った後はショックで泣き続けた。

井原誠一郎(いはら せいいちろう)
演 - 橋爪淳
有名な建築家であり、侑市の父。
侑市に泣き崩れる薫の相手をするように電話したことで、侑市と薫が結ばれるきっかけを作る。

KITAレディースクリニック
北澤薫(きたざわ かおる)〈55〉
演 - 草刈民代
尚の母で、KITAレディースクリニック院長を務める産婦人科医。
早くに夫を亡くし、尚を女手ひとつで育ててきた。尚が侑市との婚約を一方的に破棄し、真司との恋に走ってしまったことを知り猛反対していたが、最終的に許す。それでも若年性アルツハイマー病に侵されてしまった尚を懸命に支える。

侑市に悩みを相談するようになってから次第に好意を持つようになり、彼のプロポーズを受けて結婚した。

沢田柚香(さわだ ゆずか)〈34〉
演 - 黒川智花
小学校から高校まで尚と同じ学校で過ごした親友。バツイチで子持ち。
尚に誘われKITAレディースクリニックの受付で働くことになる。

石田ミル(いしだ みる)
演 - 小篠恵奈(第3話まで出演)
KITAレディースクリニックの受付。
尚の発症による体制変更に伴い、薫に紹介された銀座のクリニックへ移る。

真司の引越バイト仲間
木村明男(きむら あきお)〈45〉
演 - 富澤たけし
真司がアルバイトをしている引越会社の先輩(チームリーダー)。
気立てがよく、尚との恋に思い悩んでいく真司の良き相談相手になり、尚との恋を陰ながら応援していく。尚と真司の結婚式当日に、真司の強い要望により急遽牧師を務める。

小川翔太(おがわ しょうた)〈24〉
演 - 杉野遥亮
真司・木村と同じ引越会社に勤める若手スタッフ。
木村と同じように真司を陰ながら応援していく。

その他
山ちゃん(居酒屋店長)
演 - 永野宗典
大衆酒場「晩杯屋」の店長。

ちはる(居酒屋店員)
演 - 岸明日香
大衆酒場「晩杯屋」の店員。
店長から妊娠していることを否定し続けたが、後に出産した。その後も同じ居酒屋で働いている。

水野明美(みずの あけみ)
演 - 木南晴夏(第5話から出演)
真司が大ヒットさせた小説『脳みそとアップルパイ』の担当編集者。使用している手帳の色は紫。
その後も真司の担当編集者としてマネージメントを行い、『脳みそとアップルパイ』の続編や映画化を彼に提案するなどしている。

松尾公平(まつお こうへい)
演 - 小池徹平(第6話から出演)
尚と同じ若年性アルツハイマー病を患う保育士。主治医は尚と同じく侑市が担当する。仕事柄子供には優しく、人に対して気さくに接し笑顔を振りまく、真司曰く「キラースマイル」の持ち主。病気の発覚で妻には離婚され、職場での仕事は失いかけている。

同じ病の患者・尚の存在を知って急速に接近し、彼女が経験談を語るイベントの準備を、前年に同じイベントを行った経験者としてアドバイスするなどして友人関係になる。その会場で失神し入院した彼女に、真司になりすましキスをした。侑市の学生が撮影した尚の経験談の映像より、会場で意図的にハウリングを起こし尚の失神を誘発したことが判明する。

真司や侑市に尚を自分のものにすることを宣言するなど彼女への執着をあらわにしてゆく。やがて、真司とケンカをしてマンションを出た尚を捕まえ、彼女に睡眠薬入りの飲み物を差し出し眠らせて一緒に心中しようとする。しかし、尚は眠ったふりをしただけで未遂に終わり、彼女に諭されて別れる決心をした。

間宮恵一(まみや けいいち)
演 - 加藤斗真(第9話から出演)
尚と真司の息子。

ゲスト
第1話
黒田あや(くろだ あや)
演 - 室井佑月
KITAレディースクリニックの患者。
尚のことは前からよく知っており、尚の結婚記念のお祝いにケーキを贈るが、尚は黒田のことを思い出せなかった。

渡部伸夫(わたべ のぶお)
演 - 長谷川朝晴
交通事故で運ばれて来た尚を検査した堂明大学附属病院の医師。
同期の侑市に尚のMRIを見せたことで、彼女の脳に軽度認知障害(MCI)の兆候があることを発覚する。

第3話
侑市の見合い相手
演 - 芹那、木村美穂(阿佐ヶ谷姉妹)

第4話
梓澤レイ
演 - 桜井ユキ
侑市の見合い相手。

友部浩介
演 - 林泰文
厚生労働省 医政局 医事課 医師免許審議室職員。

畑野みどり
演 - 高橋ひとみ
KITAレディースクリニックの患者。
尚が侑市の診察室に入っていくところを見て、彼女が若年性アルツハイマー病であることをKITAレディースクリニックの電子掲示板に書き込み、炎上させた。

第5話
児玉教授
演 - 小木茂光
堂明大学附属病院で侑市の上司。

最終話
朝倉郁夫
演 - 岡本信人
『砂にまみれたアンジェリカ』に出てくる煙突の近くで開業している「朝倉診療所」の医者。
捜索番組を見て尚がいることを連絡した。

山森学部長
演 - 山田明郷
堂明大学学部長。

番組MC
演 - 辻よしなり
捜索番組のMCを務め、その番組に薫が出て尚の行方を訴えた。

スタッフ
脚本 - 大石静、泉澤陽子
音楽 - 河野伸
特別協力 - アート引越センター
美術協力 - 大建工業
医療監修 - 今井幸充(医療法人社団翠会 和光病院)
婦人科指導 - 尾西芳子(高輪台レディースクリニック)
医療指導 - 互健二(東京慈恵会医科大学)
研究指導 - 小野麻衣子、高堂裕平(量子科学技術研究開発機構)
演出 - 金子文紀、岡本伸吾、棚澤孝義
プロデューサー - 宮ア真佐子、佐藤敦司(ドリマックス)
製作 - ドリマックス、TBS

主題歌 - back number「オールドファッション」(ユニバーサルシグマ)


各話あらすじ(2018年10月12日 - 12月14日)全10話 平均視聴率 10.02%
第1話 2018年10月12日「あなたを忘れない!10年間の愛の物語…これは、神様がくれた最後の恋」 ※初回15分拡大(22:00 〜 23:09)
 尚(戸田恵梨香)は、母・薫(草刈民代)が院長を務めるレディースクリニックで働く産婦人科医。米国で働く精神科医・侑市(松岡昌宏)と見合いをして婚約、1カ月後に結婚式を控えていた。ある日、尚は結婚後の新居となる侑市のマンションで、引っ越し作業に立ち会う。作業を担当するアルバイトの引っ越し業者・真司(ムロツヨシ)は、尚の持ち物の中から1冊の小説を見つける。それは、真司が若い頃に書き、大きな賞を獲得した小説だった。

第2話 2018年10月19日「どんな君でも一緒にいたい!最後にくれた愛の告白」 ※『バレーボール世界選手権』(19:00 - 21:52、55分延長)のため、55分繰り下げ(22:55 - 23:49)
 真司(ムロツヨシ)への気持ちが止められなくなった尚(戸田恵梨香)は、侑市(松岡昌宏)に婚約解消を申し出る。予定より早く帰国した侑市は、尚と会うことに。翌朝、侑市は遅れてきた尚を診察室に案内。アルツハイマー病の前段階・軽度認知障害(MCI)の可能性があると告げる。物忘れについては自覚症状があった尚だが、なぜ侑市が突然そんなことを言うのか、戸惑いを隠せない。同じ頃、真司のアパートに薫(草刈民代)が押し掛けてくる。

第3話 2018年10月26日「ひどい女でも好きなんだ!貯金12万の俺にできる事」
 尚(戸田恵梨香)は真司(ムロツヨシ)の質素なアパートに抵抗を感じて、引っ越しを提案する。育ちの差を痛感しつつも、真司は引っ越し業のアルバイトを増やし、自宅もきれいに掃除して尚を迎える。ところがやって来た尚に、小説家として成功するまで金銭面は負担すると言われて困惑する。一方で、真司は尚の主治医が侑市(松岡昌宏)だと知り、複雑な気持ちに。その侑市は、母・千賀子(夏樹陽子)の薦めで見合いをすることになる。

第4話 2018年11月2日「運命の相手」
 尚(戸田恵梨香)の言葉にショックを受けた真司(ムロツヨシ)は、必死に平静を保とうとするが、尚が自分に向ける恋心も病気のせいなのではないかと疑念を抱き始める。一方、侑市(松岡昌宏)は尚のことを気に掛けながらも、病院理事長を父に持つ消化器外科医・レイ(桜井ユキ)と見合いをする。レイは察しが良くユーモアもあり、侑市に対し積極的にアプローチする。そんな中、真司は尚との恋愛を題材に新たな小説を書こうと考える。

第5話 2018年11月9日「永遠の愛を誓う日…生きてて良かった…私幸せです」
 尚(戸田恵梨香)に侑市(松岡昌宏)と名前を間違えられただけでなく、侑市との差を痛感し、打ちのめされた真司(ムロツヨシ)。一方、傷心の尚を見た薫(草刈民代)は真司に会いに行き、その態度に激高。二度と娘に関わるなと告げる。半年後。侑市はうつ傾向が強くなった尚の個人的事情にどこまで踏み込むべきか悩んでいた。そんな中、「記憶を確認するための三つの質問」を試した尚はそのまま外出。ふらりと入った書店である小説を見つける。

第6話 2018年11月16日「新婚生活スタート!絶好調の2人に忍び寄る影…」※『キリンチャレンジカップ2018』(19:00 - 21:30)および『中居正広の金曜日のスマイルたちへ短縮版』(21:30 - 22:30)のため、30分繰り下げ(22:30 - 23:24)。
 受診した尚(戸田恵梨香)は、侑市(松岡昌宏)から症状が半年前より改善していることを知らされ、喜びをかみしめる。一方で、侑市は尚を食堂へランチに誘い、医学生のために病気について講演してほしいと依頼する。そこへ強引に同席してきた侑市の担当患者・公平(小池徹平)が、尚の名前や病気のことをあれこれと聞き、尚は戸惑うばかり。その頃、新しい小説に取り組む真司(ムロツヨシ)は編集者の水野(木南晴夏)からある申し出を受けるが…。

第7話 2018年11月23日「あなたの子どもを生みたい!夫婦の絆が深まる日」
 真司(ムロツヨシ)は、尚(戸田恵梨香)に無遠慮に接近してくる公平(小池徹平)を警戒する。その一方で自分のことが分からなくなった尚の姿に動揺し、なぜこんなことになったのかと侑市(松岡昌宏)に食ってかかる。翌日、目を覚ました尚は真司のことを思い出すが、講演とその後のことは何も覚えていなかった。そんな中、尚の病室に再び公平が現れる。公平は「尚を理解できるのは同じ病気の自分だ」とうそぶき、真司の心を揺さぶる。

第8話 2018年11月30日「悪魔の手から妻を救え!これが私たち夫婦の愛の形」
 公平(小池徹平)が尚(戸田恵梨香)を狙っていることに気付いた侑市(松岡昌宏)は、公平に転院を勧める一方で、そのしつこさが気になり、真司(ムロツヨシ)に連絡。電話がつながらなかったため、薫(草刈民代)にも注意を促す。その公平は、侑市の言葉を無視してひそかに尚に接近していた。そんな中、取材を受けていた真司は、自宅に忘れた携帯電話を水野(木南晴夏)に取りに行ってもらう。尚は真司が水野を頼っていることがショックで…。

第9話 2018年12月7日「この毎日は奇跡だ!妻を笑わせることが僕の仕事」
 尚(戸田恵梨香)との恋を描いた小説の続編を新聞紙上に連載する真司(ムロツヨシ)は、水野(木南晴夏)と二人三脚で執筆に取り組んでいた。そんな真司を少し遠く感じる中、尚の妊娠が判明。「自分にしかできないこと」を得た尚は、真司と2人、喜びを持って受け入れる。一方、侑市(松岡昌宏)と薫(草刈民代)が会っていると知った千賀子(夏樹陽子)は激高。だが侑市は意に介さない。

最終話 2018年12月14日「君には絶対、絶対、僕なんだ!これは神様がくれた最後の奇跡」※15分拡大(22:00 〜 23:09)
侑市(松岡昌宏)の作った軽度認知障害の薬が認可され、侑市は一躍時の人となる。この機会を生かせという父・誠一郎(橋爪淳)の進言で、侑市と薫(草刈民代)は千賀子(夏樹陽子)との関係の修復に成功。だが真司(ムロツヨシ)は、認可がもっと早ければ尚(戸田恵梨香)にも適用できたとの思いを拭えず、侑市の成功を手放しで喜べない。そんな折、真司は公平(小池徹平)の姿を見掛ける。

各話視聴率


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